平成26年度 第3回 日進市子ども施策推進委員会 議事録要旨 日時

平成26年度 第3回 日進市子ども施策推進委員会 議事録要旨
日時 平成27年3月17日(火)午後2時00分から
場所 日進市中央福祉センター2階 多機能室北
出席委員 白石淑江(委員長)
、加藤義彦、波多野絹江、齋藤由美、後藤千鶴、田口哲、近藤茂之
欠席委員 坂鏡子、福岡克二、友松守彦、齋藤謙次
事務局 萩野児童課長、祖父江主幹、與語課長補佐、石川課長補佐、大澤係長
傍聴可否 可
傍聴有無 無
<次第>
1 開会
2 あいさつ
3 議題
(1)日進市子ども・育て支援事業計画について
(2)施設の利用定員と保育料について
4 その他
<議事録要旨>
1
開会
2
あいさつ
【福祉部次長兼児童課長】
(あいさつ)
【委員長】
(あいさつ)
3
議題
【委員長】議題(1)「日進市子ども・子育て支援事業計画(案)」について、パブリックコメントを踏
まえた事務局説明をお願いします。
【事務局】
(資料にそって説明)
【委員長】前回の案の修正部分について、パブリックコメントの内容や、人口推計について、その他の
関連部分でも、最初は保育の見込み量、日進市の子どもの人口も増加する中で、特に3号認定の
子どもの受け入れの地域型保育事業が5年の間に増やしていくことなどの説明がありましたが、
何かご質問やご意見がありましたらお願いします。
【委員】この事業計画では、今後保育園を増やしていくのですか。
【事務局】計画では、平成29年度に向けて、認可の保育園を1つ増やす計画です。
【委員長】平成29年度ですね。また、地域型保育事業の説明であったように認可保育施設も増やして
いくということですね。
【事務局】認可保育園はこのまま継続しながら、それでも充足という訳にはいかないので、認可の保育
施設を含めて提供していくという計画をしております。
【委員長】学童保育の方もそうですか。
【事務局】学童保育の増設、定員確保についてですが、来年度より認可学童保育の補助金制度を新たに
設けまして、新たに参入された事業者には、一定程度の補助金を出させていただくことになりま
すので、誘致、参入を促して行きたいと考えています。
【委員】パブリックコメントの障害児の保育施設の受入れ拡大に関することですが、市の回答がコメン
トに対する回答になっているのかどうかということで、少し教えていただきたいです。
この方は会社では何%雇用するということになっていますが、こういったことを例に上げた上
でも、希望する施設がないということに対する回答なのかどうかと思います。回答されているこ
とは、ごもっともだと思いますが、コメントの最後にある家の近い施設であるとか、希望する施
設でも保育が可能になるように最大限配慮するべきですということに対する回答となっている
のでしょうか。
【事務局】意見の後半部分については一般の子どもさんですと、自分の住んでいる近くの保育園や幼稚
園に通うことが多いので、障害を持ったお子さんも同じように近くの所で、一般の子と同じよう
に保育することを、配慮してくださいということだと思います。回答は、市内全体の保育園につ
いては現在、どこでも同じような基準でできる限り、障害のあるお子さんでも可能な範囲で受け
入れるという対応をしているところですので、保育園については、そういう状態からさらに拡大
をしていくという意味でこのような回答にしました。
【委員】障害の疑いがあるといった子どもに他傷行為がありトラブルになった場合に、相談窓口は、就
学前なら子ども発達支援センターでよいですか。
【委員】就学前なら計画に記載のある子ども発達支援センターですが、就学後は学校教育との関わりに
なるのではないですか。
【委員】親が子どもの状況を認め、早ければ早い程いろんな形で支援をできるのですが、親が認めない
限りは、支援できないという現状があって、幼稚園でも保育園でもその子ばかりに関わっている
訳にはいかないので、正直手一杯な状態です。
小学校も手一杯という状況があり、計画にいろんなことが書けない状況、それが課題だと思っ
ています。
学校側でも療育の質が安定しないという状況なので、できましたらカウンセリングのできる方
