加賀市立橋立中学校学校だより潮校訓「強く正しく美しく」流平成２７年３月１２日校長上本元美「反省」と「後悔」昨年の 7 月 27 日，夏の高校野球石川大会決勝戦。小松大谷高校が星稜高校を 8 点リードして 9 回裏を迎えました。その場にいた人やテレビで見ていた人のほとんどが「今年は小松大谷高校が甲子園出場を果たすのだ」と思っていたのではないでしょうか。ところが，9 回裏，星稜高校が猛反撃で 9 点を奪い，サヨナラ勝ちを遂げました。その事実に驚くとともに，小松大谷高校の選手達や監督，コーチ，先生方はもちろん，関係する全ての人々の落胆はいかばかりかと心が痛んだのを覚えています。それからおよそ 7 ヶ月が経った 2 月 21 日の小松大谷高校の卒業式での校長先生が式辞で，その試合に触れられました。一部をご紹介します。８回表まで２安打で山下君が８対０で抑え，９回裏を迎えました。誰もが勝利を確信し２度目の甲子園を思い描いた９回裏でした。ところが，起こるはずのないドラマがここから始まり９点を取られ逆転サヨナラで敗戦しました。何故こういうことが起きたのか素人の私が分析するまでもなく，監督や選手諸君はしっかりと分析し反省していることだろうと思います。勝つためには何が必要で何が足りなかったのかをしっかりと見極める必要があります。人生や勝負ごとにおいては勝つこと以上に負けることが多いです。しかし，世の偉大な人や選手は失敗することや負けることから学びます。失敗した後の対応として「反省」する人と「後悔」をする人がいるとの分析があります。「反省」する人は，それでも自分には能力があると考え，失敗の原因を分析します。これが，その後の力となります。「後悔」る人は，自分には能力がないと諦めてしまって，挫折感，敗北感にひたります。この違いが，その後の人生に大きな差となって表われてきます。「偉大な」といわれる人は「反省」はしても「後悔」はしなかったはずです。選手諸君は勿論の事，我々教師，そして生徒諸君はこの夏，星稜高校に大切な勉強をさせてもらいました。決して諦めることのなく，油断することのなく，最後の最後まで何があるかわからない人生そして勝負の厳しさを学びました。来年度以降，各部にそして生徒諸君にとって大きな教訓となったことでしょう。『言い訳もせずごまかしもせず正当化もせず開き直りもせず諦めもせず』（石川県出身の教育者，僧侶和田稠氏の言葉を紹介なさいました。）子どもたちには 3 月 2 日（月）の全校集会で，このお話を紹介しました。これから，様々なことにチャレンジする中学生達。失敗しても自分には能力があると考え，失敗の原因を分析し，前進する。そんな人になってほしいと願っています。また，和田氏の言葉を常に胸に刻み，前を向いて努力する子どもたちに恥じない人間でありたいと思います。【保護者の皆様，地域の皆様】まもなく平成２６年度が終わろうとしています。この１年間，皆様からいただいたご理解とご協力に心から感謝申し上げます。足りない部分も多々ありましたが，今年度の反省をもとに，来年度一層努力して参ります。どうぞご指導・ご支援よろしくお願いいたします。４月の予定（変更する場合があります）１水２木３金４土春の交通安全大会５日加賀市成人式６月新任式始業式入学式（午後）７火全校集会学級活動給食開始８水確認テスト新入生歓迎会木２月２６（火）予備入学（午前）心臓検診９生と性の学習講座仮入部１年「命を守る」２年ﾊﾟｰｿﾅﾙｽﾍﾟｰｽゆたか助産院（大聖寺）の助産師・吉田みちよ氏を講師確認テスト身体計測にお迎えして，生（命）と性について，お話をしていただ視力・聴力検査きました。集金日【１年での授業から】１０金１１土・自分が自分になる確率は３５億分の１の確率である。か１２日けがえのない命。自分の命も人の命も大切にしてほしい。１３月正規日課開始・第二次性徴期では，体の成長の後から心の成長がやって１４火耳鼻科健診くる。『大人な自分』を考える大切な時期である。我慢する１５水眼科検診生徒会任命式心，社会性を鍛えて欲しい。１６木１７金１８土を養育できる立場であることである。赤ちゃんには，人と１９日して幸せに生きていく権利がある。２０月石川県基礎学力調査・人にはそれぞれ異なる『パーソナルスペース（他人に近２１火全国学力・学習状況調査づかれると不快に感じる空間）』がある。自分のパーソナル２２水ＳＣ生徒会一斉委員会スペースと相手のパーソナルスペースは違うかもしれない２３木２４金【２年での授業から】 1 年夏服採寸・親になるには条件がある。自立し，責任をもって子どもと思いながら，人間関係を築いてほしい。男女は特に違う授業参観ＰＴＡ総会市Ｐ連総会２５土２６日ということを忘れないでほしい。《卒業生の皆さんへ》ご卒業おめでとうございます。中学校生活３年間，学習や生徒会活動，２７月部活動等様々なことに頑張ってきました。友だちと笑い合い，励まし合った三年間。時には，悔２８火しくて，辛くて涙したこともあるでしょう。皆さんがあら市春季バレーボール大会２９水ゆることに力をぬくことなくひたむきに取り組んでいた３０木姿は後輩に受け継がれていきます。そして，これからの皆さんの力にもなります。これから先，自分の世界をどんどん広げ，様々な物を見聞きし，深く考えてください。そして，広い視野と深い思いやりをもって，正義を行える人間になってください。すべての人が自由で，恐怖やはずかしめを受けずに安心して過ごせる社会，そんな社会づくりに貢献する人間になってほしいと願っています。いつも応援しています。頑張ってください。表彰の記録新聞切り抜き作品コンクール佳作池田くるみ，出山るみな努力賞小谷花穂，山野下菜々吹奏楽個人重奏コンテスト銀賞 2 年喜多美緒