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わたしたちの「 真 岡自慢 」1
Strawberry
日本 一 のいちご のまち
真岡市のいちごは昭和32年、
東物井地区の農業研
販売額も年間約71億円にのぼり、
2位以下を大きく引
究クラブの農家の手によって栽培が始まり、現在では
き離して日本一の生産量を誇っています。
「いちごの生産日本一」のまちとして知られています。
品種についても現在の「とちおとめ」のほか、
「スカ
作付面積が約153ヘクタールで、
約500の世帯が生
イベリー」
「なつおとめ」などの新たな品種も登場し、
さ
産農家として栽培を行い、
年間の集荷量は約7,000トン。
らなる増産への期待が込められています。
糖度と酸味のバランスの良さが
真岡のいちごの美味しさです。
いちご生産者(JAはが野いちご部会部会長) 野澤 隆さん
市内で110アールのいちご栽培を行う野澤さん。
「と
ちおとめ」
「なつおとめ」
を作っている。
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真岡市は周囲に山がないことで日照時間が長
そして、
市場に出る頃に最も食べごろになるタイミ
く、冬の寒い時期でも陽が豊富に降り注ぐことでい
ングで収穫することを徹底していて、
いちごの粒の
ちごの栽培に適しています。気候の変動が少なく、
色合いを見ながら1日刻みで収穫のタイミングを計
地下水が豊富なこともいちご栽培が盛んに行われ
っています。
その目利きが美味しいいちごを届ける
てきた理由といえます。
ポイントの一つといえますね。
真岡のいちごは、糖度と酸味のバランスが抜群
真岡のいちご農家における平均作付面積は約
に良いところが自慢で、
1粒食べてもらえば美味しさ
35アールといわれます。
そして10アールでの目標収
がよく分かると思います。
1年をかけて育てていきま
穫量を約5トンに置きながら、各農家で日々の栽培
すが、
いちごの赤い粒が見えてくると、栽培の苦労
を行っています。真岡を代表する作物である、美味
や疲れが報われる達成感があります。
しいいちご作りをこれからも続けていきます。
わたしたちの
「真岡自慢」
The No. 1 Strawberry Producing
Region in Japan
Strawberry cultivation began in Moka in 1957, and today
the city is famous for being the top strawberry producing
region in Japan. About 153 hectares of land are devoted to
the cultivation of strawberries, and annual shipments
amount to about 7,000 tons. As well as the Tochiotome
strawberries, new products are appearing as well, such as
Skyberry and Natsuotome. Production is expected to
further increase in the future.
いちご栽培のハウスを訪ねる
真岡市の郊外の畑の中には多くのいちごのハウス
が立ち並び、
ハウスの中では生産農家が1粒1粒
を大切にしながら丹念に育てている。真岡市は日
本一のいちご生産量を誇るまちだ。
日本第一的草莓城市
真冈市的草莓从1957年开始栽培,现在作为
“草莓生产日本第一”的城市而闻名。种植面
积约153公顷,年上市量约7,000吨。除“枥
乙女”之外,还有“天莓(Sky Berry)”、
“夏乙女”等新品种的出现,期待着进一步增产。
在真冈市内,草莓种植园鳞次栉比,通过独自
开发的将水雾化、让草莓大棚温室化的“水窗
帘”等,实现了低耗节能。“枥乙女”是驰名
全国的品种。
There are many strawberry greenhouses in Moka that
have realized low-cost and energy-saving cultivation by,
among other things, developing an original water curtain
that keeps the inside of the greenhouse warm by turning
water into mist. Tochiotome strawberries are famous
throughout Japan.
収穫のタイミングの見極めが大事という。
低コスト省エネルギーの
栽培方法を開発
ビニールを使ったトンネル栽培やパイプ
ハウス栽培を経て、
昭和59年ごろ、
水を
霧状にしてハウス内を温める
「ウォータ
ーカーテン」
を独自に開発。単棟ハウス
栽培の低コスト省エネルギー化を実現
するなどめざましく発展してきました。
いちごの花にみつばちが集まるのは品質の高さの証拠。
「とちおとめ」は10月頃から収穫が始まる。
収 穫や出荷
「栃木いちご」
の多くは真岡市からの出荷。
「とちお
とめ」
は全国的にも知られる代表的な品種である。
受粉を助けるみつばちの巣箱。
Maior produtora de morango
do Japão
O cultivo de morango começou em 1957 em
Moka, e atualmente ela é conhecida como a
maior produtora de morango do Japão.
Possui 153 hectares de plantio e produz
cerca de 7.000 toneladas por ano. Além da
variedade Tochiotome, surgiram as novas,
denominadas Skyberry e Natsuotome, com a
expectativa de aumentar a produção.
パック・箱 詰め
店頭に並ぶいちご
摘み取られたいちごはパ
ッケージセンター(写真)
で詰められ、
市場に並ぶ。
消費者の手にわたるまで
の徹底した品質管理が、
真岡の日本一のいちご作
りを支えている。
Na cidade de Moka há muitas estufas de
morango. Para realizar baixo custo e
economizar o consumo de energia foi
desenvolvida por conta própria a cortina de
água que aquece o interior da estufa
pulverizando
a
água.
A
variedade
Tochiotome é conhecida em todo o Japão.
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