公開シンポジウム 21 世紀における部落問題 表象、現実、機会を再考する 背景と目的 本シンポジウムの目的は、部落民が直面する状況を、 社会科学、歴史科学、教育の分野で議論される問題を 中心に、表象、現実、機会、という3つの方向から考 表象と現実 える、というものである。本シンポジウムはこれらの 部落問題を不変のものと考えるのでは 分野の重なり合うアプローチと3つのテーマの相互 なく、本シンポジウムはこの社会的カテ 作用を土台としている。 ゴリーがどのように変容してきたのか、 部落民といわれる人々の経験、そしてそ 機会 の表象が歴史、芸術、人々の想像の中で、 シンポジウムの本セクションでは、部落民がど いかなるものであったのかを検証する。 のような問題に直面し、それをどのように捉え、 発信しているかに注目する。多くの部落民が社 会的、個人的に経験する問題は、変化していく 教 育 世界の中で日本人の多くが直面する問題とどの 本セクションでは、若者がどのように自らを部落 ように共通し、また異なるものであるのかを検 民として捉えるのか、また部落民の経験の理解を 証する。 深めるために教育のもつ役割とは何なのかをテ あ 13:00-13:15 13:15-13:45 13:50-14:50 15:10-16:30 16:40-17:10 17:15-17:30 ーマとする。また、部落問題、部落民のアイデン ティティの問題が若い世代にどのように伝えら れているのかを検討する。 開会の辞 基調講演Ⅰ イアン・ニアリー(オックスフォード大学) 歴史 ティモシー・エイモス(シンガポール国立大学) 黒川みどり(静岡大学) 現代社会 内田龍史(尚絅学院大学) クリストファー・ボンディ(国際基督教大学) アン・マックナイト(白百合女子大学) 基調講演Ⅱ 野口道彦(大阪市立大学) 閉会の辞 10 月 31 日(土) 国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス 国際会議室 * 一般公開のシンポジウムです。 *同時通訳あります。
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