を配置していただいて、幼稚園を保育園と小学校をコーディネートするという方が、いていただ
くとありがたいといつも思っています。
明らかな状態であれば、ちゃんとお伝えできるのですが、判断に迷う状態のお子さんがいると
いうことになってくると、幼稚園、保育園では安易に判断できないですが、もしコーディネータ
ーみたいな方がいらっしゃると、その方を介して状況を小学校へも伝えていただく、小学校でも、
そのお子さんが幼稚園、保育園でどのようなことをやってきたかとか、どのような経過があった
のかということを、聞くことができるというような、そんな人がいていただけるとありがたいな
と要望になりますが思っています。
【委員】就学前の場合には、家庭児童相談室とか子育て支援センターとか保健センターなどで、自分の
子育てだけでなく、近所のことについても気になったことがあれば、言っていく場所があるので
すが、学校教育の場になると、まずは学校に話してそこから連携ということが多いと思います。
もしここの中で関わりがあるとすると、思春期に入ってしまうと、相談窓口としては、子ども自
身がという場合には、計画にあるように心の教室相談やスクールソーシャルワーカーなどの相談
できる場であったり、心の安心という視点から相談するのであれば、スクールカウンセラーなど
の相談、いずれにしても所轄部署が学校教育課になっているので、学校教育の連携した仕組みが
求められているし、そう言ったことがもっと必要になるとおっしゃったように、もう少し乳幼児
期のいろんな支援と学校の支援をつなぐという問題が出てくると思います。
他市の取り組みでは、障害のある子や気になる子、支援を手厚くしている子どもについては、
支援している側が情報を伝えるのではなく、親の方が、今までどんな支援を受けていたかという
成長ファイルがあって、親が記録をして、それを学校へ保護者自身が持っていく、そうすると支
援した側が情報提供をするのは守秘義務の問題も難しいですが、うちの子は今までこういうケア
を受けていたので、それを学校でも配慮して支援してくださいという風に持っていくとスムーズ
に支援をしてもらえるというということですね、それはいくつかの市でやっている所があります。
そういう風にしないと今の時代は1つの枠組みを超えて情報をつないでいくということが難
しいと思います。
【委員】市内にはすくすく園がありまして、他市町と比べると羨ましい施設であると思います。
今のお話も含めてですが、それは親が子供の状況を受け入れたということで初めて成り立つ訳
で、受け入れない人に対してどのようなアプローチをしていくかということは、実はかなり厳し
い問題なのかと思います。
そんな中で言えるのは、行政側からある程度、親は認めないのですが、これは見守って行かな
くてはいけないですねという子を、幼稚園、保育所から小学校に上がる時に、共通認識としてコ
ーディネートし、見守っていただける方がいると、我々としてもすごく安心だなということでお
話をさせていただきました。
【委員】スクールソーシャルワーカーが1名配置されましたが、その方はどんな役割ですか、小学校で
すか。
【事務局】愛知県立大学の協力により配置をしており、市内の小中学校の中で問題がある困難事例に対
して、スクールソーシャルワーカーがコーディネート役を担って、現在活動されています。
【委員】そういった方への相談とかの窓口はどうなっていますか。
【事務局】基本的には学校教育課が相談窓口になっています。児童課の家庭児童相談室とスクールソー
シャルワーカーと学校などのいろいろな機関が入って、困難事例等、調整することがあれば、そ
の都度ケース会議を開いて、臨機応変に今は動いています。
現在は週に何回という形で来ていただいていますが、来年度からは加えて、本市採用のスクー
ルソーシャルワーカー1名を配置する話を聞いております。
【委員】スクールカウンセラーも全校に配置されているということですか。
【事務局】スクールカウンセラーは中学校全校と小学校は拠点校に2名配置しております。
【委員】担任だけではなく、むしろ親御さんに話すとか、そう言ったことは、スクールカウンセラーと
か、スクールソーシャルワーカーとかと、ある程度調整する必要があると思います。
