南足柄市の人口の現状と推計について 人口の現状と推計について 人口

資料3
南足柄市の人口の現状と推計について
南足柄市の人口の現状と推計について
1.人口の推移
【要点】南足柄市の人口は、増加から減少に転換
【要点】南足柄市の人口は、増加から減少に転換
(1)国勢調査人口の推移
(1)国勢調査人口の推移
南足柄市の国勢調査人口は、昭和 40 年代から昭和 50 年代前半にかけて高い人口増加率を示し、昭
和 45 年の人口増加率は、前回の国勢調査に対して 30%を超えた。昭和 55 年以降、人口増加率は低
下し、平成 17 年国勢調査の前回対比ではマイナス 0.05%、平成 22 年国勢調査ではマイナス 0.26%
と、減少に転じている。
神奈川県全体では、近年人口増加率は低下しつつあるが、国勢調査人口は増加している。南足柄市
は、横須賀市、小田原市、三浦市とともに、神奈川県内の市の中で人口減少市の一つとなっている。
図表 国勢調査人口の推移
50,000
(人)
40%
35%
40,000
30%
25%
30,000
20%
15%
20,000
10%
5%
10,000
0%
-5%
0
S40
S45
S50
S55
S60
国勢調査人口
図表 国勢調査人口の推移
H2
H7
H12
H17
H22
-10%
対前回増減率
項目
S40 S45 S50 S55 S60
H2
H7
H12 H17 H22
23,130 30,237 36,928 39,919 41,706 42,600 43,596 44,156 44,134 44,020
南足柄市 国勢調査人口
対前回増減率 17.63% 30.73% 22.13% 8.10% 4.48% 2.14% 2.34% 1.28% -0.05% -0.26%
4,430,743 5,472,247 6,397,748 6,924,348 7,431,974 7,980,391 8,245,900 8,489,974 8,791,597 9,048,331
神奈川県 国勢調査人口
対前回増減率 28.68% 23.51% 16.91% 8.23% 7.33% 7.38% 3.33% 2.96% 3.55% 2.92%
資料 国勢調査
1
(2)過去
(2)過去 10 年間の推計人口の推移
神奈川県では、国勢調査人口を基礎として、これに毎月の住民基本台帳法及び戸籍法の定めによる
月間届出数を加減し、県内市区町村別の推計人口を示している。
南足柄市では、平成 17 年から平成 26 年の過去 10 年間に、推計人口は 44,000 人前後から 43,000
人前後に減少している。対前年比で人口が増加した年は、平成 19 年と平成 21 年だけであり、この 2
年以外は人口が減少している。平成 23 年以降は、人口減少率が拡大しつつあり、人口減少基調が続
く可能性がうかがえる。
図表 推計人口の推移
50,000
(人)
1.50%
40,000
1.00%
30,000
0.50%
20,000
0.00%
10,000
-0.50%
0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
推計人口
H23
対前年増減率
H24
H25
H26
-1.00%
図表 推計人口の推移
項目
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
推計人口
44,
1
34
44,
1
28
44,
2
47
44,
1
27
44,
1
44
44,
0
20
43,
9
75
43,
8
17
43,
6
42
43,
南足柄市 対前年増減率 -0.33% -0.01% 0.27% -0.27% 0.04% -0.28% -0.10% -0.36% -0.40% -0.36634%
8,791,597 8,837,640 8,899,545 8,956,804 9,005,176 9,048,331 9,059,616 9,072,133 9,081,742 9,098,984
神奈川県 推計人口
対前年増減率 0.59% 0.52% 0.70% 0.64% 0.54% 0.48% 0.12% 0.14% 0.11% 0.19%
資料 神奈川県:人口統計調査報告(各年10月1日現在のデータ)
(3)年齢3区分人口の推移
(3)年齢3区分人口の推移
南足柄市の年少人口(0歳~14 歳)の構成比は、平成 17 年の 14.6%から平成 26 年の 12.8 へ、生
