米 山 記念奨学部会 基調スピーチ 米山記念奨学会の現状について 米山記念奨学部門について 米山記念奨学増進委員会 米山記念奨学学友委員会 アドバイザー アドバイザー リーダー サブリーダー サブリーダー 次年度担当諮問委員 米山記念奨学会理事 次年度米山記念奨学部門委員長 次年度米山記念奨学増進委員長 次年度米山記念奨学学友委員長 大塚 信郎 森田 武司 堀田 明 栗原 偉憲 小林 忠夫 基調スピーチ アドバイザー 次年度担当諮問委員 大塚 信郎 (上尾RC) 『2015 ~ 16 年度、私たちのテーマは「世界へのプレゼントになろう」です。』と次期 RI 会 長 K.R. ラビンドラン氏は発表なさいました。そして、『地位や身の上にかかわらず、才能、知 識、能力、努力、そして献身と熱意など、誰でも与えることのできる何かを持っているはずで す。私たちは、ロータリーを通じて、これらをプレゼントすることで、誰かの人生に、そして 世界に、真の変化を起こすことができるはずです。』と訴えられました。 私はこの訴えを聞き、1952 年に東京ロータリークラブで始められた米山記念奨学事業の基 本理念に共通の思いを感じました。日本ロータリーの生みの親・米山梅吉翁は、他人への思い やりと助け合いの精神を身もって実行しておられました。1952 年、翁を知る東京ロータリー クラブの会員は、「今後、日本の生きる道は平和しかない。それをアジアに、そして世界に理 解してもらうためには、一人でも多くの留学生を迎え入れ、平和を求める日本人と出会い、信 頼関係を築くこと。それこそが、日本ロータリーに最もふさわしい国際奉仕事業ではないか」 との思いから、この事業を始めた、とあります。 依頼 60 余年、日本最大の民間奨学事業として 1 万 8 千余名の奨学生を、私たちロータリア ンは、献身と熱意を持ってお世話をしてきました。私は、この奨学生たちが親善大使として母 国に帰り、日本人の平和に対する気持ちを母国の人々に伝えていただけることを確信しており ます。そのことによって、世界で・隣国で真の変化が起こることを願っております。 皆様の貴重な浄財と熱意と愛情をもった奉仕で、米山記念奨学事業に益々のご協力賜ります ことをお願い申し上げます。 尚、次年度より井原實ガバナーエレクトの方針として、当地区独自の米山月間を設け、年2 回の米山月間で、米山記念奨学事業を進展させていきますので、ご協力よろしくお願い申し上 げます。 - 102 - 米山記念奨学会の現状について アドバイサー 公益財団法人 米山記念奨学会理事 森田 武司 (大宮北東RC) 「公益財団法人ロータリー米山記念奨学会」と言うのが米山の正式な呼び方ですが、通常は 「米山奨学事業」「米山奨学生」「米山学友」と略称が使われております。 米山奨学事業の目的と事業は、日本のロータリアンの寄付金を財源として、日本で学ぶ外国 人留学生に対して、奨学金を支給し支援するための国際的な奨学金事業であります。 そしてその使命は、将来、日本と世界を結ぶ「懸け橋」となって、国際社会で活躍し、 ロータリーの良き理解者と成ってくれる人材を育成する事にあり、国際ロータリーが目指す “世界理解と親善と平和”の構築に、大きく貢献することにあります。 日本のロータリーの創始者、故・米山梅吉さんの偉業を称えて、1952年に東京RCが 立案して始まった事業が、僅か5年で日本全国の共同事業へと発展し、1967年に財団法人 ロータリー米山記念奨学会が設立され、そして、2012年1月に公益財団法人に移行しまし た。既に60年以上の歴史を持ち、世界に類を見ない日本独自の地区合同奉仕事業として、日 本のロータリーが世界に誇るべきものであります。 昨年9月米山奨学会の人事が大幅に変わり、小沢一彦新理事長の下、副理事長2名、常任理 事4名、監事3名, 理事28名、評議委員34名の編成に成りました。 現在2770地区からは、理事に森田武司PDG、評議委員に田村亮夫PDG、そして、財 務委員会委員に井橋吉一PDG、学務・学友委員会委員に渡邊和良PDG,広報委員会委員に 田中德兵衞PDGが就任しております。 この奨学事業の素晴らしさと特徴は、「世話クラブとカウンセラー制度」にあり、毎月一度 以上、必ず「クラブ例会に出席」し、その時に「奨学金を手渡す」というシステムが、完全に 機能していることにあります。そして、世話クラブにとっても「奨学生との接点」が非常に多 く、奨学生も奨学金を支給されるだけでなくカウンセラーや世話クラブ会員や、多くのロータ リアンとの交流によって、真の日本を知り、ロータリーが目指す「奉仕の心と平和の心」を学 ぶ多くの機会が与えられています。 既に奨学生の累計は1万8千104名を超え、奨学生の出身国は世界123ケ国とその地域 に及んでいます。 一昨年から全国の採用枠が700名と成りましたが、最近では寄付金の増加と共に徐々に 増員されております。現時点での奨学金の支給額は、学部課程が10万円、修士・博士課程が 14万円であります。 現在、海外の米山学友会は、韓国、台湾、中国、タイ、ネパール、モンゴルの6ヶ国と成り ました。 - 103 - ≪米山記念奨学部門≫ 次年度米山記念奨学部門委員長 堀田 明 (春日部西RC) 米山記念奨学事業はRIに認められた日本独自の事業であります。皆様のご寄付を財源とし て約 60 年の実績を持ち、累計奨学生数は 123 の国と地域の 18,104 人(2014 年 7 月現在)に上 ります。 