営農開始 飛躍・愛される産地へ向けて 2015 Vol.543

MY
米
PLACE
当麻
3
JA当麻
2015
Vol.543
営農開始 飛躍・愛される産地へ向けて
!
●
理事会報告 ● 組合のあゆみ ● 足あと ● ヒット営農 ● みんなの広場
2015.3月号 ● JA当麻
組合のあゆみ
2
1
決算棚卸監査
2
上川地区農協酪農畜産対策委員会(旭川市 組合長)
EXECUTIVE BOARD
理事会報告
月
理事会が開催され次の事項が審議されました。
第21回理事会
議案第1号 機構改革について
JA役員研修会(旭川市 全役員)
3
4
上川地区監事協議会冬期研修会(4日迄 旭川市 監事団)
提案の通り承認される。
信連 中村支所長来組(組合長)
議案第2号 平成 26 年度自己査定について
第6回監事会
平成 26 年度自己査定結果について提案の通り承認される。
平成27年度新規職員採用筆記試験
議案第3号 平成 26 年度収支決算について
厚生連理事会(北農ビル 組合長)
6
当麻町地域農業再生協議会総会(大ホール 常勤)
平成 26 年度剰余金処分案について
JA当麻女性部ほほえみ会定期総会(大会議室 組合長)
第 68 回通常総会に上程することで承認される。
JA当麻青年部定期総会(章月会館 組合長・専務)
9
10
議案第4号 平成 27 年度事業計画 農協経営3ヶ年基本計画について
北海道農協米対策本部委員会(札幌市 組合長)
組合長訓示
提案の通り承認される。
農事組合長会議(大ホール 組合長・専務)
議案第5号 平成 26 年度地域別懇談会の回答について
保健福祉事業運営委員会(北農ビル 参事)
くみあいだより3月号に回答を掲載することで承認される。
11
当麻町建国記念の日奉祝の集い(社務所他 組合長)
16
JA当麻女性部定期総会(大ホール 組合長)
17
議案第6号 規程類の一部変更について
課長会議
・役割職能資格規程の一部変更について
上川地区農協米対策委員会(農業会館 組合長)
・給与規程の一部変更について
JA苫前町カントリーエレベーター視察来組(常勤)
18
原案の通り承認される。
上川地区地区別組合長会議(旭川市 組合長)
議案第7号 組合員の異動について
第21回理事会
19
パルシステム合同大豆会議(19日迄 層雲峡 専務)
任意脱退2件で承認される。
平成27年度新規職員採用筆記試験
(報告事項:新規加入2件、法定脱退5件)
決算監査(25日迄)
議案第8号 平成 26 年度年間経営定期点検実施報告書
20
国民健康保険運営協議会(役場 専務)
23
農業委員会許可申請事前協議(第1会議室 専務)
24
平成27年2月18日
平成 27 年度経営定期点検実施計画書について
提案の通り承認される。
農業委員会総会(〃)
農政事務所来組(組合長)
自衛隊旭川地方協力本部研修意見交換会(章月会館 組合長)
25
平成27年度新規職員採用最終面接試験及び選考会議
監査講評(関係役職員)
菊川健一と歩む会 新春の集い(当麻町公民館 常勤)
26 当麻町稲作研究会定期総会(大ホール 組合長)
27
当麻町農業者年金協議会定期総会
(大会議室 組合長・専務・代表監事)
当麻町農業者年金協議会年金制度説明会(〃)
当麻町認定農業者協議会定期総会(章月会館 組合長・専務)
第1回土地開発公社理事会(当麻町役場 組合長)
日、小 松 菜 の 播 種 作 業 を 開
【作付品目】
水稲、キュウリ、小松菜
2 月
始 し た 中 央 6区 の 角 谷 さ ん 宅 へ お 伺
い 致 し ま し た。角 谷 さ ん 宅 で は 1 月
中 旬 に ハ ウ ス 掛 け を 終 え、当 日 は 整
地された圃場への播種作業に汗を流
し て お り ま し た。一 昨 年 ま で 作 付 け
していたチンゲン菜から今年度は小
松 菜 へ 作 付 け を 変 更 し、キ ュ ウ リ の
前 作 と し て 2 6 0 坪 を 作 付 け。4 月
上 旬 よ り 収 穫、出 荷 が 予 定 さ れ て お
り ま す。角 谷 さ ん よ り「こ れ か ら の
栽 培 管 理 を 徹 底 し、太 く て、大 き な
品質の良い小松菜を生産したい。」と
抱負を語って頂きました。
牡羊座
(3/21~4/19)
周囲に思いやりを示すことで、
ラッキーチャンスが増える時期。優しさが幸運の鍵に。開運には清掃がベスト
20
今月の表紙
中央6-1区
角谷 拓 さん
2
JA当麻 ● 2015.3月号
平成27年度 JA当麻人事異動
氏 名
3
異動前の所属と職位
辞令交付:3月2日
異動後の所属と職位
原 口 義 教
金融部金融共済課長
金融部次長兼融資相談課長
水 口 智 善
営農部米穀課長
営農部次長兼米穀課長
清 水 美佐枝 営農部資材課長
営農部次長兼資材課長
三 浦 雄 司
営農部米穀課主幹
金融部金融共済課長
土 屋 真 一
営農部施設園芸課主幹兼園芸施設係長
金融部金融共済課主幹兼金融係長
鈴 木 正 和
営農部資材課資材推進係長兼内部監査室内部監査員
金融部金融共済課主幹兼内部監査室内部監査員
菅 野 安 男
金融部金融共済課主幹
金融部融資相談課主幹
荒 川 敏 幸
金融部金融共済課主幹兼組合員相談係長
金融部融資相談課主幹
田 所 与 幸
営農部米穀課米穀販売係長兼内部監査室内部監査員
営農部米穀課主幹兼内部監査室内部監査員
斉 田 浩 二
営農部米穀課主幹
営農部米穀課主幹兼米穀販売係長
渡 部 千 春
内部監査室主幹兼管理部審査課主幹兼審査係長
営農部施設園芸課主幹兼内部監査室内部監査員
新 保 克 自
営農部施設園芸課主幹兼園芸育苗係長兼内部監査室内部監査員 営農部施設園芸課主幹兼園芸施設係長
田 中 景 子
営農部施設園芸課主幹
営農部資材課主幹
菅 原 順
金融部金融共済課組合員相談係主任
内部監査室内部監査係長兼管理部審査課審査係長
武 信 雄 一
金融部金融共済課主幹兼金融係長
金融部融資相談課融資相談係長
佐 藤 貴 彦
営農部資材課資材推進係主任
営農部資材課資材推進係長
田 口 和 美
金融部金融共済課金融係主事
金融部金融共済課金融係主任
長 沼 亜 希
金融部金融共済課共済係主事
金融部金融共済課共済係主任
佐 伯 大 将
金融部金融共済課金融係主任
金融部融資相談課融資相談係主任