産年齢人口(15 歳~64 歳)の構成比は、平成 17 年 66.2%から平成 26 年の 59.7%へ、いずれも低下
している。一方、老年人口(65 歳以上)の構成比は、平成 17 年の 19.1%から平成 26 年の 27.4%へ
上昇している。県全体と比較すると、南足柄市の年少人口の構成比には大差がないが、生産年齢人口
の構成比が約 5%低く、老年人口の構成比が 5%高い状況にある。
図表 年齢3区分人口の推移
項目
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
南足柄市 年少人口構成比
14.6 14.3 14.2 14.1 14.0 13.7 13.7 13.4 13.2 12.8
生産年齢人口構成比 66.2 65.5 64.8 63.9 63.0 62.5 62.0 61.6 60.6 59.7
高齢者人口構成比
19.1 20.2 21.1 22.0 23.0 23.8 24.3 25.0 26.3 27.4
神奈川県 年少人口構成比
13.7 13.5 13.4 13.4 13.4 13.3 13.2 13.1 13.0 12.9
生産年齢人口構成比 70.0 69.1 68.4 67.7 67.0 66.5 66.5 66.1 65.3 64.5
高齢者人口構成比
16.2 17.0 17.8 18.5 19.2 19.8 20.3 20.7 21.7 22.5
資料:神奈川県年齢別人口統計調査
2
2.世帯の推移
2.世帯の推移
【要点】世帯数は増加傾向、平均世帯人員は減少傾向
【要点】世帯数は増加傾向、平均世帯人員は減少傾向
(1)国勢調査世帯数の推移
南足柄市では、国勢調査世帯数は一貫して増加している。国勢調査人口と同様に、国勢調査世帯数
は、昭和 40 年代から昭和 50 年代前半にかけて高い増加率を示し、その後、増加率は低下している。
国勢調査人口の前回対比の増加率は、平成 17 年、平成 22 年においてマイナスに転じたが、国勢調査
世帯数は、前回対比で 5%前後の増加率で推移している。
図表 国勢調査世帯数の推移
20,000
(世帯)
60%
17,500
50%
15,000
40%
12,500
10,000
30%
7,500
20%
5,000
10%
2,500
0
S40
S45
S50
S55
S60
H2
国勢調査世帯数
図表 国勢調査世帯数の推移
項目
南足柄市 国勢調査世帯数
対前回増減率
神奈川県 国勢調査世帯数
対前回増減率
資料 国勢調査
S40
5,133
33.05%
1,149,842
40.74%
S45
7,449
45.12%
1,534,627
33.46%
S50
9,526
27.88%
1,906,467
24.23%
S55
10,788
13.25%
2,258,649
18.47%
3
H7
H12
H17
H22
0%
対前回増減率
S60
11,629
7.80%
2,491,849
10.32%
H2
H7
H12 H17 H22
12,590 13,497 14,347 15,023 15,873
8.26% 7.20% 6.30% 4.71% 5.66%
2,847,812 3,093,998 3,341,233 3,591,866 3,844,525
14.29% 8.64% 7.99% 7.50% 7.03%
(2)過去
(2)過去 10 年間の推計世帯数の推移
神奈川県では、国勢調査人口を基礎として、これに毎月の住民基本台帳法及び戸籍法の定めによる
月間届出数を加減し、県内市区町村別の推計世帯数を示している。
南足柄市の推計世帯数は、平成 17 年の 15,023 世帯から平成 26 年の 16,322 世帯へ増加している。
平成 20 年以降は、対前年比で 0.5%から 1.0%の範囲で増加している。
図表 推計世帯数の推移
20,000
(世帯)
3.00%
17,500
2.50%
15,000
2.00%
12,500
1.50%
10,000
1.00%
7,500
0.50%
5,000
0.00%
2,500
-0.50%
0
H17
H18
図表 推計世帯数の推移
H19
H20
H21
世帯数
H22
H23
H24
H25
H26
-1.00%
対前年増減率
項目
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
世帯数
15,
0
23
15,
2
57
15,
4
73
15,
6
17
15,
7
53
15,
8
73