【事務局】そうですね。担任の先生や学校だけでは、対応しきれないケースや調整が必要なケースの対
応をしてくださっています。スクールソーシャルワーカーがそのような役割を担っています。
【委員】今の相談体制に関連して、新たに1つ、パブリックコメントにも出ていますが、新しい事業と
して、利用者支援事業というのがありますよね。これはどちらかというと、妊娠期ぐらいから相
談を受けやすくするのか、どんなイメージで捉えたらよいでしょうか、子育て支援センターに機
能が追加されるということですか。
【事務局】基本的に子育て支援センターなどで、現在でも相談機能があるのですが、それに加えて、特
に幼稚園、保育園の利用についてもいろいろなニーズがあると思うのですが、施設利用的な面も
充実させたような相談できるような形で考えております。
【委員】一時コンシェルジェのような言い方をしていましたが、それということですか。保育園、幼稚
園の利用についての案内人みたいなことをするのか、いろんな相談を幅広く受け入れて、より適
切な利用者のニーズにあったサービスに繋げていくかとか、どちらの方なのですか。
【事務局】コンシェルジェですと、市役所の窓口の横にあったりして、施設を使いたいというと、相談
できるような特化した窓口みたいなイメージですが、今回子育て総合支援センターでの設置を計
画していますので、施設の利用についての相談機能を持たせながら、元々子育て総合支援センタ
ーは市内のいろいろな子育て資源と連携していろいろな事業を行っているので、子育てに関する
悩みと様々な社会的資源をつなげることができ、また、そういった相談もできる事業にしていき
たいです。
【委員長】相談機能ということですね。その他何かありますか。
【委員】幼児教育の充実について、障害児の受け入れに対して支援しますとなっています。また、障害
児向け福祉サービスの項目で「保育園・幼稚園で発達の気になる子の受入体制を図ります。」と
ありますが、幼稚園でも保育園でもこの体制が十分整っていないことが現状でして、我々困って
いる状況からするとありがたいのですが、一方でどのようにやるべきかというところが、実際に
手探りの状況の中で、できたら行政にどういうサポートがしていただけるかということを、きち
んと話し合う場を持たせていただけるとありがたいと思っています。
幼稚園は教育施設、保育園は福祉施設になってくるので、特に小さいお子さんで障害のあるお
子さんに関していうと、保育園の方が予算的に高い。全体的な目で話し合えるとよいと思ってい
ますが、巡回指導というのがあって、いわゆるトレーニングされたカウンセリングのできる専門
員の方が、担当園を何園か割り振って、見て関わり方を教えていただけるなどのサポートをして
いただけるとありがたいと思っています。
【委員】巡回支援事業がありますよね。
【委員】これは保育園だけですよね。
【委員】幼稚園でも発達が気になる子がとても増えているのが現状です。
【事務局】子ども発達支援センターで、保育園・幼稚園を対象として巡回支援事業を実施しております。
現在のところ人員が少し足りない状況ですので、今後はそういう人の充実を図る計画を考えてい
るところです。
【委員】実際に巡回支援の申し入れというのは、どういう手順でするのですか。
【事務局】巡回支援の方は、子ども発達支援センターの専門職員が行くのですが、現状だと対象のお子
様が子ども発達支援センターに相談に行って、その後、各園に巡回している状況です。
【委員】我々は子ども発達支援センターに行っていることを知らなくて、幼稚園に入っているお子さん
で子ども発達支援センターに通っているという情報を、我々に与えていただけるとありがたいで
すが、そのようなこともないです。
子ども発達支援センターが手助けしてくれるのか、してくれないのかよくわからないというと
ころもありまして、うちの園に通ってくるお子さんに関して言うと、軽度な状態だと思うので、
そこまで手が回らないということが実情なのかもしれませんが。
【事務局】相談は子ども発達支援センターでしていただければ、何らかの対応はできると思います。
【委員】学童保育所の運営者として、度々子ども発達支援センターに相談に行ったのですが、これから
