Bizメール&ウェブ エコノミー 管理者マニュアル

Bizメール&ウェブ エコノミー
管理者マニュアル
2.0版
2015年12月11日
(©)NTT Communications 2015 All Rights Reserved.
更
更新日
2015/12/11
版数
2.0 版
新
履
歴
主な更新内容
■全編改訂
(©)NTT Communications 2015 All Rights Reserved.
は じ め に
「Biz メール&ウェブ エコノミー」をご契約いただき、ありがとうございます。
「Biz メール&ウェブ エコノミー 管理者マニュアル」(以降、「本マニュアル」と略します)では、「Biz メール&ウェ
ブ エコノミー」(以降、「本サービス」と略します) における管理者の方を対象に、各設定方法を説明いたしま
す。
使用する用語
本書では、次に示す用語や略語を使用しています。
用語・略語
正式名称、フルスペルまたは用語の意味
本サービス
Biz メール&ウェブ エコノミー
本マニュアル
Biz メール&ウェブ エコノミー 管理者マニュアル
アカウント
本サービスのご契約単位を指します。ご契約1つに対しログイン ID が1つ付与さ
れます。
ログイン ID
Biz メール&ウェブ エコノミーのお申し込みの際に、お客さまに指定いただきま
す。ログイン ID は 1 契約につき、1 つのみの指定となります。お客さまにて独自ド
メインを利用されない場合、以下の共用のドメインがご利用いただけます。
http://ログイン ID.ec-net.jp
お客さまドメイン名
お客さまが取得いただいた独自ドメインが、該当します。
(DOMAINNAME)
管理者
管理者権限を持つユーザを指します。
本サービスでは、管理者権限が付与されるのは 1 契約につき1人です。管理者
は、ユーザ登録や権限の付与ができる他、問題発生時のお客さま内の問い合
わせ先にもなっていただきます。
また、本マニュアルの一部において、お客さま内のシステム管理者(情報システ
ムの統括者)を指す場合もあります。
利用者
本サービスにおいて、管理者が作成した管理者以外のユーザを指します。
クライアント(側)
クライアントとサーバーで通信をする場合の、サービスを受ける方(リクエストを掛
ける方)のコンピューターを指します。
たとえば、本サービスとパソコンとの間でファイル転送をする場合には、パソコン
側を指します。
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クライアントとサーバーで通信をする場合の、サービスを提供する方(リクエストを
サーバー(側)
待ち受けている方)のコンピューターを指します。
たとえば、本サービスとパソコンとの間でファイル転送をする場合には、本サービ
ス側を指します。
メールソフトウェア
パソコンなどのクライアント上で動作する、メール送受信のためのソフトウェアを
指します。Microsoft Outlook や Windows Live メールなどがその一例です。
関連マニュアル
マニュアル名
セットアップガイド
説明
Biz メール&ウェブ エコノミーをご利用いただくにあたっての
対象読者
管理者
初期設定マニュアル
管理者マニュアル(本書)
Biz メール&ウェブ エコノミーにおける管理者向けマニュア
管理者
ル
利用者マニュアル
Biz メール&ウェブ エコノミーの利用者向けマニュアル
利用者
使用する記号
記
号
記号の意味
使用上の制限事項や特定条件での禁止事項など、
注意が必要な記述を示します。
操作のポイントになる重要な内容や、補足事項を示します。
Biz メール&ウェブ エコノミーのコントロールパネルのうち、利用者の画面に表示されるアイコン
の説明は、利用者マニュアルに記載しています。
このため、管理者が Biz メール&ウェブ エコノミーサーバーの機能の全体を把握いただくため
には、本管理者マニュアルと合わせて、利用者マニュアルをお読みいただく必要があります。
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目
1
次
コントロールパネルの機能...................................... 7
1.1
コントロールパネルへのログイン ....................... 8
1.2
管理者のコントロールパネル機能 .................... 9
1.3
利用者のコントロールパネル機能 .................. 10
(3)
バックアップからの復元.................................. 42
(4)
バックアップデータの削除 ............................. 44
(5)
バックアップデータの格納ディレクトリ....... 45
(6)
サーバー上でのファイル復元方法 ............ 46
4.3
タスク管理................................................................. 47
メール .......................................................................... 11
(1)
タスク管理の概要 ............................................. 47
2.1
メールサービスの概要 ......................................... 12
(2)
タスクの作成 ....................................................... 48
2.2
メールエイリアス設定 ........................................... 13
(3)
タスクの処理 ....................................................... 52
2
4.4
デジタル証明書 ...................................................... 53
(1)
メールエイリアスの概要.................................. 13
(2)
メールエイリアスの設定手順 ........................ 14
(1)
デジタル証明書の概要................................... 53
メーリングリストの管理......................................... 16
(2)
対応するデジタル証明書............................... 54
(1)
メーリングリストの概要.................................... 16
(3)
デジタル証明書インストール ........................ 55
(2)
メーリングリストの作成.................................... 17
(4)
デジタル証明書の更新................................... 61
(3)
メーリングリストの設定変更 .......................... 22
(4)
受信者リストの編集.......................................... 23
(1)
アクセス制限の設定 ........................................ 66
(5)
メール不達時の動作 ........................................ 24
(2)
アクセス制限の解除 ........................................ 68
2.3
4.5
アクセス制限............................................................ 66
4.6
3
PHP のバージョン .................................................. 69
ユーザ設定 ................................................................ 26
3.1
ユーザリスト ............................................................. 27
5
統計データの表示 ................................................... 71
3.2
ウェブエイリアス...................................................... 28
5.1
Piwik ............................................................................ 72
(1)
ウェブエイリアスの作成 .................................. 28
(1)
Piwik の概要 ....................................................... 72
(2)
ウェブエイリアスの確認 .................................. 30
(2)
Piwik のインストール........................................ 73
(3)
ウェブエイリアスの削除 .................................. 30
(3)
Piwik のログイン ................................................ 74
(4)
ウェブエイリアスの利用方法 ........................ 31
(4)
Piwik のパスワード変更 ................................. 76
(5)
トラッキングコードの表示 ............................... 77
(6)
Piwik のアンインストール ............................... 78
4
各種ツール................................................................. 33
4.1
ディレクトリ構成 ...................................................... 34
(1)
ディレクトリの概要............................................. 34
6
(2)
システム領域のディレクトリ ........................... 35
6.1
(3)
ユーザ領域のディレクトリ............................... 36
(4)
メールディレクトリ .............................................. 36
(5)
ウェブ領域のディレクトリ ................................ 37
4.2
バックアップ .............................................................. 39
(1)
バックアップの対象 ........................................... 39
(2)
バックアップの作成 ........................................... 40
アカウント設定 .......................................................... 80
7
アカウント概要 ........................................................ 81
アプリケーション ....................................................... 82
7.1
PukiWiki ...................................................................... 83
(1)
PukiWiki とは ...................................................... 83
(2)
PukiWiki のインストール.................................. 84
(3)
PukiWiki の起動 ................................................ 85
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(4)
7.2
PukiWiki に関するその他の機能 ................ 86
WordPress ................................................................. 87
9.5
スクリプトファイルへの実行権限の付与 ..... 118
10
システム管理者さまへのお願い ................... 120
10.1
ユーザ管理についての注意事項 .................. 121
10.2
サポートに関する注意事項 ............................. 122
(1)
WordPress の概要 ............................................ 87
(2)
WordPress のインストール ............................. 88
(3)
WordPress 管理画面へのログイン ............. 90
(4)
WordPress の参照 ............................................ 91
11
サービスのご利用にあたって ........................ 123
(5)
WordPress の停止 ............................................ 92
11.1
本サービスの提供形態に関する注意 ......... 124
(6)
WordPress の起動 ............................................ 93
11.2
本サービスの特徴 ............................................... 125
(7)
WordPress のパスワード変更 ...................... 94
11.3
本サービスの保全に関する注意事項 ......... 126
(8)
WordPress のアンインストール .................... 95
8
データベースの管理................................................ 96
8.1
MySQL ........................................................................ 97
(1)
MySQL の初期化 .............................................. 97
(2)
MySQL の停止 ................................................... 98
(3)
MySQL の起動 .................................................. 99
(4)
MySQL のパスワード変更 .......................... 100
(5)
MySQL の利用 ................................................ 101
8.2
phpMyAdmin .......................................................... 102
(1)
phpMyAdmin の起動 ..................................... 102
(2)
phpMyAdmin の停止 ..................................... 103
(3)
phpMyAdmin へのログイン ......................... 104
8.3
MySQL のバージョン......................................... 106
(1)
利用可能な MySQL のバージョン ......... 106
(2)
操作手順............................................................ 107
9
CGI の仕様 ............................................................. 109
9.1
(1)
9.2
CGI 環境 ................................................................. 110
CGI スクリプトの設置場所へのリンク ..... 110
使用できる言語とスクリプトの実装 .............. 111
(1)
言語とシェル..................................................... 111
(2)
使用可能なコマンドの例.............................. 111
(3)
スクリプト言語の宣言文 .............................. 112
(4)
CGI スクリプト実装上の注意事項........... 112
9.3
SSI ............................................................................. 113
9.4
ファイル管理による CGI ファイルの作成.... 115
(1)
スクリプトファイルの要件............................. 115
(2)
ファイルの作成 ................................................ 116
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1
コントロールパネルの機能
Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーでは、「メール」「FTP」「ウェブ」を中心とする、各種のサービスを提供し
ます。
この章では、Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーにアクセスするためのインターフェースである「コントロー
ルパネル」の概要について説明します。
1.1 コントロールパネルへのログイン
1.2 機能概要
1.3 機能の一覧
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1.1
コントロールパネルへのログイン
まず始めに、コントロールパネルにログインを行います。
メールにてご案内しております、「Biz メール&ウェブ エコノミー 設定完了のお知らせ」をお手元にご準備頂き
まして、設定を行ってください。
① コントロールの URL にアクセスします。
※契約管理画面「マイページ」からアクセスするか、以下 URL を直接入力してください。
ログインURL:http:/<お客さまドメイン>/ControlPanel/
② コントロールパネルのログイン画面が表示されます。
契約管理画面『マイページ』に表示されているログイン ID とパスワードを入力して、[ログイン] ボタンをク
リックします。
◆ 管理者でのログイン
契約管理画面『マイページ』に表示されている「ユーザ ID(管理者用) /ユーザパスワード」 を入力します。
◆ 利用者でのログイン
管理者が作成した 「ユーザ ID(利用者用) /パスワード」 を入力します。
※利用者の作成方法は、「セットアップガイド」をご覧ください。
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1.2
管理者のコントロールパネル機能
管理者でログインした場合のコントロールパネルから使用できる機能を示します。本サービスのコントロールパ
ネルでは、ログインするユーザが管理者と利用者で、表示される機能が異なります。
管理者でのログイン画面
■ メール
■ ユーザ設定
■ 各種ツール
■ 統計データの表示
ウェブメール /メール
ユーザ管理
ファイルの管理/タスク管理
アクセス統計情報
関連の機能
/デジタル証明書(SSL) など
の管理
■ アカウント設定
■ アプリケーション
■ データベースの管理
ユーザ情報や画面表示など
標準提供ソフトウェアの管理
データベースソフトウェア
の参照と設定
機能
"MySQL" の管理機能
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1.3
利用者のコントロールパネル機能
利用者でログインした場合のコントロールパネルから使用できる機能を示します。
※各ユーザに付与した権限によって表示される機能が変わります。
すべての権限が付与されたユーザのコントロールパネルの例を、次に示します。
利用者でのログイン画面
■ メール機能
この機能は、管理者と、「メールの機能を付与された利用者」に表示されます。
■ 各種ツール
この機能は、管理者と、「FTP の機能を付与された利用者」に表示されます。
■ アカウント設定
この機能は、全ユーザに表示されます。一部機能は管理者専用のものです。
コントロールパネルの機能の説明は、次の 2 冊のマニュアルに掲載しています。
・管理者に限り使用できる機能は、
管理者マニュアル(本マニュアル)に掲載しています。
・管理者と利用者が使用可能な機能は、利用者マニュアルに掲載しています。
このため、管理者がコントロールパネルの全体像を把握いただくためには、管理者マニュ
アルと利用者マニュアルの両方をお読みいただく必要があります。
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2
メール
この章では、コントロールパネルの「メール」グループに含まれる機能のうち、管理者専用のものについて説明
します。
2.1 メールサービスの概要
2.2 メールエイリアス設定
2.3 メーリングリストの管理
以下の機能につきましては、利用者マニュアルを参照してください。
・ウェブメール
・メール転送設定
・自動返信
・カスタムメールフィルター
・ホワイトリスト
・ブラックリスト
・アンチスパム(SpamAssassin)
・アンチウイルス(ClamAV)
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2.1
メールサービスの概要
Biz メール&ウェブ エコノミーでは、次の仕様でメールサービスをご利用いただけます。
提供サービス
内容
提供プロトコル
SMTP (port25 and 587)
SMTP over TLS (port25 and 587)
POP3(port110)
POP3s(POP3 over SSL: port995)
IMAP(IMAP4: port143)
IMAPs(IMAP over SSL: port993)"
インターフェース
コントロールパネル上のウェブメール
POP3/IMAP
SMTP(認証方式は POP before SMTP および SMTP Auth)
次に示すプロトコルを使用いただくことで、Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーとメールソフトとの間で、メー
ルの送受信を暗号化することが可能です。
・POP over SSL (Port 995)
・IMAP over SSL (Port 993)
・SMTP over TLS (Port 587)
※ これらのプロトコルを使用する場合、Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーにインストール済みの証明
書を使用する必要があります。このため、メールソフト内にメールサーバーを指定する際、「ログイン
ID.bizmw.com」の記述が必要になります。
なお、独自ドメインと対応するサーバー証明書を導入済みの場合は、メールサーバーの指定には、独自ド
メインを使用してください。
IMAP/IMAPs をご利用の際、ご利用のメールソフトによっては、同時に起動する処理の数が
サーバー内制限値に達し、他の処理が遅くなるなどの影響が出る場合があります。
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2.2
メールエイリアス設定
ここでは、メールエイリアスの機能と使用方法について説明します。
(1) メールエイリアスの概要
Biz メール&ウェブ エコノミーでは、管理者およびメールの権限を付与されている利用者には、次のメールアド
レスが付与されています。
・管理者:ログイン ID@DOMAINNAME
・利用者:ユーザ名@DOMAINNAME
※DOMAINNAME の部分は、お客さまドメイン名が該当します。
メールエイリアスとは、メールアドレスに別名(エイリアス)を付与する機能のことです。
ご利用のアカウントが “biz123“ 使用するドメイン名が “example.jp” の場合、ご契約の時点では
管理者のメールアドレスには “[email protected]” が設定されています。
上記アドレスに、メールエイリアス “kanrisha” を付与すると、管理者“ [email protected] “
には “[email protected]” という別名(エイリアス)が付与されます。
上記の設定後、 “[email protected]” 宛にメールを送ると、“[email protected] “に届くよう
になります。
メールエイリアスを付与した場合も、コントロールパネルへのログインは、
(エイリアスではなく)「ユーザ ID」と「ユーザ ID に対応するパスワード」で行ってください。
メールソフト利用の場合も同様で、サーバーへのログイン情報の設定は、「ユーザ ID」 と
「ユーザ ID に対応するパスワード」となります。
「アカウントに登録されるメールアドレス」や「メールエイリアス」は、“@” 以前の部分が同一な
ものは、複数の登録ができません。
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(2) メールエイリアスの設定手順
メールの権限が付与されている登録済みユーザに、メールエイリアスを設定する方法を以下にご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[メール]ボタンをクリック後、[メールエイリアス]をクリックします。
※左ウィンドウの[メール]メニューから選択することもできます。
② メールエイリアスを付与したいユーザを「対象ユーザ ID」のプルダウンから選択し、[新規エイリアスの作
成]ボタンをクリックします。
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③ ユーザの編集画面が表示されましたら、対象のユーザにメールの権限を付与されているか確認します。
④ [メールエイリアス] セクションに、メールエイリアス名を入力します。
⑤ [追加] ボタンをクリックします。画面が更新され、確認のメッセージが表示されます。
⑥ [保存] ボタンをクリックします。
③メールの権限が付与されているか確認
④メールエイリアス名を入力
⑤[追加] ボタンをクリック
⑥[保存] ボタンをクリック
メールエイリアスの作成時、エイリアス名には、必ず1文字以上を指定してください。
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2.3
メーリングリストの管理
この章では、本サービスにおけるメーリングリストの機能と使用方法について説明します。
(1) メーリングリストの概要
メーリングリストとは、電子メールの活用方法の一つで、複数のメールアドレスに向けて一斉にメールを配
信するための機能のことです。
たとえば、組織内の「営業担当」「開発担当」といったチームに対して それぞれメーリングリストを作成し、
そこに該当するメンバー全員のメールアドレスを登録すると、1つのメールアドレスにメールを送信する操
作で、全員に向けてメールを送信できるようになります。
本サービスでは、管理者がコントロールパネルにログインすると、メーリングリストの管理機能をご利用い
ただけます。本サービスで作成できるメーリングリストの概要は以下になります。
基本機能
作成できるメーリングリスト数
最大 5 件
メーリングリストに登録できるアドレス数
最大 20 メールアドレス
送信可能なメールのサイズ
添付ファイルを含めて、最大約 5MB
・登録できるアドレス数は、他のお客さまに影響が発生しないよう 20 アドレスに制限して
います。またメール送信時の宛先件数は、メーリングリスト内に登録されているアドレスも
含めて 20 件までとなります。
・メーリングリストの中にメーリングリストのアドレスを登録すると、正常に動作しません。
- 16 -
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(2) メーリングリストの作成
メーリングリストの機能をご利用になるには、メーリングリストの作成とメンバー登録の2つの設定が必要となり
ます。以降で設定手順についてご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[メール]ボタンをクリック後、[メーリングリストの管理]ボタンをクリッ
クします。※左ウィンドウの[メール]メニューから選択することもできます。
② 「メーリングリストの管理」画面が表示されますので、[リストの新規作成]ボタンをクリックします。
- 17 -
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③ メーリングリストの作成画面が表示されますので、入力を行い、[保存]ボタンをクリックしてください。
設定項目については、以下を参照してください。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
項番 項目
説明
登録するメーリングリスト名を入力します。
1
メーリングリスト名
【使用できる文字種】
半角英小文字 (a-z) 、半角の数字、(0-9) 、一部の半角記号( -
_
. )
最大 64
文字
メーリングリストに投稿したとき、件名の先頭に追加される文字列を指定します。
2
件名の
プレフィックス
【使用できる文字種】
半角英数字(a-z, A-Z, 0-9),半角記号(# [ ] / \ < >を除く)最大 64 文字
このチェックボックスを ON に設定すると、メーリングリストに投稿したとき、件名の先
3
通し番号の表示
頭に「通し番号」を付与します。
「通し番号の表示」で、通し番号を表示しない場合でも、番号のカウントは実施されま
す。
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メーリングリストへの投稿を許可する送信者を指定します。
4
受信者であれば
メーリングリストに登録されているメールアドレスから、メーリン
誰でも投稿可能
グリストへの投稿が可能になります。
投稿可能な
管 理 者に 承認 され た
アドレス
受信者のみ
登録済みのメールアドレスで、「許可された投稿者」に指定さ
れたメールアドレスのみ、メーリングリストへの投稿が可能に
なります。
メーリングリストへの登録状況や権限の付与に関係なく、あら
誰でも投稿可能
ゆるアドレスから、メーリングリストへの投稿が可能になりま
す。
メーリングリストから配信されたメールの返信先を選択します。
5
メーリングリスト名
メーリングリストが指定されます。
送信者
メーリングリストへの投稿者が指定されます。
メールの
プルダウン横のテキストボックスに入力されたメールアドレス
返信先
宛に送信されます。
特定のアドレス
【使用できる文字種】
半角英小文字 (a-z) 、半角の数字、(0-9) 、一部の半角記号
(- _
.)
最大 64 文字
・メーリングリスト名は、登録済のユーザ ID と重複して作成することはできません。
・メーリングリスト名に英大文字を使用することはできません。
。
④ メーリングリスト管理画面に、作成したメーリングリストが表示されましたら作成は完了です。
引き続き、作成したメーリングリストに、メールアドレスの登録を行います。
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メールアドレスの登録
アドレスの登録は、「受信者リストの編集」の画面から実行できます。
ここでは、作成済みのメーリングリストに対し、メールアドレスを登録する手順を説明します。
① メーリングリスト管理画面で、メールアドレスの登録を行いたいメーリングリストの[受信者]をクリックしま
す。
② 「受信者リストの編集」画面が表示されます。画面下部の「メールアドレスの入力」に登録したいメールアド
レスを入力し、[追加]ボタンをクリックします。メールアドレスが追加されますと、「受信者」欄に登録したメ
ールドレスが表示されます。
- 20 -
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項目
説明
メールアドレスの入力
メールアドレスを入力し、「追加」ボタンをクリックすると、該当のメーリングリストにメー
ルアドレスが追加できます。
「投稿件の付与」にチェックを入れると、追加するメールアドレスに「許可された投稿
者」の権限を付与することができます。
【使用できる文字種】
半角英字(a-z),半角数字(0-9),一部の半角記号( _ - .) 最大 64 文字
登録するメールアドレスは、本サービスでご契約のドメイン以外のメールアドレスでも登録可能
です。
・メールアドレスを登録される際に、メールがループしないようご注意ください。
ループとなった場合、エラーとなり正しく送信されない可能性があります。
・メーリングリストの中にメーリングリストのアドレスを登録すると、正常に動作しません。
・登録するメールアドレスはお間違えのないように入力ください。
- 21 -
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(3) メーリングリストの設定変更
① コントロールパネルの[メール]から[メーリングリストの管理]をクリックして開き、設定変更を行うメーリング
リストの[編集]ボタンをクリックします。
② メーリングリストの編集画面が表示されますので、設定を変更し、[保存]ボタンをクリックしてください。
各項目の内容については、「(2)メーリングリストの作成」をご参照ください。
- 22 -
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メーリングリストの名前を変更する事はできません。該当のメーリングリストを削除の上、
再作成が必要です。
(4) 受信者リストの編集
<投稿権の編集>
メーリングリスト本体の設定で、「投稿可能なメンバー」が「管理者に承認された受信者のみ」が選択されている
場合、「受信者リストの編集」画面で、「投稿権の有無」にチェックが入っているメールアドレスからのみ、投稿が
可能となります。
「投稿権の有無」は、「処理」の[投稿権をはずす] [投稿権の付与]ボタンをクリックして切り替えます。
<メールアドレスの削除>
登録済みのメールアドレスを受信者リストから削除するには、該当のメールアドレスのチェックボックスにチェッ
クを入れ、[削除]ボタンをクリックします。
- 23 -
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(5) メール不達時の動作
メールアドレスの登録ミスや削除などにより、メーリングリストの受信者に対して正常にメールが送信されな
い場合、メーリングリストの受信メンバーから該当アドレスが自動的に削除されます。
特定の受信者に対し、
メールが送信できない状態
■メンバー削除の流れ
①メール再送
(約 5 日間)
該当アドレスに対し、
繰り返し
メールを再送します
②アドレス停止
(約 20 日間)
①のメール再送に失敗した場合
該当アドレスへの
配送を一時停止し、
警告メールを数回送付します
③メンバー削除処理
②の警告メールに
応答がない場合
メーリングリストの受信メンバー
から該当アドレスを
削除します
- 24 -
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■停止アドレスの復元について
アドレスの一時停止時、コントロールパネルの受信者リスト画面には「一時停止中」の文字が表示されます。
該当アドレスを復元にするには以下いずれかの作業を実施してください。
停止アドレスの復元
[1] 受信者による
作業
該当アドレス宛に送付された警告メールに対し、件名や内容を変更せずにそのま
ま返信します。
※この方法は、受信者が警告メールを受信できた場合のみ可能です。
<警告メール内容>
xxxx メーリングリストでの会員権が,
一時的に停止されています.
