使用開始前の手続 使用の許可・各届出のまとめ 使用の許可の申請 申請者 密封されていない放射性同位元素、下限数量の 1000 倍を超える密封された放射性同位元素又は 放射線発生装置を使用しようとする者。あらかじめ「放射性同位元素・放射線発生装置の使用許 可申請書」を原子力規制委員会に提出し許可を受ける。 (1) 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 申請書記載事項 (2) 放射性同位元素の種類、密封の有無及び数量又は放射線発生装置の種類、台数及び性能 (3) 使用の目的及び方法 (4) 使用の場所 (5) 使用施設の位置、構造及び設備 (6) 貯蔵施設の位置、構造、設備及び貯蔵能力 (7) 廃棄施設の位置、構造及び設備 (1) 登記事項証明書(法人の場合) (2) 予定使用開始時期及び予定使用期間を記載した書面 (3) 使用施設、貯蔵施設、廃棄施設を中心に、縮尺、方位を付けた事業所内外の平面図 (4) 使用施設、貯蔵施設、廃棄施設の各室の間取り、用途、出入口、管理区域、標識を付ける箇 所を示し、縮尺、方位を付けた平面図 添付書類 (5) 使用施設、貯蔵施設、廃棄施設の主要部分の縮尺を付けた断面詳細図 (6) 使用施設等の基準に適合することを証明する書面及び図面(遮蔽計算書等) (7) 自動表示装置又はインターロックを設置している室の平面図(出入口、設置箇所を示したも の)、インターロックの機能説明書 (8) 排気設備の能力説明書、排気の系統を示した図面 (9) 排水設備の能力説明書、排水の系統を示した図面 (10) 事業所内を随時移動させて使用する場合の使用の方法、放射線障害防止のために講ずる措置 を記載した書面 (11) 許可を受けようとする者(法人にあっては役員)の精神の機能障害に関する医師の診断書 氏名等の変更届 氏名又は名称及び住所並びに代表者の氏名を変更 変更 → 変更の日から 30 日以内に「氏名等の変更届」に許可証を添えて原子力規制委員会に届出(代 表者の氏名を変更したときは、許可証の変更はないため添付不要) 1 変更の許可の申請 (1) 放射性同位元素の種類、密封の有無及び数量又は放射線発生装置の種類、台数及び性能 (2) 使用の目的及び方法 (3) 使用の場所 (4) 使用施設の位置、構造及び設備 (5) 貯蔵施設の位置、構造、設備及び貯蔵能力 (6) 廃棄施設の位置、構造及び設備 → 上記を変更する場合には、あらかじめ「許可使用に係る変更許可申請書」を原子力規制委員 会に提出し許可を受ける。 (軽微な変更、使用場所の一時的変更に該当する場合を除く) (添付書類) (1) 変更の予定時期を記載した書面 (2) 使用許可申請書の添付書類のうち、変更しようとする内容を記載した書面及び図面 (3) 工事を伴うとき、その予定工事期間及びその工事期間中 放射線障害の防止に関し講ずる措置 を記載した書面 軽微な変更の届出 (1) 貯蔵施設の貯蔵能力の減少 (2) 放射性同位元素の数量の減少 (3) 放射線発生装置の台数の減少 (4) 使用施設、貯蔵施設又は廃棄施設の廃止 (5) 放射性同位元素又は放射線発生装置の使用時間数の減少 変更 (6) 放射線発生装置の最大使用出力の減少 (7) 工事を伴わない管理区域の拡大 (8) 放射線発生装置の最大出力の減少 → あらかじめ「許可使用に関する軽微な変更に係る変更届」に許可証を添えて、原子力規制委 員会に届出。 (添付書類)変更許可申請を行う場合と同様の添付書類 使用の場所の一時的変更の届出 1.密封された放射性同位元素を一時的に使用の場所を変更して使用する場合の使用の目的 (1) 地下検層 (2) 河床洗掘調査 (3) 展覧、展示又は講習のためにする実演 (4) 機械、装置等の校正検査 (5) 物の密度、質量又は組成の調査で原子力規制委員会が指定するもの (ⅰ)ガスクロマトグラフによる空気中の有害物質の質量の調査 (ⅱ)蛍光エックス線分析装置による物質の組成の調査 (ⅲ)ガンマ線密度計による物質の密度の調査 (ⅳ)中性子水分計による土壌中の水分の質量の調査 2.放射線発生装置を一時的に使用の場所を変更して使用する場合の使用の目的等 (1) 直線加速装置(4MeV 以下)・・・橋梁又は橋脚の非破壊検査 (2) ベータトロン(エネルギーの定めなし)・・・非破壊検査のうち原子力規制委員会が定めるも の(定められていない) (3) コッククロフト・ワルトン型加速装置(15MeV 以下)・・・地下検層 → 上記の目的で一時的に使用の場所を変更して使用する場合は、あらかじめ「許可使用に係る 使用の場所の一時的変更届」を原子力規制委員会に届出。 