佐々木 紗綾香
営農部施設園芸課園芸販売係主事
営農部施設園芸課園芸販売係主任
川 口 啓 太
営農部施設園芸課園芸育苗係主事
営農部施設園芸課園芸施設係主任
生 沼 泰 弘
営農部資材課資材店舗係主事
営農部米穀課農業振興係主事
宗 片 優 太
営農部施設園芸課園芸施設係主任
営農部施設園芸課園芸販売係主事
池 田 渉
営農部施設園芸課園芸販売係
営農部施設園芸課園芸販売係主事
中 野 泰 宏
営農部施設園芸課園芸育苗係主事
営農部施設園芸課園芸施設係主事
加 藤 一 樹
金融部金融共済課組合員相談係主事
営農部資材課資材推進係主事
福 澤 慈
営農部資材課資材推進係
営農部資材課資材推進係主事
早 川 治 子
金融部金融共済課金融係主任
金融部融資相談課融資相談係
増 田 悠
営農部施設園芸課園芸施設係
営農部施設園芸課園芸販売係
野間井 遼
営農部施設園芸課園芸販売係
営農部施設園芸課園芸施設係
青 野 直 人
営農部施設園芸課園芸育苗係
営農部施設園芸課園芸施設係
川 田 伊 吹
営農部施設園芸課園芸育苗係
営農部施設園芸課園芸施設係
日 下 良 規
営農部資材課資材店舗係主任
営農部資材課資材店舗係
赤 坂 一 生
金融部金融共済課共済係
営農部資材課資材店舗係
畑 本 麗 茄
金融部金融共済課組合員相談係
金融部金融共済課金融係
牡牛座
(4/20~5/20)
新しい出会いに恵まれそう。飲み会や旅行に誘われたら、気軽に参加してみて。講演会を聞きに行くのも刺激に
資材推進係
双子座
(5/21~6/21)
意固地にならず周囲の言い分に耳を傾けた方が得るものあり。迷ったときは謙虚に助言を求めて。盆栽につき
係
係
給 油 所
(業務委託)
坂本 優
坂本 潤
(事務派遣)
大槻 京子
(嘱託職員)
関口 敦子
福屋真由美
準職員
斉藤 菜央
準職員
田中 勇佑
主事
加藤 一樹
福澤 慈
主事
日下 良規
星 慶太
赤坂 一生
主任
主任
係長
佐藤 貴彦
資材店舗係
係長(兼)
松崎 健一
主幹
田中 景子
主幹
松崎 健一
課長(兼)
清水次長兼務
資 材 課
平成27年3月2日現在
JA当麻 機構図
主事
中野 泰宏
高橋 那奈
主任
川口 啓太
園芸施設係
係長(兼)
新保 克自
(短期臨時)
三浦 忠大
上田 翔太
(嘱託職員)
準職員
野間井 遼
川添 翔太
青野 直人
川田 伊吹
(嘱託職員)
中 いずみ
準職員
係
増田 悠
主事
宗片 優太
池田 渉
主任
桑原 史典
佐々木紗綾香
園芸販売係
係長
鎌田記久子
主幹
渡部 千春
施設園芸課
課長
大平 和義
(嘱託職員)
七條さゆり
渡辺由美子
小板橋照恵
尾田 志弘
太田 祐樹
準職員
係
主事
妹尾 隼
増田 尚也
準職員
係
主事
笹木 直美
佐藤さおり
伊井 大輔
主任
米穀販売係
係長(兼)
斉田 浩二
主幹
斉田 浩二
米 穀 課
課長(兼)
水口次長兼務
(長期臨時)
水口真由美
菅原 二美
準職員
係
主事
生沼 泰弘
主任
農業振興係
係長
福田 幸子
主幹
田所 与幸
準職員
早川 治子
係
主事
主任
佐伯 大将
融資相談係
係長
武信 雄一
主幹
菅野 安男
荒川 敏幸
融資相談課
課長(兼)
原口次長兼務
準職員
南 香穂
係
主事
竹内 良介
主任
長沼 亜希
共 済 係
係長
森 啓明
主幹
鈴木 正和
準職員
井上眞三子
畑本 麗茄
係
主事
太田 悠香
主任
田口 和美
金 融 係
係長(兼)
土屋 真一
主幹
土屋 真一
金融共済課
尾下 晴彦
課長
三浦 雄司
次長 原口 義教
次長 清水美佐枝
次長 水口 智善
部長
信 用 担 当 理 事
( 職 員 兼 務 )
福井 幸司
田中 弘一
尾下 晴彦
主幹
新保 克自
係
事
監 事 会
金 融 部
米穀施設係
理
大泉 清
坂下 一登
係長
梶山 雅史
主任
岸野 正幸
柄澤 伸二
務
理 事 兼 務 参 事
専
代表理事組合長
営 農 部
部長
理 事 会
準職員
係
主事
審 査 係
係長(兼)
菅原 順
主任
審 査 課
課長(兼)
管理部長兼務
総 務 課
準職員
係
主事
主任
近藤 慶太
経営管理係
係長(兼)
大柳 陽司
(嘱託職員)
佐々木麻衣
準職員
稲場あいみ
係
主事
主任
外石早紀恵
森田 慎吾
企画管理係
係長(兼)
木村 志帆
主幹
木村 志帆
課長(兼)
管理部長兼務
主幹
大柳 陽司
住田 昌之
管 理 部
部長
審査員
野村 祐司
内部審査協議会
内部監査員
係長
菅原 順
(兼務)
木村 志帆
大柳 陽司
田所 与幸
鈴木 正和
渡部 千春
桑原 史典
内部監査室
室長(兼)
管理部長兼務
2015.3月号 ● JA当麻
4
JA当麻 ● 2015.3月号
談
会
懇
別
地
●米 価 が下 落する 中、施 設 園 芸 作 物を
配付出来るよう執り進めて参ります。
1月 日、 日に開催致しました地域別懇談会へ多くの組合員の皆様のご出席を賜り、
厚くお礼申し上げます。皆様より頂きました貴重なご意見、ご要望などについて回答を
ご報告致します。
為に、独自で出来るよう検討願いたい。
今 回、開 催 させて頂 きました 地 域 別
域
【組合員皆様方からのご意見・ご要望】
計 量 法 の 関 係 に よ り 難 しい で す が、
懇 談 会では、組 合 員 皆 様 方 より 貴 重の
【回答】
り、中には 取 り 組 み が 困 難であ る 生
簡 易 的な土 壌 診 断や栄 養 診 断は本 年
ご 意 見、ご 要 望 を 頂 き、あり がとう ご
取り組む事により農 業 所 得 向 上 を図
●地 域 別 懇 談 会の出 席 率 が 低いように
産 者 もいる。精 米 施 設 建 設 も 計 画し
度 より 取 り 進 めていける 様 努 力 しま
●農 協 独 自 での 専 門 的 な 土 壌 診 断 は、 【地域別懇談会開催のお礼】
思 われるので、時 期 や 地 区 分 け 等 の
ているのだから 米の所 得 向 上 を 目 指
る 事は解る が高 齢 化や 大 規 模 化によ
再検討を実施してほしい。
●水 稲の品 種 が 多いので品 種 作 付 指 針
もと、より 安 価 供 給 出 来るよう 努 力し
係につきましても、それぞれ価格交渉の
して有 利 販 売に努 め、生 産 諸 資 材の関
