事業計画 (平成27年度) - 株式会社 旭川保健医療情報センター[アーミック]

事
業 計
画
(第 3 0 期)
自
平成 27 年 4 月 31 日
至
平成 28 年 3 月 31 日
株式会社旭川保健医療情報センター
.旭川市金星町 1 丁目 1 番 50 号
平成27年度事業計画
1.各業務の推進方針
本年 10 月よりマイナンバーの個人への通知が開始され、来年 1 月からは利用開始の予定と
なっております。行政システムのマイナンバー対応が本格化することから、国や道、市の動
向をより一層注視し、緊密な連携を取りながら必要な対応作業を進めてまいります。
こうした動きと関係性の強い行政システムの常駐保守業務では、必要な変化にも柔軟に対
応していけるよう、制度進捗の把握に努めながら業務を遂行してまいります。
賃貸借・管理保守業務では、4 月より保健福祉情報システムに「精神障害者保健福祉手帳(通
院)
」と「自立支援医療(精神通院)
」の 2 業務を追加し、全 31 業務となります。また、狂犬
病予防システムが 7 月に更新を予定しており、機能強化も含めて作業を進めてまいります。
昨年更新を行った学校給食支援システムは、本年度でアレルギー対応のための機能追加を行
う予定となっており、受注の見通しです。さらに、過去に災害時要援護者名簿システムとし
て構築し、近年は名簿出力委託のみを受注しておりましたが、避難行動要支援者名簿システ
ムへと機能強化を図り、8 月より賃貸借・管理保守業務として受注が見込まれております。
個別委託業務では、国が支給する子育て世帯臨時特例給付金と、市が給付する子育て世帯
緊急支援金(=商品券)の管理システム対応が予定されております。また、マイナンバー対
応では、中間サーバーコネクタと既存保健福祉系システムとの共通連携基盤の構築を一次対
応作業と位置付け、本年度の構築を予定しております。メーカーからは、介護保険法改正や
マイナンバー対応等に関連し、介護保険システムと後期高齢者医療システムの改修対応作業
の受注に努めてまいります。医療システムでは、メーカーの道内病院への電子カルテ導入作
業に伴う端末展開作業や、医事統計の改修作業等の受注を目指します。
パッケージ販売では、健診システムの更新対象ユーザーに向けた製品紹介資料等の充実を
図りながら、更新受注に向けた営業展開に注力してまいります。また、保健指導システムは
新規受注を目指した営業を行ってまいります。さらに、健診システムと電子カルテの接続カ
スタマイズによる検査オーダー連携をオプション製品化し、既存ユーザーへの提案、販売を
目指してまいります。給食管理システムは、エンドユーザーと直接取引のある他業種企業と
の連携を探り、販路の拡大を目指します。また、体験版ソフトを数多く利用いただけるよう、
ホームページのリニューアル等による PR 強化にも取り組んでまいります。
本年度も業務全般に亘り、情報セキュリティの遵守徹底は最重点目標とし、安全な業務遂
行によってユーザーからの信頼と安心が得られるよう尽力してまいります。
2.その他の事業運営方針
□調査・研究
マイナンバーについては、本年度予定の一次作業として、保健福祉系各種システムと中
間サーバーとの共通連携基盤の構築に着手予定です。このほか、既存システムの改修規模
の把握はもちろんのこと、将来的なマイナンバーの活用を視野に入れたシステム提案や機
能拡張提案も検討してまいります。
マイナンバー活用への流れを契機に、健康情報の経年管理サービスの確立に向け、さら
なる情報の蓄積と情報活用ニーズの調査、把握にも努めてまいります。
また、行政向けに提案中の事業に関連する知識や技術の習得にも積極的に取り組んでま
いります。
3.経営基盤の整備に関する方針
□技術力と生産性の向上
システム開発におけるプログラムとドキュメントの管理強化を図るため、開発管理ツー
ルを用いた環境整備の範囲を拡大し、生産性と管理効率の向上、さらには品質の安定を目
指します。また、社内標準化をより一層推進し、異なるシステムにおいても共同利用や再
利用による作業の効率化、省力化を目指してまいります。
□第7次中期運営計画の策定
平成 23 年度に策定した第 6 次中期運営計画(5 ヶ年)の最終年次となり、計画の総括を
行いつつ、向こう 5 年間の事業優先順位の検討、社員間の価値観共有、課題の明確化等を
図りながら、次期中期運営計画を策定します。
4.企業価値の向上に関する方針
□環境負荷の低減
夏場のクールビズ、冬場のウォームビズを一層定着させ、エアコンと暖房の使用をさら
に抑制できるよう努めます。また、日中の作業効率向上を目指し、夜間作業や長時間作業
を減らすことで稼動電力の抑制を図ると共に、ワークライフバランスの充実を目指します。
□ISMSの取り組み
PDCA サイクルを循環させるための鍵となる自己点検と改善計画を重視し、未整備箇所の
ルール化やこれまで実践してきたルールの見直しにも積極的に取り組みます。
また、事業継続性に関わる取り組みや環境整備にも注力してまいります。
□社会貢献活動
活動拠点として定着したリベライン旭川パークでの除草や清掃を中心に、地域への感謝
の気持ちをもった活動となるよう、意識レベルの向上も重視して取り組みます。また、公
共施設への寄贈活動も継続していく予定です。