自転車のまち 那須シンポジウム 開 催レポ ート 平成27年10月16日(金)那須町文化センター大ホールにて「自転車のまち那須シンポジウム」 (主催:下野新聞社)が開催されました。 「那須高原ロングライド」など、様々なサイクリングが開催されている自転車のまち・那須において、より安全・快適に自転車を楽しめるま ちづくりをテーマに、基調講演・パネルディスカッションが行われました。 基調講演 益子直美のハッピーサイクルライフ スポーツキャスター 益子 直美 氏 プロロードレーサーである夫の勧めでロードバイクを始めた益子氏。ダイエットに成功するなど健康への 効果だけでなく、自転車を通じて、新たな友人や目標ができ、精神面も前向きになったことなど、 “自転車 の楽しさ” について、自身のエピソードを交えてお話しいただきました。 基調講演 自転車で地域を元気に!∼那須ブラーゼンの活動∼ 那須ブラーゼン代表 薄井 泰則 氏 地域密着型のプロサイクルロードレースチームとして2012年に誕生した那須ブラーゼン。レース出場だ けにとどまらず、地域の顔として幅広く活動しており、自転車イベント開催等による観光振興や自転車の 交通安全・マナー教室の開催など地域貢献活動について紹介いただきました。 パネルディスカッション 自転車によるまちづくりの可能性 那須町では町民からの協力を得ながらさまざまな自転車イベントが開催され、全国からサイク リストを集客するなど、自転車が観光に大きく貢献しています。さらに、近隣への移動に便利な 点から、自動車の代替交通手段として有効性が高いことなど、自転車によるまちづくりの可能性 について討論が行われました。 また、自転車が地域振興に寄与する一方で、安全・快適に自転車を利用できる環境づくりが必要 となり、自転車の走行空間を明示した自転車専用通行帯等ハード面の整備に加えて、自転車・自動車利用者それぞれのルール・マナー意 識が重要となることなど、今後の課題についても意見が交わされました。 コーディネーター パネリスト 下野新聞社論説委員長 那須町長 早稲田大学理工学術院教授 那須ブラーゼン代表 スポーツキャスター 篠田 裕次 氏 高久 勝 氏 森本 章倫 氏 薄井 泰則 氏 益子 直美 氏 那須ブラーゼンの活動や自転車利用環境づくりの取組みを紹介するパネル展も開催 シンポジウムの開催に併せて那須町文化センターの ロビーでは、那須ブラーゼンの活動写真や競技用自 転車等の展示、栃木県内における自転車利用環境づ くりの方針や自転車走行空間の整備事例の紹介など パネル展が開催されました。
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