講師:山形大学基盤教育院 教授 山本陽史(やまもとはるふみ)先生 3月3日、山本陽史教授と山形大学工学部システム創成学科1年生の4名をお迎えし て、2年次生を対象に「社会人基礎力講座」を開催しました。前半は「プレゼンテーショ ンの方法」について講演を頂きました。後半は「大学生によるプレゼンテーション」や故 スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンテーション映像を視聴して、「質問力を高め意見や感 想を発表する演習」を行いました。講座を聴講して学んだこと、感じたことを紹介します。 社会で働くために余裕のある大学時代に社会人基礎 力を身につけること、社会人として信頼を得る上で時間 を守ることが大切であると感じた。質問するということ は社会人基礎力を身につけることにつながるというこ とがわかった。 ・情報収集するときは、信頼できるものを 大学は最後の学生生活の場ではなく、社会 ・新聞を参考にして小論文を書く 人としての自覚を持つトレーニングをする ・データはしっかり表示する 場である。 ・プレゼンのときは間を上手にとる ・スライドはシンプルにつくる ・時間をしっかり守る 質問をすることによって、疑問点や問題点 など課題を見つける力(=課題発見力)を身に つけることができる。 プレゼンテーションする際には、相手とのアイコンタ クトをとったり、短く言い切ったりすることが大切だと 学びました。また、パワーポイントを作る際には、文章 はできるだけ少なくすることも大切だということも学び ました。これらのことを生かして、来年7月の発表まで 二 年 次 生 社 会 人 基 礎 力 講 座 のリハーサルをがんばりたいです。 Yoneto 〒992-0052 山形県米沢市丸の内2丁目5番63号 Mail:[email protected] ℡0238-22-3450 タイトル題字:書道部2年 村山 美奈子 (米沢市立第五中学校出身) 平成27年 3月20日発行 11月●●日発行 ~ i-See プロジェクト 1 年次生 課題探究を終えて ~ 【1 年次キャリア担当より】 1年次は教科に関する探究活動を行った。全員が役割を持ち、やるべきことにしっかり取り組んだ。 発表に向けて、班員が協力しながらスライドを作り、原稿を練り上げる姿は頼もしくも感じた。 今回の一連の活動を通して、課題探究のやり方の基本形を全員が体験することができた。この経験が、 2・3年次のより高度な活動の基礎となることであろう。特に、ゼミ内での班ごとのプレゼンテーショ ン、そして代表班による課題研究発表会まで行うことができたのは、プロジェクトとしても、生徒一人 一人にとっても、大きな成果であった。発表は、スライドや表現の仕方に工夫があり、見ている生徒に とっても今後の参考になる点が多かったようだ。今後は、何を調べたらよいか、必要な資料はどこから 手に入れられるかなどを自主的に進められるようになって欲しい。そして、集めた情報をもとに自分た ちの力でもっと深く議論して解決策や意見を生み出すことができるようになって欲しい。 自分たちが知っている知識を活用して、知らない部分に取 評価シートより り組んだ。結果を予想しながら調べ学習ができたので、理解 度が大きく上がったと思った。 一から考え出し、何かを達成するには、み 調べたことをもとに、 んなで協力しなければならないので、自然と それに関しての情報を コミュニケーション力を身につけることが 探して知識を深めるこ できました。周りの意見を聞きつつ、自分の とができた。 意見を言うことが大切だと思いました。 今までは、基本の部分が解ると、それ以上のことについては解らな くても何となく理解したつもりになることが多かったのですが、実は そうではないため、最後まで調べ抜く必要があると思いました。また、 すぐ解らないと決めつけるのではなく、どこがどう解らないのかを考 えなければならないと思いました。 ~キャリア教育推進主任 中嶋光紀 先生 より ~ 急激な超少子高齢社会とより進化した高度情報社会が進む中で、これからの日本は 大きく社会構造が変化する時代を迎えます。これは日本にとって未曽有の出来事であ り、間違いなく今後 1 日 1 日その変化を実感することになると思います。i-See プロジェ クトは、この大きな流れと変化の激しい社会に対応しつつ、主体的に生きていく力を養 うために本校が取り組み始めたプロジェクトです。そのねらいは「経験して考え、感じ、 それを次へと繋ぐこと」にあります。今年度は各年次とも、課題探究活動を通して大き な成果を得ることができたと思います。キャリア(経験)から得たことを糧とし積み上げて いけば、それは『自信』につながります。自分という「人間を作ること」を強く意識し、今 後さらに成長させて下さい。 一年を振り返って
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