停止解除の操作を行わなければ, このリストからのメールは受け取れませ
ん. あと, n 回, これと同じ通知を発送しますが, それ以降は退会措置をとら
せていただきます.
停止を解除するには, このメールに返信 (ただし, Subject: 行は変更しない
でください) してください.
[2] 管理者による
作業
問題や質問があれば, リスト管理者宛にご連絡ください.
コントロールパネルの「受信者リストの編集」画面より、該当メールアドレスをいった
ん受信者から削除した後再登録してください。
受信者の一時停止時とメンバー削除時には、管理者宛にメールで通知されます。
- 25 -
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3
ユーザ設定
この章では、コントロールパネルの「ユーザ設定」グループに含まれる機能のうち、管理者限定の機能について
ご案内致します。
3.1 ユーザリスト
3.2 ウェブエイリアス
以下の機能につきましては、セットアップガイドを参照してください。
・新規ユーザ作成
- 26 -
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3.1
ユーザリスト
現在作成されているユーザの一覧を確認することができます。
① コントロールパネルのホーム画面より、[ユーザ設定]ボタンをクリック後、[ユーザリスト]をクリックします。
※左ウィンドウの[ユーザ設定]メニューから選択することもできます。
② ユーザ一覧が表示されます。
項 目
内
容
ユーザ ID
利用者のアカウント名です。
氏名
利用者アカウントにて設定された氏名が表示されます。
アカウント状態
利用者アカウントの利用状況です。利用可能な場合は「有効」、利用を停止して
いるいる場合は「停止しています。」と表示されます。
メール/FTP/ウェブ
利用者アカウントの権限です。詳細は「セットアップガイド」をご参照ください。
処理
利用者アカウントの設定変更や、アカウントの利用停止が行えます。
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3.2
ウェブエイリアス
ウェブエイリアスを設定すると、外部公開可能なディレクトリが作成されます。お客さまのウェブサイトに管理
者以外の FTP とウェブの権限を有するユーザがファイルをアップ ロードできるようになります。ユーザは FTP
などを使用し指定されたディレクトリへ、ファイルをアップロードすることが可能となります。
(1) ウェブエイリアスの作成
新規ウェブエイリアスの作成手順をご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[ユーザ設定]ボタンをクリック後、[ウェブエイリアス]をクリックしま
す。※左ウィンドウの[ユーザ設定]メニューから選択することもできます。
② エイリアスを付与したいユーザを、「対象ユーザ ID」のプルダウンから選択し、[新規エイリアスの作成]ボタ
ンをクリックします。
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③
④
⑤
⑥
対象のユーザに「FTP」「ウェブ」の権限が付与されているか確認します。
[ウェブエイリアス] の項目に、ウェブエイリアス名を入力します。
[追加] ボタンをクリックします。画面が更新され、確認のメッセージが表示されます。
[保存] ボタンをクリックします。
③「FTP」「ウェブ」の権限が付与されて
いるか確認
④ウェブエイリアス名を入力
⑤[追加] ボタンをクリック
⑥[保存] ボタンをクリック
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(2) ウェブエイリアスの確認
コントロールパネルの[ユーザ設定]から[ウェブエイリアス]をクリックすると、登録されているウェブエイリアスの
一覧が表示されます。
(3) ウェブエイリアスの削除
① 削除するウェブエイリアスのチェックボックスにチェックを入れ、[削除]ボタンをクリックします。
② 削除の確認の画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
③ 削除完了のメッセージが表示され、一覧から該当のウェブエイリアスが削除されます。
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(4) ウェブエイリアスの利用方法
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[ファイル管理]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② 「ディレクトリの内容」欄にディレクトリ名が表示されますので、「www」 → 「htdocs」 → 「作成したウェブエ
イリアス」の順にクリックします。
③ 「ファイル名とパス」欄に選択したウェブエイリアス名が表示されていることを確認し、[ファイルアップロー
ド] ボタンをクリックします。
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④ ファイルのアップロード画面が表示されますので、[参照]ボタンをクリックし、アップロードしたいファイルを
選択後、[保存]ボタンをクリックします。
⑤ 保存完了のメッセージが表示され、アップロードしたファイルが一覧に追加されます。
アップロードしたファイルは、「http://お客さまドメイン/ウェブエイリアス名」で確認することがで
きます。
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4
各種ツール
この章では、本サーバー内のディレクトリ構成の概要、及びコントロールパネルの「各種ツール」
グループに含まれる機能のうち、管理者限定の機能についてご案内します。
4.1 ディレクトリ構成
4.2 バックアップ
4.3 タスク管理
4.4 デジタル証明書
4.5 アクセス制限
4.6 PHP のバージョン
以下の機能につきましては、利用者マニュアルを参照してください。
・ファイル管理
・共有ファイル
・ファイルの復元
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4.1
ディレクトリ構成
(1) ディレクトリの概要
Biz メール&ウェブ エコノミー サーバー内のディレクトリ構成を、次に示します。
■ システム領域のディレクトリ [1]
サーバー運用上、必要なファイルが格納されるディレクトリです。
■ ユーザ領域のディレクトリ [2]
利用者 (ユーザ) 固有のファイルが格納されるディレクトリです。
■ メールディレクトリ [3]
利用者 (ユーザ) のメールが格納されるディレクトリです。
■ ウェブ領域のディレクトリ [4]
ウェブのコンテンツファイルをアップロードするディレクトリです。
ユーザ ID(管理者用)でログインした場合は、全ての領域にアクセス可能です。
利用者のユーザ ID でログインした場合は、 /users/<利用者のユーザ ID> 以下のディレクトリのみ参照可能
です。
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(2) システム領域のディレクトリ
システム領域の各ディレクトリについてご説明します。
■ /
システム領域の最上位のディレクトリ指定は / になります。
■ /backup/
「各種ツール」の「バックアップ」でバックアップしたファイルが格納されます。
「バックアップ」の詳細に関しては、「4.2 バックアップ」を参照してください。
■ /etc/
各種アプリケーション(カスタムメールフィルタなど)の設定ファイルが格納されています。
■ /tmp/
サーバー内で稼動する各種アプリケーションが、一時ファイルを作成するディレクトリです。
■ /var/
主に MySQL 関連のデータが格納されています
システム領域のディレクトリ、もしくはディレクトリ内のファイルを誤って削除・編集した場合、シ
ステムが正常に動作しなくなることがあります。 FTP や、コントロールパネルの各種ツールに
ある「ファイル管理」を使用してシステム領域のディレクトリにアクセスする場合には、十分に注
意してください。
誤って削除・編集をして、システムの修復が必要になった場合は、各種ツールの「ファイルの復
元」からファイルを復元できる可能性があります。
※「ファイルの復元」で復元されるファイルは、本サービスの日次バックアップ時点(午前1時か
ら5時ごろ)のものになります。「ファイルの復元」についての詳細は、利用者マニュアルを参照
してください。
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(3) ユーザ領域のディレクトリ
ユーザ領域の各ディレクトリについてご説明します。
(4) メールディレクトリ
メールディレクトリ内の各ディレクトリについてご説明します。
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(5) ウェブ領域のディレクトリ
ウェブ領域の各ディレクトリについてご説明します。
・各ディレクトリを削除された場合、正常にウェブコンテンツが表示されなくなりますので、削除
しないようお願いいたします。
・logs ディレクトリを削除された場合、apache のログが正しく生成されなくなりますので、削除しな
いようお願いいたします。
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■ウェブ権限を持つ利用者のディレクトリについて
ウェブ権限を持つ利用者 user01 が作成された場合、利用者のユーザディレクトリに、ウェブコンテンツを
格納する領域が作成されます。
管理者が user01 に対して割り
当てたウェブエイリアス名
ウェブコンテンツ
また、 /www/htdocs/<ウェブエイリアス名> というシンボリックリンクが作成されます。
このショートカットは、 /users/user01/www/htdocs/<ウェブエイリアス名> へ格納されます。
ウェブエイリアス名が「test」、アップロードしたウェブコンテンツ名が「index.html」の場合:
http://<お客さまドメイン>/test/で閲覧することができます。
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4.2
バックアップ
(1) バックアップの対象
「バックアップ」は、管理者がウェブコンテンツや CGI スクリプトを手動でバックアップする機能です。
バックアップの対象となるのは、 /www/cgi-bin/ と /www/htdocs/ のディレクトリに限定されま
す。また、これらのディレクトリ以下に実体が存在するものに限られます。
■ バックアップ対象にならない例
・利用者が /users/<ユーザ ID>/www/htdocs/<ウェブエイリアス名> にアップロードした
ウェブコンテンツ
・「/www/logs/」以下のファイル
・「/www/」直下に格納された設定ファイル
「バックアップ」されたファイルは、ファイルの内容、ファイルのパーミッションが保存されます。
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(2) バックアップの作成
バックアップにてウェブコンテンツをバックアップする手順をご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[バックアップ]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② [バックアップの作成]ボタンをクリックします。
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③ バックアップ名を入力して、[保存]ボタンをクリックします。
④ 「新しいバックアップが作成されました。」というメッセージが表示されましたら、バックアップは完了です。
作成されたバックアップデータ
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(3) バックアップからの復元
バックアップにてウェブコンテンツを復元する手順をご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[バックアップ]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② [ファイルの復元]ボタンをクリックします。
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③ 確認画面が表示されますので、復元を実行する場合は[OK]ボタンをクリックします。
④ 「古いバックアップが復元されました。」というメッセージが表示されましたら、バックアップからの復元は完
了です。
「バックアップからの復元」を実行すると、復元によって上書きされたファイルは、復元直前の
状態に戻すことができなくなります。バックアップデータからの復元を行なう前に、「バックアップ
の作成」をしておくことをお勧めします。
バックアップからの復元は、バックアップに含まれるファイルの追加のみ行なわれます。そのた
め、バックアップデータに対応するファイルがない場合、該当のファイルは削除されず、そのま
まの状態で残ります。
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(4) バックアップデータの削除
作成したバックアップデータを削除する手順をご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[バックアップ]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② 削除したいバックアップデータの[削除]ボタンをクリックします。
③ 確認メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
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④ 「バックアップが削除されました」とメッセージが表示され、一覧から該当のデータが削除されましたら完了
です。
(5) バックアップデータの格納ディレクトリ
バックアップデータは、次の位置に格納されています。
/backup/ ディレクトリ
バックアップデータ
■ index.txt
バックアップデータのファイル名と表示名を関連付けるファイルです。
バックアップを作成すると、自動的に更新されます。
■ バックアップデータの本体
バックアップデータは tar と gzip でアーカイブ化されて格納されます。
バックアップデータを削除する場合は、必ず「(4)バックアップデータの削除」の手順にて
実施してください。
/backup/ ディレクトリから直接削除すると、正常に動作しなくなる可能性があります。
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(6) サーバー上でのファイル復元方法
Biz メール&ウェブ エコノミーでは、次の 2 種類の方法でデータを復元することができます。
■ バックアップ機能でバックアップされたデータの復元
コントロールパネルの各種ツールにある「バックアップ」では、 /www/htdocs/ と /www/cgi-bin/ 配下に
