ELPHセミナーのお知らせ (河合秀幸氏講演

 ELPH seminar
ELPH seminar
Research Center for Electron Photon Science
Tohoku University ELPH seminar
講師:
日時:
場所:
河合 秀幸 氏 (千葉大学理学研究科 准教授)
12月 1日(火)15:00∼16:30
電子光理学研究センター三神峯ホール
題目:
位置分解能0.1mmのγ線測定器
概要:
素粒子実験や原子核実験で通常用いられている数100MeV∼数
GeVのγ線測定器は、シンチレーター内での電磁シャワーの発光重
心を観測しているので、位置分解能が数mm∼1cmである。
我々は核医学診断で用いられる Positron Emission
Tomography(陽電子放出断層撮像法)のための511keVγ線測定
器開発研究を行っており、板状シンチレーターと波長変換ファイバ
ーを用いて位置分解能0.1mmを達成した。そしてこの測定器は高エ
ネルギーγ線に対しても最初の電子陽電子対生成位置を測定できる
ので、従来の測定器をはるかに上回る超高位置分解能が得られる。
一例として、34mm 34mm 厚さ1mmのシンチレーターを用い
2
た、30 30枚で1層、30層で一式の有効面積1m 厚さ2.5 Rad.
Length程度のγ線測定器は、微小受光素子PPDが1740個とPMT2
本で構成される。この測定器は従来の電磁シャワーカロリメーター
の上流に独立して設置する。これでγ線入射位置が0.1mmの精度で
測定できる。
Tohoku University
Research Center for Electron Photon Science
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