米 を はじ め と す る 農 産 物 の 販 売 は 継 続
ざいました。その中にもございましたが、
す。
●懇 談 会の資 料 等、事 前 配 布 をお 願い
農家個々でも販路をもっており活用出
来ると 考 える。今 後、生 産 者 も 協 力
したい。
【回答】
し た 中で販 売 を 強 化 していく 事 が 必
要と考える。
●現在の状況を精査し、開催時期や回数、
地域分けについて検討して参ります。
【回答】
見・ご要望を頂く機会を設けさせて頂き、
今 後とも組 合 員 皆 様 方の貴 重なご 意
て参ります。
●米 価 が 低 迷 している 中、今 以 上に売
更 なる 皆 様 方の所 得 向 上に努 めて参 り
をだしてほしい。
精 算 価 格 の 向 上 に 努 め る と 同 時 に、
れる米作りへの取り組みが重要である
ますので、宜しくお願い申し上げます。
【回答】
各 生 産 組 織 等 を 通じ 組 合 員の方 々の
と 考 えております。当 麻 町 地 域の 栽
●懇 談 会 資 料は、事 前に配 布 出 来 るよ
●農協改革の情報提供を行ってほしい。
協 力 を 得て 更なる 販 売 強 化に努めて
培 環 境、消 費 地の要 望 等も精 査した
●今 後 も 引き 続き、白 米 販 売による 米
【回答】
参ります。
●購買品価格動向について、口頭ではな
資材関係
により検討を進めて参ります。
中で生 産 組 織、関 係 機 関 等 との協 議
●広 報 等 を 利 用 し 情 報 提 供 を 行って 参
●国からの補助事業については、北海道
Aグループ揚げて国への要請を強く希
農業の実態に則した施策となる様、
J
【共 通】
【回答】
望する。
戸で不 要 となる 資 材 情 報に関 する 窓
【回答】
く資料を提供してほしい。
あった施策となるよう要請して参りま
●関 係 機 関、系 統 を 通じ 地 域の実 情に
【回答】
時の 価 格 動 向 として、今 後、資 料 を
性はあります が、地 域 別 懇 談 会 開 催
●価 格 動 向 については 変 更 にな る 可 能
●土 壌 診 断や 栄 養 診 断 を速やかに行 う
す。
口の検討を進めてほしい。
●ハウス等の農業資材において組合員各
営農関係
ります。
う努めて参ります。
米穀関係
し、販 売 戦 略 の 構 築 が 急 務 で あ る。
総務関係
28
●営 農 各 課で情 報 を 収 集し、資 材 課 を
窓 口 として対 応 が 出 来 るよう 検 討 を
進めて参ります。
蟹座
(6/22~7/22)
行動力がアップ!やってみたいことに果敢にトライすると、好結果に。アウトドアな趣味を始めるのにも最適
5
27
2015.3月号 ● JA当麻
当麻農業未来創造TEAM道外視察研修
日 程
平成27年1月21日~23日
(3日間)
視 察 先
高知県:高知県立農業担い手育成センター
JA馬路村
西島園芸団地
参 加 者
当麻農業未来創造TEAM会員11名、事務局2名
今回で2回目となる当麻農業未来創造TEAMの視察研修は、全国でも施設園芸を基幹部門として地域特性の作物
による6次化産業を強化し、独自販売により地域活性化へ導いている「JA馬路村」。今後の農業を見据えた新規就農
者の育成と就農を目的にした「県立農業担い手育成センター」の取組方針、現場としての考え方について意見交換を
行い、会員それぞれの視線から先進地視察研修を開催致しました。
高知県の面積は、四国の38%に及び県土面積の 84%が林野を占めており、中山間地域の割合が高く、温暖な気候
地帯である中、全耕地の水田割合は75%、耕地の集約化により生産効率の高い施設園芸を基幹部門として重点強化し、
冬場の食糧供給基地として全国へ安定出荷を進められております。
しかしながら、中山間地域を中心に過疎化、農業者の高齢化が進んでおり、所得の確保や雇用の創出に向けた対策
として、新たな担い手の確保・育成に取り組む必要性から、次世代施設園芸団地と併用した育成センターを平成26年
4月より開設し、将来を担う指導的な農業者の育成などを進められておりました。
◆JA馬路村 ゆず加工の高付加価値化と村の売り出し戦略◆
大型バスでは対向車を交わすことも困難な川沿い
の細いクネクネ道を約1時間かけて進み、山に囲ま
れた人口940名の馬路村に到着する。
馬路村は全体面積の 96%が山林、2%が河川と
98%を占め、農業の耕作面積は限られた地域であ
り、林業を中心に昭和 40 年代は営林署が2つある
など林業を中心に3,000人を超え賑わいのある村で
あった。しかし、国内に安価な輸入材が増加するこ
とにより、林業は衰退し、人口も大きく減少してい
た中、林業から農業に目線を切り替え、現金収入を
求めて『ゆず』栽培を開始する。
青果物として市場販売を行うが、厳選な規格で販売出来る数量が限られ、規格外品のロスが大きな課題であった。
『綺
麗なゆずより加工原料のゆず』の生産を求める声が高まり、ゆず酢等の加工(6次産業)へ切り替える行動を起こす。
現在は、ゆず面積が 46ha、生産原料年間 700t、加工品販売額 34 億円を超え、平成15 年には、施工費15 億円
で加工施設を導入し、村人口の1割(90 名)がゆず加工での雇用をし、村最大の雇用の場となっている。
獅子座
(7/23~8/22)
言葉の裏を読み、物事をややこしくしがち。持ち前のストレートな発想が必要。体操やストレッチで気分転換を
6
JA当麻 ● 2015.3月号
◆人との出会いや田舎を売るマーケティングで村に大きな変化!◆
『名前の知らない村の特産品は売れない。名前の知らない村には遊びに行けない。』
『まずは、馬路村を売り込む』販売戦略から直接販売を拡大。
当時は販売先を確保した加工事業ではなく、大手メーカーが食卓に定着する中、独自の販路確立は困難であった。
この様な中、販売促進として百貨店の催事に自ら荷を持ち売り場に立ち、売り子として販売を実施する。販路は難航す
るが、人のネットワークと組織の理解を得ながら進展する。
また、他の商品と差別化を図るために、
『商品とともに、村を売る』に取り組み『ゆっくりした田舎』をコンセプトとし、
商品の情報とともに田舎のゆっくりとした贅沢な時間などを情報
誌としてダイレクトメールを顧客へ発信し続ける。今では15万人
