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実りの秋となりました。いかがお過ごしでしょうか。
10月16日(金)、ご好評頂いております「介護事業者の皆様とのケースカンファレンス」を
福田英二室長が運営する『暮らしの保健室 かなで』にて開催致しました。
今回は8事業所、11名の介護事業者様にご参加をして頂き、3つの事例を基に検討会を行い
ました。
当院参加者:松枝
古屋
川本
武藤
【
事 例
啓
則子
恵
育美
院長
訪問看護グループマネージャー
精神保健福祉士
精神保健福祉士
小林 由明 医療連携室長
門井 幸美 医療連携室
増田 竜也 医療連携室
】
1.70歳代男性、要介護5。アルコール依存症。以前は入院していたが、現在は認知症の80代の
姉と同居中。医師や看護師の指導を無視して好き勝手に飲酒をしていて、食生活も乱れている。
在宅に戻りADLがどんどん低下しているが訪問介護等は拒否している。
今後、どのようにしていけばいいか皆さんの意見をお聞きしたい。
2.70歳代女性、独身で1人暮らし。現在もピアノ教室を開いているが、認知症の疑いあり。
毎月ホルモン注射を打っている。掃除片付けができずゴミが散乱していて不衛生。
1人では服薬管理が難しいが、ADLは自立している。妹や友人に対して被害妄想があるので、
今後の服薬管理の仕方等の良い案お聞きしたい。
3.70歳代男性、兄と同居。以前は几帳面で家事を一手に引き受けていたが、自宅で転倒し大腿骨
転子部を骨折以降は全てに対して無気力になってしまった。同居の兄が情緒不安定で悪い被害
妄想癖があり簡単に介入はできない。
この様な家族と受診拒否がある本人へのアプローチ方法の意見をお聞きしたい。
室内は木目調で明るく、和やかな雰囲気の中カンファレンスは進みました。
3つの事例についてそれぞれのご利用者様に合った接し方や対応についての案が介護事業者
様側、当院側から多くの意見が交わされました。ご参加頂いた皆様方にとって少しでもお役に
立てれば幸いです。当院にとっても大変勉強になり、3つの事例のその後の状況を伺いつつ、
今後の取り組みに是非反映させていきたいと思います。
当院では、今後も幅広い疾患を持つ患者様の受け入れ体制を常に整え、より多くの方々の受
け皿になれるよう尽力致します。
又、同様のイベントを今後も定期的に行い、介護と医療の連携に努めて参ります。ご意見や
ご要望等がございましたら、お気軽にご相談ください。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
さくらライフ
〒130-0011 東京都墨田区石原4-12-10 アビービル 1F
【内科・総合診療科・精神科・訪問診療・訪問看護】 TEL : 03-3625-5547 FAX : 03-5819-2258
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代表 中田 賢一郎
医療法人社団