「気候変動と災害レジリエンスに関するワークショップ:2015 年仙台防災枠組み後の取り組み」に 参加・発表しました (2015/10/16-17) テーマ:APRU、レジリエンス、国際連携 場 所:マニラ、フィリピン 10 月16-17 日にマニラで開催された京都大学とフィリピン大学が主催する「気候変動と災害 レジリエンスに関するワークショップ:2015 年仙台防災枠組み後の取り組み」に災害科学国際研究所 の泉特任准教授(情報管理・社会連携部門)が参加し、 「APRU と IRIDeS の活動紹介:科学技術の仙台 防災枠組み実現への貢献」と題して発表を行いました。参加者からは、災害研の取り組みや統計センタ ーについても強い関心が寄せられ、APRU のネットワークを通じて、さらに気候変動と防災が連携する 研究基盤づくりへの提案がありました。APRU には、マルチハザード以外にも、グローバルヘルスや気 候変動と持続性に関するプログラムがすでに存在し、今後は APRU 内でのこうした様々なプログラム との連携・協力が学際的研究を強化するために重要となります。 このワークショップには、その他にも様々な気候変動や防災に携わるアセアン事務局や地球環 境研究機関(IGES)なども共催し、主に、気候変動と災害の関連、科学技術の気候変動や防災への貢献 について発表やディスカッションが行われました。加えて、災害後に政府や大学と協力して、ニーズア セスメントやリスクアセスメントを行う企業からも発表があり、学術機関と企業との今後の連携協力に ついても意見交換や議論がなされました。日本を初め、イギリス、マレーシア、フィリピン、ベトナム、 インドからも参加があり、活発な質疑応答もありました。 この会議には、UNISDR が主催するアジア科学技術アカデミアアドバイザリーグループのメ ンバーも参加し、ワークショップと合わせて、11 月にインドで開催されるアジアパートナーシップ会 合や 2016 年のアジア防災閣僚会議への貢献について協議する場を持ちました。仙台防災枠組みが採 択されたあと、アジアや世界的にも枠組みを実現するための取り組みが始まっています。APRU もアジ ア科学技術アカデミアアドバイザリーグループなどの活動を通して、政策策定過程への貢献を強化する 予定です。 パネルディスカッションの様子 泉特任准教授 文責:泉貴子(情報管理・社会連携部門)
© Copyright 2024 ExpyDoc