男鹿市親元近居同居支援事業補助金交付要綱 (目的) 第1条 この要綱は、子育て世帯の育児、家事の負担を軽減するため、市外から転入する子育て世帯 が親世帯等と市内に居住する近居、又は同居するための住宅の取得や改修、若しくは住宅の賃借に 要する費用の一部を補助することで、子育て支援と本市への移住を促進することを目的とする。 (定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによ る。 (1)子育て世帯 18歳以下の子ども若しくは高等学校に在学する子どもとその親、又は妊婦を 含む世帯員で構成される世帯をいう。 (2)親世帯等 子育て世帯の世帯員の親、又は祖父母等3親等内の親族を含む世帯員で構成され る世帯をいう。ただし、介護保険施設、又はこれに準ずる施設に入所、又は入居している場合 は除く。 (3)近居 子育て世帯と親世帯が市内において世帯を別にして居住することをいう。 (4)同居 子育て世帯と親世帯が市内において世帯を同一にして居住することをいう。 (5)転入日 子育て世帯が近居、又は同居のために市外から転入した日をいう。 (補助金の交付対象者) 第3条 補助金の交付対象となる者(以下「補助対象者」という。)は、子育て世帯が親世帯等との 近居、又は同居のため市外から転入し、住宅を新築若しくは購入、改修し、又は民間の住宅を賃借 して居住している子育て世帯の世帯主で、次のいずれにも該当する者とする。ただし、親世帯等と 同居の場合は、子育て世帯に限らないものとする。 (1)転入日以前に1年以上市外に居住し、かつ、転入日以後1年以内であること。 (2)子育て世帯の世帯主、又は配偶者が18歳以下の子ども、若しくは高等学校に在学する子ど もを扶養し同居している、又は妊婦が同居していること。 (3)子育て世帯の世帯主、又はその配偶者が親世帯等を構成する者の3親等内の親族であること。 (4)近居又は同居の状態を5年以上継続する意思があること。 (5)子育て世帯及び親世帯等のいずれも市税の滞納がないこと。 (6)子育て世帯及び親世帯等のいずれも居住地の町内会等に加入していること。 2 前項の規定にかかわらず、次のいずれかに該当するときは補助対象者としないものとする。 (1)この要綱による補助金の交付を過去に受けたことがある場合。 (2)過去に男鹿市住宅リフォーム助成事業補助金を受けた住宅である場合。 (補助金の交付対象住宅) 第4条 補助金の交付対象となる住宅(以下「補助対象住宅」という。)は、子育て世帯が転入日以 後に居住している住宅で次の各号のいずれかに該当する住宅とする。 (1)子育て世帯が親世帯等と近居、又は同居するため転入日以前1年以内、又は転入日以後1年 以内に新築し、取得金額が100万円以上、かつ、市内の事業者が施工し補助対象者の名義で 所有権登記が完了した住宅。 (2)子育て世帯が親世帯等と近居、又は同居するため転入日以前1年以内、又は転入日以後1年 以内に購入し、取得金額が100万円以上、かつ、補助対象者の名義で所有権登記が完了して いる住宅。 (3)子育て世帯が親世帯等と同居するため転入日以前1年以内、又は転入日以後1年以内に改修 し、改修金額が30万円以上、かつ、市内の事業者が改修し補助対象者の名義で所有権登記が 完了している住宅。 (4)子育て世帯が親世帯等と近居、又は同居するため転入日以前1年以内、又は転入日以後1年 以内に民間の借家、又はアパート等を賃借し、月額家賃が3万円以上、かつ、補助対象者の名 義で賃貸借契約を締結している住宅。ただし、勤務事業所の官舎、又は社宅、社員寮等を除く。 2 前項の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する住宅は補助対象住宅としないものとす る。 (1)公共事業の施行に伴う補償費の対象となる住宅 (2)男鹿市住宅リフォーム助成事業補助金その他、他の補助制度を利用する住宅 (3)その他補助金の交付が適当でないと認められる住宅 (補助金の交付対象費用) 第5条 補助金の交付対象となる費用(以下「補助対象費用」という。)は、次に掲げる費用とする。 (1)補助対象住宅の新築、又は購入に要する費用とし、土地の購入に要する費用を除く。 (2)補助対象住宅の改修に要する費用とし、門及び屏等の外構工事を除く。 (3)補助対象住宅の賃貸借契約に基づく賃借に要する費用とし、共益費及び駐車料金を除く。 (補助金の種類と補助金の額等) 第6条 補助金の種類及び補助金の額、補助限度額は、別表第1に掲げるとおりとする。 2 前項の補助金の額に千円未満の端数が生じたときは、その端数を切り捨てた額とする。 3 補助の期間は、第1項に規定する補助金の種類が住宅取得補助、又は住宅改修補助に該当すると きは1回とし、住宅家賃補助に該当するときは賃借住宅に居住した日の属する月から2年の期間を 限度とする。