15,
9
88
16,
0
71
16,
2
34
南足柄市 対前年増減率 -0.75% 1.56% 1.42% 0.93% 0.87% 0.76% 0.72% 0.52% 1.01% 16,0.35224%
3,591,866 3,651,893 3,717,187 3,778,116 3,827,842 3,844,525 3,873,778 3,904,694 3,933,787 3,970,674
神奈川県 世帯数
対前年増減率 -0.01% 1.67% 1.79% 1.64% 1.32% 0.44% 0.76% 0.80% 0.75% 0.94%
資料 神奈川県:人口統計調査報告(各年10月1日現在のデータ)
(3)平均世帯人員の推移
(3)平均世帯人員の推移
神奈川県人口統計調査に基づく南足柄市の平均世帯人員は、平成 17 年の 2.94 人/世帯から平成 26
年には 2.66 人/世帯へと一貫して減少している。
神奈川県全体の平均世帯人員は、平成 17 年 2.45 人/世帯、平成 26 年 2.29 人/世帯であり、南足
柄市は神奈川県全体と比較すると、世帯人員が多いことがうかがえる。
図表 平均世帯人員の推移
項目
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
平均世帯人員
南足柄市 対前年増減率 0.2.492%4 -1.2.585%9 -1.2.183%6 -1.2.189%3 -0.2.883%0 -1.2.073%7 -0.2.872%5 -0.2.877%3 -1.2.460%9 -1.2.167%6
2.45 2.42 2.39 2.37 2.35 2.35 2.34 2.32 2.31 2.29
神奈川県 平均世帯人員
対前年増減率 0.60% -1.13% -1.07% -0.98% -0.77% 0.04% -0.63% -0.65% -0.63% -0.74%
資料 神奈川県:人口統計調査報告(各年10月1日現在のデータ)
4
3.出生と死亡の動向
【要点】合計特殊出生率は
【要点】合計特殊出生率は 1.3~
1.3~1.4 で推移、出生数は減少傾向、死亡数は増加傾向
(1)合計特殊出生率の推移
(1)合計特殊出生率の推移
合計特殊出生率は「15~49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」であり、年間の出生状況
を示す割合として使用されている。
南足柄市の合計特殊出生率は、平成 22 年から平成 24 年にかけて 1.4 を超えて上昇傾向がうかがえ
たが、平成 25 年には低下し 1.29 となっている。
近年の南足柄市の合計特殊出生率は、復調傾向とは言い切れないが、減少傾向でもなく、現状では
1.3 から 1.4 前後を推移する可能性がうかがえる。
図表 合計特殊出生率の推移
1.50
1.40
1.30
1.20
1.10
1.00
H16
H17
図表 合計特殊出生率の推移
H18
H19
H20
南足柄市
H21
H22
H23
H24
H25
神奈川県
項目
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
南足柄市 合計特殊出生率 1.26 1.23 1.31 1.35 1.34 1.24 1.40 1.42 1.46 1.29
神奈川県 同上
1.17 1.13 1.20 1.22 1.23 1.23 1.25 1.25 1.27 1.28
資料:神奈川県衛生統計年報
5
(2)出生数と出生率の推移
(2)出生数と出生率の推移
南足柄市の出生数は、平成 16 年の 361 人から平成 25 年の 292 人へと減少している。出生数を人
口で除した出生率(人口千人当たりの出生数)も、平成 16 年の 8.2 から平成 25 年の 6.7 へ低下して
いる。合計特殊出生率は、1.3 から 1.4 前後で推移しているものの、20 歳代、30 歳代の女性人口が減
少するにつれて、出生数は減少していくことになる。
神奈川県の出生率は、平成 16 年 9.1、平成 25 年 8.2 である。南足柄市は、神奈川県全体と比較す
ると出生率が低く、20 歳代、30 歳代の女性人口の構成比が低いことが影響している。
図表 出生数、出生率の推移
500
(人)
(人口千人対)
10.0
400
8.0
300
6.0
200
4.0
100
2.0
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
