工事書類簡素化の ルール徹底について

工事書類簡素化の
ルール徹底について
平成27年10月20日(火)
県土整備部 建設企画課 技術調査係
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1.工事書類簡素化の経緯について
•平成20年度
公共事業改善プロジェクト研究会 計3回
ワーキンググループ 計19回
→ 工事書類簡素化要領(案)試行
•平成21年度
工事書類簡素化要領(案)フォローアップWG 計3回
→ 工事書類簡素化要領(案)一部改正 試行継続
•平成22年度
建設工事必携改訂検討委員会 5回開催
→ 建設工事必携(平成23年度版)の改訂
※工事書類簡素化要領(案)必携に反映した
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2.H27年版必携への反映について
・現行の簡素化要領を検証
・アンケート調査を実施
三者技術検討会の意見
を反映
第1回簡素化要領検討委員会(H26.12.18)
アンケート内容を分析
現行の簡素化要領を検証
必要な基準や簡素化
の追加・修正
第2回簡素化要領検討委員会(H27.1.14)
(意見集約と改定案策定)
基本的にはこれまでの簡素化の内容を踏襲。
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課税業者届出書
契約関係 3
・1事務所につき年度の初回のみ提出
現場代理人等指定通知書
契約関係 4
・施工体制台帳の添付書類と統一
建設業許可標識掲示完了届
契約関係 9
・提出不要
4
契約関係10
建設業退職金共済制度掛金収納書(写)
・提出期限は、工事着手前まで。
・建設業退職金共済掛金納付書(1000万
円以上)の提出と共済証紙受払簿を提示さ
せ、確認を受ける。
・段階確認、立会検査時に随時、建設労働
者への聞き取り調査
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契約関係11
前払い金、保証証書等
【県土整備部】
• 中間前払金の申請を電子システムにより
実施している。
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契約関係 12
施工計画書について
・維持管理等簡易な工事又は
当初請負金額500万円以下の工事
→(6)緊急時の体制及び対応のみ
・当初請負金額1000万円以下の工事
→(5)安全管理、(6)緊急時の体制及び対応のみ
・変更施工計画書
以下の項目に重要な変更が生じた場合に、提出。
(3)施工方法、(4)施工管理計画、(5)安全管理
(6)緊急時の体制及び対応、(8)環境対策
(参考)必携Ⅰ
7-59
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契約関係 13
再生資源利用計画書及び
再生資源利用促進計画書について
・COBRIS登録をしている場合、提出不要。
・登録証明書のみを提出。
※COBRIS-建設副産物情報管理システム
(参考)必携Ⅰ 7-622
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施工状況報告書
施工体制 20
• 請負金額に関わらず提出必要。
• 工事着手前までに提出。
施工体制台帳
施工体制 21
• 下請契約がある場合は、施工状況報告書に施工体
制台帳・施工体系図・下請契約書(写)を添付。
• 添付書類を省略。
• 現場代理人等指定通知書に統一。
施工体系図
施工体制22
• 施工体系図の現場への提示は、下請契約金額に関
わらず必要。
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下請契約書(写)
施工体制 23
• 提出必要
工事現場状況等報告書
施工体制 24
• 提出不要
再下請契約書(写)
施工体制 25
• 提出必要
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品質管理 26
工事用材料使用承認願
• 指定材料は、事前に提出
• 指定材料以外は、検査時までに提出
• JISマーク製品は、JISマーク表示状態を
示す写真等の提示に替えることができる。
• JISマーク表示品は、試験を省略できる。
• JISマーク表示品は、見本・品質を証明す
る資料の提出は省略できる。
【県土整備部のみ対象】
• 県外産品は、材料種類や規格を問わず、全ての材料
で監督員の事前確認が必要。
(参考)必携Ⅰ 7-128~129
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品質管理 27~31
品質管理
• 出来形図表の提出
(測定数10点未満→12点未満)
• 工程能力図は、提出不要
• 現場吹付工の試験基準の見直し
粗骨材の表面水率試験
現場製造は、工事開始前及び産地が
変わった場合、プラント製造は、1回/日
