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平成 27 年度 教育課程研究協議会資料
教育委員会が重点的に取り組んでいる内容
15 神奈川県
(1)グローバル人材の育成について
(ア) 生徒の英語によるコミュニケーション能力の向上のための取組
① 外国人による語学指導の推進
生徒が生きた英語に接し、体験的に英語を習得することができるようにするため外国語指
導助手(ALT)をすべての県立高校及び県立中等教育学校(144 校)に配置している。
② 生徒の英語による表現力の育成
生徒が授業等を通して身に付けた英語による表現力を実践的に活用する機会を設けるため、
「神奈川県高等学校英語スピーチコンテスト」を開催している。
③ 外国語教員の指導力向上
「英語教育推進リーダー」を講師とした域内研修や中核教員の養成を目ざした「英語教育
アドヴァンスト研修」
(平成 23 年から5年間で 100 名受講)を通して、各校における指導体
制を強化している。
(イ) 英語・国際教育の研究指定校における取組
スーパーグローバルハイス 「外部専門機関と連携した 「県立高校教育力向上推進
クール
英語指導力向上事業」研修協 事業 Ver.Ⅱ」国際教育研究推
力校
進校
平成 26~30 年度指定
平成 27 年度指定
平成 25~27 年度指定
横浜国際
港北、
神奈川総合、横浜平沼、
伊勢原、
氷取沢、百合丘、鶴嶺、橋本、
相模原中等教育学校
大和西、伊志田、大磯、
相模原中等教育学校
グローバル・リーダーの育成 研究の成果を、公開研究授業 国際教育の研究校を 10 校指
に向けて、海外でのフィール や事例発表、研究集録の配付 定し、社会のグローバル化に
ドワークなどを通して、生徒 等を通じて他校に普及し、各 対応する国際理解教育及び
に豊かな国際性と高い英語 校での授業改善を図る。
英語教育に係る研究を行う。
力を身に付けさせるととも (神奈川県高等学校教育課
に、指導方法の研究・蓄積な 程研究会研究推進委員会(外
どを行う。
国語部門)を兼ねる)
(ウ) 高校生の国際交流を促進するための支援
① 県内高校生の留学促進
留学を通して、生徒の異文化理解や外国語の能力の向上を図るため、短期又は長期の留学
を希望する生徒に、留学支援金を給付している。
(長期:概ね1年の留学へ 30 万円、短期:
2週間以上の海外訪問へ 10 万円)
② 県友好交流地域への高校生派遣
「神奈川県友好交流地域高校生派遣事業」により、神奈川県内の高校生を教育特使として
友好交流地域に派遣し、高校生による積極的な教育文化交流活動を支援することにより、本
県の国際理解教育の推進を図っている。
<派遣先実績>
平成 17 年度 米国(メリーランド州8名)
、韓国(京畿道6名)
平成 18 年度 米国(メリーランド州8名)
、中国(遼寧省6名)
平成 19 年度 米国(メリーランド州8名)
、マレーシア(ペナン州6名)
平成 20 年度以降は米国メリーランド州への派遣のみ
(2)ICT 利活用教育について
○ 平成 25 年1月の神奈川県「電子化全開宣言」により、ICT 利活用教育を推進する学校を
指定し、最新の ICT の活用による教育のスマート化を推進している。
○ すべての教科で、ICT 機器を積極的に活用した分かりやすい授業の実現と協働学習の充
実を図っている。
【神奈川県立高校へのタブレット型端末の整備状況】
平成 26 年度末までの タブレット型端末の
整備台数
整備校
学校数 / 台数
県有施設の屋根貸し ノート PC リース
事業 (H25 まで)
更新による整備事業
合計
11 校 / 159 台 145 校 / 1,305 台 128 校 / 1,464 台
【神奈川県教育委員会指定 ICT 利活用教育の推進校】
ICT 利活用教育推進
県立高校教育力向上研究推進
ICT 利活用教育推進モデル校
スーパースクール
校 Ver.Ⅱ(ICT 利活用教育)
平成 26・27 年度指定
平成 26~28 年度指定
平成 25~27 年度指定
生田高等学校、茅ケ崎西浜高
生田高等学校
横浜旭陵高等学校、横須賀大津
等学校、上鶴間高等学校
高等学校、城山高等学校
各校1つの学年を中心
1クラスを中心
学校全体
(自然科学コースを中心)
ICT を積極的に活用し、全て ICT を積極的に活用し、全て 各教科等で教員が ICT を有効
の教科で分かりやすい授業の の教科で分かりやすい授業 かつ適切に活用し、生徒の学力
実現と協働学習の充実を図 の実現と協働学習、問題解決 向上をめざす。各教科等で生徒
る。
型学習の充実を図る。反転授 に ICT を主体的、実践的に活用
業についても研究を行う。
させ、生徒の情報活用能力の育
成をめざす。校務情報化により