出生数
南足柄市 出生数
出生率
神奈川県 出生数
出生率
資料:神奈川県衛生統計年報
H23
H24
H25
0.0
出生率
図表 出生数、出生率の推移
項目
H22
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
361 340 353 358 346 309 339 336 332 292
8.2
7.7
8.0
8.1
7.8
7.0
7.7
7.6
7.6
6.7
79,441 76,196 79,118 79,193 79,179 78,057 78,077 76,000 75,477 74,320
9.1
8.7
9.0
8.9
8.8
8.7
8.6
8.4
8.3
8.2
6
(3)死亡数と死亡率の推移
(3)死亡数と死亡率の推移
南足柄市の死亡数は、平成 16 年の 344 人から平成 26 年の 437 人へと増加している。死亡数を人
口で除した死亡率(人口千人当たりの死亡数)も、平成 16 年の 7.8 から平成 25 年の 10.0 へと上昇
している。
神奈川県の死亡率は、平成 16 年 6.3、平成 25 年 8.0 である。南足柄市は、神奈川県全体と比較す
ると死亡率が高く、高齢者の構成比の高さが影響している。
図表 死亡数、死亡率の推移
500
(人)
(人口千人対)
12.5
400
10.0
300
7.5
200
5.0
100
2.5
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
死亡数
南足柄市 死亡数
死亡率
神奈川県 死亡数
死亡率
資料:神奈川県衛生統計年報
H23
H24
H25
0.0
死亡率
図表 死亡数、死亡率の推移
項目
H22
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
344 350 358 344 423 353 395 400 405 437
7.8
7.9
8.1
7.8
9.6
8.0
9.0
9.1
9.2 10.0
55,425 58,801 58,898 61,093 63,771 63,745 67,760 70,946 71,996 72,970
6.3
6.7
6.7
6.9
7.1
7.1
7.5
7.8
7.9
8.0
7
4.転入・転出の推移
【要点】平成
【要点】平成 22 年以降転出超過、転出が転入を上回る社会減少傾向
(1)転入者数・転出者数の推移
(1)転入者数・転出者数の推移
南足柄市への転入者数は、平成 17 年の 1,828 人から平成 26 年の 1,453 人へと減少している。
一方、転出者数も、平成 17 年の 1,987 人から平成 26 年の 1,526 人へと減少している。
図表 転入者数の推移
2,500
(人)
10.0%
2,000
8.0%
1,500
6.0%
1,000
4.0%
500
2.0%
0
H17
H18
H19
H20
転入者数
H21
H22
H23
H24
人口に占める転入者の割合
図表 転入者数の推移
H25
H26
0.0%
項目
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
転入者数
南足柄市 人口に占める割合 1,4.81284% 2,4.06382% 1,4.81365% 1,3.67668% 1,3.67350% 1,3.56830% 1,3.55482% 1,3.67558% 1,3.43410% 1,3.43535%
転入者数
568,091 543,598 549,582 530,261 520,485 530,727 484,175 487,933 486,505 478,908
神奈川県 人口に占める割合
6.46% 6.15% 6.18% 5.92% 5.78% 5.87% 5.34% 5.38% 5.36% 5.26%
資料:神奈川県人口統計調査報告
8
図表 転出者数の推移
2,500
(人)
10.0%
2,000
8.0%
1,500
6.0%
1,000
4.0%
500
2.0%
0
H17
H18
H19
H20
転出者数
H21
H22
H23
H24
人口に占める転出者の割合
H25
H26
0.0%
図表 転出者数の推移
項目
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