2 使用の届出 届出者 密封された放射性同位元素であって 1 個又は 1 式当たりの数量が下限数量の 1000 倍以下のもの のみを使用しようとする者。あらかじめ「放射性同位元素の使用届」を原子力規制委員会に届け 出る。 届出書記載事項 (1) 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 (2) 放射性同位元素の種類及び数量 (3) 使用の目的及び方法 (4) 使用の場所 (5) 貯蔵施設の位置、構造、設備及び貯蔵能力 添付書類 (1) 予定使用開始時期と予定使用期間を記載した書面 (2) 使用の場所及び廃棄の場所の状況、管理区域、標識を付ける箇所、貯蔵施設を示し、縮尺、 方位を付した平図面 (3) 貯蔵施設の基準に適合することを示す書面(遮蔽計算書) 氏名等の変更届 氏名又は名称及び住所並びに代表者の氏名を変更 → 変更の日から 30 日以内に「氏名等の変更届」を原子力規制委員会に届出 変更の届出 (1) 放射性同位元素の種類、密封の有無及び数量 変更 (2) 使用の目的及び方法 (3) 使用の場所 (4) 貯蔵施設の位置、構造、設備及び貯蔵能力 → 上記を変更する場合には、あらかじめ「放射性同位元素の使用変更届」を原子力規制委員会 に届出。 (添付書類) (1) 変更の予定時期を記載した書面 (2) 使用届書の添付書類のうち、変更しようとする内容を記載した書面及び図面 表示付認証機器の使用の届出 届出 使用の開始の日から 30 日以内に、 「表示付認証機器使用•使用変更届」により、原子力規制委員 会に届け出る。 届出書 記載事項 (1) 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 (2) 表示付認証機器の認証番号及び台数 (3) 使用の目的及び方法 (1) 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 変更 (2) 表示付認証機器の認証番号及び台数 (3) 使用の目的及び方法 → 上記を変更したときは、変更の日から 30 日以内に「表示付認証機器使用・使用変更届」に より、原子力規制委員会に届出。 3 販売及び賃貸の業の届出 届出 あらかじめ「放射性同位元素の販売業・賃貸業届」を原子力規制委員会に届け出。 なお、表示付特定認証機器を業として販売又は賃貸する場合の届出は不要。 届出書 記載事項 (1) 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 (2) 放射性同位元素の種類 (3) 販売所又は賃貸事業所の所在地 (1) 予定事業開始時期及び予定事業期間を記載した書面 添付書類 (2) 放射性同位元素の種類ごとの年間販売予定数量(予定事業期間が 1 年に満たない場合にあっ ては、その期間の販売予定数量)又は最大賃貸予定数量(予定事業期間中の任意の時点において 現に賃貸していることが予定される数量のうちの最大のもの)を記載した書面 届出販売業者及び届出賃貸業者は、届け出た放射性同位元素を運搬するとき以外、直接放射性 同位元素を取り扱うことができない。保管、廃棄のような取扱いをする場合は販売・賃貸の業の 届出とは別に、使用の許可又は届出が必要。 (1) 放射性同位元素の種類 (2) 販売所又は賃貸事業所 変更 → 上記を変更する場合には、あらかじめ「放射性同位元素の販売業・賃貸業に係る変更届」を 原子力規制委員会に届出。 氏名又は名称及び住所並びに代表者の氏名の変更 → 変更の日から 30 日以内に「氏名等の変更届」を原子力規制委員会に届出。 廃棄の業の許可の申請 申請 あらかじめ「放射性同位元素又は放射性汚染物の廃棄業許可申請書」を原子力規制委員会に提出 し許可を受ける。 (1) 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 (2) 廃棄事業所の所在地 申請書記載事項 (3) 廃棄の方法 (4) 廃棄物詰替施設の位置、構造及び設備 (5) 廃棄物貯蔵施設の位置、構造、設備及び貯蔵 (6) 廃棄施設の位置、構造及び設備 (7) 廃棄物埋設を行う場合には(ⅰ)及び(ⅱ)の事項 (ⅰ) 埋設を行う放射性同位元素又は放射性汚染物の性状及び量 添付 書類 (ⅱ) 放射能の減衰に応じて放射線障害の防止のために講ずる措置 使用の許可の申請の内容とほぼ同じ。 4
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