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平成27年度
事
業
公益財団法人
計
画
書
埼玉県下水道公社
目
次
平成27年度事業計画
Ⅰ
基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
Ⅱ
経営目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
Ⅲ
事業計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1
公益目的事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
(1)下水道に関する知識の普及啓発事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
ア
主として県民一般を対象とした事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
イ
主として児童・生徒を対象とした事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
ウ
環境NPOと協働した普及啓発活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
(2)下水道における水循環、資源循環及び施設再生に係る調査研究事業・・・ 3
ア
単独研究事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
イ
共同研究事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
(3)流域下水道維持管理運営事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
ア
荒川左岸南部事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
イ
荒川左岸北部事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
ウ
荒川右岸事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
エ
中川事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
オ
古利根川事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
カ
利根川右岸事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
キ
荒川上流事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
ク
市野川事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
ケ
共通運営事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
コ
再生水事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
サ
不老川水質改善保全対策事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
(4)下水道における水質分析等の技術的支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
2
法人事業
(1)管理運営事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
(2)研修事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
平成27年度事業計画
Ⅰ
基本方針
当公社は、公益財団法人埼玉県下水道公社定款に基づき、下水道に関する知識の普及啓発及
び調査研究並びに埼玉県が設置する流域下水道の維持管理運営に関する業務を行うとともに県
及び市町の実施する下水道施策に協力し、もつて下水道の有する多様な機能を通じて循環型社
会の形成に貢献し、地域社会の持続的な発展に寄与することを目的として事業を遂行する。
事業は、「埼玉県下水道公社中期経営計画(平成26年度~28年度)」に基づき実施す
るものとする。
Ⅱ
公益目的事業
当公社は、前記基本方針に基づき、次に掲げる公益目的事業を実施する。
1
下水道に関する知識の普及啓発に関すること。
2
下水道における水循環、資源循環及び施設再生に係る調査研究に関すること。
3
流域下水道の維持管理運営業務に関すること。
4
下水道における水質分析等の技術的支援に関すること。
5
その他公益目的を達成するために必要な事業。
Ⅲ
事業計画
1
公益目的事業
下水道が有する多様な機能を通じて循環型社会の形成に貢献し、地域社会の持続的な発展
に寄与することを目的として、次の事業を行う。
(1)下水道に関する知識の普及啓発事業
将来を担う子供から大人までの幅広い世代を対象として、「水の循環と資源の健全な循
環」を構築する上での下水道の重要な役割と下水処理過程での負荷の低減について理解と
協力を得るために、次の普及啓発事業を行う。
ア
主として県民一般を対象とした事業
(ア) 下水道の日関連行事の実施
9月10日の「下水道の日」の関連事業として、埼玉県及び埼玉県下水道協会との共
催により、標語、ポスター、書道、作文及び新聞を募集する作品コンクールを実施する。
審査を経て優秀作品を選出し、11月に表彰式を開催して入賞者を表彰するとともに、
- 1}
入賞作品を広く啓発事業に活用する。
(イ) 県民の日水循環センター探検ツアーの開催
県民の日(11月14日)の協賛事業として、公社が管理する6つの水循環センター
の施設を開放し、施設見学会を実施する。
(ウ) 荒川・下水道フェスタの開催
10月に、荒川水循環センターにおいて、近隣住民との交流を深め下水道施設の持つ
重要な役割を理解していただくため、施設見学会及び下水道クイズなどの各種イベント
を実施する。
また、下水道サポーター制度により登録いただいた多くのボランティアに活動のスタ
ッフとして協力していただく。
(エ) 流域関連市町と連携した取組
流域関連市町が主催する環境等のイベントに参加し、下水道の果たす役割や仕組みな
どを説明するとともに、汚れた水をきれいにする微生物を顕微鏡で見ていただき、環境
に対する下水道の役割や下水道の正しい使い方等についてPRを行う。
