HOPSニュースレター第32号

北海道大学公共政策大学院ニュースレター
北海道大学公共政策大学院ニュースレター
第 32 号
第 32 号
(2015 年 7 月 14 日配信)
●新任教員紹介
●HOPS 公式行事
・平成 26 年度修了祝賀会
・平成 27 年度新入生歓迎会
●平成 27 年度 HOPS の活動記録
・日韓修好 50 周年記念国際シンポジウム
・函館視察・研修
●今後のシンポジウムの案内
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北海道大学公共政策大学院ニュースレター
第 32 号
新任教員の紹介
泉典洋(いずみ・のりひろ)教授
泉典洋教授は、
2006 年から北
海道大学大学院
工学研究院にて
伊藤一頼(いとう・かずより)准教授
工藤教授は、
2007 年 4 月よ
り 北海道大学大
学院経済学研究
教鞭をとり、
2015 年 4 月か
ら公共政策大学
院に移籍しまし
た。本大学院では、技術政策学、自然
災害論を担当しています。 専門分野
は、河川工学、河川地形学、土砂輸送、
環境流体力学で、現在は水路網や河床
波の形成に関連した界面不安定現象、
科 の准教授 とし
て着任し、2013
年 4 月より公共
政策大学院を兼
任しています。専門分野はマクロ経済
学・金融論で、本大学院ではマクロ経
済学を担当しています。現在は、金融
危機、金融政策、サーチ理論について
研究に従事しています。
海底混濁流の発生・発達のプロセス、
氷床上におけるパターン形成などの
研究に従事しています。
須賀宣仁(すが・のぶひと)准教授
須賀准教授は、
北海道大学大学院
経済学研究科で教
鞭をとり、2015 年
辻康夫教授(つじ・やすお)教授
辻教授は、北海
道大学大学院法
学研究科にて教
鞭をとり、2015
4 月から公共政策
年 4 月から公共
大学院を兼任して
政策大学院を兼
います。専門分野
任しています。授
は国際貿易論です。
業は公共哲学を
本大学院では国際経済学を担当して
担当しています。専門分野は政治理
います。現在は、国際貿易と産業立地
論・政治思想で、現在は多文化主義、
に関する研究に従事しています。
先住民問題などを研究しています。
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北海道大学公共政策大学院ニュースレター
第 32 号
中島岳志(なかじま・たけし)准教授
中島准教授は、
2006 年 10 月
より公共政策大
学院に着任し、大
学院法学研究科
を経由したのち、
2015 年 4 月よ
り再び本大学院
に着任しました。専門は南アジア地域
研究、アジア政治論で、主にインドの
ナショナリズム運動や近代日本のア
ジア主義・超国家主義について研究し
ています。
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北海道大学公共政策大学院ニュースレター
第 32 号
HOPS 修了祝賀会
平成 26 年度 HOPS 修了祝賀会
平成 26 年 3 月 25 日 17 時より北大
校内のエンレイソウにて HOPS 修了祝
賀会及が開催されました。今年は、修
了生たちの門出を祝おうと修了生、在
校生、OBOG、そして教職員含めて 60
平成 27 年度半ばをもって離任され
ます原田教授から、HOPS で出会った
学生たちとの思い出と修了生への熱
いお言葉を頂きました。次期院長の石
井教授から閉会の挨拶を頂き、修了生
たちへの激励で幕を閉じました。
人ほどが参加しました。
開会の挨拶には、今年度で本大学院
院長を退任されました山崎教授が壇
上に立ち、修了生たちへのメッセージ
を送りました。
HOPS を修了し羽ばたいていった修
了生や離任されます教員の方々の今
後の活躍をこれからも応援していま
す!