業務の軽減と効率化を実現し、
教育活動の質の改善をめざす。
プロジェクタ(各校8台計 24 台) タブレット型端末 74 台
iPad2(県立学校屋根貸し事業)
書画カメラ(各校8台計 24 台)
(サイオステクノロジー社からの (横須賀大津と城山 41 台、横浜
プロジェクタ台(各校8台計 24 寄付 27 台、東芝情報機器社の 旭陵 21 台 計 103 台)
台)
無償貸与 41 台、整備済みのタ Windows タブレット(ICT 活用パソ
タブレット型端末(既存の6台)
ブレット型端末 6台)
コン各校6台)
(3)インクルーシブ教育について
○ 「かながわの支援教育(障害の有無に関わらず様々な課題を抱えた子どもたち一人ひと
りのニーズに適切に対応していくことを“学校教育”の根幹に据えた教育)」として、高
等学校等においても障害の有無にかかわらず、様々な支援を必要とする生徒の教育に取り
組んできた。
○ 高等学校等における「インクルーシブな教育を実践する学校づくり」を目ざしていくため、
国からの委託を受け、現行教育課程の基準によらない特別の教育課程による「障害に応じた特
別の指導」
(単位認定可能)等、特別支援教育に関する研究を県立高校2校において実施して
いる。
文部科学省
神奈川県
指定年度
対象校
予算額(単年度)
事業
名
研究及び
実践の内容
各校ごとの研究
及び実践の内容
「高等学校における個々の能力・才能を伸ばす特別支援教育」事業
高校インクルーシブ教育研究推進事業
平成 26 年度から 28 年度までの3カ年
釜利谷高等学校
綾瀬西高等学校
5,000 千円
5,000 千円
小・中学校で行われている、通級による支援・指導と同様の取組につ
いての研究及び実践を行うとともに、専用の教材や必要機器等の整備、
先進校の視察、運営指導委員会の設置・運営等を行う。
○ 就労の前提となる「コミュニ ○ 社会参加に必要な基礎学力の向
ケーション力」の育成に係る特
上に係る特別な指導
別な指導
○ 社会的自立や社会性の獲得を図
○ 学力差が顕著な数学の基礎
る特別な指導
取組成果の活用
学力定着のための特別な指導
○ ノートパソコンやタブレット端
○ グループワークやタブレッ
末等を用いた個別学習の支援の方
ト端末を用いた自主発表活動
法
○支援の観点に基づく授業改善
を含む授業づくり
全県の各校を対象とした説明会等を通して研究成果を発信し、各校の
インクルーシブ教育の推進に係る意識の啓発を図っている。
○ 今後の方向性
・インクルーシブ教育の展開に向けた研究
・インクルーシブ教育実践校(指定校)における取組
・インクルーシブ教育の普及・拡大
(4)組織的な授業改善の取組について
○ 「確かな学力」の育成を目指し「組織的な授業改善」に取り組んでいる。
「組織的な授業改善」とは、校内授業研究を通して各教員が持つ指導方法や知識の共有化を推
進し、よりよい授業の構築を図る取組である。
○ 授業改善に係る神奈川県の取組
・神奈川県立高等学校学習状況調査(平成 16 年度~)の実施と分析
・生徒による授業評価(平成 17 年度~)の実施と分析
・目標に準拠した評価・観点別学習状況の評価の完全導入(平成 19 年度~)
・冊子『組織的な授業改善に向けて』を全県立学校教員に配付(平成 24 年4月)
・
「確かな学力向上研究推進校(11 校)」の指定と支援(平成 25 年度~27 年度の3年間)
*参考 「確かな学力向上研究推進校」の概要
【RPDCA サイクルの推進に係る重点校(4校)】
〇○鶴見 ○松陽 ○七里ガ浜 ○横浜桜陽 (※七里ガ浜は拠点校)
「学習状況調査」、
「生徒による授業評価」及び「目標に準拠した評価・観点別学習状況の評
価」などの活用により、課題と成果の把握を重視して RPDCA サイクルに則り単元に着目した授
業づくりを中心とした研究を行う重点校。
【単元研究の推進に係る重点校(4校)】
〇○港北 ○釜利谷 ○大和南 ○麻溝台 (※麻溝台は拠点校)
組織的な授業改善の推進により、各学校の実態を踏まえた単元の授業づくりを中心とした研
究を行う重点校。
【マネジメント重点校(3校)】
〇〇深沢 〇藤沢清流 ○茅ケ崎北陵 (※藤沢清流は拠点校)
組織的な授業改善を推進するに当たって、マネジメントの視点を重視し、各学校の実態を踏
まえ外部人材の活用などの工夫を通して単元の授業づくりを中心とした研究を行う重点校。
・拠点校:上記①から③それぞれから1校ずつ県内各校の取組の参考となるような先進的な研究を
行うパイロット校としての位置付けとなる学校を指定。(平成 26 年度~27 年度の2年間)
・推進校には、高校教育課及び総合教育センターの指導主事を担当者として措置し、継続的に研究
を支援する。
・推進校の実践事例等を発信し、全県立高校で共有する。