また、流域関連市町と協力した普及啓発を行う。
(オ) インターネット(Webを利用した)による広報活動
広く県民の方々に、下水道の仕組みと役割や当公社の事業等を理解していただくため、
ブログなどの新たな広報手法も取り入れ、様々な情報をインターネットを通じて情報発
信する。
ホームページアドレス
ht
tp://
www.sa
itamaswg.o
r.jp/
(カ) 各水循環センターでの施設見学者の案内
年間を通じて、一般見学者及び社会科の勉強のために訪れる小学生等に対し、オリジ
ナル映画の上映、施設の案内などを行い、下水道知識の普及啓発に努める。
なお、下水道に「流してよいもの・悪いもの」を知ってもらうため、トイレットペー
パーとティッシュペーパーを使った「ツマラン管」実験などを実際に体験してもらう
参加型のスタイルを取り入れ、下水道への理解や関心を深めてもらう取組を行う。
(キ) 環境報告書の発行
環境と下水道の関わりや当公社の環境配慮への取り組みについて理解を深めていただ
くため、環境負荷の状況や取組内容などの環境情報を取りまとめた「環境報告書」を発
行する。
- 2}
イ
主として児童・生徒を対象とした事業
(ア) 夏休み親子下水道教室の開催
夏休み期間中に、親子で水循環センターに来場いただき、下水道の果たす役割や仕組
みなどを楽しみながら体験的に学習していただくため、汚れた水をきれいにする微生物
の顕微鏡観察や水の汚れ具合などを見分ける簡易な水質検査などを行う。
(イ) 夏休み親子ホタル観賞会の開催
7月に、古利根川水循環センター内にある下水処理水を導いた人工水路“せせらぎ”
において、育成したホタルを地域住民の方々に観賞していただき、水辺を活用した快適
な環境づくりと下水道施設の役割についてPRする。
(ウ) 移動下水道教室の開催
職員が流域関連市町の小学校等に出向き、下水道の果たす役割や仕組みなどを説明
するとともに、汚れた水をきれいにする微生物の顕微鏡観察や水の汚れ具合などを見
分ける簡易な水質実験などを行う。(通年実施)
ウ
環境NPOと協働した普及啓発活動
下水道に対する関心は、川や道路などに比べるとやや薄い。そこで、「水」をキー
ワードとして環境NPOと協働し、下水道が身近な川の再生や循環型社会づくりに果
たす役割をPRする。
(2)下水道における水循環、資源循環及び施設再生に係る調査研究事業
流域下水道の管理運営過程で発生する技術的課題に対して、公社職員がこれまで蓄積し
てきた経験や専門的な知識に基づき、維持管理コストの削減や施設の改善策等について調
査研究する。得られた研究成果は、研究発表会等で公表する。
本年度は、次のとおり調査研究事業を実施する。
ア
単独研究事業
(ア)汚泥処理プロセスの効率的な運転に関する調査(継続事業)
新河岸川水循環センターでは、平成27年に炭化炉が稼働し、汚泥処理施設の運転
手法の変更が予測される。
これに対応するため、汚泥処理プロセスの効率的な運転手法について調査研究し、
炭化炉への安定した汚泥供給と焼却炉の自燃運転継続の両立を目指す。
・研究場所:荒川右岸支社
・研究期間:平成25年4月~平成28年3月
- 3}
(イ) 雨水沈殿池の高度処理プラントの性能確認調査(新規事業)
荒川水循環センターに新たに導入された雨水沈殿池高度処理施設について、その処
理状況を調査するとともに管理手法の確立を目指す。
・研究場所:荒川左岸南部支社
・研究期間:平成27年4月~平成27年3月
(ウ) 流域下水道における最新のPRTR対象化学物質の挙動について(新規事業)
国内の化学物質の移動量を把握するために、平成13年に「特定化学物質の環境へ
の排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)」が施行された。下
水道には、様々な化学物質が流入しており、流域下水道における化学物質の流入及び
排出の実態把握を行う。
・研究場所:荒川左岸北部支社
・研究期間:平成27年4月~平成28年3月
(エ) スクリュープレス脱水機の運転評価及び効率的な運転に関する調査(新規事業)
小山川水循環センターに新たに導入されるスクリュープレス脱水機の効率的な運転
方法の確立を目指す。
・研究場所:荒川左岸北部支社 小山川支所
・研究期間:平成27年4月~平成28年3月
(オ) 中川水循環センター標準法系列の運用改善による処理水質向上方策(新規事業)
中川水循環センターでは、平成25~26年度にかけて、段階的高度処理実証実験
を行い、現有施設の運転方法の工夫で窒素・りんの水質向上が確認された。そこで、
硝化抑制運転を行っている、1~4系列のうち2系列を同様な処理方式に移行し、処理
水質の向上を図る。
・研究場所:中川支社
・研究期間:平成27年4月~平成28年3月
(カ) 水処理における効率的水質管理手法に関する調査(新規事業)
古利根川水循環センターでは、1、2系の散気装置の目詰まりが顕著になっている
が、平成27年度から2箇年計画で3系水処理施設が改築工事により停止するため、
これらの設備の修繕が不可能である。このことから、現施設での効率的な水質管理手
法の検証を目指す。
・研究場所:古利根川支社
・研究期間:平成27年4月~平成28年3月
イ
共同研究事業
(ア)高効率固液分離技術と二点DO制御技術を用いた省エネ型水処理技術実証研究に関す
る共同研究(継続事業)
- 4}
・共同研究者:埼玉県、埼玉県下水道公社、日本下水道事業団、前澤工業㈱、㈱石垣
・研究場所:荒川左岸北部支社 小山川支所
・研究期間:平成26年8月~平成28年3月
既設の最初沈殿池を高速繊維ろ過により固形物を除去する方式に、反応タンクを二
点式DO制御式の循環型設備に改造し、下水処理の「低コスト化」と「高効率化」を目
的とした省エネ型水処理技術の開発を目指す。
※国土交通省下水道革新的技術実証事業(BDASH
プロジェクト)に関する研究
(イ)下水汚泥、食品廃棄物等バイオマスのメタン発酵プロセスを活用した有効利用技術
開発に関する共同研究(継続事業)
・共同研究者:埼玉県、埼玉県下水道公社、三菱マテリアル㈱、
㈱早稲田環境研究所
・研究場所:荒川左岸北部支社 小山川支所
・研究期間:平成26年9月~平成28年9月
下水汚泥や食品廃棄物をメタンガス発酵させてガス化を行い、それを電力・熱とし
て活用するとともに、ガス化に伴い発生する発酵液を下水終末処理場で受け入れる事
業モデルの構築を検討する。
(ウ)高圧ジェット装置を導入した活性汚泥システムによる汚泥減容化と排水処理
性能の評価に関する共同研究(継続事業)
・共同研究者:埼玉県、埼玉県下水道公社、東京農工大学
・研究場所:中川支社
