平成27年度 浜松市国語科研究部3ブロック(5・8部会) 第1回 1 日 時 平成27年5月20日(水) 2 場 所 浜松市立北浜中学校 3 内 容 (1) 顧問校長挨拶 北浜中学校長 下石 研修会報告 午後3時~4時30分 精子 先生 論 語 の 中 に 「 朋 遠 方 よ り 来 た る 有 り 、 ま た 楽 し か ら ず や 。」 と い う 言 葉 があります。その朋とは単に友達という意味ではなく、志を同じくする者 という意味です。今日は子供たちによりよい授業をしようという同じ志を もった教師たちが集まった研究会です。是非、北村先生からその方法を意 欲的に学び取ってもらいたいと思います。 (2) 平成27年度浜松市国語科研究部テーマについて 3ブロック副部長 北浜小学校 片瀬 智美 先生 「言葉の力」を育てる魅力的な国語科授業の創造 ー生きて働く言語活動を通してー (3) 講話 より確認 「学ばん共に…確かな力を育む言語活動の充実をめざして…」 浜松市立西部中学校 北村 健治 先生 ア 言語に対する意識の共有化 合計10問の質問の内、言語活動とは学力をつけるための「手立て」 であって、けっして「目的」になってはならないことを強調。 イ 演習①「なりきり作文・ノートの読み合い」 北村先生が身に付けていた黄色いネクタイになりきって作文を書き、 隣席の教師と交換して相互評価する。楽しみながら進んで文章を書こう とする態度や見たもの、感じたことを自分の言葉で表現する力の涵養。 ウ 演習②「ペア音読・ペアトーク」 「枕草子」の冒頭の部分の原文と訳文を、臨席の教師と読み合う。慣 れてきたら、教師Aが訳文を読み、教師Bがその部分の原文を読む。古 文 に 親 し も う と す る 態 度 、古 文 に 表 れ た 作 者 の 思 い を 想 像 す る 力 の 涵 養 。 エ 実践紹介①「4人の話し合い活動(ジグソー・エキスパート)」 ジグソー法を用い、複数の視点で書かれた資料をグループ別に読み、 交換した知恵を統合してエキスパートとなった個々がテーマ全体の理解 を構築する。 オ 実践紹介②「6人の話し合い活動(バズセッション、リライト作文)」 「 少 年 の 日 の 思 い 出 」 で 、「 エ ー ミ ー ル は 主 人 公 よ り 収 集 家 に ふ さ わ し い」というテーマでバズセッションし、それを元にエーミールの立場で 原文を書かせるリライト作文に挑戦。場面展開や登場人物の描写に注意 して読み、内容理解に役立てる力の涵養。 カ 実践紹介③「つぶやき作文」 「 字 に な い は が き 」で 登 場 人 物 の 心 情 を 台 詞 の 形 で 吹 き 出 し に 書 か せ 、 読み合う。登場人物の人柄の把握や状況に合った話し言葉の選択。 キ 実践紹介④「物語の続き作文」 「アイスプラネット」で10年後の再会を想定して話の続きを書かせる。心情が効果的に 伝わるように描写を工夫して書く力の涵養。 ク 実践紹介⑤「手紙作文」 「字のないはがき」の二次感想を手紙の形で身近な大人や保護者に書く。知識と体験を関 連づけ、自分の考えを持つ力の涵養。 ケ 実践紹介⑥「創作劇・群読・修学旅行報告会」 総合の時間、学級活動の時間とのコラボ。修学旅行に向けての演劇づくり、文化祭ステ ージ発表の群読等。 ※その他、講話の中で先生が強調されたこと。 ・一斉形態の指導ができなければ言語活動は飛び道具になってしまう。 ・学びのゴールを意識して学習する。 ・ 板 書 を デ ジ タ ル 保 存 し 、 随 時 比 較 し な が ら よ り 良 い 板 書 を 目 指 す 。( 他 教 科 も 参 考 に ) ・あやふやな知識が確かな知恵になることが研修の意義である。 ・実践の中で磨いてこそ指導が変わっていく。 (4) 顧問校長挨拶 北浜中学校長 下石 精子 先生 や は り 論 語 の 中 に 「 学 び て 思 は ざ れ ば 則 ち 罔 し 。 思 ひ て 学 ば ざ れ ば 則 ち 殆 し 。」 と い う 言 葉があります。今日学んだことを是非学校に帰って振り返り、自分のものにしてほしいと思 います。
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