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品質管理 27~31
品質管理
• 再生骨材の試験基準の見直し
①公的機関の品質試験の使用量を緩和
500m3→1,000m3以上
②材料試験成績書の提出
1ケ月以内→使用半年以内
• 下層路盤工・上層路盤工の修正CBR試験は、
試験成績表等の確認で可
• 排水性舗装工・透水性舗装工の現場透水試験
基準の緩和
100m2毎に1箇所→500m2毎に1箇所
例)150m2→1箇所。610m2→2箇所。1,230m2→3箇所。
• 材料品質証明の重複提出の削減
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出来形管理 32
出来形管理表等資料
• 出来形図表の提出
(測定数10点未満→12点未満)
• 測定基準を緩和
施工延長40m(又は50m)以下の場合、 1箇所
• コンクリート二次製品の測定基準(寸法)の見直し
JIS規格製品1/500個、規格外1/200個
• 出来形管理表の記入項目や枚数の削減
(間接測定記録の記入は不要)
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出来形管理 33
出来形管理写真資料
・工事写真は原則、電子媒体とする。
当初設計金額500万円未満の場合は紙媒体も可
・安全管理写真は夜間は撮影。
提出は原則、不要。
・完成後測定可能な部分は撮影。提出は不要。
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施工管理 34~37
工事工程報告書、遅延回復措置書、
工事打合せ書、工事用材料検査願
【県土整備部】
• 当初設計金額800万円以上の工事で電子納
品を実施、紙媒体を削減
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施工管理 38
中間施工検査について
省略出来る工事
1.当初設計金額1000万円未満の工事
2.維持補修的な工事
管内一円、除草、植栽管理等
3.単一的な工事
側溝敷設、防護柵設置、舗装オーバーレイ等
(等は、標識設置工事、舗装工事)
4.標準工期4ヶ月未満工事
5.表彰を受けた優秀(良)技術者が、監理又は
主任技術者の工事
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施工管理 39
建設発生土搬出のお知らせ
・原則不要(一部の市町村で必要)
(監督員への提出不要・完成検査対象外の書類)
1-1-1-46 建設発生土の搬出先への情報提供
建設発生土を100㎥以上搬出する工事については、別表
1に掲げる情報提供を必要とする搬出先市町村に情報提
供(別記様式第12号)を行うものとする。
【搬出先市町村】
吉岡町、藤岡市、神流町、上野村、富岡市、昭和村、
太田市、桐生市、板倉町、邑楽町
(参考)必携Ⅰ 7-83、7-613、7-614
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施工管理 41
段階確認表について
【県土整備部】
• 当初設計金額800万円以上の工事で電子納
品を実施、紙媒体を削減
• 新たに添付する管理資料作成は不要。
(出来形写真や野帳のコピーのみ)
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施工管理 42
施工プロセスチェックリスト代替表
・施工プロセスチェックリスト廃止
施工プロセスチェックリスト代替表を監督員の
ツールとして使用する場合、時点修正する。
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施工管理 43-50
安全管理
「安全訓練」実施記録、「安全巡視」実施記録
「危険予知活動等」実施記録、
「新規入場者教育」実施記録、「山留め、仮締切等」点検記録
「足場、支保工等」点検記録、
「保安施設等の整理・設置・管理」記録
「各種安全パトロール指摘事項」是正報告
・安全教育及び安全訓練等に使用した資料の提
出は不要
・検査時は、安全教育及び安全訓練等の実施状
況の概要記録のみ提示
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その他 51
「納品書、伝票等」整理表
• 契約数量を証明する必要がある場合を
除いて提出は不要
その他 52
社内基準検査報告書
• 施工計画書に記載した時のみ検査時に
提示
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その他 53
建設副産物関係書類(マニュフエスト等)
について
・原票(E票)を監督員が確認し、提出は一覧
表のみ。
・マニフェストは、完成検査の対象項目とす
るが、写し(コピー)の提出は不要。
出来形数量計算書
その他 54
• 契約変更に係わるものを除いて提出は
不要
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