平成27年度の事業計画(案)

平成27
平成27年度の事業計画(
年度の事業計画(案)
1.経済環境と基本方針
1.経済環境と基本方針
(1)昨年の国内景気は、1~3月期は消費税増税前の駆け込み需要が個人消費に顕著に
現れ、景気の拡大テンポが強まり、実質経済成長率(GDP)は5.8%(年率換算)
の高い伸びを示した。
しかし、4~6月期に入ると駆け込み需要の反動により個人消費が大きく落ち込ん
だほか、住宅投資や設備投資も低調に推移し、この期のGDPはマイナス6.7%(年
率換算)と大きく落ち込んだ。続く7~9月期も、公共投資の2四半期連続の増加が
あったものの、夏場の天候不順に加えて、消費者の節約志向が高まり個人消費の回復
も遅れ、GDPも2期連続でマイナス成長となった。
ただし、10月以降は、前期からの輸出持ち直しに加えて、雇用・所得環境の改善、
原油安の進展による家計・企業の負担軽減によって、プラスに転じたものと思われ、
年末にかけて個人消費などに弱さがみられるが緩やかな回復基調が続いている状況と
なった。
(2)秋田県の景気もほぼ同様の傾向で推移したが、公共工事による景気の下支えや高水
準の生産が続いた電子部品産業というプラス要因はあったものの、4月以降は、消費
税増税の駆け込み需要の反動が想定以上に大きく長引いたことに加え、円安の進行に
よる輸入原材料の価格上昇の負担増が家計・企業経営に大きく響き、非製造業及び住
宅・自動車販売関連企業の業績は厳しさが続いた。
10月以降は、駆け込み需要の反動の影響がやや和らぎつつあり、原油安による家
計・企業の負担減もあり、緩やかな回復の動きが続いているが、企業の景況感は改善
されないまま推移した。
27年は、アベノミクスの3本の矢のうちまだ成果が十分でない成長戦略と地方創
生戦略を早期に起動に乗せ、県内にも広くその効果が及ぶことが渇望される。
(3)我々トラック業界を取り巻く状況としては相変わらず厳しいものがあり、とりわけ
長引く燃料高騰問題を克服するための燃料サーチャージに対する取り組み、運賃料金
の値上げ交渉の取り組みは最大の課題になりますが、高速道路料金の更なる割引制度
の導入、ドライバー不足や改善基準告示への対応等難しい課題が山積している状況に
ある。
こうした状況の中、我が国の国民生活や産業活動のライフラインとして重要な役割
を果たすトラック運送業界は、交通事故や労働災害防止に一層努めるとともに二酸化
炭素排出量の抑制をはじめとした環境対策の推進、法令遵守、労働力の確保等々諸課
題に対し粘り強く、かつ適正に対処し克服してゆかなければならない。
(4)こうした取り組みを着実に進めるとともに時代の要請に応えたトラック産業の構築
公共的輸送機関としての使命を果たしながら、社会的地位向上のため魅力ある業界に
してゆく必要がある。
具体的には、平成27年度は以下のような事業計画のもとに公益社団法人として公
益的な取り組みとともに協会員の利便性増進を柱とした各種施策を推進していきたい
と考えている。
2.個別事業
2.個別事業
(1)緊急・救援物資輸送対策事業
①
緊急救援輸送体制の確立
過去の東日本大震災の教訓をもとに、公共輸送機関として緊急輸送業務にどのよ
うに対応するのか、国土交通省や全日本トラック協会と連携しながら、秋田県との
「災害時の緊急輸送協定」の再締結を受けて、今後の有事に即応できる体制整備を
進めたい。また、協会としてBCPを含めた体制の整備を進めることとしたい。
②
総合防災訓練への参加
今後の実戦に備え、秋田県や県内の市町村が実施する防災訓練等に参加し緊急時
の即応体制を確認する。
(2)交通安全対策事業
①
交通事故防止対策の啓発活動
イ、トラック事業における総合安全プラン「2009」や、全ト協が定める交通安
