熊本・外国ルーツの子どもたち支援連絡協議会 私たちは外国ルーツの子どもたちの支援をする組織をつくりました。 外国ルーツの子どもたちとは? 何らかの形で外国にルーツを持つ子どもたちを示す言葉です。外国人を親に持っていても 日本での生活期間が長い子どもたちは日本語が堪能です。これまでそのような子どもたち は私たちの視野には入っていませんでした。また、堪能であると安心していた日本語が実 は非常に中途半端な形で入っていて、入試や就労の場面で大きな壁 にあたった子どもたちにも出会ってきました。さらに、母語となる 外国語も日本語も不完全な子どもたちとも出会ってきました。 ですから、日本語能力を基準にするのではなく、より多くの外国に ルーツを持つ子どもたちを対象にしています。 なぜこのような組織が必要なのでしょうか? 2014(平成 26)年 1 月、文部科学省は「国際化の進展等 に伴い、我が国の義務教育諸学校において帰国・外国人児童生 徒等に対する日本語指導の需要が高まっている」という認識 のもと、学校教育法施行規則の一部を改正しました。しかし、 これまで私たちがさまざまな子どもたちとの関わりの中で 知った現実は単に「日本語指導」の問題では片付けられないものでした。子どもたちの 家庭に入っていくことで、生活そのものが非常に厳しい家庭が多いということがわかっ てきました。親たちもまた「日本」という言語も文化もちがう社会の中で翻弄されてい るのです。そこには学校だけでは見えない子どもたちの生活現実がありました。不安定 就労の中で必死に生活されている親さん。日本人配偶者の DV に悩むお母さん。日々の 食事さえ保障されない家庭も少なからず存在します。同じ出身国者のコミュニティーが あり、相互扶助的に活動されている方たちもいますが、そのようなコミュニティーにつ ながらず孤立して生活をされて家庭が多く存在します。そのことが子どもたちの生育や 教育に大きな影を落としているのです。そのためにも本会のような支援組織が必要とさ れているのです。 どのようなことをするのですか? 対象の子どもたちの実態調査や研究、研修会の開催、各地域の実践の交流、関係諸器官との 連絡・調整などを行います。 応援をしたいのですが? 会の趣旨に賛同して応援をしていただける方は、年会費 2,000 円を払っていただくと賛助 会員として名簿登録をします。今後の活動についてのご案内や会報などを送付します。 また、ご都合がつかれるときには研修会等の運営に携わっていただきます。 どのような方たちが活動をされているのですか? 本協議会の立ち上げには、次の団体の方たちが中心となっています。 ・NPO 法人外国から来た子ども支援ネットくまもと ・一般財団法人熊本市国際交流振興事業団 ・熊本ユネスコ協会 ・崇城大学 ・尚絅大学 ・熊本県人権教育研究協議会 今後も共に活動するなかまを広く募り活動をしていきたいと思っています。 連絡先 代表 竹村 朋子 TEL 090-3986-3401 熊本市国際交流振興事業団 熊本市中央区花畑町 4 番 18 号 TEL 096-359-2121(勝谷) 熊本県人権教育研究協議会 熊本市中央区神水 1 丁目 3 番 7 号 熊本県建築士会館 5F TEL 096-384-5454
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