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感性と知性を兼ね備えた珠玉のデュオ
2010 年と 2012 年、2 度にわたっていずみホールを沸かせた庄司紗矢香とジャンル
カ・カシオーリのデュオが帰ってきます。ふたりは 6 年にわたるベートーヴェンのヴァ
イオリン・ソナタ全曲演奏・録音を完結させ、集大成となるアルバム(今回演奏する第
6 番を含む)が 5 月 20 日に発売予定となっています。
今回のプログラムは古典派と 20 世紀の名曲を対比させた意欲的な内容。ヴァイオリ
ンとピアノのデュオの変遷をたどりながら、エスプレッシーヴォ(豊かな表情)を追求
する演奏表現で、この編成の多様な可能性に挑みます。
昨年、巨匠メナヘム・プレスラーとの共演で新たな境地を聴かせた庄司と、知的な解
釈で一段の進境を示すカシオーリ。これまでの共演でも聴かせてきた、みずみずしい感
性はそのままに、いっそう成熟した演奏を聴かせてくれることでしょう。
関西圏での公演はいずみホールのみとなります。どうぞご期待ください。
庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリ
<日時> 2015 年 6 月 4 日(木) 19:00
<出演> 庄司紗矢香(ヴァイオリン)/ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)
<曲目> モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第 35 番 ト長調 K.379
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第 6 番 イ長調 op.30-1
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
<料金> 一般¥6,000
学生¥3,000 ユースシート対象公演
主催:いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕
◆ チケットに関するお問い合わせ・お申し込みは「いずみホールチケットセンター」
TEL(06)6944-1188
◆ 公演内容に関するお問い合わせは「いずみホール広報担当:森岡・北嶋」までお願い致します。
TEL(06)6944-1130
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<プロフィール>
庄司紗矢香(ヴァイオリン)Sayaka Shoji, Violin
1999 年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで史上最年
少、日本人として初めて優勝して以来、アシュケナージ、デュトワ、
ヤンソンス、マゼールといった世界を代表する指揮者、ロンドン交
響楽団、ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団、サンクト
ペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団等の著名オーケストラと
多数共演。2013 年 12 月にはユーリ・テミルカーノフの 75 歳バー
スデイ・ガラ・コンサートに旧ソ連系以外の演奏家で唯一招待され
た。
使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された 1729 年製ストラディヴァリウス “レ
カミエ(Recamier)”である。
ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)Gianluca Cascioli, Piano
1979 年イタリアのトリノ生まれ。ピアノをイモラのピアノ・アカデ
ミーでフランコ・スカラに学び、作曲と電子音楽をトリノのジュゼッ
ペ・ヴェルディ音楽院にて学ぶ。
1994 年、ウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールで優勝。これ
までに、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、フ
ィルハーモニア管、ボストン響、シカゴ響など、多くの著名オーケ
ストラや、アバド、アシュケナージ、ゲルギエフ、マゼール、メー
タなど名だたる指揮者と共演。
また、近年作曲家としても頭角を現し、その作品はさまざまな国際作曲コンクールで
受賞している。録音ではドイツ・グラモフォンより 4 枚、デッカより 3 枚の CD がリリ
ースされている。
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