全対策中期計画に従い、社会との共生を図りながら交通事故防止活動を積極的に
推進する。また、季節毎の交通安全運動に積極的に参加すると共に、社会へ事故
防止の重要性を訴える。
ロ、交通事故防止意識の向上を目的に、教育用DVD、ポスター等の事故防止グッ
ズを購入するとともに広く活用を促す。
ハ、地域に根ざした交通事故防止活動の一環として、自動車教習所を活用した安全
運転講習、スキッド講習、さらに事故防止講習会など独自に各支部が取り組む交
通事故防止活動を引き続き支援する。また、年間2回の計画で、交通事故防止街
頭指導を支部毎に実施することにより、広く一般社会にトラック協会としての活
動をアピールし事故防止を訴える。
今年度は、現在使っているプラカード等のグッズの見直しを図りより効果的な
運動を展開する。
ニ、飲酒運転の根絶を目指して、会員事業所を対象にパトロールを実施し悪質飲酒
運転の防止に努める。また、飲酒運転防止のためにポスターやチラシの配布など
効果的と思われる事業を検討するとともに、引き続き、アルコール検知器の助成
を継続し飲酒運転防止に努める。
②
交通安全対策事業
イ、その注意ありがとう運動の継続
外部からの通報システムである「その注意ありがとう」運動について、効果的
な運動のために、過去の取り組みの検証やステッカーの作成など運動を浸透させ
るために事業を実施する。
ロ、トラックドライバーコンテストの開催
運転者の運転技能の向上と、職場における指導者としての資質の向上を目的に
トラックドライバーコンテストを実施する。県大会の成績優秀者を全国大会に派
遣する。
ハ、プロドライバー専門研修
埼玉県トラック総合教育センター等の研修施設を活用し、プロドライバーとし
ての専門研修を受講させ、地域での模範ドライバーの育成に努めるとともに職場
における指導者の養成を目指す。
③
各種助成事業
イ、運転者適性診断の受講促進
自動車事故対策機構の実施する運転者適性診断(一般診断)について、助成を行い
事故防止に役立てる。また、初任診断と適齢診断についても事故防止の見地から
助成を継続し事故撲滅に努める。
・一般診断受診料
1名
2,300円(助成限度額
会費算定台数÷3)
・初任・適齢診断料
1名
4,700円(助成限度額
会費算定台数÷5)
助成方法は利用券方式にて実施する。
ロ、ナスバネットの導入支援
適性診断システムであるナスバネットの有効活用を図るとともに、さらに個別
で導入する会社については、その費用の一部を助成し受診しやすい環境整備に努
めるとともに交通事故防止に役立てる。
ハ、ドライブレコーダ機器導入支援
事故防止に効果が期待できるDR(ドライブレコーダ)の導入に対して助成を
行い、安全な運転と事故防止に役立てたい。
ニ、運転記録証明書の取得拡大
従来から実施している自動車安全運転センターの運転記録証明書について、継
続して助成を行い事故防止に役立てる。
・運転記録証明書
1名
500円(助成限度
ホ、運行管理者・整備管理者の講習補助
会費算定台数分)
運行管理者の一般講習、整備管理者の選任後講習の受講料補助を行い負担の軽
減と交通事故防止に資する。
・運行管理者
1名
3,100円
・整備管理者
1名
テキスト代(現物給付)
ヘ、運行管理者の受験対策講習会
安全に直結する運行管理者の資質の向上と、資格取得の為に受験対策講習会を
開催し安全運行に役立てる。
(3)環境改善対策事業
①
環境啓発活動
イ、全日本トラック協会の定める「新・環境基本行動計画」に従い、一層深刻化す
る地球温暖化問題や、トラック業界を取り巻く社会情勢、環境の変化等に的確に
対応し社会との共生を図る。
また、環境に関する問題は多岐にわたることから身近な問題を取りあげ環境に