受け入れるにあたってどうすればよいのか、受け入れができるのかということを相談したいのだ
といった時に、そこの親御さんが受容していない、子ども発達支援センターにも相談にも来てい
ないということになると、子ども発達支援センターでは全然話はできませんということがあった
ものですから、やはり発達障害だけでなく、精神障害もそうですが、本人か家族以外の人が相談
に行っても、取り合わないということがないように、柔軟に相談に乗ってもらえるような体制が
欲しいと思います。
【事務局】親子通園という事業が新しく始まります。これは保健センターが実施するちびっこ教室の後
に利用してもらいますが、基本的には就園前の2歳から3歳のお子さんに対し、ここで療育を受
けていただいて、集団生活等の訓練を行い、保育園・幼稚園に入ってもスムーズに園の生活に移
行できるような機能を親子通園事業で行いたいと考えていますので、そのような所も幼稚園とし
てもよい方向に向いていくのではないかと思っています。
【委員】そこのところのコミュニケーションですよね、どういうふうに実施するかということが今後の
課題になってくるのではないでしょうか。親を介してということだけではなくて、施設同士で話
し合えるとか、例えば幼稚園の場合だと、通っていても内緒にされる方が結構いますので、その
ことを言うと入園を拒否されるのではないかということで、そうなってきてしまうと、なかなか
対応が難しいです。
【委員】連携がとれるように関係機関のネットワーク化、連絡会とかそこをコーディネートしていく部
署があるとよいですね。
【委員】施設の場合は、就学前に関して言うと、すくすく園がどういう活動をしているかということを、
お話いただく会を設けていただけるとありがたいです。それで意見交換するなどできます。
【委員】幼稚園の願いとしては、どうしても教育の方に重きを置かれていて、実際に1人発達の気にな
るお子さんが入園することになった時に、その担任がそればかりという訳ではなく、いろんな意
味でサポートが必要になり、幼稚園も療育を専門でやっているわけではないので、どうしても親
以上に幼稚園に対して相談窓口を開設してほしいと思います。
今後幼稚園や保育園に受け入れを要請するということであれば、是非こちらも安心して受け入
れられるような、サポート体制があれば非常にやり易くなってくるのではないかと思います。
幼稚園は施設面も含めて考えても難しい所がありまして、1日の時間の流れ方が違ってくるの
で、14時ぐらいには終わってしまうので、その中で果たしてどこまでできるかというところが
ありますので、いろいろとお話し合いさせていただけるとありがたいなと思います。
【委員長】本計画にも関係機関の連携強化ということが盛り込まれているので、今後この中身を詰めて
行くということで、事業としては謳われています。この部分を5年間の間に充実させていけると
よいかなと思います。その他よろしいでしょうか。
【委員】人口推計の話で人口推計の傾向が変わったという話は先ほど聞いたのですが、どのように変わ
ったのですか。人口が増える傾向にあるのか、それとも横ばいなのか、減って行く見込みなのか
どうですか。
【事務局】これまでの人口推計より、結果を見ると全体的に数%伸びている結果になっており、全体的
に多少増える傾向になります。
【委員】多少なのですね、大きく変わっていないということですか。
【事務局】%で言うと、各年度で違いますが、0.5%ぐらい伸びている年もありますし、3%ぐらい
伸びている年もあります。
【委員】全体にということですね。
【事務局】そうです。
【委員長】他はいかがですか。
【委員】パブリックコメントの20項目についてですが、小学生の高学年向けということで、児童クラ
ブと学童保育所と放課後子ども教室というのがありまして、計画の中でも児童クラブは放課後子
ども教室へ移って行くということは、10年前から決まっている計画の方向ではあるのですが、
児童クラブではなくなって、就労支援は学童でやってくださいという流れの中で、学童保育所で
は必要としている人全員が受け入れることができていない状況が今もあり、そういうことになる
と、就労支援の目的ではありませんと言っている放課後子ども教室でもある程度その就労支援の