1,987 1,935 1,771 1,762 1,549 1,684 1,592 1,681 1,544 1,526
南足柄市 転出者数
人口に占める割合 4.50% 4.38% 4.00% 3.99% 3.51% 3.83% 3.62% 3.84% 3.54% 3.52%
転出者数
533,608 517,900 506,684 491,592 493,001 499,350 480,916 480,282 477,310 462,116
神奈川県 人口に占める割合
6.07% 5.86% 5.69% 5.49% 5.47% 5.52% 5.31% 5.29% 5.26% 5.08%
資料:神奈川県人口統計調査報告
(2)社会増減数の推移
(2)社会増減数の推移
過去 10 年間の南足柄市の社会増減数は、平成 18 年、19 年、21 年転入超過であったが、それ
以外の年は転出超過であった。平成 22 年以降は、連続して転出超過であり、この傾向が将来にわ
たり続く可能性がある。
図表 社会増減数の推移
項目
H17
-159
南足柄市 社会増減数
市人口に占める割合 -0.36%
34,483
神奈川県 社会増減数
県人口に占める割合 0.39%
資料:神奈川県人口統計調査報告
H18
103
0.23%
25,698
0.29%
H19
65
0.15%
42,898
0.48%
H20
-96
-0.22%
38,669
0.43%
9
H21
86
0.19%
27,484
0.31%
H22
-101
-0.23%
31,377
0.35%
H23
-44
-0.10%
3,259
0.04%
H24
-26
-0.06%
7,651
0.08%
H25
-103
-0.24%
9,195
0.10%
H26
-73
-0.17%
16,792
0.18%
5.未婚率の推移
5.未婚率の推移
【要点】未婚率は、男女とも
【要点】未婚率は、男女とも 30 歳代、40
歳代、40 歳代で上昇傾向
(1)未婚率の推移
南足柄市の男性の未婚率は、平成 12 年から平成 22 年にかけて、30 歳代は 35.5%から 43.2%
へ、40 歳代は 14.3%から 25.4%へ上昇している。女性の未婚率も平成 12 年から平成 22 年にか
けて、30 歳代は 16.4%から 25.2%へ、40 歳代は 5.5%から 12.1%へ上昇している。
図表 未婚率の推移
(%)
100.0
90.0
男性20歳代
80.0
70.0
女性20歳代
60.0
50.0
40.0
男性30歳代
30.0
女性30歳代
20.0
10.0
男性40歳代
0.0
女性40歳代
H12
H17
H22
図表 未婚率の推移
(単位:%) H12
H17
H22
男性20歳代
80.7
83.5
82.3
男性30歳代
35.5
41.0
43.2
男性40歳代
14.3
17.9
25.4
女性20歳代
68.7
72.0
70.8
女性30歳代
16.4
22.6
25.2
女性40歳代
5.5
8.2
12.1
資料:国勢調査 10
6.将来人口の推計方法
将来人口の推計方法
南足柄市の将来人口の推計方法は、代表的な将来人口の推計手法であるコーホート要因法を使
用します。なお、総合戦略の人口ビジョンでは、2060 年までの推計を行う必要があり、現在から
45 年先までを見通すことが求められている。
< コーホート要因法による南足柄市の
コーホート要因法による南足柄市の将来人口
南足柄市の将来人口の
将来人口の推計手順
推計手順 >
ⅰ)基準人口
神奈川県年齢別人口統計調査に基づく平成 26 年 10 月 1 日現在の推
計人口(男女別年齢別人口)を使用
ⅱ)出生率の算出
南足柄市の過去 10 年間の合計特殊出
生率の平均値 1.33 を使用
・少子化対策により合計特殊出生率が
上がるシナリオを想定
ⅳ)生残率の算出
生残率の算出
・神奈川県生命表や国立社会保障・人口
問題研究所のデータに基づき、南足
柄市の男女別各歳別生残率を算出
ⅴ)社会移動率の算出
社会移動率の算出
・コーホート変化率と生残率から南足
柄市の男女別各歳別の社会移動率を
算出
・転入促進策等により、これまでの社会
移動率を補正した社会移動率を想定
ⅲ)出生性比の算出
・国立社会保障・人口問題研究所による
「日本の将来推計人口(平成 24 年 1
月推計)」の出生性比、女性 100、男
性 105.5 を使用
■少子化対策等を加味
ⅵ)将来人口
・2060 年までの将来人口を、男女別年
齢別に算出
ⅶ)男性各歳別将来人口