の顧客となり消費者との関係強化を重視し取り組んでいる。これ
らの継続した取り組みにより、『馬路村のファン』が定着し、安
定した販路と繋がっている。
小さな村に人を呼ぶため行政と連携し、各種イベントを開催す
ることで更に『馬路村=ゆずの村』として活気ある村となっている。
また、衰退していた林業においてもゆずブランドの発想を活かし、
他にない『木材のカバン』を作り木材関係での高級ブランド化を
図り地域活性化へ繋がっている。
◆『高知県立農業担い手育成センター』を開設し、担い手、新規就農者の育成!◆
高知県立農業担い手育成センターは、高知県の「減少を続ける担い手の確保を強化し、農業産出額を年間 1,050
億円とする」という目標を目指すため、農業者を総合的に支援する施設、先進技術を研修する拠点として、農業大学校
研修課と環境保全型畑作振興センターを統合し、平成26年4月1日、四万十町に開設された施設である。
敷地面積は22haあり、そのうち7haが次世代園芸施設団地を設置予定である。職員は常勤10名、非常勤1名の計1
1名で、それとは別に毎日4~5名を研修等ハウスの管理のために雇用している。
県としては、後継者不足による農業者の減少が大きな課題であり、担い手戸数の維持又は増加を目指し、280人の
新規就農者確保を目標に収益性の高い施設園芸の農業技術を学ぶ研修、取り組みを進めている。
さらに、平成28年度には国費事業を活用し、このセンターの隣接地にオランダ型の先進技術を取り入れた、次世代
施設園芸団地(総事業費25億円施設)が整備される予定であり、団地とセンターとの相互の技術交流による相乗効果
が期待されている。
新規就農支援の内容については、東京・大阪等の都市会場でも行われる取り組みである、新・農業人フェアやU・
Iタ
ーン就職相談会等にて「高知で農業しませんか?」と高知農業のPRや呼びかけを行う「就農相談活動」、
「将来高知県
に帰って就農しよう」「Iターンで高知県に就農したい」という方を対象に農業担い手センターで行われる研修を開催し
ている。
現在の研修施設においては、高知県の主要作物を中心に栽培する基礎準備作業、日々ハウスでの管理作業を学び、
就農へ向けた実践活動を実施している。しかし、就農実績にお
いては、まだ満足した実績となっていないのが現状でありまし
た。また、新規就農にあたり農業経営を行うための農地を確保
する事が大きな問題であるようでありました。
また、施設園芸施設建設では、台風に耐える連棟施設が必要
となり10a
(300坪当たり)約1,000万円を超える設備投資とな
り、県補助支援体制はあるが自己負担も大きくことからスムー
ズな就農へ繋がっていないのが現状でありました。
この様なあらゆる問題がある中、担い手育成センターを中心
に高知県の施設園芸産地として邁進していくことを今後強化す
る取り組みを進めておりました。
7
乙女座
(8/23~9/22)
優柔不断になりやすい月です。独りで悩まず、信頼できる人に相談しましょう。趣味などで自分を磨くのは吉
2015.3月号 ● JA当麻
◆西島園芸団地(法人)が周年栽培による観光農園!◆
西島園芸団地は高知空港に近い比較的平地で良好な立地条件
となる場所で昭和46年から施設園芸を中心とした農業法人を設立
し、近郊の消費者と観光客をニーズにした観光農園に取り組んで
いる。
現在は、メロン、すいかの周年栽培を行い、いちごの収穫体験、
フルーツトマトの
栽培などに取り組
み、観 光 客 へ 向
けた直 売 所を隣
接し販売を行っておりました。季節柄冬期間であった事でメロン等は、
収穫できない状態であり、仕入れた果実を提供しておりました。
また、観光農園としての青年部と近隣県との婚活イベント場所として
年数回実施し、地域の活性化へ繋げることにも取り組んでおりました。
今回は地域風土を活かした販売戦略の実施、施設園芸に関する今後の担い手の確保及び育成等の取り組みを実施し
ている先進地へ視察を行いました。視察で得た各会員の意見を集約し、今後の当麻農業に活かせる部分があるかどう
かを会員全員で検討し、活動して参ります。
当麻町花き生産組合 役員視察研修
日 程
平成27年2月9日~11日
(3日間)
視 察 先
和歌山県:花き・野菜集出荷施設「がいなポート」
大 阪 府:(株)なにわ花いちば
参 加 者
当麻町花き生産組合役員4名、事務局2名
当麻町花き生産組合では2月9日から11日の3日間に亘り、和歌山・大阪方面へ
役員視察研修を行いました。
和歌山県御坊市にある花き野菜集出荷施設「がいなポート」では受入から出荷まで全て機械化がされている先進的
な施設でありました。
圃場視察も行なわれ、バラ、ダリア、スターチス、カスミ草の
計4圃場を視察し、特にスターチスについては生産量日本一を誇
り、若い生産者が多く活躍している産地でありました。
続いて(株)なにわ花いちばへ視察が行われ、花セリを見学し
た後に大西会長、大西社長とお話しする機会が設けられ、「価格
の低迷は去年までであり、昨年末頃より単価が徐々に上向いてき
ている。」「当麻の菊についてはお客さんの信頼も厚いのでどんど
ん増やして盛り上げてほしい」とのお言葉を頂きました。
今回の視察で得た情報については各部会へ伝え、今後の事業
推進に活かして参ります。
天秤座
(9/23~10/23)
ネガティブになりやすいよう。少しくらい失敗しても全部駄目だと決めつけないで。手帳整理で運を引き寄せて
8
JA当麻 ● 2015.3月号
1月26日
足あと
当麻町甜菜増産協議会定期総会
~38年の歴史に幕~
当麻町甜菜増産協議会では1月26 日、“ ながせ ”にて定期総会を開催致し
ました。開催にあたり太田会長より「昨年は天候にも恵まれ、収量、糖度とも
に最良の成績を残すことができました。本総会では議案3つを上程致しますの
で、協議の程宜しくお願い致します。
」と挨拶。大泉組合長よりご祝辞を頂き、
太田会長を議長に平成 26 年度事業報告及び収支決算報告、解散(案)について審議されました。解散(案)につき
ましては、平成 27年度の甜菜作付けが1戸となり、協議会運営が困難となることからの提案となり、協議の結果、甜
菜の作付者については、今後も作付意欲の向上を図ることを目的として、生産者、糖業者、JAの支障が無い様早急に