機能を持ってもらわないと、小学生の放課後の居場所というのは作れないと、今は思っています。
5年の計画の中では、民間にも参入してもらって、なんとかニーズに応えていきましょうとい
うのは、方向としては間違えではないと思いますが、結局放課後子ども教室の導入も平成27年
からだったり、平成28年からだったり、放課後子ども教室に入れない子どももたくさんいる状
況の中で、放課後子ども教室では就労支援に足りない。また、民間の学童保育所もあるわけでは
ないという形が、ここ2年3年はどうしても続くという状況で、今後計画では放課後子ども教室
を作ることになっているから、この2、3年は我慢してくださいというそのスタンスはどうなの
でしょうか。
放課後子ども教室は留守家庭児童対策ではないので、そのニーズには応えませんと言いきって
しまっている所が、非常に残念だなと思いまして、ここは時間を延ばすための工夫や対策を取れ
ば、今本当に困っている人たちのニーズに応えることはできるのではと思っていますので、予定
はありませんと出てしまっていますが、考えてほしい所だったと思います。
【事務局】放課後子ども教室ですが、就労の対策を考えますと、時間を現在の児童クラブと同じ夕方6
時までの延長をさせてもらっているので、時間的には現在も児童クラブと同様になっています。
【委員】朝が遅いのです。
【事務局】朝も児童クラブと同じになります。
【委員】児童クラブと学童保育所と放課後子ども教室の違いを教えてください。
【事務局】児童クラブと学童保育所は、共働きのご家庭で、放課後家に帰らずに一時的預けるという機
能を持った所で、児童クラブと学童保育所は法律的、制度的には同じ枠組みです。日進市では、
児童グラブは市が運営をしており、保育時間が夕方6時までです。
また、学童保育所については市が事業者に補助金を出して運営をしています。こちらの保育時
間が夜の7時までということです。
一方、放課後子ども教室は、元々国のやり方としては、就労対策ではなくて、放課後の子ども
の居場所、働いている方のお子さんでも、働いていない方のお子さんでも学校で一緒に遊びまし
ょうという形ですが、日進市の場合、過去次世代育成支援計画の中で、放課後の事業が3本立て
になっているのを、児童クラブを縮小していく形で、学童保育と放課後子ども教室の2本立てに
まとめていこうという考え方で実施しています。
【委員】放課後子ども教室は小学校内にあるのですか。
【事務局】そうです。
【委員】児童クラブも小学校で、学童保育所は別の所実施しているのですか。
【事務局】児童クラブは福祉会館の施設内や外部の施設で、学童保育所は外部の施設や学校内で実施し
ています。また、放課後子ども教室は学校内です。しかし、まだ全学校に開設されておらず、放
課後子ども教室を実施していない学校は、空き教室の確保ができず、開設には時間がかかってい
る状況です。
【委員】予算的には、児童クラブと学童保育所は福祉から、放課後子ども教室は教育からですね。
【事務局】来年度からは子育て支援課が放課後子ども教室の運営も関わっていきます。
【委員】児童クラブの予算を、放課後子ども教室に移行していくというイメージですか。
【事務局】放課後子ども教室が開設した学校については、児童クラブは閉鎖になりますので、予算的に
はそのような流れになります。
【委員】今のお話ですが、かなり就労支援的な要素も、放課後子ども教室で担うという考え方ですか。
【委員】昨年度に比べると今年度は預かりの時間が長くなっているのですが、結局放課後子ども教室と
いうものが始まる前からの話ですが、学童を希望されている方でいっぱいなので、児童クラブで
我慢してくださいという人が、何人もいるのですが、その方たちがどこに困るかというと、夏休
みとかの朝が困るのです。児童クラブを使っていた人は、児童クラブのままで問題ないですが、
これまでも学童を使いたいのですが、入りきれていない人が児童クラブを使っているという状況
からすると、やはり児童クラブと時間が同じだからよいでしょうとは言えないのかなと思います。
【委員長】今のご意見は運用上の方でご検討いただくということで、よろしいでしょうか。その他はよ
