平成27年1月16日(金) 愛媛県高等学校工業科生徒研究発表会 ~ 松工生が8つのテーマで発表 ~ 16日、県下の工業系8校から30のテーマの生徒研究発表会が松工でありました。そのうち、松工生が5部会で計 8つの発表をしました。会に先立ち開会行事では表彰があり、本校は、若年者ものづくり競技大会旋盤職種第2位など で3名が表彰されました。開会行事の後、5部会に分かれて発表が行われました。 松工の発表概要(発表者本人による) 機械・電子機械関係部会 「防災活動で役立つ製品の製作」(発展系リヤカーの製作) 機械科 上田将貴、久保慶一郎、白石靖弥、德岡慎吾 指導者 肱川大記 昨年の課題研究では、防災活動などで役立つリヤカーを製作し、地 元の防災組合に寄贈させて頂きました。今年は荷物や奉仕活動等で出 たゴミや雑草などをさらに楽に運搬したいという要望に応えるべく、 電動式のリヤカーを製作しました。 「カウント表示板とベンチプレス台の製作」 電子機械科 松原潤一、川本翔太、豊田和樹、山口貴広 指導者 清水浩 私たちは、3年間部活動に取り組んできたなかで、あれば便利だな と思うものがたくさんありました。その中で、今回はカウント表示板 とベンチプレス台を後輩に使ってもらいたいと思い製作しました。今 まで学んだ知識や技術を生かして、失敗を繰り返しながら製作した過 程を発表します。 電気関係部会 「LEDによる植物栽培(トマトとホウレンソウの栽培を通して)」 電気科 市川嶺磨、鵜久森亮太、重松秀平、松岡尚弥、目戸大貴、弓達大輝、吉岡寿都 指導者 鈴鹿暢大 LED等の光を使って、トマトとホウレンソウを栽培して、LED の色の違いによって、どのような差が出るかを研究しました。 情報関係部会 「人工衛星自動追尾装置の製作Ⅱ(アマチュア衛星の信号の解析にチ ャレンジ)」 情報電子科 大窪航平、大野友貴、佐伯公輔、西川晃太朗、宮本敦哉 指導者 今井靖 昨年に引き続き、人工衛星からの信号を解析するため、軌道計算に よる方位・仰角モータの制御、ドップラーシフトに伴う受信周波数の 制御を行うプログラムを修正した。また、安定した信号を受信するた め、新たにアンプを追加すると共に、八木アンテナを作り直した。 化学・繊維関係部会 「PVA樹脂の合成とお堀の水の浄化実験」 工業化学科 西窪昭伸、山本尚也、小松嘉瑞斗 指導者 稲井成拓 お堀の水の浄化実験を目的にお堀の場所や水温、降水量によってC ODがどのように変化しているかを考察し、CODの上昇したサンプ ルを採取し、微生物とPVA樹脂を使った浄化実験を行った。今回は 主に連続式の浄化装置を作成し、お堀の土から採取した微生物を用い て浄化実験を行った結果を報告する。 「工業実習現場での安全対策(身近な安全について考える)」 繊維科 白石京子、野田加奈子、日野拓斗、松井琴美、森岡真由、芳野健三 指導者 松井真太郎 工業の道を志し工業について学んできた私たちにとって、産業界に おける労働災害の現状に目を背けることはできない。私たちが三年間 学んできた工業実習現場にもそのような危険が潜んでいないかという ことを検証し改善に繋げていきたい。 建築・土木関係部会 「コンクリートの強度に関する研究(コンクリート甲子園への道)」 土木科 伊勢田貫太、桂匡亮、原田雄太、松岡龍也、松田卓巳、山下祥平 指導者 佐伯秀 建設現場の主要材料であるコンクリート。その強度は、使用材料や 配合によって変わる。コンクリート供試体の平均圧縮強度を目標強度 に近づけることを競う「第8回コンクリート甲子園」に出場した取組 や成果を発表する。 「快適避難所計画(人や社会を幸せにするデザインのプレゼンを実施 する)」 建築科 宇都宮裕史、加藤佑典、下ノ園志穂、末松瑞生 指導者 小山田眞也 各部会で発表する松工生たち 高校生として、人や社会を幸せにするデザインを考えて提案し、その 素晴らしさを伝えるためにプレゼンテーションの方法を研究しました。防災の研究指定校を受けて、松山工業高校を避 難所として近隣住民の皆様に使用して頂いた時の問題点を洗い出しました。そして、その改善策が、現実の世の中でも 使用されれば、環境問題も解決できると提案しています。自分たちの考えを伝える事の難しさを実感し、工夫する事の 楽しさを研究しました。また、全国高等学校デザイン選手権大会にチャレンジをし、自分たちのプレゼンテーション能 力の確認もできました。
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