【伝送理論】

関連問題 (伝送理論)
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【伝送理論】
1. 図において、電気通信回線 1 への入力電圧が 120 ミリボルト、電気通信回線 1 から電気通信回線 2 へ
の遠端漏話減衰量が デシベル、増幅器の利得が 40 デシベル、変成器の巻線比 (n1 : n2 ) が 3 : 4 の
時、電圧計の読みは 16 ミリボルトである。
ただし、変成器は理想的なものとし、電気通信回線及び増幅器の入出力インピーダンスは全て同一値
で、各部は整合しているものとする。
2. 一様な線路の減衰定数は、線路の一次定数により定まり によりその値が変化する。
(a)信号の振幅
(b)負荷インピーダンス
(c)減衰ひずみ
(d)信号の周波数
3. 図に示すように、インピーダンスがそれぞれ 520 オームと 280 オームの伝送ケーブルを接続して信号
を伝送すると、その接続点における電圧反射係数は、 である。
4. 電力線からの誘導作用によって通信線へ誘起される誘導電圧には、電磁誘導電圧と静電誘導電圧があ
る。これらのうち、電磁誘導電圧は、一般に、電力線の に比例して変化する。
(a)電圧
(b)抵抗
(c)インダクタンス
(d)電流
5. 下図において、電気通信回線への入力電力が ミリワット、その伝送損失が 1 キロメートル当たり
0.5 デシベルの時、負荷抵抗 R で消費する電力は、8.0 ミリワットである。
ただし、変成器は理想的なものとし、入出力各部のインピーダンスは整合しているものとする。
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6. 誘導回線や被誘導回線以外の第 3 の回線を経由して生じる漏話を、 漏話という。
7. 下図に示すアナログ方式の伝送路において、受端のインピーダンス Z に加わる信号のレベルが −2
[dBm] で、同じ伝送路の無信号時の雑音レベルが −64 [dBm] である時、この伝送路の受端における
SN 比は、 デシベルである。
8. 伝送系のある箇所における信号電力と基準点における信号電力との比をデシベル表示した値を、その箇
所の といい、通常、[dBr] で表す。
9. 平衡対ケーブルの漏話は、主として回線相互間の 及び相互インダクタンスによって生じる。
10. メッセージチャネルに他のチャネルから音声信号が漏れ、その通話内容が判別可能である場合を 漏話という。
11. 信号の忠実な伝送に妨害を与える要因は、大別してひずみと である。
12. 下図において、電気通信回線への入力電流が 12 ミリアンペア、その伝送損失が 1 キロメートル当たり
デシベル、増幅器の利得が 30 デシベルの時、電流計の読みは、36 ミリアンペアである。
ただし、変成器は理想的なものとし、電気通信回線及び増幅器の入出力インピーダンスは等しく、各部
は整合しているものとする。
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13. 同軸ケーブルは、一般的に使用される周波数帯において信号の周波数が 4 倍になると、その伝送損失
は、 約 倍になる。
14. 図において、A 方向における漏話減衰量は デシベルである。
15. 絶対レベルは、1 ワットを 0 デシベルの基準とした場合、これを記号 で表す。
16. 平衡対ケーブルにおいて、ケーブルの温度が上昇した時、伝送損失は 。
(a)変化しない
(b)減少する
(c)増加する
(d)減衰定数に近くなる
17. 特性インピーダンスの異なる通信用ケーブルを接続して信号を伝送する時、その接続点において反射現
象が起きるが、この現象を防ぐためには、一般に、接続点に を挿入する。
18. 伝送単位にデシベル等を用いるのは、整合接続した複数の回路におけるそれぞれの減衰量又は利得の
で、総合の減衰量又は利得を計算できることが一つの理由である。
19. 下図において、電気通信回線への入力電圧が ミリボルト、その伝送損失が 1 キロメートル当たり
0.8 デシベル、増幅器の利得が 36 デシベルの時、電圧計の読みは、650 ミリボルトである。
ただし、変成器は理想的なものとし、電気通信回線及び増幅器の入出力インピーダンスは全て同一値
で、各部は整合しているものとする。
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20. 伝送路の送端における信号電力を P1 ミリワット、受端における信号電力を P2 ミリワットとすると、こ
の伝送路の伝送損失は デシベルで表される。
(a)20 log10 ( P1 − P2 )
(b)10 log10 ( P1 − P2 )
(c)20 log10
P1
P2
(d)10 log10
P2
P1
(e)10 log10
P1
P2
(f)20 log10
P2
P1
21. 下図において、電気通信回線 1 のインピーダンスが 360 オーム、電気通信回線 2 のインピーダンスが
810 オームの時、巻線比 (n1 : n2 ) が の変成器を使うと回線の接続点の反射損失がゼロとなる。た
だし、変成器は理想的なものとする。
22. 特性インピーダンスの異なる幾つかの線路を縦続接続した複合線路においては、複数の接続点で繰り返
しの反射を生じるが、偶数回の反射により受端に現れる波は、 といわれる。
(a)順流
(b)逆流
(c)続流 (伴流)
(d)累流
(e)脈流
23. 平衡対ケーブルにおける電磁結合による漏話は、一般に、誘導回線のインピーダンスに 。
(a)無関係である
(b)等しい
(c)比例する
(d)反比例する
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24. 下図に示す電気通信回線 1 への入力電圧が 240 ミリボルト、電気通信回線 1 から電気通信回線 2 への
遠端漏話減衰量が 63 デシベル、増幅器の利得が デシベル、変成器の巻線比 (n1 : n2 ) が 4 : 3 の時、
電圧計の読みは、1.8 ミリボルトである。
ただし、変成器は理想的なものとし、電気通信回線及び増幅器の入出力インピーダンスは全て同一値
で、各部は整合しているものとする。
25. 平衡対ケーブルで音声周波数帯域の信号を伝送する時、 を大きくすると伝送損失が増加する。
(a)単位長さ当たりのインダクタンス
(b)心線導体の直径
(c)心線導体の導電率
(d)単位長さ当たりの心線導体抵抗
26. 下図に示すように、インピーダンスがそれぞれ 650 オームと オームのメタリック・ケーブルを接
続して信号を伝送する。この時、その接続点においては、電圧反射係数が −0.3 となる。
27. 伝送回路の入力と出力の信号電圧が比例関係にないために生ずる信号のひずみは、 といわれる。
28.
一様な線路における入力インピーダンスは、その線路の特性インピーダンスと等しくなる。
(a)他端を開放した
(b)他端を短絡した
(c)無限長の
29. 信号の が周波数により異なるために生じる信号のひずみを位相ひずみという。
30. 伝送路は、その減衰量が に無関係に一定であり、かつ、位相変化が に比例する時、信号をひ
ずみなく伝送できる。
(a)雑音
(b)特性インピーダンス
(c)周波数
(d)振幅