ELPH seminar ELPH seminar Research Center for Electron Photon Science Tohoku University ELPH seminar 講師: 日時: 場所: 中川 格 氏 (理化学研究所研究員) 11月18日(水)15:00∼16:30 電子光理学研究センター三神峯ホール 題目: 世界最高エネルギーの偏極陽子衝突実験で 陽子スピンの謎に迫る 概要: 陽子のスピンが1/2である事はよく知られているが、果たして陽 子を構成するクォークとグルーオンのスピンや軌道角運動量を足し 合わせる事で、陽子スピン1/2を説明できるのだろうか?一方角運 動量保存則の絶対原則の観点から、この検証が世界の主たる高エネ ルギー偏極実験によって精力的に行われている。米国ブルックヘブ ン国立研究所では相対論的重イオン衝突型加速器(RHIC)を用いて世 界最高衝突エネルギーの偏極陽子陽子衝突を実現し、これまで他の 実験では感度に乏しかったグルーオン及び海クォークのスピン成分 の測定に取り組み、その精度を飛躍的に向上させた。現時点までに、 陽子のスピンがどこまで理解されているのかをRHICの最新実験デ ータを紹介しながら説明する。また昨年はRHICで初めて横偏極陽子 と原子核との衝突実験を行い、超前方中性子生成に*全く予想だに しなかった*非対称度が観測された。この非対称度には、中間子の 雲モデルやa1-Reggeonの干渉、電磁相互作用など競合する様々な 効果で説明しようとする試みが現在精力的になされている。この最 新トピックについても言及する。 Tohoku University Research Center for Electron Photon Science ELPH seminar ELPH seminar
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