あるディレクトリとファイルをバックアップしておくことができます。
本バックアップ機能については、本マニュアルの「4.2(2)バックアップの作成」と「4.2(3)バックアップからの復
元」を参照してください。
■ コントロールパネルの「ファイルの復元」からの復元
本サービスでは、外部記憶装置とは別に、約 1 日分のディスクバックアップを保存しています。
コントロールパネルの各種ツールから「ファイルの復元」を実施することで、ディスクバックアップされたディ
レクトリもしくはファイルを復元することができます。
「ファイルの復元」については、利用者マニュアルを参照してください。
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4.3
タスク管理
(1) タスク管理の概要
タスク管理とは、サーバー上で実行可能なコマンドやスクリプトを、自動的に起動するツールのことです。タス
ク管理は、コントロールパネルから、タイマーによる自動実行を設定できます。
タスク管理を使用する際は、タイムゾーンを確認されるよう強くお勧めします。スケジュールを設定
してからタイムゾーンを変更すると、システムが正常に動作しなくなる可能性があります。
タイムゾーン変更の手順については、利用者マニュアルを参照してください。
・タスク管理を使用するためには、シェルスクリプトやプログラムを作成し、サーバー上に保存
しておくことが必要です。また、該当のスクリプトやプログラムには実行権限が必要です。
・スクリプトやプログラムに関する作成や実装、問題発生時の対処などは、お客さまの自己
責任で実施いただくようお願い致します。
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(2) タスクの作成
タスク管理にタスクを作成すると、ある時間が来たら自動的にスクリプトが実行されます。
ここでは、 ~/scripts/test.sh というスクリプトを、毎朝 6 時に自動起動する例をご説明します。
なお、最上位のディレクトリに scripts というディレクトリを作成して、その中に test.sh があるものとします。
① はじめに、「~/scripts/test.sh」に実行権限をつけます。コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツー
ル]ボタンをクリック後、[ファイル管理]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② /scripts/ ディレクトリを開き、 test.sh の[プロパティ]ボタンをクリックします。
③ [属性の編集]をクリックします。
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④ 所有者の「実行」にチェックを入れて、[保存]ボタンをクリックします。
⑤ 次に、タスク管理にタスクを作成します。[各種ツール]の[タスク管理]をクリックします。
⑥ [新規作成]ボタンをクリックします。
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⑦ 以下内容を選択、入力したのち[保存]ボタンをクリックします。各項目の意味については、次ページで解説
します。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
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■各項目の説明
番号
[1]
項目
タスクグループ
内
容
タスクがたくさんある場合に、グループを作成すると便利です。
例: 「daily」「weekly」「system」など
既に作成してあるグループがあれば、「既存から利用」のプルダウンから選択でき
ます。
[2]
コマンド
スクリプトのパスを入力します。
scripts ディレクトリの test.sh を実行する場合は、 ~/scripts/test.sh と入力しま
す。
[3]
タスクの実行間隔 標準パターン選択を選択した場合、プルダウンから、「毎年」「毎月」「毎週」「毎日」
「毎時」「リブート時」を選択できます。
日時指定を選択した場合、日時指定の項目から詳細なスケジュール時間を設定
できます。
[4]
日時指定
分: 「毎分」「2 分毎」「5 分毎」「10 分毎」「15 分毎」「0 … 59 分」 から選択
時: 「毎時」「2 時間毎」「4 時間毎」「6 時間毎」「0 … 23 時」から選択
日: 「毎日」「1 … 31 日」から選択
月: 「毎月」「1 … 12 月」から選択
曜日: 「毎日」「日, 月, 火, 水, 木, 金, 土 曜日」から選択
各項目の組み合わせにより、次のような日時指定ができます。
例: 毎週水曜日の 6:40 に実行、毎月 1 日の 4 時に実行、など
[5]
保存ボタン
保存ボタンをクリックすると、タスクが作成されます。
⑧ 「タスクが保存されました。」と表示され、「コマンド」欄に設定したタスクが反映されましたら成功です。
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(3) タスクの処理
作成済みのタスクを編集して別の時間に実行するようにしたり、タスクの削除、タスクの無効化が可能です。
■ 編集
編集をクリックすると、タスクの実行時間や、コマンドを別のスクリプトに変更することができます。
タスクの作成時と同じように設定できます。
■ 削除
削除をクリックすると、不要なタスクを削除することができます。
■ 無効
無効をクリックすることで、タスクの実行を中止することができます。
無効なタスクを有効にするには、[有効]ボタンをクリックします。
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4.4
デジタル証明書
(1) デジタル証明書の概要
本サービスでは、お客さまのウェブサイトを SSL 通信でご利用いただくことができます。
SSL はインターネット上で安全にデータの送受信を行うための暗号化技術です。 SSL 通信とデジタル証明書
を組み合わせることにより、お客さまサーバーとウェブブラウザ間で送受信されるデータを保護し、ウェブサイト
から送信されるデータの送信元情報 ( ウェブサイトの企業実在証明 *1 ) や、そのデータが送信中に改竄さ
れていないかどうかを確認できます。
*1 グローバルサイン社のクイック認証 SSL は企業実在証明はありません。
本サービスのサーバーには、 ユーザ ID(管理者).bizmw.com ( 例: biz123.bizmw.com ) に対応する
証明書が標準でインストールされています。このため、クライアントコンピューターと各アカウントのコントロール
パネルとの間では、証明書を活用した https による通信が可能です。
インストール済みの証明書は、 bizmw.com の証明書であるため、お客さまが作成したウェブ
コンテンツの有効性や サイト運用する組織の信頼性を保証するものではありません。
例: https://www.example.jp/ ( お客さまドメイン )
デジタル証明書をインストールしていない場合は、上記 URL にアクセスすると、
セキュリティの警告が表示されます。(ただし、「はい」で続行すれば、暗号化通信は可能です)
お客さまドメインに対応するデジタル証明書を購入し、サーバーにインストールすることで、お
客さまドメインで https プロトコルによる通信環境を確保し、第三者による保証を受けたサイト
を運用することができます。
※証明書のインストールが完了しますと、お客さまコントロールパネルへアクセスする為の
URL が変更となりますのでご注意ください。
【インストール前】https://ユーザ ID(管理者).bizmw.com/ControlPanel/
↓
【インストール後】https://お客さまドメイン名/ControlPanel/
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(2) 対応するデジタル証明書
Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーでは、次に示す証明書をご使用いただけます。
証明書会社
シマンテック社
グローバルサイン
株式会社
お客さまによる
商品名
インストール(※1)
法人/個人利用
セキュアサーバ ID
可能(※2)
法人
グローバルサーバ ID
可能(※2)
法人
クイック認証 SSL
可能(※3)
法人/個人
企業認証 SSL
可能(※3)
法人
※1 Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーでは、コントロールパネルを使用して、証明書をインストールい
ただくことが可能です。また、お客さまが取得された証明書は、お客さまにてインストールいただく必要が
あります。
※2 マネージド PKI 2048bit には対応しておりません
※3 グローバルサイン社が提供する各種オプション(ワイルドカード/イントラネット/期間カスタマイズ/グロー
バル IP)には対応しておりません。
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(3) デジタル証明書インストール
デジタル証明書の取得、設定を行う場合の流れは次の通りです。
1. コントロールパネルから CSR の生成
2. 1 の CSR を元に、デジタル証明書の購入
3. コントロールパネルからデジタル証明書のインストール
1. コントロールパネルから CSR の生成
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[デジタル証明書]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② [CSR の生成]ボタンをクリックします。
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③ 各項目を入力した後、[Step2 へ進む]ボタンをクリックします。
④ 「CSR の生成が完了しました。」
「CSR が電子メールにて送信されました。」
と表示されましたら CSR 作成は完了です。作成済み CSR は、管理者のメールアドレスに送付されます。
⑤ 作成された CSR を確認します。管理者に送られてきたメールを確認するか、[CSR の参照]のリンクを
クリックして表示してください。
作成された CSR のうち、デジタル証明書の手配に必要な部分は
「-----BEGIN CERTIFICATE REQUEST-----」(この行自身を含む)
から
「-----END CERTIFICATE REQUEST-----」(この行自身を含む)
までです。
CSR の例は次ページを参照ください。
証明書の手配に必要な CSR の要件については、各証明書会社にご確認ください。
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■作成された CSR
コントロールパネルの「デジタル証明書」の機能で、CSR を生成した場合の例を次に示します。
Certificate Request:
Data:
Version: 0 (0x0)
Subject: C=JP、 ST=Tokyo、 L=Minato-Ku、 O=Verio APAC、
CN=vjtest002.tempdomainname.com、 OU=Internet Section
Subject Public Key Info:
Public Key Algorithm: rsaEncryption
RSA Public Key: (2048 bit)
Modulus (2048 bit):
00:a9:91:82:07:22:c6:d3:8e:f7:38:99:e9:2e:bf:
7f:96:c7:c2:7a:5b:81:31:eb:66:a9:c7:6e:b9:91:
c4:39:68:34:01:3c:5f:26:71:28:87:ae:3d:3b:bd:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
15:25:09:63:a4:af:a0:7e:52:87:6e:75:02:22:9a:
4d:f0:13:46:47:d2:a2:e5:81:0f:9e:ff:c3:c1:57:
39:8f
Exponent: 65537 (0x10001)
Attributes:
a0:00
Algorithm: md5WithRSAEncryption
a7:0d:8f:3a:97:ef:45:e8:a2:ef:6f:79:7d:a2:c6:73:eb:10:
d1:41:7b:25:a8:77:50:2c:b3:88:8c:42:b2:cc:c9:6e:05:50:
36:97:03:9b:78:bb:a7:ce:66:a4:2e:c1:2e:ad:0f:a7:31:b5:
15:2a:45:21:bd:9b:a3:df:cd:6e:a9:27:b0:a4:a1:1b:bd:5d:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:
da:1a:b8:6d:d7:33:37:be:b0:5f:d8:cb:59:e5:4b:eb:2a:df:
72:d4:7f:91:e6:ac:8c:e6:5b:46:45:67:ef:89:68:b1:87:11:
65:da:49:c1:d0:61:88:31:b3:aa:0c:b7:aa:1f:da:8e:34:9a:
デジタル証明書の手配に必要な部分
ae:83:da:11
-----BEGIN CERTIFICATE REQUEST----MIICzjCCAbYCAQAwgYgxCzAJBgNVBAYTAkpQMQ4wDAYDVQQIEwVUb2t5bzESMBAG
A1UEBxMJTWluYXRvLUt1MRMwEQYDVQQKEwpWZXJpbyBBUEFDMSUwIwYDVQQDExx2
anRlc3QwMDIudGVtcGRvbWFpbm5hbWUuY29tMRkwFwYDVQQLExBJbnRlcm5ldCBT
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
YGtfjwpmqMhkfjqI9t2fim4P+MUgKmNc3/Y8AF+sviPDfLEgpqcI49oauG3XMze+
sF/Yy1nlS+sq33LUf5HmrIzmW0ZFZ++JaLGHEWXaScHQYYgxs6oMt6of2o40mq6D
2hE=
-----END CERTIFICATE REQUEST-----
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2. デジタル証明書の購入
「1. コントロールパネルから CSR の生成」で作成した CSR を元に、証明書会社から、デジタル証明書を
購入します。証明書会社によっては、デジタル証明書のことを「サーバー証明書」と呼ぶことがあります。
購入したデジタル証明書の例を次に示します。
◆サーバ証明書
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[オーダーID]
[コモンネーム]
CE200911225659
test.tempdomainname.com
デジタル証明書の手配に必要な部分