・研究期間:平成27年1月~平成29年3月
高 圧 噴射 装 置を 利 用し た余 剰 汚泥 の減 容 効果に つ いて 検 討す る とと もに 、水
処理及び汚泥処理への影響を確認する。
(3)流域下水道維持管理運営事業
県が設置した荒川左岸南部、荒川左岸北部、荒川右岸、中川、古利根川及び利根川右岸
の6つの流域下水道(水循環センター、ポンプ場及び幹線管渠)の維持管理運営業務等を
受託し、流域関連市町からの流入下水を処理する。
事業の実施にあたっては、これまで蓄積した職員の豊富な経験や知識に基づき、適正か
つ効率的な維持管理を行う。
◎ 各流域下水道の維持管理運営業務の内容
・水循環センター及び中継ポンプ場の運転操作、保守点検、機器等の修理、清掃
・幹線管渠及びマンホールの保守点検、清掃
・流入下水量の測定、記録
・流入及び放流水質並びに汚泥の分析
- 5}
ア
荒川左岸南部事業
荒川左岸南部流域下水道の維持管理運営業務を県から受託し、流域関連5市の下水を
処理する。
※流域関連市:さいたま市、川口市、上尾市、蕨市、戸田市
イ
荒川左岸北部事業
荒川左岸北部流域下水道の維持管理運営業務を県から受託し、流域関連5市の下水を
処理する。
※流域関連市:熊谷市、行田市、鴻巣市、桶川市、北本市
ウ
荒川右岸事業
荒川右岸流域下水道の維持管理運営業務を県から受託し、流域関連10市3町の下水
を処理する。
※流域関連市町:川越市、所沢市、狭山市、入間市、朝霞市、志木市、和光市
新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、川島町、吉見町
エ
中川事業
中川流域下水道の維持管理運営業務を県から受託し、流域関連11市4町の下水を処
理する。
※流域関連市町:さいたま市(
一部)、川口市(一部)、春日部市、草加市、越谷市、
八潮市、三郷市、蓮田市、幸手市、吉川市、白岡市、伊奈町、
宮代町、杉戸町、松伏町
オ
古利根川事業
古利根川流域下水道の維持管理運営業務を県から受託し、流域関連2市の下水を処理
する。
※流域関連市:久喜市、加須市(旧大利根町)
カ
利根川右岸事業
利根川右岸流域下水道の維持管理運営業務を県から受託し、流域関連1市3町の下水
を処理する。
※流域関連市町:本庄市、美里町、神川町、上里町
キ
荒川上流事業
荒川上流流域下水道に係る汚泥焼却業務等を県から受託し、元荒川水循環センターで
下水汚泥を焼却する。
ク
市野川事業
市野川流域下水道に係る汚泥焼却業務等を県から受託し、元荒川水循環センターで下
水汚泥を焼却する。
ケ
共通運営事業
流域下水道の維持管理運営業務の円滑化を図るため、各種事案を処理する。
県から受託する各流域下水道の概要は、表-1のとおり。
- 6}
また、各水循環センターの予定流入下水量は、表-2のとおり。
表―1
流 域 名
荒川左岸
南
部
荒川左岸
北
部
各流域下水道の概要
水循環センター
主 要 な 管 理 施 設
放流河川
水処理・汚泥処理 中継ポンプ場等
処理方式
荒川
水循環センター
標準活性汚泥法
(7系列)
担体投入凝集剤添
加循環式硝化脱窒
法(1系列)
水処理 8系列
脱水機 6台
焼却炉 5基
日進
南部
三崎
芝
元荒川
水循環センター
標準活性汚泥法
(3系列)
凝集剤添加循環式
硝化脱窒法
(0.5系列)
水処理 3.5系列
脱水機 5台
焼却炉 3基
鴻巣
桶川
元 荒 川
新河岸川
水循環センター
標準活性汚泥法
(4系列)
凝集剤添加循環式
硝化脱窒法
(1系列)
水処理 5系列
脱水機 10台
焼却炉 3基
富士見
川島南
川島北
吉見
新河岸川
荒川右岸
標準活性汚泥法
新河岸川上流
(1系列)
水循環センター
水処理 2系列
担体利用循環式
※1
硝化脱窒法(1系列)
鴨川
荒川
指扇
―
荒
川
新河岸川
川
中川
水循環センター
標準活性汚泥法
(6系列)
凝集剤添加循環式
硝化脱窒法
(3系列)
古利根川
古利根川
水循環センター
標準活性汚泥法
水処理 2.5系列
脱水機 2台
焼却炉 1基
利 根 川
右
岸
小山川
水循環センター
標準活性汚泥法
水処理 2系列
脱水機 3台
荒川上流 荒川上流
※2 水循環センター
オキシデーション
ディッチ法
水処理 1.5系列
脱水機 2台
寄居
荒
市 野 川 市野川
※2 水循環センター
オキシデーション
ディッチ法
水処理 3系列
脱水機 1台
小川
市 野 川
水処理 36.5系列
脱水機 39台
焼却炉 15基
22箇所
中
計
―
※1
水処理 9系列
脱水機 10台
焼却炉 4基
春日部
中
東
清久
鷲宮 河原井
栗橋 古久喜
中落堀川
―
女 堀 川
川
川
―
荒川右岸流域下水道のうち、新河岸川上流水循環センターについては、平成2
6年5月から包括
的民間委託が導入されている。
※2 荒川上流及び市野川流域下水道においては、平成18年度から包括的民間委託が導入されている。
このため、当公社は汚泥焼却業務等に限定して受託している。
- 7}
表―2
3
(m
/年)
各流域下水道水循環センター予定流入下水量
項 目
平成 27年度
平成26年度
増 減
伸率(%)
水循環センター
荒川水循環センター
259,514,862
262,800,730
△3,285,868
△1.3
52,241,376
52,587,010
△345,634
△0.7
193,219,452
202,062,905
△8,843,453
△4.4
0
1,778,430
△1,778,430
△100
152,565,270
156,001,730
△3,436,460
△2.2
16,423,518
16,461,135
△37,617
△0.2
5,429,610
5,512,960
△83,350
△1.5
697,204,900 △17,810,81
2
△2.6
元荒川水循環センター
新河岸川水循環センター
新河岸川上流水循環センター
中川水循環センター
古利根川水循環センター
小山川水循環センター
合
計
679,394,088
※1 予定流入下水量は、各年度当初予定流入下水量である。
※2 平成26年度の新河岸川上流水循環センターの予定流入下水量は、平成26年4月1日から4月30日
までの1か月分である。
コ
再生水事業
さいたま新都心における下水道事業の一環として、さいたま市の下水処理センターの
2次処理水を高度処理して、再生水(トイレ洗浄水)として供給する再生水事業を県か
ら受託し、実施する。
再生水事業の現況
流 域 名
荒川左岸南部
対
象
さいたま新都心地区
処
理
方 式
生物ろ過処理+オゾン処理
供給予定水量
※
サ
平成 27年度
平成 26年度
3
334,890m
/年
3