関する意識向上を目的にセミナーを開催する。
ロ、省燃費安全運転研修会
エコドライブの普及促進を図るために、省燃費安全運転研修会を開催し省エネ
運転の体験を通じて、地球にやさしい運転の励行に努める。会員外の事業所にも
参加を呼びかけ、省エネ運転の体験を通じ環境意識の高揚に役立てる。
ハ、クリーンアップ活動の実施
地域奉仕活動の一環として、県内の主要国道沿線においてゴミ拾いなどのクリ
ーンアップ活動を行い地域に貢献する。実施にあたり行政等と連携し実施したい。
ニ、「トラックの森」の育成
CO2 削減に効果的な事業として、白神「トラックの森」と西由利原「トラック
の森」について、下刈り等を実施し保育活動に取り組むとともに環境意識の高揚
を図る。
ホ、新エネルギー研究費
CNG(圧縮天然ガス)車について、導入にあたって高いハードルがあり容易に超
えることは困難な状況ながら今後も情報収集に努めたい。一方で、行政機関に対
してはスタンド設置に向けて支援を要請していく。
②
各種助成支援事業
イ、グリーン経営認証取得の支援
「グリーン経営認証制度」の周知に努めるとともに、助成等を通じ新規取得の
奨励や更新事業者の負担軽減に資する。
・新規取得・更新
1社
ロ、蓄熱ウォームマット等の助成
70,000円
アイドリングストップを積極的に推進するために、蓄熱マットやエアヒーター
などの各種機器導入に対して助成を行うとともに、行政機関が実施するアイドリ
ングストップ運動にも積極的に参加する。
・蓄熱ウォームマット等
購入価格の1/2
(上限
120,000円)
ハ、低公害車の導入促進
CNG車、ハイブリッド車の低公害車について、国・全ト協と協調助成を実施
し環境対策の重要な柱として導入促進を図る。なお、CNG車については燃料供
給スタンド設置に向け、関係行政機関へ協力を働きかけたい。
・ハイブリッド車(2トンクラス)
1台
158,000円
(4トンクラス)
1台
507,000円
・
同
ニ、エコタイヤの導入
転がり抵抗の小さいエコタイヤの装着について、導入費用の支援を行い省エネ
運転に資する。
ホ、ポスト新長期規制適合車の導入支援
近代化基金融資のポスト新長期融資により、最新規制適合車の導入に対して利
子補給を行い環境にやさしい車両の導入を推進する。
・ポスト新長期適合車融資
1社
3,000万円以内
ヘ、環境対応ディーゼル車の導入支援
広く低公害車の導入を進めるために、近代化基金融資とは別制度として、秋ト
協独自のポスト新長期規制車の最新型ディーゼル車の導入に対して助成を行いC
O2 削減に資する。
今年度は、国の助成事業も有効に活用できるよう支援する。
(4)経営改善事業
①
軽油価格変動対策
需給バランスの崩れから軽油価格は乱高下し、直近では、店頭価格で110円前
後で推移するなど複雑な様相を呈している。そこで、今後の動向を注視しながら急
激な値上がり等については、効果的な対策を推進したい。
〔想定される行動計画〕
・効果的な荷主対策の検討
・燃料サーチャージ等、運賃に転嫁しやすいような環境作り(公告等)
・東北六県トラック協会連合会、全日本トラック協会への働きかけ、協調行動
②
人材育成事業
イ、青年経営者・後継者の育成
若手経営者等で作る青年部会の活動を支援して、人材開発に努めるとともに業
界基盤の強化を目指す。また、業界のイメージアップにつながるような行動を期
待する。
ロ、中小企業大学校を活用した人材育成
全ト協と協調し、引き続き中小企業大学校を活用した人材教育に力を入れてい
く。
③
各種助成事業
イ、信用保証料の助成
軽油価格高騰に伴い経営状態が悪化している事業所の経営安定に資する目的で、
全ト協と強調し信用保証料の助成事業を実施する。
