平成２７年調査０４７生活・安全条例による事務処理特例制度タイトルパスポートセンターの開設団体名相模原市（神奈川県）事例のポイント ○ 相模原市内においては、平成 10 年から神奈川県が運営するパスポートセンターの出張所が開設されたものの、開設日は週 1 回で申請のみの受付であったため、出張所ではなくパスポートセンターの設置を神奈川県に要望。 ○ 神奈川県から権限移譲を受け、平成 24 年度に 1 ヶ所、平成 25 年度に他 1 ヶ所、市が運営するパスポートセンターを設置。 ○ 市内にパスポートセンターが設置されたことにより、申請場所までの所要時間が以前の約半分となり、市民に身近な場所で利便性の高い窓口サービスの提供が実現した。背景・目的相模原市は、昭和 60 年から市内へのパスポートセンター設置について神奈川県に要望していたが実現に至らず、平成 10 年に県パスポートセンターの出張所が開設された。しかし、出張所は週 1 回の開設であることに加え、申請のみの受付であったため、受取については中央区から片道約 70 分かかる本所（横浜市）、もしくは約 50 分かかる県央支所（厚木市）へ行く必要があった。内平成 16 年の旅券法の改正を受け、平成 22 年から県と事務処理特例制度による権限移譲の調整を行い、平成 24 年 11 月の県・市法定協議、平成 25 年 1 月の神奈川県条例の改正を経た後、同年 3 月に相模大野パスポートセンター、同年 6 月には橋本パスポートセンターを開設。市内において旅券申請・受取が可能となった。なお、申請の利便性を図るために、戸籍証明書の発行を行う連絡所を併設した。こうした取組により、旅券については基本的にワンストップで申請が可能となった。容人口 713,351 人相模原市民の旅券申請の約 9 割が市内のパスポートセンターで行われ、例えば中央区から県央支所へ申請に行った場合、移動時間が約 50 分かかっていたところ、橋本パスポートセンターへ申請に行った場合は約 25 分となり、移動に係る時間が半減した。そのため、市民に身近な場所で利便性の高い窓口サービスの提供が実現し、多くの市民から「便利になった」という意見が寄せられている。相模原市民の利用状況（本所及び県央支所との比較）（単位：件）効果年度・窓口本所（横浜）県央支所（厚木）相模原出張所平成 23 年度 1,917 13,930 8,682 平成 24 年度 1,640 12,141 7,351 平成 25 年度 402 1,199 相模大野パスポートセンター橋本パスポートセンター 1,043 10,888 8,961 ＊相模大野パスポートセンター平成25年3月15日開設＊橋本パスポートセンター平成25年6月3日開設＊上記パスポートセンター開設に伴い相模原出張所は平成25年3月8日で終了。担当課関連サイト相模原市市民局区政支援課 http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/19032/018927.html