-----BEGIN CERTIFICATE----MIIEeTCCA2GgAwIBAgILAQAAAAABJRn2bmgwDQYJKoZIhvcNAQEFBQAwbDEkMCIG
A1UECxMbT3JnYW5pemF0aW9uIFZhbGlkYXRpb24gQ0FUMRMwEQYDVQQKEwpHbG9i
YWxTaWduMS8wLQYDVQQDEyZHbG9iYWxTaWduIE9yZ2FuaXphdGlvbiBWYWxpZGF0
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
L+MTvU8QX1f/SXXvAyMu/AHQwndvZi5ZyjsAWkUwm2Oy8T8WBe3mzJrWE4qkykQr
os6qgJQWW6DT5GFYlf7zSa1RBTfLIv4haHAJ0IhKOSYjn/eGdgVY300Eaegcapvv
4vGeuJjFKym50hU1hbu+If05u5bhq3EOc9i6sqkT3pGcAPTWcPUbP2RcjNGq
-----END CERTIFICATE-----
このうち、証明書のインストールに必要な部分は、]
「-----BEGIN CERTIFICATE REQUEST-----」(この行自身を含む)
から
「-----END CERTIFICATE REQUEST-----」(この行自身を含む)
までです。
入手した証明書に 該当する記述が見あたらない場合には、手配先の証明書会社にご確認ください。
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3. デジタル証明書のインストール
① 「2. デジタル証明書の購入」で入手したデジタル証明書を、本サーバーにインストールします。コントロー
ルパネルの[各種ツール]から[デジタル証明書]を開き、[署名済み証明書のインストール]ボタンをクリック
します。
② デジタル証明書を「署名済み証明書の入力」欄に貼り付けます。
もしくは、「署名済み証明書の参照」で、デジタル証明書のファイルを選択し、登録することもできます。
デジタル証明書を入力・選択したら、[署名済み証明書のインストール]ボタンをクリックします。
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③ 「デジタル証明書のインストールが完了しました」とメッセージが表示されれば証明書は有効になっていま
す。
「現在のお客さま証明書」の状態が「有効」となっている事を確認ください。
Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーに証明書をインストールした後、証明書本体を保存し
ておくことを推奨します。
サーバー上の証明書に問題が発生した場合など、何らかの理由で証明書の再インストールが
必要になった場合、証明書のバックアップがあれば、迅速な復旧が可能となります。
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(4) デジタル証明書の更新
デジタル証明書には、有効期限(1 年~)が設定されています。継続してご利用される場合は、更新のお手続き、
および更新費用が必要となります。また、更新を行う際は、再度コントロールパネルでの CSR の取得、サー
バー証明書のインストールを行っていただく必要があります。
デジタル証明書の更新を行う場合の流れは次の通りです。
1. コントロールパネルから CSR の生成
2. 1 の CSR を元に、デジタル証明書の購入
3. コントロールパネルからデジタル証明書のインストール
1. コントロールパネルから CSR の生成
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[デジタル証明書]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② [CSR の生成]ボタンをクリックします。
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既に CSR を生成済みで、再度[CSR の生成]ボタンをクリックすると、以下のようなダイアログ
が表示されます。その場合、新しい CSR の生成を行いますので、[OK]ボタンをクリックしてくだ
さい。これにより、古い CSR は破棄されます。
③ 各項目を入力した後、[Step2 へ進む]ボタンをクリックします。
④ 「CSR の生成が完了しました。」
「CSR が電子メールにて送信されました。」
と表示されましたら CSR 作成は完了です。作成済み CSR は、管理者のメールアドレスに送付されます。
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⑤ 作成された CSR を確認します。管理者に送られてきたメールを確認するか、[CSR の参照]のリンクを
クリックして表示してください。
作成された CSR のうち、デジタル証明書の手配に必要な部分は
「-----BEGIN CERTIFICATE REQUEST-----」(この行自身を含む)
から
「-----END CERTIFICATE REQUEST-----」(この行自身を含む)
までです。
CSR の例は次ページを参照ください。
証明書の手配に必要な CSR の要件については、各証明書会社にご確認ください。
2. デジタル証明書の購入
「4.4(3) デジタル証明書インストール」の「2. デジタル証明書の購入」を参考にデジタル証明書の購入を行っ
てください。
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3. デジタル証明書のインストール
① 「2. デジタル証明書の購入」で入手したデジタル証明書を、本サーバーにインストールします。コントロー
ルパネルの[各種ツール]から[デジタル証明書]を開き、[署名済み証明書のインストール]ボタンをクリック
します。
[署名済み証明書のインストール]ボタンをクリックすると、以下のようなダイアログが表示され
ます。新しい証明書のインストールを行いますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
これにより、古い証明書は破棄されます。
② デジタル証明書を「署名済み証明書の入力」欄に貼り付けます。
もしくは、「署名済み証明書の参照」で、デジタル証明書のファイルを選択し、登録することもできます。
デジタル証明書を入力・選択したら、[署名済み証明書のインストール]ボタンをクリックします。
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③ 「デジタル証明書のインストールが完了しました」とメッセージが表示されれば新しい証明書のインストール
は完了です。インストールした証明書の「有効期限」が更新された事、「状態」が有効になっていることを確認し
てください。有効になっていない場合は、「処理」の「有効」リンクをクリックして、証明書を有効にしてください。
「現在のお客さま証明書」の状態が「有効」となっている事を確認ください。
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4.5
アクセス制限
(1) アクセス制限の設定
本サービスでは、ホームページにアクセス制限をかけて、パスワードによるユーザ認証をご利用いただけます。
ユーザ認証を行うことで、会員専用のホームページなどを作成することができます。
アクセス制限を設定可能な領域は、htdocs 及び htdocs 以下の各サブディレクトリです。
アクセス制限の設定方法を以下でご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[アクセス制限]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② 「ディレクトリの選択」プルダウンより、アクセス制限をかけるディレクトリを選択し、[ログインの作成]ボタン
をクリックします。
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③ ユーザ ID とパスワードを入力し、[保存]ボタンをクリックします。
パスワードで利用可能な文字種や記号は以下の通りです。
・パスワードは8~32文字の長さが必要です。
・英大文字、英小文字、数字、記号をそれぞれ 1 文字以上含む必要があります。
・パスワードに利用可能な記号は、次のとおりです。
@#$%^*()_+=-&
④ 「<ユーザ ID>が現在のディレクトリに作成されました」とメッセージが表示され、「ユーザ ID」欄に作成した
ユーザ ID が表示されていれば完了です。
⑤ ウェブブラウザで該当ディレクトリの URL にアクセスして、認証画面が表示されることを確認してください。
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(2) アクセス制限の解除
アクセス制限を解除する手順をご説明します。
① コントロールパネルの[各種ツール]から[アクセス制限]画面を開き、「ディレクトリの選択」プルダウンより
アクセス制限を解除したいディレクトリを選択します。
② 「ユーザ ID」欄に現在設定されているアクセス制限が表示されますので、該当のユーザ ID を選択し[無効]
または[削除]ボタンをクリックします。
無効
削除
該当ユーザ ID でのアクセスを停止します。必要な際には再度有効化して利用すること
ができます。
該当ユーザ ID が削除されます。
アクセス制御を完全に解除するには、ディレクトリに対して作成したユーザ ID を全て削除します。
ユーザを無効にするだけでは、認証画面が表示され、アクセス制御は解除されません。
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4.6
PHP のバージョン
本サーバーには、 PHP がインストールされています。
標準では PHP Version 5.4 に対応する CGI が使用できます。
PHP バージョンの詳細については、以下サポートページを参照してください。
http://www.ntt.com/mw-eco/data/function_soft.html
本サービスには、複数バージョンの PHP がインストールされており、初期設定では PHP5.4 を使用するよう設定
されています。コントロールパネルの「PHP のバージョン」機能を利用することで、PHP のバージョンを切り替え
て使用することができます。PHP のバージョン切り替え手順を以下でご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[PHP のバージョン]をクリックしま
す。※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② [バージョンの選択]プルダウンから変更したいバージョンを選択し[変更]ボタンをクリックします。
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③ 確認メッセージで[OK]ボタンをクリックします。
④ PHP バージョンの表示が更新されましたら完了です。
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5
統計データの表示
統計データとは、Biz メール&ウェブ エコノミーの使用状況や、Biz メール&ウェブ エコノミー サーバー内に設
置されたウェブコンテンツへの参照状況を対象に、記録されたログへ統計処理を施したものです。
この章では、コントロールパネルの「統計データの表示」グループに含まれる機能について説明します。
5.1 Piwik
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5.1
Piwik
(1) Piwik の概要
本サービスではウェブアクセス解析ソフトウェアとして Piwik(ピーウィック)をインストール可能です。
Piwik はオープンソースで開発されている高性能なウェブアクセス解析ソフトウェアです。
解析対象ページに埋め込んだタグによりアクセス情報を収集します。
マニュアルに記載のない情報については弊社ではサポートしておりませんので、あらかじめ
ご了承ください。
Piwik の詳しい使い方や設定については公式サイト(http://ja.piwik.org/)や日本 Piwik ユー
ザー会サイト(http://www.piwikjapan.org)などもご参照ください。
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(2) Piwik のインストール
① コントロールパネルのホーム画面より、[統計データ]ボタンをクリック後、[Piwik]をクリックします。
※左ウィンドウの[統計データ]メニューから選択することもできます。
② MySQL のパスワードを入力し、[インストール]ボタンをクリックします。
③ 確認メッセージが表示されますので[OK]ボタンをクリックします。
④ 「Piwik がインストールされました。」というメッセージが表示されましたら完了です。
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(3) Piwik のログイン
① コントロールパネルの[統計データ]から[Piwik] をクリックします。
② 概要部分にデフォルトのパスワードが表示されます。[Piwik の参照]リンクをクリックします。
③ 管理者のアカウントと②で確認したデフォルトのパスワードを入力し、 [ログイン]ボタンをクリックします。
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④ ログインが完了すると、以下の管理画面が表示されます。
Piwik アップグレード版のインストールに関しまして
Piwik のアップグレードを実行した場合、予期せぬ動作をする可能性があります。アップグレード版
のインストール実施前にデータベースや関連ファイルのバックアップの実施をお勧め致します。
なお、アップグレードやデータに関するサポートはできかねますのでご了承ください。
Piwik の関連ファイルは~/www/htdocs/piwik .******(******は任意の文字列)に格納されており
ます。
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(4) Piwik のパスワード変更
① Piwik 管理画面のトップページから、 [設定] をクリックします。
② 「ユーザーの設定」 画面下部の[パスワードの変更]欄に新しいパスワードを入力し[保存]ボタンをクリック
します。
Piwik のログインパスワードについて
Piwik の初回ログイン後、デフォルトのパスワードを変更することを強く推奨します。
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(5) トラッキングコードの表示
① Piwik 管理画面 のトップページで [設定] をクリックします。
② 「管理」メニューから「トラッキングコード」をクリックします。
③ トラッキングコードが表示されます。
<!-- Piwik -->から<!-- End Piwik Code -->までコピーし、ウェブサイトの解析したい全てのページに貼り付
けます。
トラッキングコードの埋め込み場所は</body>タグの前をお勧めします。
