議案第2号 - NPO法人足尾歴史館

議案第2号
平成27年度事業計画(案)の承認について
世界遺産登録は、地域の経済の活性化に大きく貢献することから、各自治体では積極的に取り組まれております。
また、日本の近代化に貢献した歴史、文化等を保存し構成に伝えて行こうと各地で活動が展開されている中で、国は
幕末から明治の重工業施設を中心とした「明治日本の産業革命遺産」世界文化遺産に登録され、産業革命遺産「軍艦
島」の通称で知られる端島炭鉱(長崎市)などが構成、官営八幡製鉄所(北九州市)、三菱長崎造船所(長崎市)が
導入され、100年以上にわたって稼働し続けている施設が含まれており、今回稼働している施設が世界文化遺産に
登録されたことは、足尾づ山の産業遺産の中にも稼働している施設があり期待も出てくるものと思っており、これか
らの活動に大きな励みとなるものと判断しております。
こうした中で、暫定リスト記載遺産から「明治日本の産業遺産、九州、山口とその関連施設」が世界文化遺産に登
録され、次に推薦候補「長崎の教会群とキリスト関連施設」がとなっており、
「百舌鳥・古市古墳群」
(平成27~3
0年)と順調に登録が進めば、暫定リスト記載一覧表の見直しがされるのではないかと推測がされており、近いうち
に暫定リスト記載の再提案の受付が行われる時期が来るものと信じて、これまで進めてきた追加史跡指定等、普遍的
価値の証明を日光市と連携をする中で出来る限り努力をしてまいります。
世界遺産登録が、内閣官房に変わりましたが、文化庁の動きもあり両方の情報の収集に努力し、国の動きに対応で
きる態勢づくりをして行かなければなりません。
加えて、日光市、栃木県、古河機械金属(株)の連携を図り、活動を進めていかなくてはならないと思っております。
【主な活動について】
加藤康子女史(内閣官房国民会議専務理事・イコモス委員)が足尾銅山の差産業遺産をもう一度時間をかけて視察
したいがその時はイコモス委員のバリー・ギャンブル氏と一緒に視察したいと話されておられ、再度、女史の視察が
小野崎敏氏のご指導のもと実現に向けて努力していき、助言をいただくことがこれからの活動を進めて行く上で重要
になってくるものと判断しています。
【日本遺産登録について】
今年度も国の募集があれば、日光市に相談し申請を行っていきたいと考えております。
申請に当たりましては、観光客に分かりやすいストーリー作りをしていきたいと考えております。また、審査に当た
りました中にも足尾銅山のことについて関心を持たれた先生がおられ、こうした方のご指導、ご意見をいただいてい
くことができるようにと参議院議員上野通子先生からご助言をいただきました。
【市民センター活用について】
日光市から使用許可が出されました。
7月11日土曜日の推進する会総会に合わせ準備を進め、足尾銅山文化交流館としてオープンをしたい。
準備に当たりましては、推進する会の会計から若干の金額を使用させていただきたいと考えております。
足尾地域情報の発信の場として各団体の参加を呼び掛けて行くように努力をしていきたいと思います。
【広報委員会】
財政の厳しい中で、出来るだけ発行を続けて行くのは困難でありますが、多くの方に足尾銅山の産業遺産を世界遺
産登録に向けて活動に取り組んでいることを知っていただき、少しでも足尾町に関心を持っていただけるよう努力を
してまいります。
【活動委員会】
日光市のシンポジュウム、産業遺産見学会のお手伝いをしてまいり、参加者の皆様に足尾銅山の世界遺産登録のPR
活動を行っていきたい。
小山市が渡良瀬遊水地を世界文化遺産に登録していきたいと発表され、意見の交流会が持たれ、今後、下流との交流
を積極的に行っていける環境づくりをしていきたい。
【日光市について】
国の史跡指定追加、文化財保存活用、史跡等保存管理制定事業、世界遺産登録推進事業等が進められ、また、足尾
銅山の産業遺産見学会、シンポジュウムの開催が予定されており、推進する会も出きる限り協力をしていきます。
※ 斎藤市長を訪問し、助言等をいただき連携を深めていくことに努力をしていきたい。
【栃木県について】
活動の理解をしていただくために積極的に陳情活動を行っていきたい。
福田知事の提案された四者会議の実現に向けた努力をしていきたい。
【古河機械金属(株)について】
事あるごとに一層の連携を図っていきたい。
国の史跡指定追加、産業遺産見学会も多くの方々が関心を持っておられるので、今後も実施していけるよう努力をし
ていきたい。
◆ 平成27年度
足尾銅山の世界遺産登録を推進する会総会
日
時
7月11日(土)午後1時30分
場
所
足尾公民館
議
題
1.平成26年土事業報告および決算報告について
2.平成27年度事業計画および収支予算について
3.その他
※足尾銅山文化交流館(通称:交流館)がオープンいたします。
足尾銅山の歴史、貴重な写真等も準備し学習の場、地域の発信の場として活動して参ります。