発光解析装置(PDF形式:786KB)

発光解析装置
【エミッション顕微鏡:EMS】 【IR-OBIRCH】
EMS[イーエムエス] :Emission Micro Scope
IR-OBIRCH[オバーク] :Infra Red Optical Beam Induced Resistance Change method
■EMS原理
■IR-OBIRCH原理
電圧印加によりチップを動作状態にして
異常箇所で発生する発光を検出し、光学
像と重ね合わせることで異常部を特定す
る。
電圧印加によりチップを動作状態にし、配線
上に赤外レーザー(l:1.3 m)を走査させたと
きの抵抗変化から、異常箇所をサブミクロン
オーダーの精度で位置特定する。
■装置概要
EMS
暗箱
コントロールPC
発光検出器
光学顕微鏡
電圧印加
発光
配線パターン
Si
IR-OBIRCH
暗箱
コントロールPC
レーザーポート
レーザー顕微鏡
レーザービームスキャン
電圧印加
配線パターン
Si
異常部
■特徴
○ EMS、IR-OBIRCHいずれも∼1 mfのスポットで異常箇所を特定可能。
○ 裏面測定:裏面測定ユニットによりチップ裏面からの測定が可能。
○ 高圧測定:最大;3000[V] – 4[mA] まで印加可能。
○ 最大4端子の同時プローブが可能。(印加は同時最大3ch)
○ レーザーマーキングを用いて異常箇所周辺部をマーキングすることにより
物理解析の精度が向上。
■測定事例
・MOSFET、Di、IGBT、IC等
チップ内異常箇所の特定
・アバランシェ時の発光現象測定
■測定に必要な情報
・電気特性
・測定試料の構造
・Ref.(比較対象)となる試料
発光解析装置
【エミッション顕微鏡:EMS】 【IR-OBIRCH】
PKG 故障解析
裏面IR-OBIRCH測定
故障把握 (電気特性から不良を推定)
X線・SAT
電圧印加
Source
Gate
Si
Drain
PKG
開封
外観観察
Drain
電気特性 (不良再現確認)
試料加工 (エッチング・裏面研磨)
Source
異常信号
チップ内・故障箇所絞り込み
物理解析 (表面・断面観察)
VDS 45(V) ,35(mA)
50 m
元素分析
故障モード・メカニズム推定
異常信号
FIB断面観察像
10 m
Siが拡散
Al
5 m
開封
Si
溶融したAl
Si