ただし、2年の期間内に補助対象者の要件に該当しないこととなるときは、その期間 とする。 (補助金の交付申請期間) 第7条 補助金の交付を申請できる期間は、転入日から起算して1年以内とする。 2 前項に規定する期間に補助金の交付申請を行い補助金の交付決定を受けた者のうち、前条第1項 に規定する補助金の種類が住宅家賃補助に該当するときは、前条第3項に規定する補助の期間を限 度に延長するものとする。 (補助金の交付申請) 第8条 補助対象者が補助金の交付を受けようとするときは、男鹿市親元近居同居支援事業補助金交 付申請書(様式第1号)に別表第2に掲げる書類を添えて市長に提出しなければならない。 2 前項に規定する交付申請は、第6条第1項に規定する補助金の種類が住宅家賃補助に該当すると きは、年度ごとに交付申請するものとする。 (補助金の交付決定) 第9条 市長は、前条の規定により申請書の提出を受けたときは、当該申請に係る書類の審査及び必 要に応じ現地調査を行い、補助金の交付が適当であると認めたときは、男鹿市親元近居同居支援事 業補助金交付決定通知書(様式第5号)により、補助対象者に通知するものとする。 2 市長は、前項の規定による書類の審査及び現地調査により、補助金の交付が適当でないと認めた ときは、男鹿市親元近居同居支援事業補助金不交付決定通知書(様式第6号)により、補助対象者 に通知するものとする。 (補助金の交付) 第10条 前条第1項により補助金の交付決定を受けた者(以下「補助決定者」という。)は、交付 決定を受けた年度の3月末日までに男鹿市親元近居同居支援事業補助金交付請求書(様式第7号) を市長に提出しなければならない。 2 市長は、前項の規定による請求を受けたときは、受理した日から起算して30日以内に補助金を 交付するものとする。 (交付決定の取り消し) 第11条 市長は、補助決定者が次の各号のいずれかに該当したときは、補助金の交付の決定を取り 消し、又は中止するものとする。 (1)補助対象住宅を自己の居住の目的以外の用途に使用したとき。 (2)転入日から5年を経過する前に近居、又は同居を解消したとき。 (3)市税に滞納が発生したとき。 (4)補助決定者が提出した書類に偽りその他不正があったとき。 2 市長は、前項の規定に基づき補助金の交付の決定を取り消し、又は中止したときは、男鹿市親元 近居同居支援事業補助金交付決定取消・中止・補助金返還通知書(様式第8号)により、その旨通 知するとともに既に交付した補助金の全部、又は一部の返還を命ずることができるものとする。た だし、市長がやむを得ないと認めた場合はこの限りでない。 (その他) 第12条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は市長が別に定める。 附則 この要綱は、平成27年4月1日から施行する。 別表1(第6条関係) 補助対象費用 補助金の種類 補助金の額 補助限度額 住宅の新築又は購入 住宅取得補助 補助対象費用の10分の1 50万円 住宅の改修 住宅改修補助 補助対象費用の10分の1 50万円 住宅の賃借 住宅家賃補助 補助対象費用の3分の1 月額1.5万円 別表第2(第8条関係) 補助金の種類 住宅取得補助 補助金交付申請書添付書類 1 子育て世帯、親世帯等の住民票謄本(全部記載の住民票謄本) 2 子育て世帯、親世帯等の戸籍謄本 3 子育て世帯全員の戸籍の附表 4 子育て世帯、親世帯等の市税の完納を証する書類(様式第2号) 5 住宅の登記事項証明書 6 住宅新築又は購入契約書の写し 7 住宅の平面図及び位置図、全景写真 8 定住に関する誓約書(様式第3号) 9 町内会等加入証明書(様式第4号) 10 住宅改修補助 妊婦がいる場合は母子手帳の写し 1 子育て世帯、親世帯等の住民票謄本(全部記載の住民票謄本) 2 子育て世帯、親世帯等の戸籍謄本 3 子育て世帯全員の戸籍の附表 4 子育て世帯、親世帯等の市税の完納を証する書類(様式第2号) 5 住宅の登記事項証明書 6 住宅の改修にかかる工事契約書又は工事費用領収書の写し 7 住宅の改修前後の平面図及び位置図、写真 8 定住に関する誓約書(様式第3号) 9 町内会等加入証明書(様式第4号) 10 妊婦がいる場合は母子手帳の写し 住宅家賃補助 1 子育て世帯、親世帯等の住民票謄本(全部記載の住民票謄本) 2 子育て世帯、親世帯等の戸籍謄本 3 子育て世帯全員の戸籍の附表 4 子育て世帯、親世帯等の市税の完納を証する書類(様式第2号) 5 住宅の賃貸借契約書の写し 6 家賃の領収書の写し 7 借家の平面図及び位置図、全景写真 8 定住に関する誓約書(様式第3号) 9 町内会等加入証明書(様式第4号) 10 妊婦がいる場合は母子手帳の写し
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