修了生を代表して、総代の荒川さん
からは、HOPS での思い出や後輩たち
へのメッセージを頂き会場を賑わせ
ました。
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第 32 号
平成 27 年度新入生歓
迎会
平成 27 年 4 月 3 日北大中央食堂に
て新入生歓迎会を開催しました。この
歓迎会は、HOPS 院生協議会が中心と
なり、新入生を迎え入れてくれました。
今年は、留学生や社会人含めて 39 人
の新入生が入学しました。出身大学は、
道内の国立・私立、首都圏の国立・私
立、そして広島や沖縄など多数の地域
から HOPS へと入学してきました。加
えて、中国からの留学生も多数入学し
ました。
これから 2 年間、皆さんが勉学に励
めるよう在校生や教職員一同サポー
トしていきたいと思います。
歓迎会では、院生協議会から小倉く
んが司会を務めてくれました。専任の
先生方及び在校生からの熱いメッセ
ージに耳を傾け、皆さん先生方や在校
生の方々と積極的にお話をしている
のが印象的でした。これからの新しい
生活への期待で胸を含ませながら、一
次会だけにとどまらず、宴席は夜遅く
までと続きました。
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北海道大学公共政策大学院ニュースレター
第 32 号
●平成 27 年度 HOPS の活動記録
日韓修好 50 周年記念国際シンポジウ
ム「日韓協力の未来ビジョン:なぜお
互 が必要か?」
2015 年 5 月 23 日北大の学術交流会
館大講堂にて、日韓修好 50 周年記念
国際シンポジウムを開催いたしまし
いる張済国総長、そして朝鮮通信使の
専門家である辛理華さん、日本からは
俳優の黒田福美さんやラジオ・テレビ
パーソナリティの古家正亨さんなど
文化人をお迎えして、「日韓の文化・
た。このシンポジウムは、日本政治学
会と韓国政治学会が主催を務め、公共
政策大学院、朝日新聞社、そして東亜
新聞社との共催で行われました。
シンポジウムは 3 部構成となってお
り、第 1 パネルでは韓国ソウル私立大
学名誉教授の鄭在貞先生、日本からは
筑波大学名誉教授波多野澄雄先生を
お招きし、過去を振り返り国交正常化
市民社会の交流‐地方が未来を拓
く!」というラウンドテーブルを行い
ました。ここでもっとも印象的だった
のは、いままで以上に市民社会のレベ
ルでは、日韓の交流は以前よりももっ
と深化していき、こういう時期だから
こそ隣人をより深く知ろうという努
力をしていこうというメッセージが
パネリスト全員から伝わってきまし
50 年の成果と限界を確認することが
できました。
第 2 パネルでは、韓国ソウル大学か
ら朴喆熙先生、そして日本からは東京
大学教授の木宮正史先生にご登壇い
ただき、50 周年という節目を迎え、未
来を見据えて日韓はどのような取り
組みをしていくべきか、ということを
重点的に議論しました。
た。
基調講演には、元駐韓日本大使であ
りました小倉和夫先生にご登壇いた
だき、ご本人の経験と照らし合わせて
「日韓関係が悪化しているというこ
とは誤認である」と述べました。今後
は、格差の問題、移民の問題など、日
韓共に直面している共通の課題につ
いて話し合って行くことが大事であ
第 3 パネルでは、韓国からは東西大
学総長で日韓の文化交流も携わって
ると述べました。
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北海道大学公共政策大学院ニュースレター
第 32 号
HOPS 函館視察・研修
HOPS では、去る 6 月 5 日~6 日に教
員と学生計 30 人で 1 泊 2 日の日程で
函館視察・研修に行ってきました。
HOPS では、交通政策や地方の町づく
りに関する授業を展開しているため、
今回の視察・研修は 2016 年 3 月に開
通する北海道新幹線の最前線である
函館にて視察・研修を行いました。
今回の視察・研修プログラムでは、
5 日の現前中に新函館北斗駅を見学、
その後函館総合車両基地にてレクチ
ャーを受けて施設を見学しました。
6 日の午前中には五稜郭を見学し、
午後には今金町町民センターにて今
金町の外崎秀人町長から『今金町にお
ける地域振興の取組み』に関するレク
チャーを受けました。学生たちは、耳
を傾け質疑応答では積極的に質問を
する様子が見えました。
新函館北斗駅を後にし、午後は函館
市中央図書館視聴覚ホールにて函館
市観光部観光企画課の担当者による
『函館市における観光政策の実現』に
関するレクチャーを聞くことができ
ました。函館の観光現状と今後の課題
について知見を広めることができま
した。
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北海道大学公共政策大学院ニュースレター
第 32 号
【シンポジウムのご案内】
HOPS では、今年度も様々なセミナー、研究会、そして国際シンポジウムを
企画します。次回の HOPS シンポジウムのご案内です。
テーマ:「現代と宗教:脅威なのか、救済なのか?」
日時:2015 年 8 月 8 日(土)14:00~17:00PM
会場:フロンティア応用科学研究棟(鈴木章ホール)
基調講演:池内恵(東京大学)、辻康夫(北大公共政策大学院)
問い合わせ先:公共政策大学院
E-mail: office?hops.hokudai.ac.jp (?を@に変えて送信してください)
編集ダイアリー
2015 年は、日韓国交正常化 50 周年、戦後 70 周年という大きな
節目の年です。そして、HOPS も 10 周年を迎える記念すべき年で
す。今年は、日韓修好 50 周年記念行事を共催するなど東アジア関
連のイベントも多数開催します。また、OBOG や歴代院長などを
招聘し 10 周年記念行事なども企画中です。今年も HOPS から目を
離せません!そして、編集者も猛進致します(現在も突進中です、
笑)。(池直美)
「HOPSニュースレター」Vol.32(2015年7月14日)
編集・発行:北海道大学公共政策大学院
〒060‐0809 北海道札幌市北区北9条西7丁目 E-mail: [email protected]
ニュースレターへのご意見、ご感想をお待ちしております。
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