動的コンテンツへの埋め込みについてはサポートしておりません。
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(6) Piwik のアンインストール
① コントロールパネルの[統計データ]から[Piwik] をクリックします。
② [アンインストール]ボタンをクリックします。
③ 確認メッセージが表示されますので[OK]ボタンをクリックします。
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④ 「Piwik がアンインストールされました。」とメッセージが表示されましたら完了です。
Piwik をアンインストールすることによりそれまで蓄積したアクセス解析データが削除されます。
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6
アカウント設定
この章では、コントロールパネルの「アカウント設定」グループに含まれる機能のうち、管理者専用のものにつ
いて説明します。
6.1 アカウント概要
以下の機能につきましては、利用者マニュアルを参照してください。
・プロフィールの更新
・パスワード変更
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6.1
アカウント概要
この画面では、本サービスの使用状況を表示します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[アカウント設定]ボタンをクリック後、[アカウント概要]をクリックしま
す。※左ウィンドウの[アカウント設定]メニューから選択することもできます。
② お客さまのアカウント情報が表示されます。
項目
ディスク容量
内容
使用中のディスク容量を表示します。表示される値には、ウェブコンテンツや CGI プログ
ラムなどアップロードしたファイルの他、受信メールや各種ログなどサーバーに蓄積され
るファイルの容量も含みます。
サーバーのディスク容量は、常時 15% 以上の空きを確保されますことを、強くお奨め致しま
す。空きが 15% 以下(使用率が 85% 以上)の状態で運用を続けていますと、大量のメール着
信や大容量ファイルの転送などの際に容量不足が発生し、エラーとなる場合がございます。
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7
アプリケーション
Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーには、ウェブ経由でご使用いただける各種アプリケーションがインス
トールされています。
各アプリケーションは、コントロールパネルから設定や管理いただくことが可能です。
この章では、コントロールパネルの「アプリケーション」グループに含まれる機能について説明します。
7.1 PukiWiki
7.2 WordPress
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7.1
PukiWiki
ここでは、本サービスにおける PukiWiki の使用方法について説明します。
(1) PukiWiki とは
PukiWiki とは、ウェブブラウザ経由で Web ページを編集する機能の一つで、複数の執筆者が共同でサイト
を制作するときに便利な機能です。
PukiWiki とは Wiki の実装の一つで、本サービスにおいては、コントロールパネルからのセットアップにより
使用を開始できます。
なお、PukiWiki が動作するために必要な前提ソフトウェアは PHP のみであり、MySQL などのデータベース
ソフトウェアとは連動なくご利用いただけます。
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(2) PukiWiki のインストール
① コントロールパネルのホーム画面より、[アプリケーション]ボタンをクリック後、[PukiWiki]をクリックします。
※左ウィンドウの [アプリケーション] メニューから選択することもできます。
② 「パスワード」と「パスワードの確認」欄に PukiWiki で使用する管理パスワードを入力し、 [インストール] ボ
タンをクリックします。※パスワードは、「PukiWiki の管理者」が設定を変更するときに使用します。
③ メッセージ「PukiWiki がインストールされました」が表示されたら、Pukiwiki のインストールは完了です。
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(3) PukiWiki の起動
① コントロールパネルの[アプリケーション]から[PukiWiki]をクリックして開き、[PukiWiki の表示]をクリックしま
す。※本画面は、PukiWiki をインストール済みの場合のみ表示されます。
② PukiWiki の初期画面が表示されます。
PukiWiki の画面には、次の URL からもアクセスできます。
http://[お客さまドメイン名]/pukiwiki/
なお、PukiWiki の機能や使用方法については、市販本や各種ノウハウサイトを参照ください。
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(4) PukiWiki に関するその他の機能
コントロールパネルの[アプリケーション]から[PukiWiki]をクリックして開き、[PukiWiki の表示]をクリックします
※本画面は、PukiWiki をインストール済みの場合のみ表示されます。
PukiWiki 画面では次の操作ができます。
■パスワードの変更
PukiWiki で使用するパスワードを、コントロールパネルから変更できます。
■アンインストール
PukiWiki で作成したページの参照を無効にすることに加え、作成したデータをすべて削除します。
誤ってこのボタンをクリックすると、環境が復元できなくなる場合があります。
■無効
PukiWiki で作成したページの参照を無効にすることができます。「アンインストール」と違って、
この機能で [無効] にした場合、作成したデータは削除されずに保持されます。
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7.2
WordPress
(1) WordPress の概要
WordPress とは、ブログの作成と、ブログを公開するためのソフトウェアです。
このソフトウェアを使用すると、本サーバーに設定したお客さまドメイン名内にブログを開設することが可能で
す。
WordPress を使用するには、事前に MySQL のインストール及び起動、パスワード情報が必要です。
MySQL の詳細については、第 8 章をご確認ください。
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(2) WordPress のインストール
① コントロールパネルのホーム画面より、[アプリケーション]ボタンをクリック後、[WordPress]をクリックします。
※左ウィンドウの[アプリケーション]メニューから選択することもできます。
WordPress をインストール致しますと/www/htdocs/.htaccess が上書きされますのでご注意く
ださい。又、同様に WordPress で作成されるディレクトリ名やウェブエイリアスが既にある場
合も上書きされますのでご注意ください。
おまかせ!ホームページ制作更新パックをご契約のお客さまは、制作したホームページ
と、ブログを同時に開設することはできません。
② 下記の項目を入力し、[インストール]ボタンをクリックします。
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項目
内容
言語
ブログ全体の使用言語を設定する項目です。ブログの本文を日本語で記
述する場合は、日本語を選択します。
ブログのタイトル
ブログのトップページに表示する、タイトルの文字列を指定します。
MySQL パスワード
MySQL のログインパスワードを設定します。
パスワード、
WordPress の管理ページにログインするための、パスワードを設定しま
パスワードの確認
す。
パスワードで利用可能な文字種や記号は以下の通りです。
・パスワードは8~32文字の長さが必要です。
・英大文字、英小文字、数字、記号をそれぞれ 1 文字以上含む必要があります。
・パスワードに利用可能な記号は、次のとおりです。
@#$%^*()_+=-&
③ 下記画面のように「WordPress がインストールされました。」と表示されましたら完了です。
WordPress の管理画面 URL は「http://お客さまドメイン名/wordpress/wp-admin/」です。
※ドメイン移管でお申し込みのお客さまが、WordPress へのログイン、ならび WordPress を利用
してページを作成いただけるのは、「DNS サーバー変更」または「DNS レコード変更」の後となり
ます。
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(3) WordPress 管理画面へのログイン
① コントロールパネルの[アプリケーション]から[WordPress]をクリックして開き、[WordPress の管理画面参
照]をクリックします。※本画面は、WordPress をインストール済みの場合のみ表示されます
② ユーザ名とパスワードを入力し、[LogIn]ボタンをクリックします。
※管理画面へは下記 URL から直接アクセスする事も可能です。
http://お客さまドメイン名/wordpress/wp-admin/
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③ 正常にログインが完了しますと、下記管理画面が表示されます。
WordPress アップグレード版のインストールに関しまして
WordPress のアップグレードを実行した場合、予期せぬ動作をする可能性があります。アップグ
レード版のインストール実施前にデータベースや関連ファイルのバックアップの実施をお勧め致し
ます。
なお、アップグレードやデータに関するサポートはできかねますのでご了承ください。
WordPress の関連ファイルは~/www/htdocs/wordpress 以下に格納されております。
(4) WordPress の参照
① コントロールパネルの[アプリケーション]から[WordPress]をクリックして開き、[WordPress 参照]をクリックし
ます。※本画面は、WordPress をインストール済みの場合のみ表示されます
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② WordPress で作成された画面が表示されます。このページには、 http://お客さまのドメイン/wordpress/
からもアクセスする事ができます。
(5) WordPress の停止
① コントロールパネルの[アプリケーション]から[WordPress]をクリックして開き、[無効]ボタンをクリックします。
※本画面は、WordPress をインストール済みの場合のみ表示されます
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② 下記画面のように「WordPress が停止しました。」と表示されましたら完了です。
(6) WordPress の起動
① コントロールパネルの[アプリケーション] から[WordPress]をクリックして開き、[有効]ボタンをクリックしま
す。※本画面は、WordPress が停止中の場合のみ表示されます。
② 下記画面のように、「WordPress が起動しました。」 と表示されましたら完了です。
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(7) WordPress のパスワード変更
① コントロールパネルの[アプリケーション]から[WordPress]をクリックして開き、「パスワード」欄に新しいパス
ワードを入力します。入力しましたら、[パスワードの変更]ボタンをクリックします。
※本画面は、WordPress をインストール済みの場合のみ表示されます。
② 下記画面のように「WordPress のパスワードが変更されました。」と表示されましたら完了です。
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(8) WordPress のアンインストール
① コントロールパネルの[アプリケーション]から[WordPress]をクリックして開き、[アンインストール]ボタンをク
リックします。※本画面は、WordPress をインストール済みの場合のみ表示されます。
② 確認メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
③ 下記画面のように「WordPress がアンインストールされました。」と表示されましたら完了です。
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8
データベースの管理
Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーには、データベースソフトウェア "MySQL" がインストールされており、
使用可能な状態になっています。
MySQL は、コントロールパネルから設定や制御を行うことが可能です。
この章では、コントロールパネルの「データベースの管理」グループに含まれる機能について、
ご案内します。
8.1 MySQL
8.2 phpMyAdmin
8.3 MySQL のバージョン
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8.1
MySQL
MySQL の画面では、MySQL の状態確認、起動と停止、パスワードの変更を処理することが可能です。なお、コ
ントロールパネルから MySQL を最初に起動した場合に限り、MySQL を初期化する必要があります。
(1) MySQL の初期化
① コントロールパネルのホーム画面より、[データベース管理]ボタンをクリック後、[MySQL]をクリックします。
※左ウィンドウの[データベース管理]メニューから選択することもできます。
② 初めて使用する場合は下記画面が表示されます。パスワードを入力し、[MySQL の初期化と使用]ボタンを
クリックします。
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パスワードで利用可能な文字種や記号は以下の通りです。
・パスワードは8~32文字の長さが必要です。
・英大文字、英小文字、数字、記号をそれぞれ 1 文字以上含む必要があります。
・パスワードに利用可能な記号は、次のとおりです。
@#$%^*()_+=-&
③ 下記画面のように「MySQL を初期化しました。」と表示されましたら完了です。
(2) MySQL の停止
① コントロールパネルの[データベース管理]から[MySQL]をクリックして開き、[停止]ボタンをクリックします。
※本画面は、MySQL サービスが起動している場合のみ表示されます。
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② 下記画面のように「MySQL データベースが無効になりました。」と表示されましたら完了です。
