Dockerをフル活用したPaaS OpenShiftを理解する

Dockerをフル活用したPaaS
OpenShiftを理解する
Takayoshi Kimura
Senior Software Maintenance Engineer, Red Hat
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アジェンダ
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PaaSの時代
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DockerとKubernetes
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OpenShif
「平均年収ランキング第1位はPaaS専門職」
クラウドで手に職を - TechTargetジャパン - ITmedia
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1508/05/news05.html
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PaaSの時代
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Application is King
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いかにアプリケーションを迅速に価値に変換するか
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開発の速度、リリースの速度
Hybrid/Private PaaS市場拡大
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Public PaaSは開発速度向上にはつながりにくい
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Dockerの登場
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インストール? “docker run”
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Linuxコンテナによる高速、低オーバーヘッドな隔離さ
れた実行環境
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イメージの作成と共有のハードルを極小に
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PaaSにぴったりなアプリケーション実行環境
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Docker PaaSの時代へ
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OpenShif
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DockerとKubernetesを利用した次世代PaaS基盤ソフト
ウェア
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Docker
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Linuxコンテナによる環境隔離
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高速、低オーバーヘッド
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ポータブルなイメージ
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イメージの共有と再利用
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統一されたインタフェース
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Dockerの利用
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Linuxはそのまま利用できる
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Windows/Mac
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Docker Toolbox / VirtualBoxはVMベースで低オーバ
ヘッドの利点が減少
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リモートにLinuxセットアップして利用
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ファイル共有、同期問題
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Kubernetes
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Docker + Cloud
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クラスタ化したDockerホストにDockerコンテナをスケ
ジューリングして稼働
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コンテナのローリングアップデートや監視をサポート
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3つのOpenShif
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OpenShif Origin
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OpenShifの最新版を開発
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https://www.openshif.org/
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OpenShif Enterprise
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OpenShifをRed Hatがテストし、安定化させた製品版
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商用サポート
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https://enterprise.openshif.com/
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OpenShif Dedicated
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お客様専用のOpenShif EnterpriseをRed Hatがセット
アップおよび保守提供
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Amazon Web Servicesを利用
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https://www.openshif.com/dedicated/
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OpenShif Online
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OpenShifを利用したPublic PaaS
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3ギアまで無料
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Dockerを利用するOpenShif v3ではなく、旧バージョン
であるOpenShif v2で動作
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v3ベースのOnlineの提供は未定
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Publicでv3を使う場合はOpenShif Dedicated
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OpenShifの機能
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ソースコードをビルドしDockerイメージを作成
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Dockerコンテナをデプロイして稼働
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OpenShifの機能
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複数ホスト、複数コンテナを利用したアプリケーショ
ンのデプロイ
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コンテナホスト間ネットワークの提供
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ロードバランス、ローリングアップデート、監視
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テンプレートによる複雑な構成のアプリケーションの
サポート
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OpenShifの機能
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Webコンソールによる操作
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ポータブルクライアントであるocコマンドによりOSを
問わずDockerコンテナを操作
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ユーザ管理、認証、認可
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ocコマンドの例
oc login
oc start-build
oc new-project <project>
oc deploy
oc new-app <application>
oc rollback
oc status
oc scale
oc logs
oc rsh
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Source-to-Image (S2I)
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ソースコードからDockerイメージをビルド
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ビルド用のDockerイメージ
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ビルド用のスクリプト、ライブラリ、およびミドル
ウェアが含まれる
Ruby, PHP, Node.jsなどデフォルトで提供
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Dockerfileビルド
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Dockerfileを利用してDockerイメージをビルド
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既存のDockerイメージのデプロイ
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既にビルドされ、共有されているDockerイメージを
OpenShif上で動作させる
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インスタントアプリケーション
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テンプレート
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OpenShifへデプロイするアプリケーションの構成定義
ファイル
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MySQL, PostgreSQLなどのデータベーステンプレート
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高いカスタマイズ性
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操作は全てREST API
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WebコンソールもocコマンドもREST APIを操作
カスタムのUIやコマンドなどが比較的簡単に作成可
能
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アプリケーションでのs2iスクリプト
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S2Iビルダーイメージのカスタマイズ
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OpenShifを使ってみよう
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アプリケーションエンジニアがアプリケーションに集
中するために
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扱うのがより簡単なDockerとして
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開発、テスト、本番環境のコスト削減
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ビルド、単体テスト、デプロイのパイプライン化
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DevOps文化の促進
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OpenShif Enterprise 3.1.0
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今月リリース予定
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新しいインストーラによるUX向上
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Webコンソール機能拡張、UI改善
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より細かいリソース制御、オートスケール機能
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などなど
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日本語ハンズオン
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OpenShifの日本語ハンズオンを公開しています
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https://github.com/nekop/openshifsandbox/blob/wip/developer-handson.md
Thank You
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