356,240m
/年
増 減
△21,350m3/年
伸率(%)
△6.0%
供給予定水量は、各年度当初供給予定水量である。
不老川水質環境保全対策事業
新河岸川上流水循環センターの下水処理水を高度処理して不老川に還流させ、河川の
水量の確保と水質改善を図る不老川水質環境保全対策事業を実施する。
- 8}
不老川水質環境保全対策事業(下水処理水還流事業)の現況
流 域 名
荒川右岸
対
象
不 老 川
処
理
方 式
砂ろ過処理+オゾン処理
供給予定水量
平成 27年度
11,826,000m3/年
平成26年度
11,826,000m3/年
増 減
伸率(%)
0m3/年
0%
3
※ 供給予定水量は、各年度当初予定供給水量で、1日あたり32,4
00m
で算出している。
(4)下水道における水質分析等の技術的支援事業
流域下水道全体の水質リスクの低減を図るため、流域関連市町が行う水質管理業務に
対して、下水道排出基準への適合性の判定や水質状況の調査など技術的な支援を行う。
また、県内の公共下水道事業実施団体を対象に、維持管理に関する相談窓口を開設し、
当公社が培ったノウハウを活かし、情報提供やアドバイスなどの支援を行う。
2
法人事業
(1)管理運営事業
評議員会及び理事会のもと、各支社及び関係諸機関と連絡調整を行い、自律的な法人統
治を行う。
(2)研修事業
公社職員及び広く下水道関係職員の資質及び技術の向上を目指して、研修会を開催する。
流域関連並びに単独公共下水道を運用している市町職員を対象に、下水及び汚泥の処理
方法に関する研修会を開催し、また、当公社職員の改革マインドの向上と組織の活性化を
図るため、創意工夫事例などを発表する「水循環改善向上発表会」を開催する。
地方公共団体等の下水道担当職員の下水道技術の向上や養成、訓練を目的とした研修を
唯一実施する機関である日本下水道事業団へ、研修指導の講師として職員を派遣する。
埼玉県下水道局が進める海外での水ビジネスの技術支援事業に協力し、タイへの職員派
遣や研修生の水循環センターでの受け入れ研修などの支援を行う。
- 9}
平成27年度
収 支 予 算 書
公益財団法人 埼玉県下水道公社
目 次
Ⅰ 収支予算書(正味財産増減計算ベース)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・ 1
Ⅱ 収支予算書内訳表(正味財産増減計算ベース)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
3
Ⅲ 資金調達及び設備投資の見込みについて・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
5
付属資料
1 収支予算書(資金ベース)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
7
2 事業活動支出事項別明細書・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・10
Ⅰ 収支予算書 (正味財産増減計算ベース)
平成2
7
年4
月1
日から平成2
8
年3
月3
1
日まで
(
単位:千円)
科 目
Ⅰ 一般正味財産増減の部
1.経常増減の部
(1)経常収益
①基本財産運用益
基本財産受取利息
基本財産運用益計
②特定資産運用益
特定資産受取利息
特定資産運用益計
③事業収益
流域下水道維持管理事業収益
再生水事業収益
事業収益計
④雑収益
受取利息
雑収益
雑収益計
経常収益計
(2)経常費用
①事業費
報酬
給料手当
福利厚生費
委託費
材料品費
薬品費
燃料費
電気料
水道料
修繕費
什器備品費
賃金
旅費
報償費
食糧費
印刷製本費
負担金
消耗品費
通信運搬費
自動車保険料
保険料
手数料
賃借料
租税公課
賞与引当金繰入額
退職給付費用
当年度
前年度
増減
7
1
7
7
1
7
8
1
2
8
1
2
△9
5
△9
5
2
,
7
8
6
2
,
7
8
6
3
,
1
0
8
3
,
1
0
8
△3
2
2
△3
2
2
1
9
,
4
1
8
,
8
1
3 1
9
,
8
3
5
,
7
5
1
1
2
1
,
3
3
1
1
2
1
,
3
3
1
1
9
,
5
4
0
,
1
4
4 1
9
,
9
5
7
,
0
8
2
△4
1
6
,
9
3
8
0
△4
1
6
,
9
3
8
8
0
5
7
8
0
4
6
8
5
0
4
1
,
2
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,
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2
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,
9
6
2
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2
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2
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6
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1
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1
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1
6
,
3
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5
4
,
1
1
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1
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,
5
1
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,
2
3
4
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0
1
4
2
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4
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9
6
9
1
,
1
5
