平成 26 年度スマートコミュニティ構想普及支援事業費補助金 粟島スマートコミュニティ推進事業概要(交付決定番号:6910007) 新潟平成学院 新潟県海洋エネルギー研究会 本事業では、先進的なスマコミ実証を行っている宮古島の事例からスマコミの要件(負 荷平準化のための畜電と DR、EMS)と規模を基に粟島スマコミの要件と規模を推定し、 粟島でのスマコミ事業の概要をつかみ淡島におけるスマートコミュニティ事業に取り組ん だ。 しかし、宮古島での実証視察から利 用者へのスマコミ事業に伴う課金が 困難である事実を認識し、粟島での聞 取調査から粟島住民のニーズを探り、 それらのニーズのマッチしたスマコ ミ事業の要件可能性とビジネス化(課 金できる仕組み)を試みた。この結果 として、本来コストセンターである蓄 電装置をモバイルに搭載した EV とし ての活用や各家庭への医療情報を含 めた EMS の構築とサービス提供など から、蓄電や EMS のプロフィットセ ンターとしての活用を見出した(右図 参照) 。 このように、本来コストセンターであるスマコミの要件をプロフィットセンター化する 方法を見出せたことで、粟島のような過疎化が進み財政が厳しい地域での持続的なビジネ スとしてのスマコミ事業を提案できるようになった。本事業では、これらのプロフィット センターとしての要件による持続的なビジネスプランを策定した(下図参照)。
© Copyright 2024 ExpyDoc