ⅶ)男性各歳別将来人口
■転入促進策等を加味
ⅷ)女性各歳別将来人口
11
ⅰ)基準人口について
基準人口とは、将来人口推計の当初年の人口であり、将来人口推計の基準となる人口である。
平成 27 年から平成 72 年までの各年の男女別年齢別将来人口を推計するため、基準人口として、
神奈川県年齢別人口統計調査に基づく平成 26 年 10 月 1 日現在の推計人口(男女別年齢別人口)
を使用した。この推計人口は、国勢調査人口を基礎として、これに毎月の住民基本台帳法及び戸
籍法の定めによる月間届出数を加減した人口である。
ⅱ)出生率について
南足柄市の過去 10 年間(平成 16 年から平成 25 年)の合計特殊出生率は、ほぼ横ばいで推移し
ている。過去 10 年間の合計特殊出生率の平均値は、1.33 であり、現状の傾向のまま推移した場合
の合計特殊出生率として、1.33 を使用する。
ⅲ)出生性比について
人間の出生性比(男女比)は、女性 100 に対して男性 105 前後の割合になる。国立社会保障・
人口問題研究所による「日本の将来推計人口(平成 24 年 1 月推計)
」では、出生性比は将来にわ
たり女性 100 に対して男性 105.5 と設定されている。南足柄市の将来人口の推計においても、こ
の出生性比 100:105.5 を使用する。
ⅳ)生残率について
団 例
団
期 例
き
いる割合である。各地域によって平均寿命が異なるとおり、生残率は地域差がある。生残率は、
正確な死亡者数と人口に基づいて作成された生命表から求めるが、市町村別の生命表は 5 歳階級
ごとの生命表しか作成されていない。このため、南足柄市の男女別各歳別の生残率は、次のとお
生残率とは、ある集 ( えば男性 20 歳の集 )が一定 間後( えば 1 年後)に生 残って
り求めた。
命
次
神奈川県の平成 22 年生 表から神奈川県の男女各歳別の生残率を求めた。 に、国立社会保
地域別将来推計人口(平成 25 年 3 月推計)」に示されている神奈
川県の将来生残率(5 歳階級別)と南足柄市の将来生残率(5 歳階級別)の比率を活用し、南足柄
障・人口問題研究所の「日本の
市の平成 22 年における男女別各歳別の生残率を求めた。
将来人口の推計には、平成 27 年以降の生残率を求める必要がある。そこで、国立社会保障・人
口問題研究所による「日本の将来推計人口(平成 24 年 1 月推計)
」に示されている平成 72 年まで
伸
の将来の生残率の び率を使用して、南足柄市の将来(平成 72 年まで)にわたる生残率を求めた。
ⅴ)社会移動率について
動
地域差のある割合である。南足柄市の男女別各歳別の社会移動
率は、コーホート変化率から生残率を差し引くことによって求めた。例えば、平成 24 年の男性 20
歳の集団は、1 年後に平成 25 年の男性 21 歳の集団となるが、両者の変化率がコーホート変化率
である。コーホート変化率から生残率を差し引くことで、社会移動率を把握することができる。
なお、男女別各歳別の社会移動率は、毎年変動する。このため、過去 10 年間の男女別各歳別の
社会移動率の平均値を求めた。過去 10 年間の社会移動の傾向が、将来にわたり継続するものと仮
社会移 率も、生残率と同様に
定している。
12
7.将来人口の推計結果
頁 提条件の下に推計した将来人口は、下表のとおりである。
前 の前
◆総人口
平成 27 年 43,390 人 ⇒ 平成 72 年 26,415 人へ減少
◆高齢者人口割合
平成 27 年 28.6%
28.6%
⇒ 平成 72 年 42.8%へ上昇
42.8%へ上昇
◆後期高齢者(
後期高齢者(75 歳以上)人口割合
歳以上)人口割合
平成 27 年 12.8%
12.8%
⇒ 平成 72 年 29.8%へ上昇
29.8%へ上昇
◆若年女性(
若年女性(15 歳~39
歳~39 歳)人口
歳)人口
平成 27 年 4,211 人
⇒ 平成 72 年 2,021 人へ半減
< 南足柄市の将来人口の推計結果 >
年齢
年少人口
生産年齢人口
高齢者人口
合計
年少人口割合
生産年齢人口割合
高齢者人口割合
後期高齢者数
後期高齢者割合
若年女性人口
若年女性人口割合
若年男性人口
若年男性人口割合
2015
平成27年
5,486
25,512
12,392
43,390
12.6%
58.8%
28.6%
5,574
12.8%
4,211
19.1%
4,514
21.1%
2020
平成32年
4,854
23,940
13,443
42,237