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1
8
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4
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,
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5
0
5
,
0
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1
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1
6
4
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,
1
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1
3
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1
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,
1
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1
,
6
1
5
1
,
2
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5
,
6
1
7
5
,
2
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3
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3
5
6
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3
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5
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1
-
1
1
,
8
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9
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2
,
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1
2
1
,
9
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,
8
0
4
,
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3
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,
8
0
2
1
,
5
1
4
,
1
3
6
7
6
7
,
7
3
2
5
,
4
5
8
,
2
4
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5
7
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5
6
,
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1
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,
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2
,
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,
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,
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5
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4
,
2
1
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4
,
4
5
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8
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1
,
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2
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,
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3
2
1
,
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0
9
1
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,
0
4
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1
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1
1
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0
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1
5
△5
4
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5
5
3
0
△1
,
4
2
1
△4
0
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8
,
2
9
8
1
3
,
3
7
8
備考
(
単位:千円)
科 目
事業費計
②管理費
報酬
給料手当
福利厚生費
燃料費
修繕費
什器備品費
会議費
旅費
報償費
交際費
印刷製本費
負担金
消耗品費
通信運搬費
自動車保険料
手数料
賃借料
租税公課
賞与引当金繰入額
退職給付費用
減価償却費
管理費計
経常費用計
評価損益等調整前当期経常増減額
当期経常増減額
