12月号 CASA 新聞

12月号
12月号 CASA 月号 CASA 新聞
CASA 新聞 新聞 項 目
目
内 容
容
国土交通省が2015年上半期(4~9月期)の新設住宅着工戸数は、前年同期比6.9%増の
47万1845戸と、2年ぶりに増加した。消費税増税により大幅に落ち込んだ昨年から持ち
直した。既設調整済年率換算値も90万戸(前月比3.3%減)と減少に転じているが、季節
を考慮すれば良い結果を維持している。国交省は消費税増税の影響のない2012年水準
(44万2948戸)を上回っていることから、住宅需要が持ち直していると指摘している。
国交省新設住宅着工4-9月、
国交省新設住宅着工4-9月、 「省エネ住宅ポイント制度などの政策が、消費者の心理の回復に寄与した」という。
6.9%増
6.9%増、消費税増税の
消費税増税の影響 同時に発表した9月の新設住宅着工数は、前年同月に比べ2.6%増の7万7872戸だった。
7ヶ月連続で増加したものの、日経QUIKニュース社がまとめた民間予測の中央値
からの回復
からの回復
(6.5%)を下回った。
注文住宅などの持ち家は、2.4%増の2万5219戸と、5ヶ月連続で増加した。貸家は
13.3%増の3万4092戸と、5ヶ月連続で増加。資産運用や相続税の節税目的での需要が
引き続き堅調だった。反面、分譲住宅は10.1%減の1万8239戸と、2ヶ月ぶりに減少し
た。内訳ではマンションの大規模な着工がなく、224%減になったことが響いた。
住宅金融支援機構は、長期固定型住宅ローン「フラット35」の11月の適用金利を発表し
「フラット35」
フラット35」金利2ヶ
金利2ヶ月ぶ た。主力の返済期間35年以下(融資率9割以下)は取扱金融機関の最低金利が前月比
0.04%低い年1.55%と、2ヶ月ぶりに低下した。返済期間は20年以下(同)も0.44%低
りに低下
りに低下
い同1.28%となった。指標となる長期金利が低下傾向をたどっている為である。
大手住宅メーカーの10月の戸建て注文住宅の受注状況(金額ベース、速報値)が発表され
た。7社の内、パナホームなど4社が前年同月比3~20%増だった。旭化成ホームズは3%
増だったが、旭化成建材bによる杭(くい)打ちデータ改ざん問題により一部で解約が出
ており、先行きは不透明。
大手住宅メーカー10
大手住宅メーカー10月
メーカー10月の戸建 前年同月は消費増税の反動減の影響で受注が低調だったため、増減率はプラスとなる住宅
メーカーが多い。パナホームは20%増、大和ハウス工業は5%減、住友林業が4%増だっ
て受注額、4
受注額、4社
、4社が前年超
た。積水ハウスは同水準だった。一方でミサワホームは5減、三井ホームは10%減と苦戦
した。旭化成ホームズは10月受注ではデータ改ざん問題の影響が限定的であった。受注額
が前年を上回るのは5ヶ月ぶりで10月としては過去最高。同社は戸建て住宅単体の数字を
公表していないが、全円を上回っているという。
経済産業省は、再エネをめぐる制度的な見直しについて検討する小委員会で、固定買取制
度(FIT)において、電力需要の変動に応じ、稼働中・稼動予定の電源に対して、出力を抑
制するための条件や順番を定めた「優先給電ルール」の見直し案等を示した。
優先給電ルールの今後の検討課題として、再エネの導入促進に向けて、広域的な系統運用
経産省売買が
FIT電
電
経産省売買が成立しない
成立しないFIT
しないFIT
や送配電買取の場合を見据えた見直しが必要だとした。まずは、再エネの出力制御を行う
力も出力制御対象にする
出力制御対象にする案
にする案 前の回避措置として、再エネ電気の受入余地のある地域への送電を行う事を原則とし、そ
の場合の具体的な条件や精算ルール等について検討中である。さらに、今後、買取義務者
を送配電事業者に変更し、買い取ったFIT電気の一部を市場に提供する場合における出力制
御ルールの整備が必要となる。
11月プレカット
11月プレカット調査
プレカット調査
10月下旬から
から稼動本格化
10月下旬
から稼動本格化
11月のプレカット各社の状況は、他社に先行して受注確保していたプレカット会社の稼動
が、10月下旬頃から本格化する中で、受注には一服感が出ている。一方、これまで伸び悩
んでいたプレカット会社も受注確保し始めている。11月の全国受注平均は105.1%(前月
受注比0.7ポイント減)と減少したが、10月の全国稼動平均は103.9%(同8.5ポイント
増)と大きく伸び、本格的な稼動時期に入ったことをうかがわせる。
全国のプレカット工場27社を対象に実施している稼動状況調査によると、112月の地域別
受注は、三大都市圏では関東103.9%(同2.4ポイント減)、中部90.7%(同0.4ポイント
増)、関西105%(同1.7ポイント増)だった。分譲系ビルダーからの仕事が10月以降
入っているほか、非住宅物件の受注も堅調な会社があり、これが受注をけん引きしている
大手リフォーム
大手リフォーム会社中間決
リフォーム会社中間決
算、10社平均伸
、10社平均伸び
社平均伸び率5%
率5%増
リフォーム大手10社の第四半期決算が出揃った。10社の伸び率の平均は105.3%。2014
年度決算の平均は98.6%だった為、売上げは回復傾向にある。業界トップ3社は前期比マ
イナス、追いかける7社がプラス成長とかなり明暗が分かれた。
前年度リフォーム売上高トップ3社の積水ハウスG、積水化学工業G、住友不動産「新築
そっくりさん」まマイナスだった。3社とも増税後の反動減が要因。3社は下期巻き返しを
図る。積水ハウスは統一新ブランドの推進でプラス成長を見込む。積水化学工業は、
太陽光・蓄電池・HEMSを提案する「GREEN SHIFT」を強化。住友不動産は上期受注棟
数が23.4%増となり、下期売上げが期待できる。
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