年間で一時期 1100 名にも上った奨学生数も日本全国の会員数の減少により財源が減り、現 在では年間 700 名程度となり、当地区の受け入れ奨学生数も 30 名前後に減ってしまっています。 世話クラブを希望される全てのクラブに奨学生を派遣したいのですが、2015 学年度の奨学 生数は 31 名ですから4割程度のクラブにしか派遣できないのが実情でございます。 その現状を打開し、1 つでも多くのクラブさんに奨学生を派遣させていただくためには割り 当てられる奨学生の増加を図るしかなく、そのためには皆様からのご寄付に頼るしかございま せん。 また、1967 年に文部省に認可を受けた「財団法人ロータリー米山記念奨学会」は、2012 年 には公益財団法人となりました。これにより、より公平性、透明性が求められています。奨学 生の選考や世話クラブの選定には特に公平・透明であるよう邁進する所存でございます。 米山事業には様々なイベントがあります。1 人でも多くのロータリアンがイベントを通じて 米山奨学生と触れ合い、感動を共有していただけるよう機会を増やしていきたいと考えており ます。井原ガバナーエレクトが提唱する「ロータリーは奉仕を通じて人づくり、自分作り」は 米山記念奨学部門にもピッタリ当てはまります。 日本とアジア各国を結ぶ「架け橋」をどうか皆様で育て上げてください。 主な活動方針は以下の通りです。 ・個人寄付目標額 25,000 円(普通寄付 5,000 円、特別寄付 20,000 円)とし、寄付者率 70%超 えを目指します。 ・全クラブに米山奨学生を派遣して卓話をし、寄付の増進を図ります。 ・奨学生選考に関して国籍の偏りをできる限りなくすよう配慮します。 ・奨学生にはクラブ例会に積極的に参加(最低でも月 1 回)してもらいます。 ・学友会の名簿を整備し、より充実させます。 皆さんのご協力が不可欠でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます - 104 - 米山記念奨学増進委員会 次年度米山記念奨学増進委員長 栗原 偉憲 (杉戸RC) 当委員会の目的は2770地区の米山寄付額の増進を図ることです。 何故ならば、この事業最大の特徴であるカウンセラーになりたい、又世話クラブを希望する数 が多いからです。 ご存知の通り日本全国34地区の米山奨学生の受け入れ人数は、各地区の寄付実績に応じて割り 当てられます。 個人平均寄付額が5割、寄付額合計が4割と寄付額で9割が決まるのです。 寄付実績が優秀な当地区は毎年多くの奨学生を受け入れてまいりました。 ところが、日本全体の奨学生の受け入れ人数が700名前後に減少しており、当地区もその影響 を受け14-15年度は28名まで減っております。 そのため、当地区75クラブ中では、3~4割のクラブしか米山奨学生を受け入れができないのが 現状です。 昨年度より会員一人あたりの寄付目標額を25,000円以上とし本年は継続性を含め31名の奨学生 を受け入れることが出来ました。 当委員会では、各クラブに米山奨学生の素晴らしさを体感いただく機会を増やし、各クラブ会 員に米山記念奨学事業の主旨をご理解して頂くこと。 そして一人でも多くの学生を受け入れたいという委員会方針にご賛同をお願いしながら寄付増 進活動に努めてまいります。 主な活動方針 ●会員一人当たりの寄付目標額 25,000円以上(普通寄付と特別寄付の合計) 特別寄付の寄付者率の向上を目指します。 ●事業の周知。様々な米山事業活動に各クラブのクラブ会長・幹事様をはじめカウンセラー、 米山記念奨学委員長、委員、そして全ての会員の皆様に参加要請。 ●米山月間を 10 月と 3 月に設定し全クラブへの卓話訪問を実施し、米山記念奨学事業の理解 促進に努める。 - 105 - 米山記念奨学学友委員会 次年度米山記念奨学学友委員長 小林 忠夫 (川口東RC) 当委員会は、第2770地区の次年度米山奨学生に選ばれた学生を、積極的に協力、支援しま す。経済的な支援だけでなく「米山事業は、まさに‘人づくり’」 奨学生には「世話クラブ」が選ばれ、必ずカウンセラーがつき、ロータリアンとの深い交流 と精神的なケアが行われ、ロータリーの理念等を理解してもらっています。米山奨学生は、地 区の米山行事等には義務出席、世話クラブの例会等にも積極的に参加してもらいます。 米山奨学生がロータリークラブを通して日本の文化、習慣などに触れ、社会参加と社会貢 献の意識を育て、将来ロータリーの理想とする国際平和の創造と維持に貢献する人となるよう、 奨学生を支援して参ります。 <次年度活動方針> 1、 米山奨学生は、世話クラブでもあるロータリークラブの例会へ每月1回以上出来るだけ多 く出席するよう奨励する。 2、 世話クラブ、カウンセラーにより親睦、交流、生活相談、に積極的に行い支援する。 3、 米山奨学生は、地区内行事、委員会が指定した事業、会合等は、義務出席、ロータリアン との交流を通してロータリーを理解してもらう。 4、 米山月間に拘らず、全てのクラブに奨学生を紹介しましょう。 5、 各クラブに、学友会を設置して頂きましょう。 6、 各クラブと学友にご協力いただき、学友名簿の整備をします。 - 106 -
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