・1社
200,000円
ロ、近代化基金融資を活用した近代化
中小企業の近代化の支援として、引き続き近代化基金融資を実施し事業所の金
利負担の軽減を図りコスト抑制を図る。
・一般融資
1社
3,000万円以内
デジタコ等の環境機器の導入に対しても一般融資の枠の中で対応する。
(5)労働対策事業
①
労働環境改善事業
イ、労働法令の改正情報の周知
労働基準法、労働安全衛生法等の関係法令の改正について、情報提供に努める
とともにポスターやパンフレットなど適宜配布し啓蒙活動に努める。
ロ、労働力不足対策
労働力不足は、業界にとって重要な問題であり取組みを強化しなければならな
い領域です。そこで、前年度に開催した集団面接会の継続を検討するとともに求
人に結びつくような広報活動に力をいれていきたい。
また、新卒雇用など新たな取組みをしている事例をセミナーとして開催するな
ど情報の共有を図りたい。
ハ、初任運転者教育
初めて運転者として就業する者に対して、作業の安全や経験不足からくる事故
を未然に防止し、運転者として必要な最低限のことを教育し作業の安全に資する。
昨年同様、県北、中央、県南の各研修センターにおいて、定期的に講習会を実施
し初任運転者に対する教育を実施する。
ニ、労働セミナーの開催
労働者の健康管理、労働災害防止等のために労働セミナーを開催し、労働者の
意識改革と快適な職場環境の形成に努める。
②
各種助成事業
イ、作業の安全に対する施策
貨物自動車運送事業では、荷物の積み降ろし、玉がけ、フォークリフト等の荷
役機器の操作など、さまざまな作業が伴うことから一定の資格を必要とする。そ
こでこれらの資格取得に対して受講料の一部を助成し、作業の安全確保と従業員
の資質の向上に役立てる。また、作業管理者講習等の人材教育講習等についても
一部助成を行い労働災害の防止に資する。
・対象講習
フォークリフト、玉がけ、はい作業、ショベルローダー
1名
5,000円
交通労働災害防止担当管理者講習他
1名
2,000円
ロ、睡眠時無呼吸症候群検査の活用
重大事故に直結する睡眠時無呼吸症候群について、引き続き全日本トラック協
会と協調助成を進め、検査の重要性を周知するとともに一人でも多くのドライバ
ーが受けやすいよう環境作りを進める。
・1名
3,500円
ハ、リアバンパーの助成
作業の安全と効率化、不正改造防止の見地から、ダンプカーの可動式リアバン
パーの取り付けについて、その取り付け費用の一部助成を行い事業者の負担軽減
に資する。
ニ、大型免許等取得に対する助成
免許制度の改正や少子高齢化により労働力不足が進行しつつあり、その確保と
人材開発という観点から、大型免許等を取得する者に対して助成を行い雇用と能
力開発に資する。
・大型免許
100,000円
・中型免許
50,000円
・けん引免許
50,000円
ホ、健康診断費用の助成
健康状態に起因する交通事故の発生が増加していることから、これらを未然に
防止し、事故防止に資するために健康診断費用の一部助成を行う。
当面、行政からの指導により3年間(平成25年度~平成27年度)を目処に
実施したい。
(6)広報事業
①
マスコミを通じた広報活動
イ、物流の重要性アピール
テレビのイメージCMを通じて、物流の重要性を訴えると共にトラック業界へ
の理解を促し、トラック輸送が社会の中で重要な役割りを果たしていることをア
ピールする。
ロ、社会への啓発
テレビ、ラジオ等のマスメディアを活用し、交通事故に直結する飲酒運転防止
や省エネ運転の励行、引っ越しの相談など社会への影響の大きいものを広報する。
②
業界の地位向上の取り組み
イ、業界のイメージアップ
当協会のキャラクターである「とらっくん」の“着ぐるみ”を活用し、交通安