2.経常外増減の部
(1)経常外収益
(2)経常外費用
当期経常外増減額
当期一般正味財産増減額
一般正味財産期首残高
一般正味財産期末残高
Ⅱ 指定正味財産増減の部
①基本財産運用益
基本財産受取利息
基本財産運用益計
②一般正味財産への振替額
当期指定正味財産増減額
指定正味財産期首残高
指定正味財産期末残高
Ⅲ 正味財産期末残高
当年度
前年度
増減
1
9
,
4
7
7
,
1
0
5 1
9
,
8
9
0
,
8
9
8
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1
3
,
7
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1
1
1
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,
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0
,
3
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4
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,
3
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0
,
2
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1
9
,
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9
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1
8
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0
0
1
5
0
5
0
5
0
3
0
5
3
1
3
5
1
6
5
2
,
0
5
4
2
,
0
5
4
1
2
0
1
2
0
8
8
1
1
,
7
2
5
4
8
1
4
8
1
1
,
8
1
2
1
,
6
8
9
4
9
9
6
7
6
1
8
4
5
5
1
5
5
8
2
1
9
2
2
4
2
2
9
6
2
5
9
4
,
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1
5
3
,
7
9
2
4
,
5
4
7
3
,
4
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0
3
3
3
3
3
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6
7
,
4
6
9
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1
,
3
8
8
1
9
,
5
4
4
,
5
7
4 1
9
,
9
6
2
,
2
8
6
3
4
6
0
3
4
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0
△4
,
7
5
4
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,
0
2
5
1
,
0
9
2
0
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0
0
△2
3
△3
0
0
0
△8
4
4
0
1
2
3
△1
7
7
△2
7
△6
7
△5
0
3
7
8
2
3
1
,
0
5
7
△4
△3
,
9
1
9
△4
1
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,
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2
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0
,
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,
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5
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0
,
0
6
1
1
1
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,
0
6
1
1
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1
,
1
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,
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1
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,
0
6
1
1
7
2
,
2
8
4
△9
5
△9
5
△9
5
0
0
0
8
,
9
0
0
(注)1.借入金限度額 0円
2.債務負担額 805,000円(平成28年度 805,000円)
3.前年度の予算額は、前年度の当初予算額を表示している。
2
-
備考
Ⅱ 収支予算書内訳表 (正味財産増減計算ベース)
平成2
7
年4
月1
日から平成2
8
年3
月3
1
日まで
(
単位:千円)
科 目
Ⅰ 一般正味財産増減の部
1.経常増減の部
(1)経常収益
①基本財産運用益
基本財産受取利息
基本財産運用益計
②特定資産運用益
特定資産受取利息
特定資産運用益計
③ 事業収益
流域下水道維持管理事業収益
再生水事業収益
事業収益計
④雑収益
受取利息
雑収益
雑収益計
経常収益計
(2)経常費用
①事業費
報酬
給料手当
福利厚生費
委託費
材料品費
薬品費
燃料費
電気料
水道料
修繕費
什器備品費
賃金
旅費
報償費
食糧費
印刷製本費
負担金
消耗品費
通信運搬費
自動車保険料
保険料
手数料
賃借料
租税公課
賞与引当金繰入額
退職給付費用
公益目的
事業会計
公1
法人会計
内部取
引消去
合 計
4
3
1
4
3
1
2
8
6
2
8
6
0
0
7
1
7
7
1
7
1
,
3
9
3
1
,
3
9
3
1
,
3
9
3
1
,
3
9
3
0
0
2
,
7
8
6
2
,
7