体制を構築することとし、協議会を解散することで決定致しました。稲作転換等における畑作農業の改善と合理化のた
め甜菜の作付けを推進し、農業経済の安定を図ると共に、当麻町農業の発展に資すること目的に設立された当麻町甜
菜増産協議会が 38 年の歴史に幕を下ろしました。
1月29日
当麻町そ菜研究会 全体農薬研修会及び全体栽培講習会
~今年度も安全・安心な農産物の出荷を目指す~
当麻町そ菜研究会では1月 29 日、佐藤士郎氏、普及センター杉浦係長を
講師に招いての全体農薬研修会及び全体栽培講習会を大ホールにて開催致
しました。始めに佐藤会長より「今回開催致します全体農薬研修会及び全体
栽培講習会を基に適切な農薬使用、栽培管理を行って頂き、今年度も安全・
安心な農産物の出荷を行いましょう。
」と挨拶。部会担当者より平成 27 年度野菜栽培に対する営農対策8項目の確
認が行われ、農薬を使用するにあたっての注意点や栽培履歴記帳を徹底する様、呼び掛けが行われました。全体農
薬研修会では普及センター杉浦係長より「オルトラン水和剤・粒剤の登録変更」や農薬散布手順、農薬事故防止の
為の徹底事項、今年度の気象経過などが確認されました。全体栽培講習会では佐藤氏より高島暦を基にした講習が
行われ、今年の天候については「春の訪れが遅く、風が強い。秋の訪れが早い。」と予想が話され、「地温が上がり
にくく、強風に注意が必要。
」と呼び掛けられました。ユーモアある佐藤氏の講習に参加者の笑顔が溢れる講習会
となりました。
2月5日~6日
免税軽油申請受付・自動車共済見直し推進
2月6日
JA資材課では2月5日から6日の2日間に亘り、農協2階第1会議室
において免税軽油申請の受付を行いました。一時的な原油価格下落傾
向ではあるものの、円安・物価上昇の影響も大きく、組合員の皆様は
今年度の営農で使用する農業トラクター、田植え機、コンバインなどの
免税軽油を確保するため申請を行い、2日間で申請件数270件、46
5キロリットルの申請となりました。
また同室において、金融共済課によるJA自動車共済の保障点検と傷
害共済の見直し相談会が行われ、多くの組合員の皆様に新契約の手続
きをして頂きました。
JA当麻青年部定期総会
~当麻農業の担い手として更なる積極的な活動に期待~
午後5時 30 分より章月会館において、青年部員、来賓者含め約 30 名が出席の中、
JA当麻青年部の定期総会が
開催されました。始めに宮嶋部長より「今、農業情勢は、米価の下落・資材の高騰・TPP 交渉など、さまざまな問
題を抱えておりますが、私たち青年部が新しいアイディアを出し合い、積極的に取り組んで参りたいと考えており
ますので、関係機関皆様には変わらぬご指導よろしくお願い致します。」と開会挨拶。続いて大泉組合長、菊川町
長よりご祝辞を頂いた後、宇園別3区の岸山尚弘さんを議長に平成 26 年度事業経過並びに活動報告、平成 26 年度
9
蠍座
(10/24~11/22)
レジャー運が盛り上がります。気の合う仲間とお花見などの季節行事を楽しんで。創作活動に励むのもラッキー
2015.3月号 ● JA当麻
収支決算報告、平成 27 年度事業計画(案)
、平成 27 年度収支予算(案)、
役員改選について審議されました。役員の改選については北星3区の菅野
史昭さんが新部長へ選任され、新執行体制が決定致しました。今年度の青
年部の事業計画としては、
「青年部の果たす役割や責任を考え、各生産組織・
関係機関と連携を図り“安全・安心で信頼される当麻農業の確立”を第一に、
当麻ブランドを消費者の方に届けられるよう農産物販売PRに努めると共
に、地域活性化に向けた各種町行事への参加を続けて参る。
」こととして
おり、当麻農業の担い手として更なる積極的な活動に期待が募ります。
<新役員>
部 長
副 部 長
副 部 長
総務委員長
総務副委員長
水稲委員長
水稲副委員長
施設園芸委員長
施設園芸副委員長
代表監事
監 事
菅 野 史 昭
斎 田 幸 宏
角 谷 拓
髙 橋 利 文
高 橋 希
加 藤 優
日下部 渉
伊 林 和 彦
三 島 知 浩
石 田 信 也
阿 部 寛 之
北星3-1区
宇園別3-1区
中央6-1区
中央1-2区
宇園別2-3区
伊香牛1-1区
開明4-1区
宇園別2-1区
宇園別3-1区
北星2-2区
伊香牛3-3区
2月6日
JA当麻女性部ほほえみ会定期総会
~喜ばれ、誇れるボランティア活動を目指し~
<新役員>
会 長 中央5-3区 角谷 みか
副会長 中央3-4区 国沢 純子
副会長 中央7-3区 大谷 春美
監 事 北星3-3区 小林ます子
監 事 開明4-1区 黒河須美子
JA当麻女性部ほほえみ会では2月6日、大会議室にて定期総会を開
催致しました。開会にあたり角谷会長より「会員の皆様におかれまして
は、日々ほほえみ会活動にご尽力を頂き、ありがとうございます。今後
についても、活発なボランティア活動を行って参りたく考えておりますの
で、会員皆様のご理解とご協力を宜しくお願い致します。」と挨拶。大
泉組合長、広富女性部長よりご祝辞を頂いた後、4条西3丁目の西川典
子さんを議長に選出。議事には平成 26 年度活動報告並びに収支決算報
告、平成 27年度活動計画(案)並びに収支予算(案)
、役員改選が上
程されました。会員による審議の結果、全議案が満場一致で承認され、
全役員が留任することで決定致しました。総会終了後には当麻柏陽園と
会員との懇親会が行われ、施設担当者と会員との親睦が図られました。
2月10日
農事組合長会議
午後1時 30 時より農協3階大ホールにおいて、平成 27 年度農事組合長会
議が開催されました。当麻町地域農業再生協議会大泉会長からの挨拶の後、
早速議題に入り、平成 27 年産米の生産数量目標配分ルール、平成 27 年産農
作物作付指針、平成 27 年産米1次作付調査、鹿・アライグマなどによる農
作物などの被害調査について、担当職員より説明が行われました。
2月16日
JA当麻女性部定期総会
~仲間づくりから生活を豊かに~
JA当麻女性部では2月 16 日、部員 38 名が出席しての定期総会を大ホール
にて開催致しました。始めに広富部長より「これからも女性の拠り所となる組織、
参加し笑顔になれる組織を目指しますので、部員皆様のご理解とご協力を宜し
