14:加齢老化・リハビリテーションコース

14:加齢老化・リハビリテーションコース
1.加齢老化・リハビリテーションコースの概説
リハビリテーションの対象疾患は、脳血管障害・外傷・骨関節疾患・循環器疾患・神経疾患・小
児疾患・四肢切断等と多領域に及ぶ。これらの疾患により引き起こされた四肢・体幹の運動機能障
害、失認・失行・失語などの高次脳機能障害、循環機能や呼吸機能などの内部障害、小児の運動発
達障害に対して適切な治療(理学・作業・言語聴覚療法)を行ない障害者の機能回復・社会復帰を
進める過程を学習する。また、今後日本には経験したことのない高齢化社会がやってくる。現在の
我が国の医療・福祉制度は十分なものではなく、高齢者・障害者にとっては厳しい状況にある。こ
のような状況の中で、行うべき医療特にリハビリテーションについて考える。
2.教育目標
(1) 一般目標
今後の進路にかかわらず最低限必要となるリハビリテーション医学の概念(障害の評価、ゴール
の設定、治療方針の決定、補装具の有用性等)やチーム医療による総合的なリハビリテーションを
概説することができる。
(2) 行動目標
到達できた項目には○、もう一息の項目には△、まだまだの項目には×をつけ、自己評価に利用
してください。
到
達
目
標
リハビリテーションの概念と適応を説明できる。
リハビリテーションチームの構成を理解し、医師の役割を説明できる。
福祉・介護との連携におけるリハビリテーションの役割を説明できる。
障害を機能障害、活動制限、参加制約に分けて説明できる。
脳卒中に対するリハビリテーションの概説ができる。
骨関節疾患に対するリハビリテーションの概説ができる。
脊髄損傷に対するリハビリテーションの概説ができる。
内部障害に対するリハビリテーションの概説ができる。
神経筋疾患に対するリハビリテーションの概説ができる。
循環器疾患に対するリハビリテーションの概説ができる。
小児に対するリハビリテーションの概説ができる。
嚥下障害に対するリハビリテーションの概説ができる。
義肢装具について概説ができる。
加齢老化についての概説ができる。
― 429 ―
414
自己評価
3.教育担当者
※内線・・・滝井(81)枚方(80)
役
割
教員名
オフィス
アワー
職位
所属部署
電話番号
メールアドレス
診療教授
整形外科学講座
(リハビリテーション科)
80-56464
[email protected]
.jp
教授
健康科学教室
80-56023
[email protected]
.jp
水・木
13~17:00
准教授
整形外科学講座
(リハビリテーション科)
81-41913
[email protected]
月・木
12~17:00
稲葉宗夫 非常勤講師 内科学第一講座
81-45136
[email protected]
月・水
9~17:00
整形外科学講座
(リハビリテーション科)
80-56464
[email protected]
c.jp
月・金
12~17:00
コース
長谷公隆
責任者
木村
菅
穣
俊光
講義 沖塩尚孝
担当者
助教
月・水
12~17:00
整形外科学講座
田中一成 非常勤講師
(リハビリテーション科)
−
[email protected]
−
整形外科学講座
沖井 明 非常勤医師
(リハビリテーション科)
−
[email protected]
−
長尾正人
学外招聘
講師
UCSF
(リハビリテーション部)
−
−
−
4.コース前の準備について
最新リハビリテーション医学(医歯薬出版)の第1章「リハ医学・医療の概要」あるいは、現代
リハビリテーション医学(金原出版)の第1章「リハ医学総論」を読んでおくこと。
5.講義・試験
(1) 講義(授業内容・コアカリキュラム)
授業内容
(総論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
リハビリテーション治療の目的
(各論)
加齢老化について
(各論)
急性期のリハビリテーション
(各論)
骨・関節疾患のリハビリテーション
(各論)
痙縮治療とリハビリテーション
(各論)
小児のリハビリテーション
(各論)
嚥下障害のリハビリテーション
(各論)
義肢・装具(切断を含む)
(各論)
コアカリキュラム