8
6
1
9
,
3
5
3
,
9
3
6
1
2
1
,
3
3
1
1
9
,
4
7
5
,
2
6
7
6
4
,
8
7
7
0
6
4
,
8
7
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01
9
,
4
1
8
,
8
1
3
0
1
2
1
,
3
3
1
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9
,
5
4
0
,
1
4
4
0
0
0
1
9
,
4
7
7
,
0
9
1
8
0
5
4
6
8
1
,
2
7
3
6
7
,
8
2
9
0
8
0
5
0
4
6
8
0
1
,
2
7
3
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9
,
5
4
4
,
9
2
0
1
6
,
3
2
6
5
5
4
,
1
1
5
1
0
7
,
5
1
3
5
,
2
3
4
,
0
1
4
2
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4
,
9
6
9
1
,
1
5
5
,
5
1
8
6
4
0
,
8
5
0
5
,
0
2
8
,
9
1
6
5
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,
1
6
4
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,
1
7
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,
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1
3
1
5
1
1
7
,
1
3
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5
,
2
4
4
1
0
0
4
7
5
7
,
1
5
8
3
,
9
6
6
1
6
,
8
6
9
2
1
,
6
1
5
1
,
2
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3
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,
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7
5
,
2
3
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,
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0
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0
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0
0
0
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,
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2
6
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,
1
1
5
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3
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2
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,
0
1
4
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4
,
9
6
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1
,
1
5
5
,
5
1
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4
0
,
8
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0
5
,
0
2
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,
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1
6
5
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,
1
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,
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,
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3
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5
1
1
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,
1
3
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2
4
4
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0
4
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,
1
5
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,
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6
6
1
6
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8
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2
1
,
6
1
5
1
,
2
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3