MySQL サービスを利用しているアプリケーションがある場合は無効にするとご利用でき
なくなりますのでご注意ください。
(3) MySQL の起動
① コントロールパネルの[データベース管理]から[MySQL]をクリックして開き、[起動]ボタンをクリックします。
※本画面は、MySQL サービスが停止中の場合のみ表示されます。
② 下記画面のように「MySQL データベースが有効になりました。」と表示されましたら完了です。
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(4) MySQL のパスワード変更
① コントロールパネルの[データベース管理]から[MySQL]をクリックして開き、「パスワード」欄に新しいパス
ワードを入力後[パスワードの変更]ボタンをクリックします。
※本画面は、MySQL サービスが起動している場合のみ表示されます。
② 下記画面のように「MySQL パスワードを変更しました。」と表示されましたら完了です。
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(5) MySQL の利用
PHP からの MySQL 接続や ODBC 等を利用する場合に下記設定が必要です。
情
報
内
容
ポート番号
3306
接続ホスト名
お客さまドメイン名、または Web サーバーの IP アドレス、または localhost
データベース名
使用するデータベース名
ID
データベースへアクセスできる権限を持つ MySQL ユーザ名
パスワード
MySQL アカウント作成時に設定したパスワード
・お客さまご契約の Biz メール&ウェブ エコノミーサーバー外からの接続には、ユーザの特権
変更が必要です。
・MySQL のストレージエンジンは下記の 5 種類がご利用いただけます。
CSV
MRG_MYISAM
MEMORY
MyISAM
InnoDB
・MySQL の文字コードは UTF-8 を使用しています。
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8.2
phpMyAdmin
MySQL をホームページ上から管理するためのソフト「phpMyAdmin」のインストール方法をご説明します
(1) phpMyAdmin の起動
① コントロールパネルのホーム画面より、[データベース管理]ボタンをクリック後、[phpMyAdmin]をクリックしま
す。※左ウィンドウの[データベース管理]メニューから選択することもできます。
② 初めて使用する場合は下記画面が表示されますので、[起動]ボタンをクリックします。
③ 下記画面のように「phpMyAdmin を起動しました。」と表示されましたら完了です。
MySQL サービスを起動していないと phpMyAdmin をご利用いただけません。MySQL が停止してい
る場合は、「8.1 MySQL」を参照して MySQL を起動してください。
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(2) phpMyAdmin の停止
① コントロールパネルの[データベース管理]から[phpMyAdmin]をクリックして開き、「停止」ボタンをクリックし
ます。※本画面は、phpMyAdmin が起動している場合のみ表示されます。
② 下記画面のように「 phpMyAdmin を停止しました。」と表示されましたら完了です。
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(3) phpMyAdmin へのログイン
① コントロールパネルの[データベース管理]から[phpMyAdmin]をクリックして開き、[phpMyAdmin で MySQL を
管理]をクリックします。※本画面は、phpMyAdmin が起動している場合のみ表示されます。
② 「ユーザ名」と「パスワード」を入力し [実行]ボタンをクリックします。
ログインには、ユーザ ID(管理者)と MySQL で設定したパスワードを使用します。
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③ ログインが完了すると、以下の管理画面が表示されます。
MySQL や phpMyAdmin の利用方法などはサポート対象外となります。
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8.3
MySQL のバージョン
Biz メール&ウェブ エコノミーでは、MySQL のデフォルトのバージョンから、異なるバージョンへの切り替えがで
きます。
(1) 利用可能な MySQL のバージョン
Biz メール&ウェブ エコノミーでは、次に示すバージョンの MySQL をご利用可能です。
MySQL のバージョン
備考
MySQL 5.1.73
デフォルトバージョン
MySQL 5.5.40
コントロールパネルから切り替え可能
・MySQL5.1 を MySQL5.5 にバージョンアップした後、元のバージョンに戻したい場合はダウング
レードすることができます。
・元のバージョンに戻す場合、バージョンアップ作業時点の状況に戻ります。その際、MySQL
5.5 で利用していた時期の情報はすべて破棄されます。
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(2) 操作手順
コントロールパネルから、MySQL のバージョンを変更する手順をご説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[データベース管理]ボタンをクリック後、[MySQL のバージョン]をク
リックします。※左ウィンドウの[データベース管理]メニューから選択することもできます。
② 「MySQL のバージョン」画面にて、[MySQL 5.5 へのアップグレード]ボタンをクリックします。
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③ 確認メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
④ 「MySQL 5.5 へのアップグレードが完了しました」と表示され、「バージョン」欄が 5.5.40 に変更されていれば
アップグレード完了です。
・アップグレード後にバージョンを MySQL5.1 へ戻したい場合、同画面の[MySQL 5.1 へのダ
ウングレード]ボタンからダウングレードすることができます。
・MySQL5.5 から MySQL5.1 へ戻す場合、バージョンアップ作業時点の状況に戻ります。その
際、MySQL 5.5 で利用していた時期の情報はすべて破棄されます。
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9
CGI の仕様
本サービスでは、お客さまが作成した CGI をご利用頂けます。
この章では、本サービスの CGI の仕様についてご案内致します。
9.1 CGI 環境
9.2 使用できる言語とスクリプトの実装
9.3 SSI
9.4 ファイル管理による CGI ファイルの作成
9.5 スクリプトファイルへの実行権限の付与
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9.1
CGI 環境
(1) CGI スクリプトの設置場所へのリンク
本サービスでは、CGI スクリプトの実装が可能です。本サーバーに実装したウェブコンテンツから、CGI スク
リプトを呼び出す場合、次の記述でリンクを設定できます。
・CGI スクリプトの設置場所へのリンク
/cgi-bin/<CGI ファイルへのパス>/<CGI ファイル名>に設置した場合
http://<お客さまドメイン名>/cgi-bin/<CGI ファイルへのパス>/<CGI ファイル名>
例:http://www.examle.jp/cgi-bin/test.pl
<独自ドメインを使用していない場合>
http://ログイン ID.ec-net.jp/cgi-bin/<CGI ファイルへのパス>/<CGI ファイル名>
利用者が作成したウェブコンテンツからも、該当ドメイン内の CGI スクリプトの設置場所へのリ
ンクを設定できます。
リンクの設定方法は、管理者と同じ/www/cgi-bin/<CGI ファイルへのパス>/<CGI ファイル名
> となります。
cgi-bin ディレクトリにファイルをアップロードした場合、ファイルのアクセスパーミッションには、
本サービス環境標準のもの (644, -rw-r--r-- ) が割り当てられます。
設置したファイルに対して、直接の起動を掛けたい場合には、ファイルの転送後、実行権限を
与える(755, -rwxr-xr-x )等のアクセスパーミッション変更が必要になります。
ファイル単位でのアクセスパーミッションの変更は、FTP ソフトやコントロールパネルからできま
す。
コントロールパネルからファイルを変更する場合は、「ファイル管理」の機能で ファイルが設置
されたディレクトリを表示し、該当ファイルの「プロパティ」のリンクをクリックして、表示された
「ファイルのプロパティ」の画面から「属性の編集」をクリックします 。
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9.2
使用できる言語とスクリプトの実装
(1) 言語とシェル
本サーバーで CGI を作成する場合、次に示すプログラミング言語とシェルスクリプトが、使用可能です。本
サービスの CGI 環境で使用可能な言語の種類と、該当するフルパスを次に示します。
言語/シェル
perl
php
フルパス
/usr/bin/perl
php5.3
/usr/local/bin/php-5.3.cgi
php5.4
/usr/local/bin/php-5.4.cgi
php5.5
/usr/local/bin/php-5.5.cgi
python
/usr/local/bin/python
ruby
/usr/local/bin/ruby
sh
/bin/sh
(2) 使用可能なコマンドの例
Biz メール&ウェブ エコノミーでは、一般的な UNIXコマンドの他にも、次に示すコマンドが使用可能です。
/usr/local/bin/nkf
(日本語文字のコード変換)
/usr/bin/uuencode
(バイナリーファイルのエンコード)
/usr/sbin/sendmail
(メールの送信、qmail に含まれる sendmail 互換プログラム)
各コマンドの機能や使用方法についてはサポート対象外です。各種サイトや市販本などを参
照してください。
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(3) スクリプト言語の宣言文
各種スクリプト言語を使用する際には必ず宣言文を用いる必要があります。
言語
宣言文
Perl
#!/usr/bin/perl
python
#!/usr/bin/env python
ruby
#!/usr/local/bin/ruby
sh
#!/bin/sh
(4) CGI スクリプト実装上の注意事項
本サーバーにスクリプトを実装する場合、次の要件を満たすことが必要です。
・改行コードは、1バイト(LF)にする
・日本語の文字は UTF-8 形式でエンコーディングする
・ファイルパーミッションの変更(実行権限付与)が必要(755, -rwxr-xr-x など)
・サーバーのフルパスでは、 /usr/home/<ユーザ ID>/ となります。
1バイト(LF)の改行コードでファイルを作成するためには、次の手順があります。
・コントロールパネルの「ファイル管理」を使用して、ファイルを作成する
・Windows 環境でファイルを作成した場合は、ファイル転送時に FTP の ASCII モードで転送を掛ける
CGI スクリプトで使用可能なコマンドや 各言語のバージョン、インストール済みのライブラリなどについては
弊社ホームページをご参照ください。
各コマンドの機能や使用方法についてはサポート対象外です。各種サイトや市販本などを参
照してください。
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9.3
SSI
SSI はサーバーに設置された HTML ファイルから、サーバーにあらかじめ組み込まれた命令を実行する機能
です。HTML ファイルの画面に、現在時刻や日付などの値をサーバーから取り込んで表示することができます。
本サーバーではアカウント作成の時点で SSI の使用が可能になっており、SSI を設置するファイルの拡張
子を html ではなく shtml に設定することにより使用することができます。
SSI の使用例
まず、SSI による echo コマンドの使用例を、次に示します。
SSI コマンドの書式は以下のようになります。
<!--#コマンド名 引数名="引数値" -->
#
機能
使用例
表示例
[1]
時刻表示1
<!--#echo var="Date_GMT"-->
Tuesday、 24-Nov-2009 05:17:49 GMT
[2]
時刻表示2
<!--#echo var="Date_Local"-->
Tuesday、 24-Nov-2009 05:17:49 GMT
[3]
ファイル名
<!--#echo var="Document_Name"-->
index.shtml
[4]
URI
<!--#echo var="Document_URI"-->
/index.shtml
[5]
タイムスタンプ
<!--#echo var="Last_Modified"-->
Tuesday、 24-Nov-2009 04:59:55 GMT
[1] 時刻表示1
"Date_GMT" では、タイムゾーンを GMT に限定して、現在時刻を表示します。
[2] 時刻表示2
"Date_Local" は、サーバー機に設定されたタイムゾーンで、現在時刻を表示します。Biz メール&ウェブ
エコノミー サーバーでは、サーバー機のタイムゾーンが GMT であることから、GMT 表示による時刻を
返します。
[3] ファイル名
SSI のスクリプトが格納されているファイル名を表示します。
[4] URI
SSI のスクリプトが格納されている URI を表示します。
[5] タイムスタンプ
SSI が埋め込まれているファイルの、最終更新日時を表示します。
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詳細な機能や使用方法については、各種サイトや市販本などを参照してください
1."Date_Local" は、サーバー機に設定されたタイムゾーンで、現在時刻を表示します。
本サーバーのタイムゾーンが GMT であることから、GMT 表示による時刻を返します。これは
サーバー機の
実装に依存しています。
2.下記の宣言文が無くても動作させる事が可能です。
<!--#element attribute=value attribute=value ... -->
3.GMT(グリニッジ標準時)に+9 時間足すと JST(日本時間)となります。
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9.4
ファイル管理による CGI ファイルの作成
ここでは、CGI スクリプトが格納されたファイルを、コントロールパネルの「ファイル管理」の画面から作成する
手順を示します。
