314 - カネソウ

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EXジョイント
免震構造建築用のエキスパンションジョイントです。
近年、建物の強度に重点をおいた耐震構造に代わり、建物下部に免震
クリアランスを設け、大きく変位させて、アイソレータによって地震エ
ネルギーを吸収する免震構造の建築物が普及しています。
カネソウではこうした免震構造建築に使用するエキスパンションジョ
イントを、お客様のご要望に応じ、使用場所・用途などご相談の上製作
しております。舗装材が貼り込めるものや、駐車場の出入り口など車両
が通行する場所に設置するものなど、お気軽にご相談ください。
ル ーフ
ドレン
システム
ドレン
フロアー
ハ ッチ
ライン
ピ ット
クリーン
ピ ット
スクリーナー
フロア
ルーバー
スマートスリット
スマートトラフ
ステンレス製
玄関マット
EX
ジョイント
仕 口
ダンパー
屋上緑化
関連製品
ガーデン
エッジ
ガーデン
グレート
環境配慮
eco
関連製品
大きな変位に対しても追従。
免震構造の建築物は構造上、水平方向(X方向およびY方向)に大きく
変位するため、その変位を吸収するためのクリアランス(免震クリアラ
ンス)が必要となります。
この免震クリアランスをカバーし、変位を吸収するのがカネソウEX
ジョイント免震構造建築用です。
その可動の状態は、例えばX方向に縮まった場合、弱い地震の時には、
本体パネルは床面に対してフラットな状態を保ったまま可動します。
大きな地震の時には、本体パネルが床面より浮き上がり、破壊すること
なく建物の変位に追従、変位が収まると元の状態に戻ります。
カネソウEXジョイント免震構造建築用は、建物の設計条件
(免震クリアランスや可動量など)に合わせて設計を行い、その建物に
合った、最適なエキスパンションジョイントをお届けします。
エントランス用
侵入防止柵
車止め
鉄
蓋
パーティ
ション
資料編
314
X方向
免震クリアランス
免震部
免震クリアランスがX方向に広がった時
▽G.L.
非免震部
免震部
免震クリアランスがX方向に縮まった時
①一定変位までは、本体パネルがフラットなまま可動します。
非免震部
免震部
▽G.L.
非免震部
免震
クリアランス
グリース
阻集器
誘導用
マーカー
▽G.L.
②①の可動量を越えると本体パネルは G.L. より浮き上
がり、さらに建物の変位量まで可動します。
格 子
パネル
補 助
手 すり
非免震部
床部
免震エキスパンションジョイント
床板用
グレーチング
上水道用
鉄 蓋
標準時
▽G.L.
みぞ 蓋
床排水金物
通気金物
床部免震エキスパンションジョイントの可動状態
免震部
アイソレータ
(別途)
非免震部
免震部
図面は歩行者危害低減可動先端カバータイプです。
免震エキスパンションジョイントの性能指標の分類について
カネソウEXジョイント免震構造建築用は、一般社団法人 日本免震構造協会が定める、
「免震エキスパンションジョイントガイドライン」に基づき製品の試験を行い、目標性能を有していることを確認しております。
免震エキスパンションジョイントガイドラインに基づく性能指標の分類(抜粋)
性能指標
確認方法
A種
設計可動量まで損傷しないことを振動台試験 により確認する。
※1
使用箇所(参考)
避難経路
人・車の通行の多い箇所
設計可動量において軽微な損傷であることを振動台試験により確認する。
人の通行のある箇所
または、設定可動量まで損傷しないことを加振台試験※2により確認する。
C種
図面により可動することを確認するのみ。
ほとんど人の通行がない箇所
※1.振動台試験:アクチュエーターなどにより、地震動の再現加振を試験体に与え、目標性能を確認する試験。
※2.加振台試験:手動やフォークリフトまたは電動モーターにより、2次元の加振を試験体に与え、目標性能を確認する試験。
B種