ろしいでしょうか、では以上でご意見やご質問を出していただきましたが、「日進市子ども・子
育て支援事業計画(案)」をご承認いただけますでしょうか、
【委員】全員承認。
【委員長】ご承認いただけたということで、ありがとうございました。
続きまして、
(2)「施設の利用定員と保育料について」事務局より説明お願いします。
【事務局】
(資料2の説明)
【委員長】ありがとうございました。今のご説明について、ご質問がありましたらお願いします。
【委員】1号子どもに関しては、新規ということになりますが、2号・3号子どもに関しては、平成2
6年度に負担額等があると思います、それに比べて現状維持なのかそれとも負担が増えるのか減
るのかということを教えていただけますか。
【事務局】階層自体が所得税額を基にしていたのが、市民税の所得割額に基づきますので、今回の考え
方としては大体同じ収入だった方、所得税額と今回の所得割で考えた場合が同じ水準になるよう
な階層区分を設けていますので、基本的には大幅に階層が上がって金額が増えるということはな
い想定をしています。
【委員】ということは、若干は変わるけれど、大幅に変わることはないということですね。
【事務局】はい。ただこれまで年少扶養控除というのが、所得税の税計算上では廃止されているのです
が、その途中で税法が改正された関係で、現時点では年少扶養控除を効かせた計算をして階層判
定を行っておりましたが、今回市民税の所得割に変わることによって、市民税の場合年少扶養控
除はないので、その関係でお子さんの数が多い世帯だと若干変わる可能性があります。
しかし、それまでも年少扶養控除を効かせていた所得税額とそれに見合った市民税の所得割額
階層としては同率になるような設定の仕方をしていますので、大きく変わることはないと思いま
す。保育料の表では、D階層から下の階層、所得が少ない階層という区分で、そこより下の階層
を二つ設けましてさらに非課税世帯、所得割額も48,600円未満の世帯に関しましては、減
額をして、ここの階層に当てはまる方にとっては、保育料が下がるということになります。
【委員】階層区分の決定をいつにするのかという問題と、保育料は4月1日からということになります
か。
【事務局】今回の階層区分はこの制度では、まず4月から8月までの保育料を、平成26年度の市民税
に対して算定をします。
【委員】市民税評価でするということですね。
【事務局】はい。9月から3月までの保育料は、平成27年度の市民税に基づいて算定をしますので、
これまで年1回だった保育料決定でしたが、年2回の決定に変わります。
【委員】進級する場合は、4月から8月までは平成27年度ということになりますね。当年度の市民税
で算定するのは、8月に決定報告して、9月からということですね。
【事務局】そうです。
【委員】利用者負担額の支払い方法についてなのですが、利用者が施設に直接支払う話になっていると
思いますが、いかがですか。
【事務局】保育園につきましては、公立私立ともそうですが、これまで通り市が徴収を行います。認定
こども園につきましては、施設に直接お支払いしていいただくことになります。
【委員】地方裁量型認定こども園ですが、ここについてはそのまま施設型給付を受けるということでよ
いのですか。
【事務局】はい。既に認定こども園として認定を受けており、そのまま新制度の対象施設になりますの
で、施設型給付の対象となります。
【委員】1号子どもは市内の認定こども園の1号子どもと、名古屋市の公立幼稚園ですか。
【事務局】はい。認定こども園と名古屋市の公立の幼稚園です。
【委員】名古屋市の公立幼稚園は、値段が安いですが、こちらの1号負担になると、かなり差が出ます
がよいのですね。
【事務局】利用負担額の設定は市町村が定めるものとなっていまして、その市町村の予算上のバランス
を考慮しながらということになってくるのですが、市内の幼稚園はまだ新制度に移行するという
ことがありませんので、今後市内の幼稚園が新制度に移行していくという中で、利用者が当然増
えますので、それに応じた利用者負担額の見直しはさせていただきたいと思っています。
【委員】今回1号子どもがそんなにいないので、そんなに問題にならないと思いますが、1号子どもと