くお願い致します。」と挨拶。引き続き、ご来賓の皆様よりご祝辞を頂き、北星
射手座
(11/23~12/21)
短気になりやすい暗示。ささいなことでもめて、後悔する可能性が大。慎重に。一人の時間をつくり、気晴らしを
10
JA当麻 ● 2015.3月号
3区の菅野三枝子さんを議長へ選出。
議事では平成 26 年度事業報告並びに
収支決算報告、平成 27 年度事業計画
(案)並びに収支予算(案)
、役員改選
が審議されました。役員の任期満了に
伴う役員の改選では、現役員の推薦と
農協組合長推事、理事の互選の結果、
広富現部長が再任の他、新役員体制が
決定致しました。定期総会終了後にはホクレンショップ当麻店による“朝
もぎ市 ”の要領説明と無水鍋料理講習会が行われました。
<新役員>
部 長 中央4-2区
副部長 中央5-3区
副部長 緑郷1-3区
監 事 北星3-2区
監 事 開明1-3区
理 事 中央3-4区
理 事 伊香牛1-1区
理 事 北星3-1区
理 事 開明1-1区
理 事 開明2-1区
広富美恵子
角谷 みか
豊田美記江
斉藤 政枝
左近 恵子
国沢 純子
今橋 祐美
両瀬 羊子
木村千恵子
小林かおる
2月16日
当麻町花き生産組合 土壌診断講習会
~高品質な花き類の出荷を目指し、土づくりに励む~
当麻町花き生産組合では、2月 16 日午後2時より農協3階大会議室にて、土
壌診断講習会を開催致しました。講師には多木化学(株)市位氏を招き、花き栽
培における土壌診断の重要性について研修致しました。講習会では施肥、土づく
り、土壌養分の問題点、土壌診断の結果から施肥の計算を行い、チッソ、リン酸、
カリなどの養分バランスの崩れを防ぎ、過剰・欠乏に必要な対策について、「良
い土壌環境を作るため、ハウス外側を明渠し、水はけの良い環境作りも重要であ
る。
」と説明されました。
参加された組合員の皆様は、「今年度も高品質な花き類が出荷出来るよう、講
習会で学んだことを生かして、良い土づくりに励みたい。」と話しておりました。
2月19日
当麻町畑作経営協議会定期総会
午後6時より“ たかはし食堂 ”において、当麻町畑作経営協議会の定期総会が
開催されました。総会では瀬戸会長より開会挨拶、来賓者よりご祝辞を頂いた後、
瀬戸会長を議長に議事に入り、平成 26 年度事業報告並びに収支決算報告、平成
27 年度事業計画(案)及び収支予算(案)について審議され、全議案が満場一
致で承認されました。
昨年度の秋播き小麦の収穫実績は、7戸約 30ha の栽培面積で2等製品重量は
約 83t、平均単収は 270kg となりました。
各部会栽培講習会開催
当麻町そ菜研究会・花き生産組合では、本格的に営農が始ま
る3月を前に、各部会ごとに講師を招き、栽培講習会を開催致
しました。育苗、定植準備、定植後の栽培管理のほか、ここで
しか聞けない情報もあるため、多くの組合員の皆様が出席され
ました。
2月24日 菊
部会
11
栽 培 講 習会
培講習
ュウリ部会 栽
2月18日 キ
講習
マト部会 栽 培
2月12日 ト
会
2月18日 メ
ロン部
山羊座
(12/22~1/19)
コミュニケーション運が活性化。苦手意識を感じていた相手とも、楽しく会話が弾みそう。出会いにも期待が
会 栽 培 講 習会
会
2015.3月号 ● JA当麻
米穀課
より
近年は、春先の日照・天候不良により気温が上がらず、水
稲育苗管理に大変苦労しているところと感じております。
水稲の苗作りは「苗半作」と言われるほど重要であり、健
苗な育成が作柄・品質にも大きく影響を及ぼします。
例年、
「芽が出てこない」
「芽の出方が不揃い」などのトラ
ブルもあることから、下記の情報を参考に育苗管理に努めて
頂きたいと思います。
浸種温度
11 ~ 12℃
日数
7 ~ 9 日間
出芽温度
30 ~ 32℃
組合員の皆様へ各部会組織品目の
タイムリーな営農情報をお届け致します。
温湯消毒種子
あみかけを目標に
浸種・出芽温度に
努めて下さい。
浸種温度 適正
出芽温度適正
浸種温度 低い
出芽温度低い
良質な出芽
出芽温度適正
出芽温度低い
深刻な不良
出芽に遅れ・不ぞろい
☆浸種確認ポイント☆
①温湯消毒をした種籾を低温(10℃以下)の水で浸種すると、出芽が悪くなります。
②低温で浸種した種籾は、は種後の温度が低いと、さらに出芽が悪くなります。
③毎年安定した出芽をさせるためには、浸種と出芽の温度を両方適正に保つ必要があります。
④温湯消毒種籾を引き取った後、浸種していただく際に、11~12℃の水に種籾を入れると温度が急激に下
がるため、1・2 日目の浸種温度が出芽に大きく影響します。あらかじめ、種籾を入れた後に浸種温度が、
11 ~ 12℃になるように工夫をお願い致します。
☆催芽確認ポイント☆
催芽(褐条病の防除)
○蒸気式催芽機、静置催芽での催芽について
水の循環がない為、食酢は使用しません。催芽温度は、30 ~ 32℃で催芽して下さい。
○循環型催芽機での催芽について
催芽時(温度をかける時)は食酢液を 50 倍(水 100 ㍑に食酢 2 ㍑の割合)で使用する。
食酢を入れる時は、循環直前に水温が上昇してから加えて下さい。催芽温度は、30 ~ 32℃で催芽して下さい。
※食酢を使用する理由としましては、水を循環させるため、菌が水に入っていると蔓延してしまい、褐条病の発生を助けてし
まいます。その為、食酢を入れて菌の蔓延を抑制させる必要があります。ただし、食酢の倍率が適正ではないと、出芽不良
になる事もある為、倍率はしっかりと確認し使用して下さい。
又、食酢を使用するときは、催芽時のみ使用する事となりますので、お間違えないようお願い致します。
☆育苗確認ポイント☆
成苗ポット育苗基準
中苗マット育苗基準
草丈
10 ~ 13 ㎝
草丈
10 ~ 12 ㎝
育苗日数
30 ~ 35 日
育苗日数
30 ~ 32 日
育苗管理中の上限温度
2.5 葉期以降は 25℃以上にしない
育苗管理中の上限温度
2.5 葉期以降は 25℃以上にしない
ななつぼし
移植時葉齢
ほしのゆめ
ななつぼし
3.6 ~ 4.0 葉期
ゆめぴりか
3.6 ~ 4.3 葉期
きらら 397
3.6 ~ 4.4 葉期
移植時葉齢
ほしのゆめ
3.1 葉期になったら
ゆめぴりか
移植開始
きらら 397