(1) スクリプトファイルの要件
内容に日本語の文字を含む CGI スクリプトを Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーに設置する場合、各
ファイルは、次の要件を満たす必要があります。
・改行コードが1バイト("LF")である
・日本語が UTF-8 の形式でエンコードされている
・ファイルのアクセスパーミッションには、実行権限が付与されている
また、併せて、作成したスクリプトが次の要件を満たしている必要があります。
・日本語の文字は UTF-8 の形式で処理するよう、設定されている
・文法エラーや設定値の誤りなどの問題が含まれていない
しかし、次の条件が重なった場合、スクリプトファイルの要件を満たすことができない場合があります。
・クライアントコンピューターに、Microsoft Windows を使用している
・1バイト改行のテキストファイル作成するためのソフトウェア(「メモ帳」以外の各種テキストエディターなど)を
用意できる環境がない
・クライアントとサーバーの間で、FTP による転送ができない。または、FTP ソフトウェアの設定を変更できる
環境がない
・特に、拡張子 pl のファイルを、ASCII モードで転送する(転送中に、改行コードを1バイトに変更する)こと
ができない
これらの場合、以降に示す手順で、(Biz メール&ウェブ エコノミー サーバー内に)CGI ファイルを作成すること
ができます。
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(2) ファイルの作成
ここでは、コントロールパネル内の「ファイル管理」の機能を使用し、「test.pl」という名前のファイルを、サー
バー上の~/www/cgi-bin/ に作成する手順を説明します。
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[ファイル管理]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② 「ディレクトリの内容」欄にディレクトリ名が表示されますので、「www」 → 「cgi-bin」の順にクリックします。
「ファイル名とパス」欄に、「ファイル管理 / www / cgi-bin 」が表示されていることを確認し、[ファイル作成]
ボタンをクリックします。
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③ 「新規ファイル名」の欄に test.pl と入力し、「ファイルの内容」の欄にスクリプトの内容を入力しましたら[保
存]ボタンをクリックします。
④ 「test.pl を作成しました」とメッセージが表示されましたら完了です。「ディレクトリの内容」欄にて、該当の
ファイルが保存されていることを確認してください。
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9.5
スクリプトファイルへの実行権限の付与
本サーバー内に設置したスクリプトファイルを実行するためには、実行権限を付与することが必要です。
ここでは、コントロールパネルの「ファイル管理」を使用した、実行権限の付与手順を説明します。
以降の例では、「/www/cgi-bin」に格納された「test.pl」ファイルに、実行権限を付与しています。
① コントロールパネルのホーム画面より、[各種ツール]ボタンをクリック後、[ファイル管理]をクリックします。
※左ウィンドウの[各種ツール]メニューから選択することもできます。
② 「ディレクトリの内容」欄にディレクトリ名が表示されますので、「www」 → 「cgi-bin」の順にクリックします。
cgi-bin ディレクトリの内容が表示されましたら、「test.pl」ファイルの[プロパティ]ボタンをクリックします。
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③ 「動作」の項目に含まれる[属性の編集]をクリックします。
④ 「属性の編集」の画面で、「所有者」「グループ」「その他」に対応する [実行]のチェックボックスにチェックを
入れ、 [保存]ボタンをクリックします。
⑤ 「属性を変更しました」とメッセージが表示されましたら完了です。
Perl で書かれたスクリプトのほかに、Python や Ruby で書かれたスクリプトも、同様の手順
(ファイル名のみが異なる)で、サーバー内に設置できます。
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10 システム管理者さまへのお願い
本サービスを快適にご使用いただくためには、サーバーのご利用状況を把握していただき、効率的に運用して
いく必要がございます。ここでは、本サービスの円滑なご利用にあたり、システム管理者の方にご留意いただき
たい事項をまとめております。
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10.1
ユーザ管理についての注意事項
本サーバーでは、メールや FTP などを利用するユーザを管理者が任意に作成することができます。
そのため、ユーザ管理に関しましては、下記内容をご配慮くださいますようお願い致します。
利用者が増えた場合には、その都度、新たにユーザ登録をしてください。1つの登録ユーザを複数の方で共用
されますと、同じメール BOX 等へのアクセス集中によるサーバーの高負荷を招く恐れがございます。
ユーザ登録の際、簡単なログイン名、パスワードの組み合わせで作成されますと悪意のあるユーザに乗っ取ら
れ、他のサーバーへの攻撃の踏み台にされるなどの危険性が高くなります。そのため、ユーザの登録およびパ
スワードの管理等には十分なご配慮をお願いいたします。
なお、パスワードには以下のような条件を満たす第三者から類推されにくい文字列で登録されることを推奨い
たします。
◇ 辞書に載っている単語や固有名詞などは使用しない。辞書に載っている単語を含める場合には、
あえてスペルを誤る。
◇ メモを残さなくてよいように、自分では思い出しやすいものにする。
◇ 同じフレーズを繰り返すなど、長さを より長くする。
またユーザ登録の際の「メール」「FTP」「ウェブ」の権限の付与につきましても、使用しない権限は付与されず、
必要最小限での付与をお勧めいたします。
利用者が一時的に利用を停止する場合、その期間、権限を無効化する事をお勧めいたします。また、転属や
退職などで不要になったユーザ ID が生じた場合、業務に支障が無いことを確認された後で削除をされる等、利
用していないユーザ ID を放置されませんようお願いいたします。
定期的に登録状況やご利用状況の精査を行い、悪意のあるユーザのアクセスへの脅威や無用な問題の発生
に備える必要がございます。
◇ 不要な登録ユーザや権限の洗い出し
◇ 管理者および各利用者のパスワードの定期的な変更
◇ サーバー容量
◇「access log」や「error log」のサイズの推移 (コントロールパネル内「ファイル管理」より確認可能)
以上の内容をご考慮頂き、運用して頂きます様お願い致します。
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10.2
サポートに関する注意事項
サポート窓口に問題解決の支援などを依頼する場合、具体的な症状の説明が必要になります。サポート窓
口への問い合わせの際には、次のことにご留意いただくことで作業の効率化が図れます。
・何が問題であるか
発生した問題に対して、「現状」に加えて「本来の動作」をご確認いただくことにより、問題を明確にでき、早
期の問題解決に役立つことがあります。特に「本来の動作」をマニュアルや各種情報サイトなどからご確
認いただき、「現状の応答」とは明らかに異なることをご確認いただくことにより、問題が何かを明確にでき
ます。
・一時切り分け
Biz メール&ウェブ エコノミー サーバーに問題がある場合、サポート窓口にて問題解決の支援が可能で
す。しかし、クライアントコンピューター(パソコンなど)や、ご使用の回線などに原因がある場合など、サ
ポート窓口へのご相談が問題解決に結びつかない場合があります。このため、問題の原因を早急に切り
分け、対応する窓口に的確に連絡することが、問題の早期解決に繋がります。
・サポート窓口で解析開始に必要な情報
問題の解決に先立ち、サポートエンジニアは正確に問題の内容を把握する必要があります。
このため、サポート窓口に問題解決の支援を依頼いただく場合、以下の情報をご準備ください。
問題の発生時刻、頻度、再現性
重要度と緊急度
事象の再現手順、問題発生を記録したログ
サポート窓口で同様の事象が再現できると早急な解決に役立ちますので、情報の提供についてご協力を
お願いいたします。
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11 サービスのご利用にあたって
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11.1
本サービスの提供形態に関する注意
■共用サーバーについて
本サービスは1台のサーバーを複数のユーザで共有していただく共用サーバーの形態で提供いたしておりま
す。
共用サーバーとは、1台のサーバーに対して複数の仮想サーバーを実現するソフトウェアをインストールする
事で、複数のサーバーと同等の環境を実現させているサーバーを指します。
このメカニズムによって、サーバーの物理的なリソースを効率的に分割することができます。
本サービスでは、ハードウェアやオペレーティング環境のほか、メールや FTP、ウェブなどの基本的なソフト
ウェアも含めて、共有していただく環境で構築しています。
例えばメールの環境では、1 台のサーバーで1つのメールソフトウェアを共有しています。
そのため、各ソフトウェアの設定ファイルも共有でのご利用であるために、ユーザごとに設定ファイルそのもの
を編集する権限がありません。メールや FTP、ウェブなどのソフトウェアに関しましては、提供された設定のま
まお使いいただく必要がございます。
また各ソフトウェアは原則、開発元から出荷された機能で実装していますが、本サービスの提供形態は共用
サーバーのサービスであり、各ユーザではサーバーそのものの管理者権限を持たないため、ソフトウェアの一
部機能で使用上の制約が発生することがあります。
同様に各ソフトウェアからの出力されるログも、アクセスログについてはお客さまが参照可能な位置に格納
されておりますが、メールや FTP など他のソフトウェアのログは、お客さまに提供している権限では参照できな
い位置に格納されております。
また、サーバーの障害等に関与しない受信記録の詳細な説明や、具体的な送信元 IP アドレス等の情報を開
示することは電気通信事業法に定められております「通信の秘密を侵すこと」に該当するおそれがあるため、ご
契約者ご本人様からのご依頼の場合であっても控えさえて頂いております。
快適に本サービスをご利用いただくために推奨値を定めています。具体的な値については、以下のページを
参照してください。
Biz メール&ウェブ エコノミー http://www.ntt.com/mw-eco/
以上より本サービスは、カスタマイズなどの自由度に関しては制約が強いものの、提供仕様の範囲内に限っ
てご使用いただくことで、その機能と性能とが発揮されるサービスです。
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11.2
本サービスの特徴
本サービスでは、ご契約されたお客さまに対して、1契約に対して1つの「仮想サーバー」を提供しています。
この仮想サーバーのことを本サービスでは「アカウント」と呼んでいます。
本サービスのアカウントには、ご利用開始時より、次の機能を提供しております。
■固定 IP アドレス
各アカウントは、固定のグローバルアドレスを持っています。このアドレスは、原則として、変更されることなく
ご使用いただけます。
■バックアップ
バックアップ(ディスク、外部記憶装置)を取得しております。ただし、バックアップの対象はハードディスク上
に記録されたデータだけです。編集中の「状態」やメモリー上でのみ稼働しているデータベースなどは、バック
アップの対象にはなりません。
■コントロールパネル
本サービスでは、その機能をご利用頂く為の、専用の「コントロールパネル」を提供しています。サーバーの管
理や各種ソフトウェアの使用も、原則として、コントロールパネルにログインした状態での作業が必要です。
コントロールパネルへのアクセスには、インターネットブラウザを使用いたします。このため、本サービスの管
理作業や各種機能をご利用していただくためには、インターネット経由でウェブにアクセスできる環境が必要に
なります。
■テンポラリドメインとサーバー証明書
本サーバーには、「ユーザ ID(管理者).bizmw.com」に対応したサーバー証明書をインストール済みです。この
証明書により次に示すセキュアな通信を実現できます。
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11.3
本サービスの保全に関する注意事項
本サービスは共用サーバーとなりますので、運用にあたってご留意いただきたいことがございます。
●サーバー資源の使用状況によっては、弊社から使用内容の見直しや使用状況の改善をお願いさせていただ
くことがございます。
また、電気通信設備の保守上又は工事上やむを得ない場合に、お客さまの収容サーバーを変更する場合がご
ざいます。この場合あらかじめそのことを契約者に通知します。ただし、緊急やむを得ない場合は、この限りで
はありません。
なお、お客さまのコンテンツ、設定情報等の変更はございません。
●毎週木曜日午前 0:00~5:00 に定期メンテナンスを実施致します。
その作業によりメンテナンス内容によりサーバーに影響が出る可能性がございます。
メンテナンスによる影響が以下のように大きい場合には、事前に下記「オペレーションサポート」ウェブにてご
案内致しますので定期的なご確認をお勧めいたします。
■メンテナンスによりサービスへ以下の影響がある場合
(1)動作が不安定になる可能性がある場合
(2)サーバーが停止する可能性がある場合
(3)サーバーを再起動する可能性がある場合
「オペレーションサポート」ウェブ(弊社の工事・故障情報サイト)
・Biz メール&ウェブ エコノミー
http://support.ntt.com/maintenance/service/432
ソフトウェアの品質や問題点への対応には、可能な限り早い対応を行いますが、最新のセキュリティパッチや
改良版については、本サービス提供環境での稼働確認などの為、ある程度のお時間をいただく可能性がござ
います。また機能改良版については、一定以上のお時間が掛かる場合もございますことをご留意ください。
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●本書の一部または全部を NTT コミュニケーションズ株式会社の許可なく複製することを禁じます。
●本書の内容は予告なく変更することがあります。
●本書における製品の記述は、情報を提供する目的で書かれたもので、これらの製品についてなんら保証もしくは推奨するものではありま
せん。
●BizCITY、OCN は、NTT コミュニケーションズ株式会社の商標です。
●製品名などの固有名詞は、各メーカの登録商標または商標です。
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