2号子どもが混在する園があるということで、そこは問題になってくるのではと思っているので
すが、この表を見ますと、階層が1号子どもは少ないので、階層区分の2と3の間で、2は非課
税者、3は課税者ということで、次の2号子ども、3号子どもを見てみますと、ちょうど③に該
当CとD1、D2、D3までが、1号子ども、2号子どもの負担額が逆転するということでよろ
しいのですね。
【事務局】確かに1号では、所得割額77,100円以下で分けておりますので、2号3号の方は48,
600円以下ということで、そこで階層の考え方として、77,100円以下の区分が保育園で
いくと、D3階層に当たると考えまして、そこの3歳から5歳の保育料額の平均よりは下回るよ
うな設定です。
【委員】これは、1 号子どもと2号子どもが混在した施設が出来上がると、かなり揉めるのではないで
しょうか。そういう施設がたくさんありますので、クレームを受ける覚悟でやられるのかと思っ
たのですが、全体的なお話ですが、1号子どもというのは教育を受ける子ということで4時間、
2号子どもは標準時間が11時間そして短時間が8時間ということです。
それで日進市の場合は保育所型の認定こども園はないので、1号子ども、2号子どもが一緒と
いうことはないと思いますし、認定こども園がないのでよいですが、実際に1号子どもと2号子
どもが同じ施設に入ってくるということになった場合に、1 号子どもは教育を受ける子、2号子
どもは保育を受ける子だからという差はないですよね、やることは一緒です。実際には給食費は
どうなるのかとか、入っていないですよね、その辺の負担が問題だということとか、標準時間と
短時間を比べても、3時間差がありますよね、その差を見ていくと、D3ランクでは500円し
か差がないので、この500円の差は、1か月の差ですよね、例えば短時間でやっていても、延
長保育をお願いしますと言った時点で、逆転してしまう状況があるわけで、そこを見ていくと、
損得勘定になってくるといいますか、11時間にしないと損だということになってしまうと思い
ます。
【事務局】こちらの表にお示ししてないのですが、延長保育料の設定をしておりまして、短時間の人で
も就労時間によっては延長保育を必要とされる方がいらっしゃいますので、その利用料金の逆転
がないよう、標準時間の方が得になるようなことがないような設定をしております。1時間以内
の場合は500円にしておりまして、1時間を超えて3時間以内までは1,000円としており
ます、そうすると、D3階層、D4、D5階層の間では500円、D5階層以上が1,000円
の差ですが、基本的には1時間以内の利用であれば、その500円は同じかそれ以下になります。
【委員】延長保育というのは、契約で1か月分でということですか。
【事務局】1か月の料金です。現在の延長保育料も8時から16時が原則の時間としておりまして、そ
れを超える部分を延長保育料としてご負担していただいていますが、それを1時間以内の場合は
月額で500円、2時間以内ですと月額で1,000円と設定をしておりまして、それと同じ設
定です、仮に3時間以内使う方がいたら、プラス1,000円ということになっています。
1時間以上2時間を、原則8時間を超えて利用される方はほぼ標準認定を受けていただくので、
単発的に 1 日だけ8時間を超えてしまったという場合は、今回の延長保育の設定にあたるので、
1 日しか使っていなくても、500円になり1,000円を別でお支払いしていただくことにな
ります。その場合標準の保育料を超えない考え方はしています。
【委員】結局、親が子育てをする機会はすごく大事だと思います。その機会をきちんと親に渡してあげ
ることがすごく大事だと思いますが、残念ながらこれは国の制度ですのでしょうがないですが、
どうしても損得勘定が出てきてしまって、本当は5時間で十分なのですが、もったいないから1
1時間にしておきましょうということで、結局2号子どもの標準時間設定を助長してしまうとい
いますか、そのようになりかねないのではと懸念しております。
【事務局】制度上は標準時間と短時間に分けられてしまいますが、それぞれ最大11時間利用、8時間
