2015 年3月 広島二葉倶楽部 5号 P1 広島から世界へ! 広島に国家戦略特区を・・・国際平和・協力貢献を目指す情報紙 広島二葉倶楽部 2015 年3月 5 「国連の平和関連事務局」を広島へ 「国際平和文化都市広島」の実現を目指している、広島二葉倶楽部は、平和首長会議を注目しています。 平和首長会議事務局のHPによると、1982(昭和 57)年 6 月 24 日、ニューヨークの国連本部で開催さ れた第 2 回国連軍縮特別総会において、当時の荒木武・広島市長が、世界の都市が国境を超えて連帯し、 ともに核兵器廃絶への道を切り開こうと「核兵器廃絶に向けての都市連帯推進計画」を提唱し、広島・ 長崎両市長から世界各国の市長宛てにこの計画への賛同を求めたのが、きっかけのようです。 平和首長会議は、この趣旨に賛同する都市(自治体)で構成された機構で、1991 年に国連経済社会理 事会の NGO に登録されています。2015 年 2 月 1 日現在、世界 160 カ国・地域 6,538 都市の賛同を得てい ます。目的は、世界の都市が緊密な連携を築くことによって、核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で 喚起し、核兵器廃絶を実現させるとともに、人類の共存を脅かす飢餓、貧困、難民、人権などの諸問題 の解決、さらには環境保護のために努力し、世界恒久平和の実現に寄与することとしています。 この目的をさらに押し進め、「国連の平和関連事務局」を広島へ・・・と、声をあげて取り組んでいます。 加盟都市分布図・都市数 区 域 国地域 都市数 30 2,526 9 128 アフリカ 46 357 ヨーロッパ 47 2,551 北アメリカ 3 307 アジア オセアニア ラテンアメリカ カリブ海地域 合計 25 669 160 6,538 平和首長会議事務局HPより (平成 27 年 2 月 1 日現在) ********************************************************************************************************* 3月 30 日月曜開催 放射線影響研究所(旧 ABCC) ** 施設見学のお誘い! <申し込み先・広島二葉倶楽部> ☎082・258・3071 F 082・258・3072 放射線影響研究所(旧 ABCC)の 施設見学会・第3弾が実現します。 多くの方のご参加をお待ちしております。 ********* 目的:放影研 (旧 ABCC) の現状を知る パートⅢ 日時:2015 年3月 30 日月曜日 会費:無料 ◆特別に説明およびご案内をしてもらいたい方は広島二葉倶楽部までご連絡下さい。 <プログラム> 13 時 13 時 30 分~ 14 時 30 分~ 15 時~ 15 時 30 分 受付(ビデオ放映) 大久保理事長 挨拶 寺本理事 挨拶 大久保理事長 説明 質疑応答 館内見学 終了予定 <放影研アクセス> タクシー:広島駅より 10 分 平和記念公園より 15 分 市内電車:広島駅より⑤ 比治山下経由宇品行 「比治山下」電停下車 徒歩 10 分 *なるべく公共交通機関をご利用ください。 P2 2015 年3月 広島二葉倶楽部 被爆者は放影研への協力に背を向けて、思慮のない風評を作り出したことも事実であります。 悔やんでも悔やみきれない思いが残っております。(放影研ニューズレターFebruary 2006 より) 広島二葉倶楽部最高顧問・坪井直先生が「命をかける・・・」と 宣言した思いは、放影研設立 30 周年の祝辞の中にあった! 放影研ニューズレター(February 2006 放影研設立 30 周年記念特集号)を 読んでいると、広島県原爆被害者団体協議会理事長・坪井直先生のお祝いの 言葉が載っていました。全文を掲載します。 ************************************* 核兵器廃絶を願って調査研究に全面的に協力ただいま紹介をしていただきました、被爆者の一人で ある坪井直と申します。本日は、放射線影響研究所設立 30 周年を迎えられ、本当におめでとうござい ます。放影研は国連への貢献はもちろんのこと、広く放射線問題の研究に対する功績は顕著でありま す。心からお祝い申し上げます。 さて、私たち被爆者の生きざまを振り返ってみますと、人類史上初めて原子爆弾による放射線の後 障害を体験することになりました。その体験による不安や恐怖心が次第次第に感情の世界に支配され ることとなり、全く自信喪失の一途をたどる結果となりました。その間、被爆者は放影研への協力に 背を向けて、思慮のない風評を作り出したことも事実であります。 崇高な放射線影響の研究に水を注し、研究が停滞したのも事実であります。そのことについて、悔やんで も悔やみきれない思いが残っております。しかし、私たちはいろいろな問題を未来に向かって乗り越えなくて はなりません。 以上のような状況下にあった放影研でしたが、冷静に誠実に学問の研究に専心されてこられました。 ここに衷心より敬意を表するものであります。被爆者は人類の将来について核兵器の廃絶を悲願としており ます。そして、放射線の影響研究に全面的に協力する覚悟であります。 なお、いまだ家庭を持つことなく独身で過ごしている被爆者もおります。特に女性の方にとっては、 なかなか生きることが難しい状況もあります。放影研におかれましても、そういう人たちへの目配り と心遣いを、この場を借りてお願いしておきたいと思います。今後とも放影研が人類の未来のために 最大限寄与されることを信じて、私のお祝いの言葉といたします。ありがとうございました。 「広島がしなければならない! 広島しか出来ないプロジェクト」 「国家戦略特区」でなければならない アベノミクスの三本目の矢として 推進してきた「国家戦略特区」、 広島二葉倶楽部が独自構想をもとに策定 都市型里山プロジェクト・7つの柱 ①世界初「国際平和文化医療の聖地」 「放射線影響研究所」を尾長山・牛田山への 尾長山・牛田山 誘致と平和貢献策。 ②「医療・教育・研究の一大拠点」 を里山として活用 「国際総合医科大学」の誘致を目指す。 ③二山三海を活かした平和医療・平和観光ツーリズム 「平和医療」と「平和観光」を中国四国地方に根付かせたい。 ④国連機関の誘致・「国際平和文化都市広島」の実現 広島から世界へ、世界から広島へ。 国際平和のための発信基地・人的交流・育成の場の構築。 ⑤インターナショナルな 教育貢献できる人材育成 ⑥大規模避難施設 (物流集積センター) ⑦居住 地区 地方創生特区と国家戦略特区の 違いをご存知ですか? ●地方創生特区● 国家予算の中での実現。 ●国家戦略特区● 海外や国内の投資により実現。 国家戦略特区を広島に実現させるため には、平成 27 年度中に、広島市長との共 同提案を内閣府に再提案しなければなり ません。 そのためには国内外から、また地元広 島の方々のご理解とご支援が必要です。 この活動にご協力いただける方は下記ま でご連絡下さい。 【お問い合わせ】 広島二葉倶楽部 広島市東区山根町 28-1 二葉山荘内 電話:082-258-3071 FAX:082-258-3072 E-mail:[email protected] http://www.hiroshimafutabaclub.com
© Copyright 2024 ExpyDoc