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6
5
,
6
1
7
5
,
2
3
3
6
,
6
6
3
5
6
,
6
9
3
5
7
,
5
9
7
科 目
事業費計
②管理費
報酬
給料手当
福利厚生費
燃料費
修繕費
什器備品費
会議費
旅費
報償費
交際費
印刷製本費
負担金
消耗品費
通信運搬費
自動車保険料
手数料
賃借料
租税公課
賞与引当金繰入額
退職給付費用
減価償却費
管理費計
経常費用計
評価損益等調整前当期経常増減額
当期経常増減額
2.経常外増減の部
(1)経常外収益
(2)経常外費用
当期経常外増減額
当期一般正味財産増減額
一般正味財産期首残高
一般正味財産期末残高
Ⅱ 指定正味財産増減の部
①基本財産運用益
基本財産受取利息
基本財産運用益計
②一般正味財産への振替額
当期指定正味財産増減額
指定正味財産期首残高
指定正味財産期末残高
Ⅲ 正味財産期末残高
(
単位:千円)
公益目的
内部取
事業会計
法人会計
合 計
引消去
公1
1
9
,
4
7
7
,
1
0
5
0
01
9
,
4
7
7
,
1
0
5
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
9
,
4
7
7
,
1
0
5
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4
△1
4
1
1
1
4
0
,
3
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1
1
0
,
2
9
1
1
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1
0
0
5
0
3
0
1
3
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2
,
0
5
4
1
2
0
8
8
1
4
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1
1
,
8
1
2
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1
8
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1
5
1
9
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2
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4
,
6
1
5
4
,
5
4
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3
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7
,
4
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1
1
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0
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3
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1
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,
2
9
1
0
1
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1
0
0
0
5
0
0
3
0
0
1
3
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2
,
0
5
4
0
1
2
0
0
8
8
1
0
4
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1
0
1
,
8
1
2
0
4
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1
8
0
5
1
5
0
1
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2
9
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1
5
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4
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5
4
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0
6
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,
4
6
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9
,
5
4
4
,
5
7
4
0
3
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5
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0
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,
7
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,
1
2
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1
4
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,
0
3
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6
,
0
3
7
1
1
4
,
2
6
8
2
8
6
2
8
6
2
8
6
0
4
4
,
0
2
4
4
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(注)1.借入金限度額 0円
2.債務負担額 805,000円(平成28年度 805,000円)
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