利用という言い方をしますので、原則としては保育園の場合は、8時から16時までを原則的な
保育時間として、それを超える場合は、就労時間や通勤時間を合わせた利用時間を園の方と設定
していただくという形で、フルで11時間分利用してよいですと言う訳ではありませんというこ
とを、保護者の方にはご説明しています。
【委員】傾向として、11時間の方に流れていくことになってしまうと、行政側からすると、本来なら
ば5時間でよかったお子さんを11時間分の席を用意しなくてはいけないですよね。
結局非効率になってくるということです。6時間必要な人に対して、11時間いるということは、
5時間分の人件費や設備費を税金として使うことになります。
国としても問題で非常に良くないと思っているところで、そこを行政側として理解していただ
いて、やはりあまりここで、損得勘定で終わらないように是非していただきたいと思います。
【事務局】申し込みの時点から、就労時間を示していただく証明書を出していただくことで対応してい
きます。
【委員】6時間の人には6時間で出してもらわないといけませんね。
【委員】国の子育て会議を見ていると、行政的に言うと、6時間の人が本当に6時間なのか、本当に8
時間なのかということを見極めることはできないので、形式的に就労証明があったから11時間
の証明があれば、11時間の設定で割りきってやるしかない。
厳しいことは分かっていますが、同じどんぶりに入ってしまったので、損か得かを非常にそれ
を煽る。
今までは幼稚園に行かせている人は、保育園の保育料金を考えずに、幼稚園に行っていた訳で、
そこの値段の差に誰も疑問に思わなかった訳ですが、今度は同じどんぶりに入ってしまったので、
長い時間いてこの値段で、私はどうしてこの値段なのかという話になってしまうことが問題だと
思います、是非そこの所でよく理解していただいて、対処していただきたいと思います。
【委員長】ありがとうございました。その他は。
【委員】お子さんが障害の方の場合は、料金はどうなるのでしょうか。
【事務局】所得税を計算する上で、障害児の方がいらっしゃる場合、特別扶養控除が付きますので、市
民税の所得割で計算する上でも、そこは廃止されていません。所得税の税控除としては、16歳
未満のお子さんを扶養している扶養控除はなくなっていますが、今回所得割額に変わり、市民税
の情報は各自治体にありますので、その税情報により各自治体に則した算定ができるようになっ
ていますし、元々は所得税も市民税も前年の所得に応じた算定がされています。
なお、認められている控除というのは当然市民税を計算する上でも控除としていますので、そ
れによって算定されました所得割額で実際は算定をして、利用者負担額は国の示す基準額を上限
として各自治体が定めておりますので、より自治体の実情に合わせた考え方になっています。
【委員】障害者の家庭についてはもう少し費用がかかる可能性があるということですか。
【事務局】障害者の方は、控除という面では特別扶養控除が適用されますし、一人親家庭等の世帯、母
子家庭とか父子家庭ですが、障害者のいらっしゃる世帯で、障害者手帳を持っていらっしゃる等
の世帯も該当し、その場合は金額がB階層ですと0円になりますし、C階層も半分近い額に軽減
されることになります。所得割が発生すると、D1からの自己負担は同じになるということです。
【委員長】よろしいでしょうか。その他の方ご質問はよろしいでしょうか。これについてもご承認とい
うことでよろしいですか。
【委員】全員承認。
【委員長】ありがとうございます。来年度からの実施ということですので、よろしくお願いしたします。
4
その他
【委員長】たくさんのご意見をいただきましたが、その他何かございますか。ないようですので以上を
持ちまして議題は終わります。事務局その他はありますか。
【事務局】今回の会議にて計画の策定については終了となりますが、次年度以降は今会議についてこの
計画の進捗状況の確認と、使用に応じ、計画の修正などのご意見をいただく場として、引き続き
開催をしてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
【委員長】以上を持ちまして閉会します。
(閉会)午後4時