7ページ - 久米島町役場

第2次久米島町総合計画
夏本番。島を訪れる人々も増え、伝統行事やイベントも盛り上がる賑やかな季節ですね。
自然が美しく、清らかな水に恵まれ、伝統の知恵と技を受け継いできた“球美の島”。
住民のみなさまの「10年後、この島でこんな暮らしをしていたい!」それを実現するた
めの方法を考える「第2次久米島町総合計画」づくりでは、これまで、次の3つの方法で住
民のみなさまのご意見をいただいてきました。
*「住 民 ヒ ア リ ン グ 」…12月から継続中。これまでに、島内のさまざまな職業、立場の方々124名を訪問し
ご意見をお伺いしました。
*「ワーキングチーム」…3月後半~4月に実施。民間と行政から合計41名のメンバーが参加。
「子育て」
「教育」
「しごと」
「健康」
「環境」
「観光」の6つの分野に分かれ、島の問題点や
その解決法を話し合いました。
*「住 民 ア ン ケ ー ト 」…4月に実施。全世帯及び中学/高校生全員に配布、ご参加いただきました。
※住民アンケート結果の概要は広報くめじま2015年7月号P2-3参照
最大のテーマは「人口減少に歯止めをかける」こと。
人口減少を止めるためには、島ですべての世代が活き活きと暮らせるようになり、島外に出て行く人が減
ること。そして、外から人を惹きつけ、ここに移り住む人を増やすこと。これ以外の方法はありません。そのた
めには、何をはじめなければならないか?
事務局では、上記のように様々な機会を通じて、住民の皆様からいただいた、たくさんの課題や未来に向け
た積極的なアイディアのまとめの作業にかかっています。各分野で特にボリュームの大きかった課題は次の
とおりです。
【子育て】
・島で出産できるような体制の実現・身近な公園や児童館など子ども(そして大人とも集える)遊び
場を増やす・仕事と子育てを両立できる職場環境づくりの推進
【教 育】
・子どもが学力向上できる環境づくりの推進・高校園芸科と海洋深層水の連携など、久米島ならでは
の高校魅力化をさらに推進・発達障がいの子も適切な指導を受けられる体制を整える
【しごと】
・求職求人の情報窓口(島内/島外者対象も合わせて)統一する・業界内はもちろん他分野との連携
強化・海洋深層水利用を主軸に、一次産業を含めた久米島ならではの新たなビジネス創設
【健 康】
・蔓延する生活習慣病を予防し60歳前後の突然死など「成人の不健康による死」の撲滅・
「アルコー
ル、並びに喫煙の習慣」がもたらす甚大な健康被害事実の周知徹底、若年層への教育
【環 境】
・赤土流出防止対策をさらに強化・ゴミ問題(ゴミのポイ捨てや不法投棄)の解決
【観 光】
・情報発信力を強化する・従来型の観光整備を超えて、島んちゅが紡ぐ暮らしの魅力そのものを観光
資源にしていく工夫(深層水活用や、有機農業……あるいは、教育や健康施設など)
・他分野との連
携を総合的に強化するなかで、観光客とも、もっと触れ合える施策や環境づくりに取り組む
こうした課題を、施策にどのような形で反映していくことができるのか。町役場では、鋭意、検討を進めて
います。未来への目標には、夢や希望のエネルギーも大切です。激動する世界や国の動きもしっかりと見据え
ながら、この島でなければ出来ない、豊かな島にしていくために、今できることからしっかりと、施策づくり
に取り組んでいきたいと思っています。
お問合せ 企画財政課 ☎985-7122
7