11.5%
56.7%
31.8%
6,999
16.6%
3,832
17.8%
4,094
19.8%
2025
平成37年
4,370
22,861
13,506
40,737
10.7%
56.1%
33.2%
8,191
20.1%
3,607
17.3%
3,850
19.4%
2030
平成42年
3,979
21,577
13,398
38,954
10.2%
55.4%
34.4%
8,610
22.1%
3,439
17.2%
3,704
19.6%
2035
平成47年
3,752
19,654
13,527
36,933
10.2%
53.2%
36.6%
8,208
22.2%
3,193
16.8%
3,450
19.2%
13
2040
平成52年
3,518
17,440
13,822
34,780
10.1%
50.1%
39.7%
7,844
22.6%
2,864
16.0%
3,071
18.2%
2045
平成57年
3,226
15,863
13,499
32,588
9.9%
48.7%
41.4%
7,929
24.3%
2,575
15.4%
2,739
17.3%
2050
平成62年
2,920
14,655
12,899
30,474
9.6%
48.1%
42.3%
8,369
27.5%
2,373
15.2%
2,507
16.9%
2055
平成67年
2,638
13,750
12,061
28,449
9.3%
48.3%
42.4%
8,319
29.2%
2,168
14.8%
2,314
16.8%
2060
平成72年
2,398
12,700
11,317
26,415
9.1%
48.1%
42.8%
7,866
29.8%
2,021
14.8%
2,176
17.1%
平成27年(43,390 人)
男性 女性
0
500
1,000
平成37年(40,737 人)
1,500
男性 女性
2,000
0
95歳以上
90-94歳
85-89歳
80-84歳
75-79歳
70-74歳
65-69歳
60-64歳
55-59歳
50-54歳
45-49歳
40-44歳
35-39歳
30-34歳
25-29歳
20-24歳
15-19歳
10-14歳
5-9歳
0-4歳
2,000
1,500
1,000
500
0
2,000
1,500
1,000
平成47年(36,933 人)
男性 女性
0
500
1,000
500
1,500
1,000
500
1,500
男性 女性
2,000
0
0
2,000
0
1,500
1,000
500
1,000
500
500
500
1,000
1,500
2,000
1,500
2,000
0
平成72年(26,415 人)
1,500
男性 女性
2,000
0
95歳以上
90-94歳
85-89歳
80-84歳
75-79歳
70-74歳
65-69歳
60-64歳
55-59歳
50-54歳
45-49歳
40-44歳
35-39歳
30-34歳
25-29歳
20-24歳
15-19歳
10-14歳
5-9歳
0-4歳
1,000
2,000
95歳以上
90-94歳
85-89歳
80-84歳
75-79歳
70-74歳
65-69歳
60-64歳
55-59歳
50-54歳
45-49歳
40-44歳
35-39歳
30-34歳
25-29歳
20-24歳
15-19歳
10-14歳
5-9歳
0-4歳
男性 女性
1,500
1,500
平成57年(32,588 人)
平成67年(28,449 人)
2,000
1,000
0
95歳以上
90-94歳
85-89歳
80-84歳
75-79歳
70-74歳
65-69歳
60-64歳
55-59歳
50-54歳
45-49歳
40-44歳
35-39歳
30-34歳
25-29歳
20-24歳
15-19歳
10-14歳
5-9歳
0-4歳
2,000
500
95歳以上
90-94歳
85-89歳
80-84歳
75-79歳
70-74歳
65-69歳
60-64歳
55-59歳
50-54歳
45-49歳
40-44歳
35-39歳
30-34歳
25-29歳
20-24歳
15-19歳
10-14歳
5-9歳
0-4歳
95歳以上
90-94歳
85-89歳
80-84歳
75-79歳
70-74歳
65-69歳
60-64歳
55-59歳
50-54歳
45-49歳
40-44歳
35-39歳
30-34歳
25-29歳