苗質は生育・収量・品質に影響するため、育苗日数・移植時葉齢をしっかりと守り、老化苗にはさせず、健
苗な苗で移植を行いましょう。
育苗日数が長くなり、老化苗での移植となる事で、早期異常出穂の発生の要因となる為、播種時期を遅らせ、
30 日苗を目標に行いましょう。
水瓶座
(1/20~2/18)
和やかなムードに包まれ、のんびり過ごせそう。好きなことを満喫する好機といえます。芸術鑑賞も良い刺激に
12
JA当麻 ● 2015.3月号
施設園芸
課
より
[キュウリ] 3 月~ 4 月中旬のキュウリ栽培管理(土作り~育苗編)
4月からのきゅうりの育苗~定植に向け、3月は重要な時期となってきます。以下の点に注意し土作り、育苗に取り
組みましょう。
1.必ず土壌診断を実施し、適正施肥を行いましょう。
ここ数年、リン酸・カリ過剰の傾向にある土壌が多くなってきております。各圃場にあった施肥を行いましょう。
2.定植まで7~10 日以上余裕を持ってベット作成、マルチングを行い地温 18℃以上を確保しましょう。
定植時の天候、土壌環境 ( 地温、水分)で根張りも変わってきます。根張りが良いと悪いでは生育に大きな差が出て
きますので、定植まで余裕をもった準備を心掛け、作業を行いましょう。
3.ポット移植後も換気はこまめに行いましょう。
4月上旬よりポット移植が始まりますが、多湿条件が続くと斑点細菌病等の病害も懸念されますので、こまめな換
気は重要となります。
[トマト・ミニトマト]3月のトマト・ミニトマト栽培管理情報(育苗編)
3月へ入り育苗管理の時期となりました。育苗期間は第1花
房~第3花房までの花芽が分化する期間であり今後の生育に大
きく影響を与える大切な時期となりますので、温度に注意した
管理をお願い致します。温度を確保する為には電熱線の使用・
2重トンネル・被覆資材を多めに使用する等が有効です。
また、水管理については1鉢ずつ行い、潅水むらの無いよう
にしましょう。本葉6枚以降については徒長防止の為に、夕方
に多少萎れる程度でも良いでしょう。
~育苗時期最低気温の目安(夜間温度)~
育苗段階
最低温度
移植時~活着時
16℃
本葉3枚
14℃
本葉6枚以降
12℃
[でんすけすいか] でんすけすいか栽培管理(定植編)
雪が融けたらハウス周囲の明渠を点検し、土を早く乾かし定植準備を進め地温の確保を図りましょう。
※定植時の地温は最低 18℃を確保しましょう!
定植後 10 日間
<温度管理>活着と生育の促進のため、やや高温で管理
日中 30℃ 35℃を超えると高温障害のおそれがあります。
夜 18℃ 最低 15℃は保ちましょう。
地温 15 度 活着促進!
<水管理>定植前の水分が大事!
・定植時はぬるま湯(20℃)で潅水。
(活着促進)
・圃場が乾き過ぎている場合は1週間位前までに潅水し、
水分・地温を確保する。
※定植直前の潅水は地温を下げるので避ける。
[葉 菜 豆] 葉菜作付について
今年は例年より気温が高い為、ハウス内の温度管理に要注意!
朝昼は温度をみてトンネル等の被覆資材は取り、日光に作物を当てるようにしましょう。
生育適温…15 ~ 25℃を目標に!!
潅 水…十分に潅水しましょう。潅水にムラがあるとばらつきがみられ、収穫適期に株が不揃いとなるため注意する。
[メ ロ ン] 定植に向けて準備すること
定植する前に根は下張り中心に発達するので、活着を促
進させるために定植時の2週間前にはベットを高畝にし、
ハウス・トンネルは密閉にして地温確保につとめましょう。
春先の定植は地温の確保が重要になってきますので、晴
天の日が1週間続く日などは、地温が上がりやすく定植を
する際は地温18℃以上にしましょう。
温度を確保するには、電熱線の使用や2重トンネル・被
服資材(シルバー)を有効的に使用しましょう。
育苗初期から中期
地温
日中
20℃
夜間
20℃
気温
育苗後期
地温
25℃を超えない 18℃以上
18℃以上
18℃以上
気温
20℃
15℃以上
徒長苗を防ぐためには・・・
潅水は鉢の水分が夜までに残らないように努め、潅水む
らのないように心掛けましょう。また本葉が重ならない
うちに苗ずらしをおこないましょう。
[輪 菊] 定植に向けての圃場準備・初期栽培管理
《圃場準備》
1.施肥前にはPH・ECを計測し、適正な量を施肥しま
しょう
・残った肥料成分が土壌中にあるので、毎年同じ量施肥
すると肥料過多になる事があります
2.水はけの悪い圃場は高畝にする等して対策しましょう
・水はけの悪さは、根はりがわるくなる・根ぐされ発生
の原因となります
3.定植前の圃場準備は早めに行い、地温の確保に努めま
しょう
・地温確保には炭入りコンパの施用も効果的です。( 微
生物の働き等により地温上昇効果があります。
)
・定植時の地温は最低でも 18℃以上は確保しましょう
《定植後の初期管理》
1.定植後の温度管理
圃場内最低温度:10℃以上確保
日中圃場内温度:26℃(適正温度)
〔 13
〕
※定植から消灯まで左記温度での管理を徹底
・加温機等を活用し温度確保しましょう。加温施設のな
い圃場は温度確保の為二重トンネルやパオパオのべた
掛け等も効果的です。
※必ずハウス内の換気を行い、白サビ病が発生しない様に
温度管理を行いましょう。
2.水管理
・土の状態を確認し、適正な潅水を行いましょう。
※多潅水は根の活着へ悪影響となるので注意してくださ
い。
〔潅水量の目安:散布後に土を握り、団子状の土が少し
崩れる程度〕
生育初期の根はりが一年の生育に影響します。
魚座
(2/19~3/20)
自分に自信が持て何にでも意欲的に臨める星回り。新しい取り組みも、スムーズに発展しやすいでしょう
2015.3月号 ● JA当麻
頭の
体操
MY
米
ブーム
字を、
二重マスの文
べてできる
A~Eの順に並
ょうか?
言葉は何でし
ながなわ
1
8
5
12
E
6
中央5-2区
正組合員
15
作付品目:水稲、
ミニトマト、
大豆、
小麦、
そば
A
11
○MYブームを教えて下さい。
切手収集です。
○切手収集はいつから始めたのです
か?
昭和 年の東京オリンピックの記
念切手を購入してからですので、収
集 を 始 め て も う 数 年 が 経 ち ま す。
その頃は学生でしたので、欲しいも
のも中々買えずにいたのを覚えてい
ます。
〇切手収集の楽しさや魅力を教えて
もらえますか?