全教室等への積極的な参加を通じて業界のイメージアップにつなげる。
ロ、インターネット等を活用した情報提供
当協会のホームページやファクシミリ等を活用し、トラック業界の最新情報や
各研修会の案内等をタイムリーに情報提供する。今年度は、広告媒体としての HP
の手直しを行い、より有効なツールとして活用したい。
ハ、「トラックの日」の活動
10月9日の「トラックの日」の活動として、昨年から実施したイベント型の
催し物を通じて業界の PR を行いたい。社会でのトラック業界がより身近なものと
して認識してもらう機会とする。
ニ、物流交流授業
小学生を対象とした物流交流授業は、子供達に物流の果たす役割りと重要性を
認識してもらい物流への理解を促すと共に、併せて、人材確保につながるような
職業観を提供する。当協会の青年部会の協力のもとに実施する。
③
荷主向け広報活動
荷主対策として、車両・ドライバー不足や輸送原価の高止まりなど、厳しい業界
の実情を理解してもらうために有効な取組みについて検討する。
(7)税制金融対策事業
①
軽油引取税の旧暫定税率問題
軽油引取税の旧暫定税率(当分の間税率という)は継続されており、今後の税制改正
の動きを見ながら、引き続き撤廃を実現できるよう関係先と連携しながら適切なる
対応を図りたい。
②
自動車関係諸税の負担軽減
自動車税の営自格差見直しや、自動車取得税廃止の代替となる新たな税負担の反
対など、業界に不利益と思われる税制改革については、全ト協等と連携し反対して
いく。
③
高速道路の大幅な割引制度の導入
高速道路料金について、平成27年度も現在と同程度の割引が継続されることと
されたが、より業界にとってメリットとなるよう中央と連携しながら要望活動を行
っていく。
(8)消費者対策事業
①
引越し繁忙期における輸送相談業務の強化
引越しシーズンに合わせ、一般消費者に対する輸送の相談体制を強化するととも
に、臨時の相談所開設の検討や引越しにおける注意点をPRするなど、一般消費者
向けの諸対策を推進する。
②
引越事業者優良認定制度の周知
インターネット等の利用に伴い、引越に関する苦情やトラブルが多くなってきた
ことから、引越事業者のコンプライアンスの向上と、引越しの際の苦情やトラブル
の防止のため「引越事業者優良認定制度」がスタートしたので、その周知とともに
サービスの向上に努めたい。
(9)適正化事業
①
事業者に対する指導
事業所(営業所)巡回、街頭パトロール及び指導講習会等を通じて、遵法意識の啓発
及び高揚並びに違法行為を行っている事業者に対する注意喚起及び指導を行う。
(貨物自動車運送事業法第39条第1号の規定に基づく事業)
〔主な内容〕
イ、事業所(営業所)に対する巡回指導
ロ、新規許可事業者に対する指導講習
ハ、街頭パトロールによる安全規範等の遵守指導
ニ、法令違反及び不適正事項の予防、是正等のための指導講習
ホ、「事業用自動車総合安全プラン2009」の推進
ヘ、「運輸安全マネジメント」導入に係る普及・啓発
②
白トラ防止のための啓発
街頭パトロール等を通じて、自家用自動車による営業類似行為等の違反行為防止
のための啓発活動を行う。
(貨物自動車運送事業法第39条第2号の規定に基づく事業)
③
輸送秩序確立のための啓発と広報
事業者、荷主企業及び一般消費者等に対し、輸送秩序確立のための啓発及び広報
活動を行う。
(貨物自動車運送事業法第39条第3号の規定に基づく事業)
〔主な内容〕
イ、「輸送秩序確立運動」の広報・啓発活動
ロ、社会保険及び労働保険への適正加入指導
ハ、貨物自動車運送事業安全性評価事業(G マーク制度)の積極的な推進
④
苦情の処理
事業者・荷主及び一般消費者からの苦情処理並びに当該事項に対する協力要請及