A3(3) 1),2), 4)
D2(1) ④1),2),*3) ⑤1),2),3)
F2(11) 1),2),3),*4),*5,*6)
F2(12) 1),2)
E6 2),3)
A3(3) 1),2), 4)
D2(4) ⑤*4)
D4(1) 1),5)
D4(2) 1)
D4(4) 2),4),8),*17)
E3(3) ④ 1)
E6 5)
D2(4) ①*2)
F1(23) 1),2)
D2(4) ⑨1)
E5(2) 2), (3) 1)
D6(4) ② *5)
D7(1) *14)
D14(1) 3),4)
E6 5)
F1(26) 1),2)
D4(4) *17)
F2(11) *7)
D5(1) *16)
― 430 ―
415
授業内容
コアカリキュラム
循環器のリハビリテーション
D5(4) ①4),②2),③4)
D2(1) ① 1),④1),2),*3)
D2(3) ②1),③ 1),*2)
D2(4) ①*2), ⑤ *4)
F1(23) 1),2)
D2(2) 2)
D2(4) ⑥ 1),2)
D4(1) 5)
F1(23) 1),2)
D2(1) ②1),3)
D4(2) 1)
D4(4) 8)
D8(4) ⑧ *3)
(各論)
脳卒中のリハビリテーションⅠ・Ⅱ
(各論)
末梢神経損傷のリハビリテーション
(各論)
脊髄損傷のリハビリテーションⅠ・Ⅱ
(各論)
神経・筋疾患のリハビリテーション
D2(4) ②3),*4), ③ 2), ⑥2), ⑦2)
(各論)
内部障害のリハビリテーションⅠ・Ⅱ
D5(1)*16)
D6(1) 6),7)
D6(4) ①1)
D8(3)②1)
E6 3),5),*6),*7)
(2) 試験
試験名
日付
本試験
11/2(月)
15:50~16:50
試験・実習室
コース全般
マルチ
追・再試験
1/6(水)
11:00~12:00
第4講義室
コース全般
マルチ
時
間
場
所
範
囲
形
式
6.週間時間割
加齢老化・リハビリテーションコース第1週(平成27年10月23日)
10/19(月)
10/20(火)
10/21(水)
10/22(木)
10/23(金)
1時間目
9:00~
10:10
リハビリテー
ション総論Ⅰ
(リハ・長谷)
2時間目
10:25~
11:35
リハビリテー
ション総論Ⅱ
(リハ・長谷)
12:50~
3時間目
14:00
痙縮治療と
リハビリ
運動器コース
テーション
(リハ・田中)
運動器コース
運動器コース
運動器コース
4時間目
14:15~
15:25
小児のリハビリ
テーション
(リハ・田中)
5時間目
15:40~
16:50
自習
― 431 ―
416
加齢老化・リハビリテーションコース第2週(平成27年10月26日~10月29日)
10/26(月)
10/27(火)
10/28(水)
9:00~
1時間目
10:10
骨関節の
脊髄損傷の
骨関節のリハビ
リハビリ
リハビリ
リテーション
テーションⅠ
テーションⅠ
(UCSF・長尾)
(リハ・菅)
(リハ・菅)
10:25~
2時間目
11:35
骨関節の
リハビリ
テーションⅡ
(リハ・菅)
義肢・装具
12:50~
(切断を含む)
3時間目
14:00
(リハ・菅)
リハビリテー
ション総論Ⅲ
(リハ・長谷)
10/29(木)
嚥下障害の
リハビリ
テーション
(リハ・菅)
脊髄損傷の 末梢神経損傷の
リハビリ
リハビリ
テーションⅡ
テーション
(リハ・菅)
(リハ・長谷)
脳卒中の
神経筋疾患の
リハビリ
リハビリ
テーションI
テーション
(リハ・長谷) (リハ・沖井)
加齢老化
について
(1内・稲葉)
14:15~
4時間目
15:25
循環器のリハビ
脳卒中の
内部障害の
リテーション
リハビリ
リハビリ
(健康科学・
テーションⅡ テーションⅠ
木村)
(リハ・沖塩) (リハ・沖井)
自習
15:40~
5時間目
16:50
急性期のリハビ
リテーション
(UCSF・長尾)
内部障害の
リハビリ
テーションⅡ
(リハ・沖井)
自習
自習
7.評価方法
出席率、総括試験で判定する。
8.参考書等
「最新リハビリテーション医学:医歯薬出版」
「現代リハビリテーション医学:金原出版」
― 432 ―
417
10/30(金)
休 講
(大学祭)