私は日本の切手を主に集めていま
す。専用のアルバムにストックして
いくのですが、年月の移り変わりを
見ることができますし、カラフルな
切手も多く、絵も綺麗なので、小さ
な美術館のようで私は魅力を感じま
2
13
9
3
39
C
7
4
16
50
14
B
10
D
ヨコのカギ
1 漢字では石楠花、石南花など
2 銭湯の服を脱ぎ着する所
と書く花
5 函館、神戸、長崎は美しいこと
2 自動車を数えるときに使う言
で有名
葉
7 天ぷらをーーに付けて食べた
8 牛や馬がはみます
3 百聞はーーに如
(し)
かず
9 電球をねじ込みます
4 火遁
(かとん)のーーを使う忍
者
11 ぴったり息が合うことをーーの
!!
6 お坊さんが着ます
呼吸といいます
12 履き物を入れておく家具
9 商品などをしまっておく建物
14 たるにはめます
10 伏見ーーや万願寺ーーはブラ
ンド京 野 菜 に 指 定されてい
15 レバーと炒めたりギョーザに
16 押したり引いたりして開けます
11 粗末な家のこと
17 ぺちゃくちゃと楽しむもの
13 田んぼや池にすむ巻き貝
14 和装の際の靴下?
16 体には羽毛が生えています
2月号の答えは…
B
C
エ ダ
2
ヒ シ モ チ
6
7
3
4
5
9
12
8
A
メ
D
シ ロ ザ ケ
イ ブ ス キ
1
13
イ ロ
B
11
カ ソ ク
ノ
ホ シ ブ ド ウ
ケ イ
17
ニ
バ
オ ワ リ
D
16
10
14
カ ン ザ シ
サ ト イ モ
15
C
ル ビ
費やしています。趣味の切手収集や
家族サービスを充実させるためにも、
今年度の営農に力が入ります。妻と
協力しながら無理をせず、今年も健
康で豊穣の秋を迎えたいと思ってい
ます。
るーーです
入れたりする葉野菜
す。欲しい切手を探すことも楽しい
ですし、目的の切手を手にした時の
嬉しさは大きいです。
〇現在の活動について教えてもらえ
ますか?
ふるさと切手や特殊切手などは毎
月新しいものが発行されます。郵便
局に予約をして新しいものは全て購
入 す る よ う に し て い ま す。(復 刻 発
行するものが少ないので)また、古
い切手は入手困難なものが多いので、
収集仲間とトレードや札幌まで買い
付けをしに行っています。町内でも
私の他に切手収集が趣味だという方
もいらっしゃると思いますので、気
軽に声を掛けて下さい
○今後の抱負を教えて下さい。
夏場は営農、冬場は趣味に時間を
タテのカギ
A
よしかず
長縄 芳一 さん(69歳)
17
14
JA当麻 ● 2015.3月号
JA当麻職員の
かわぐち
けい た
タビュー♪♪
タビュー♪♪
なか の
やす ひろ
氏 名:川口 啓太(32歳)
氏 名:中野 泰宏(31歳)
所属部署:営農部施設園芸課園芸施設係主任
所属部署:営農部施設園芸課園芸施設係主事
勤続年数:6年
勤続年数:6年
○好きな食べ物を教えて下さい
○好きな食べ物を教えて下さい
目玉焼き
肉
○苦手な食べ物を教えて下さい
○苦手な食べ物を教えて下さい
刺身
魚
○好きな当麻町の農産物を教えて下さい
○好きな当麻町の農産物を教えて下さい
あづまメロン
あづまメロン
理由:甘みが強く美味しい。
理由:甘くて美味しい。
○食に気を付けていることはありますか?
○食に気を付けていることはありますか?
食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しています。
生活習慣病にならないように気を付けています。
○組合員の皆様へ一言
○組合員の皆様へ一言
日頃より大変お世話になっております。今後もより質
より良い苗を育てる様努力致します。
の高い営農活動のサポートが出来るよう心掛けて参りま
これからもよろしくお願い致します。
す。
15
を
を
2015.3月号 ● JA当麻
JA TOHMA Information
JA当麻
第68回通常総会
【平成 27 年度 野菜、花き共選料について】
平成27年度の施設園芸品目の共選料につきましては、全品目とも昨年同様
と設定し、今年度も事業展開を図って参りますので、ご理解・ご協力を宜しく
お願い致します。
品目別共選料(消費税込み)
【開催日時】
品 目
平成27年度
平成26年度
キュウリ
24.84円/kg
24.84円/kg
トマト
27円/4kg、2.484円/パック袋 27円/4kg、2.484円/パック袋
ミニトマト
27円/3kg、2.484円/パック 27円/3kg、2.484円/パック
すいか
218.16円/ケース
218.16円/ケース
メロン
43.2円/ケース
43.2円/ケース
南瓜
57.24円/ケース
57.24円/ケース
30.24円/ケース
30.24円/ケース
チンゲン・白菜・キャベツ
46.44円/ケース
46.44円/ケース
ホーレン草・水菜・小松菜
46.44円/ケース
46.44円/ケース
大根菜・白ナ・春菊
43.2円/ケース
43.2円/ケース
インゲン・キヌサヤ
2.7円/袋
2.7円/袋
枝豆
7.56円/束
7.56円/束
アスパラ
販売金額の1%
販売金額の1%
※一般野菜
2.1円/本
2.1円/本
花き類
6.2円/本
6.2円/本
菊共選
平成27年4月2日
(木)
受付:午前8時~
開会:午前9時
【開催場所】
当麻町公民館まとまーる
※時節柄、大変お忙しいと存じますが、組
合員の皆様お誘い合わせの上ご出席
頂きますよう、宜しくお願い致します。
主な
行事予定
3月
3月13日
当麻町農業法人会定期総会及び学習会(18:00~たかはし食堂)
3月16日
平成27年度新入職員入組式(8:30~役員会議室)
4月 2日
JA当麻第68回通常総会(9:00~当麻町公民館まとまーる)
平成 27 年度 JA 当麻 野菜集荷場 受入カレンダー
日
月
8
9
1
平成27年3月5日設定
2
火
水
3
4
木
金
5
6
土
4月
7
10 11 12 13 14
日
月
火
水
木
5
6
7
8
9
1
金
2
3
土
4
10 11
15 16 17 18 19 20 21
12 13 14 15 16 17 18
22 23 24 25 26 27 28
19 20 21 22 23 24 25
29 30 31
26 27 28 29 30
の印は受け入れ休みとなりますので、ご協力をお願い致します。
◆私 事でございま す が、この
度の人事異動により現部署で
の広報業務が最後となりまし
た。広 報については4年 間 携
わらせて頂 き、その間 多 くの
組合員の皆様に大変お世話に
な り ま し た。広 報 誌 作 成に
あたり、無 理を言って取 材を
受けて下さいました皆様、農
作 業で大 変 お 忙 しい中シャッ
ターチャンスを与えて下さいま
した皆様、ご協力頂きました
各関係機関の皆様へ心より感
謝 と お 礼 を 申 し 上 げ ま す。
後任者へも組合員皆様の暖か
いご支 援とご協 力を宜しくお
願い致します。
編
集
後
記
16