び指導を行う。
(貨物自動車運送事業法第39条第4号の規定に基づく事業)
⑤
行政に対する協力
輸送の安全確保のための事業者への通知等、国土交通大臣の措置に対する協力を
行う。
(貨物自動車運送事業法第39条第5号の規定に基づく事業)
〔主な内容〕
イ、運輸支局との定例会議等の開催
(10)その他
①
公益法人改革への対応
平成25年4月から、公益社団法人秋田県トラック協会として新たなスタートを
きり、新法人へ移行に伴う組織改革も定着しつつあり、今後は運営上の問題点につ
いて必要な改革を行っていきたい。
②
研修センターのエアコン更新
秋田市の研修センターにおいて、空調機が設置から約18年が経過し経年劣化に
よる故障が目立つようになりましたので、今後の公益法人としての活動に支障をき
たさないようにするため更新をしたい。
(11)委員会・支部・部会活動
協会内の組織として支部並びに部会を設置しており、それぞれ役割分担をしながら
特徴ある事業を行っていきます。
支部活動としては、地域毎に業界の抱える問題点について定期的に会議を開催し話
し合いを行って行く。特に、交通事故防止活動については力を入れ、体験型の講習か
ら座学までさまざまな活動を行っていきます。
また、部会についても、会議の他に外部講師による講習会の開催や、外部研修会を
取り入れながら部会ごとに幅広く活動を行っていきます。
①
委員会の運営
5つの常任委員会と1つの特別委員会を設置し、業界のさまざまな問題点につい
て専門的な立場から検討を行っていきます。
〔常任委員会〕
名
称
交通対策委員会
役
割
交通事故防止、輸送秩序にかかる諸対策を検討する。
環境対策委員会
低公害車、省エネ対策など環境対策事業について検討する。
輸送秩序、さらには法令遵守(コンプライアンス)、安全性評
価事業(Gマーク)、運輸安全マネジメントなどの適正化事
適正化事業委員会
業に関することを検討する。
労 働 委 員 会
労働力不足、労働時間、社会保険加入推進などを検討する。
広 報 委 員 会
業界に関する広報関係について検討する。
〔特別委員会〕
名
称
役
軽油価格の変動等、直面する経営危機問題への対応を
経営危機緊急対策本部
②
割
検討する。
支部の活動
県内に地域別に7つの支部を設置し、業界に関する会議や研修会、さらには交通
事故防止活動などを幅広く行う。
支 部 名
鹿
③
支 部 長
角
会
社
名
正会員数
佐 藤
邦 治
丸佐運送(資)
18社
大館・北秋田
三 浦
敬 治
(有)三浦運輸
37社
能代・山本
斉 藤
陽 悦
(株)大翔運輸
46社
秋
田
赤 上
信 弥
(株)秋田市場運送
164社
本荘・由利
鈴 木
一 明
(株)鳥海リース
27社
大
仙
近 藤
哲 泰
六郷小型貨物自動車運送(株)
48社
雄
平
小 原
大 作
(株)秋田物流
63社
部会の活動
現在下記の6部会が設置されており、業種別にそれぞれの抱える問題について会
議や研修等の諸活動を行う。
部
会
名
部 会 長
会
社
名
部会員数
【青年部会】年齢 50 歳まで
の経営者、後継者等により構
佐 賀 晴 樹
(株)秋田エスエス商運
32社
高 橋 光 男
(株)金勝堂
50社
サンワ重搬(株)
30社
新 野 哲 郎
第一貨物(株)
10社
高 橋 邦 仁
高橋産業(有)
71社
小 原 大 作
(株)秋田物流
39社
成
【霊柩部会】霊柩輸送事業を
行う事業者により構成
【重量部会】重機等の重量物
輸送を行う事業者により構成
【路線部会】特別積み合せ事
業を行う事業者により構成
石 川
勲
【ダンプ輸送事業部会】ダン
プカーを所有する事業者によ
り構成
【長距離輸送部会】長距離輸
送を行う事業者により構成
以
上