Cynata 社との幹細胞の製造技術 CymerusTM の 事業提携に関する基本合意を締結 2015 年 12 月 3 日 レジエンス株式会社 レジエンス株式会社(以下「レジエンス」 )は、2015 年 12 月 2 日、Cynata Therapeutics Ltd. (以下「Cynata 社」)と幹細胞製造技術 CymerusTM の事業提携に向けた基本合意を締結しました。 今後、レジエンスは日本を含む特定地域において CymerusTM の使用権を得ることになり、この技 術を用いた再生医療等製品の開発・商品化を共同で実施していく予定です。今後、両社は基本合 意の下、提携内容の詳細について検討を行なった上で戦略的事業提携に至る見込みです。 Cynata 社はメルボルン(オーストラリア)の再生医療分野のバイオテクノロジー企業であり、幹 細 胞 研 究 で 世 界 的 リ ー ダ ー で あ る ウ ィ ス コ ン シ ン 大 学 マ デ ィ ソ ン 校 が 見 出 し た MCA (mesenchymoangioblast)と呼ばれる MSC(間葉系幹細胞)の前駆細胞を活用した治療用幹細胞 プラットフォーム技術 Cymerus™を開発しました。 Cymerus™は、MSC の前駆細胞である MCA を介することで、既存の治療用 MSC 製造において課題で ある商業規模での経済的生産を可能としました。既存の MSC 治療薬では、ドナーからの骨髄や臍 帯血由来の幹細胞を用いているため、一回の採取から得られる量や培養で増やせる細胞量に限界 がありますが、Cymerus™MCA プラットフォームは iPS 細胞から MCA 細胞を供給できるため、既存 の MSC 治療薬の制約にとらわれず商業レベルの安定した MSC 治療薬の提供が可能になります。 レジエンスの代表取締役社長 CEO である村山正憲は次のようにコメントしております。 「革新的な MSC 製剤の製造技術である CymerusTM を保有する Cynata 社と提携を結べることは非 常に喜ばしいことです。日本は再生医療分野において世界の基幹市場となりつつあり、CymerusTM は重篤な疾患治療に適用可能な MSC 製剤を商業レベルで供給できる優れた製造技術だと考えて います。」 Cynata 社の最高経営責任者兼代表取締役である Ross Macdonald は次のようにコメントしており ます。 「再生医療において最も活性化した先進的な市場の一つに、我々の技術を参入させる素晴らし い機会をもたらせてくれたレジエンスと基本合意に至ったことは誠に喜ばしいことです。世界 の指導的役割を担う日本の再生医療のパイオニアであるレジエンスは、医薬品の世界市場第 2 位 の日本において、世界には無い再生医療のユニークな制度をうまく活用しています。バイオ医薬 品の KOL(key opinion leader)のサポートを受け、レジエンスはこの分野において将来とても有 望な事業を展開しています。CymerusTM にどのような選択肢を与えられるのか、とても楽しみで す。」 <レジエンスの概要> 代表取締役社長 CEO : 村山正憲 所在地 : 東京都港区虎ノ門 1-1-12 資本金 : 11 億 5280 万円 虎ノ門ビル 3 階 事業内容 : 再生医療製品の研究・開発、製造および販売 <Cynata Therapeutics Ltd.の概要> 代表取締役 : Ross Macdonald 所在地 : Suite 1, 1233 High Street, Armadale, Victoria 3143, Australia 事業内容 : 治療用幹細胞製造プラットフォーム及び再生医療等製品の開発 会社 HP : http://cynata.com/ 本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。 レジエンス株式会社 社長室 03-3431-3515 TEL: 広報担当
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