20-24歳
15-19歳
10-14歳
5-9歳
0-4歳
0
2,000
14
1,500
1,000
500
0
500
1,000
8.将来人口の推計結果の影響
将来人口の推計結果の影響
現状の人口減少の傾向を当てはめて将来人口を推計すると、南足柄市は、45 年後の平成 72 年
ち
規模は、現在の二宮町(28,594 人)、湯河原町(25,554
には人口 26,000 人のま となる。この人口
規模である。(2町の人口は、神奈川県人口統計調査平成 27 年 4 月 1 日現在)
この2町と財政規模、職員数などを比較すれば、下表のとおりである。人口 26,000 人のまちに
なれば、行政面をはじめとして様々な側面で縮小を余儀なくされることになる。
人)とほぼ同
南足柄市
一般会計予算(H26 )
地方税(H26)
一般行政職員
特別行政(教育)職員
図書館専任職員
議員定数
, 百万円
7,314 百万円
13 740
二宮町
湯河原町
7 600
8 513
, 百万円
3,656 百万円
, 百万円
3,859 百万円
220 人
139 人
182 人
65 人
28 人
28 人
9人
4人
5人
16 人
14 人
14 人
園
6校
3校
1,512 事業所
14,540 人
96 事業所
園
3校
2校
974 事業所
5,568 人
84 事業所
園
3校
1校
1,309 事業所
9,323 人
99 事業所
食料品小売業従業者
987 人
704 人
892 人
飲食店
132
飲食店従業者
670 人
公立幼稚園
公立小学校
公立中学校
全産業事業所
全産業従業者
飲食料品小売業事業所
5
店
0
85
店
457 人
1
189
店
789 人
資料:神奈川県平成 26 年度市町村要覧、平成 25 年度市町村公共施設概要、神奈川県設置者別公
立学校数、平成 24 年経済センサス
◆行政面への影響
【予算】人口減少に伴い大幅な税収ダウンとなり、予算規模は縮小へ
【組織】一般行政職員数はさらに削減が必要、図書館専任職員も削減へ
◆教育面への影響
◆教育面への影響
【教員】子どもの減少に伴い教職員は削減へ
【学校】子どもの減少に伴い公立小中学校もさらなる統廃合へ
◆産業面への影響
◆産業面への影響
【企業】生産年齢人口の減少に伴い事業所数は減少へ
【起業】人口減少に伴い新規創業や新規出店などは困難へ
◆生活面への影響
◆生活面への影響
【商店】人口減少に伴い商店数は減少へ
【交通】通勤、通学者の減少に伴い鉄道・バスは減便や撤退へ
15
9.南足柄市人口ビジョン(案)について
9.南足柄市人口ビジョン(案)について
6月~7月にかけて市民や県民・都民を対象に次のとおり意識・希望調査を実施し、人
口構造・人口動向の特性を踏まえ、複数パターンのシミュレーションを行い、出生や移動
の変動による将来人口への影響度を分析し、目指すべき将来の方向及び人口の将来展望を
考察する。
対 象 人 数 方 法
内 容
市民アンケート 15 歳~19 歳 500 人 郵送
就職・居住に関する調査
(1)人口の将来展望に必要な
人口の将来展望に必要な意識
将来展望に必要な意識・希望
意識・希望調査
・希望調査を実施
調査を実施
結婚・出産・子育てに関する
20 歳~49 歳 1,500 人 郵送
調査
転入に関する調査
転入者
窓口
4月~
(市民課)
県民・都民の意向 20 歳~49 歳 1,000 人 イ ン タ ー 南足柄市の認知度、貸し農園・
調査
ネット スローライフ・移住の関心な
どに関する調査
※市民アンケートは、住民基本台帳から対象者を無作為に抽出して実施する。
人口減少への対応は、出生率を向上させることにより人口減少に歯止めをかけ、将来的
に人口構造そのものを変えていこうとするものと、転出者を抑制して転入者の増加による
社会増を拡大していくことが考えられる。
この二つの対応を同時並行的に進めていくことが重要であり、そのための取り組みに当
たっては、次のような基本的視点が挙げられます。
(2)人口減少に取り組む基本的視点
人口減少に取り組む基本的視点
(例示)
ア.安定した雇用の場があるまち
イ.若い世代の結婚・出産・子育ての希望に応えるまち
ウ.二地域居住に適したまち
エ.地域資源を生かした観光のまち
オ.農業を基盤に6次産業化で活性化するまち
カ.未病が治るまち
キ.郷土愛がもてるまち
これらの人口ビジョンを踏まえた上で、国の総合戦略が定める政策分野を勘案して
「南足柄市総合戦略(平成 27~31 年度)」を策定する。
16