平成 27 年度特別養護老人ホーム不老閣経営方針 【1】基本理念 「ご自宅にいるようにお過ごし下さい。」 【2】基本方針 (1) 私たちは、ご利用者主体のサービス提供に努めます。 (2) 私たちは、ご利用者からの声を大切にします。 (3) 私たちは、ご利用者の意思を、日々のサービス提供に反映させます。 (4) 私たちは、ご利用者のプライバシー保護に努めます。 (5) 私たちは、自らが入所したい不老閣を創造していきます。 【3】平成 27 年度重点目標 (1) 「特別養護老人ホーム不老閣介護業務マニュアル」を周知徹底する。 ・運営ケア会議及び各委員会で、築 23 年目という設備面のハンデも考慮に入れながら検討 を重ね、ご利用者の施設生活が今より少しでも快適になるよう努力する。 (2) 中長期的な有資格者の育成を計画的に進める。 ・介護福祉士の育成 1~2 名 ※「実務経験 3 年」の受験資格が、平成 28 年 1 月試験で最後となるので、それまでに 該当希望者全員が受験できるようにする。 ※増設に伴い新規採用者の資格取得に向け研修会参加を奨励する。 (3) ・介護支援専門員の育成 1~2 名 ・喀痰吸引等研修の受講 1名 新人育成は後継者育成であり、「人に教えることは“教えられる”ことであり、育てるこ とは“育てられる”こと」と職員全員で認識し、チューター(個人教師)制度を定着させる。 (4) 口腔内のたんの吸引等が、看護職員と介護職員の役割分担により、安全確実に行われるこ とを目指す。 (5) 職員の資質の向上をはかるため定期的に、施設内で人事異動を行う。 【4】経営の概要 (1) 職員の資質の向上 ①選ばれるサービスを支える人材の養成 ・今年度も引き続き、「介護のプロ」としての意識の再徹底を図る。 ・ご利用者の声なき声を感じ取ることの出来る職員を育てる。 ②有資格者数が介護報酬に直結するので、計画的な介護福祉士養成に努める。 (2) 施設環境衛生及び職員の健康管理 ①施設環境衛生 ・施設内消毒(年 1 回業者委託による消毒) ・インフルエンザ及び感染性胃腸炎対策の実施 ・浴槽水のレジオネラ属菌及び大腸菌対策として、年 2 回の浴槽水質検査と定期的なろ過器 等の殺菌、洗浄の実施 ②職員の健康管理 ・6 月に事業所全体の健診を行い、夜勤勤務者のみ 12 月にもう 1 回健診を実施する。 ・ご利用者虐待等の要因となる職員のメンタルヘルス(心の健康)の為に、衛生推進者を中 心に職員の言動を注視し、サインを見逃さないようにする。 (3) 地域交流やご利用者家族との連携 ①地域交流 ・施設行事(納涼会等)への地域住民の参加を促進する。 ・松之山保育園等との交流を図る。(各種行事への参加) ・ボランティアの活用。 ②ご利用者家族との連携 ㋑ご利用者家族との交流 ・施設行事への参加案内を送付する際、「施設生活連絡票」を同封して近況をお知らせす る。 ・各ご利用者の担当職員が中心となって、面会や外出などを依頼する。 ㋺家族会組織の活用 ・家族会総会及び役員会を活用して、施設経営への参画・理解を図る。 ・ボランティア活動(奉仕活動)に協力していただく。 ③施設機能の地域還元 ㋑介護技術指導 ・学生施設実習者等の受け入れ ㋺ボランティアの養成等 (4) 低所得者への配慮 「社会福祉法人等による生計困難者に対する介護保険サービスに係る利用者負担額軽減制度」 を、引き続き実施する。 【5】サービスの提供概要 施設サービス向上のために下記の委員会を置き、各委員会で担当するサービス等の内容を検討 し、ご利用者のサービス向上に努める。 (1) ケア検討委員会 ご利用者の入浴・排泄に関する活動を通じて、日々のケア内容向上を図る。 (2) レク委員会 ご利用者の余暇活動(レクリエーション、ミニバスハイク、アニマルセラピー等)により、 単調になりがちな施設生活に、メリハリをつける。 (3) 広報委員会 年 2 回、施設の様子を地域の皆さんに知っていただくために、広報紙を発行する。 (4) 給食委員会 ・各月の活動(バイキング食、選択食、お茶会等)の検討や、ご利用者一人ひとりの食事形 態の検討・見直しなどを行う事で、ご利用者が楽しみにしている食事に変化を持たせるとと もに、美味しく食べていただく環境作りを行う。 ・「湯米心」職員さんのご厚意で、ご利用者に出来立てのラーメンを食べていただく「ラー メン祭り」を、年 2 回実施する。 (5) サービス見直し委員会(人権意識向上委員会兼務) ・ご利用者からの意見・要望を把握・検討することにより、ご利用者が生活していく上で、 明るく・その人らしい生活が送れるよう、潤いのある施設生活環境を構築する。 ・この委員会メンバーが中心になって、介護記録等の書式などの見直しを行う。 (6) 研修委員会 各研修会参加後の内部研修会の立案及び実施、研修において学んできたことをどのように 業務内容等に反映出来るか検討し、実践する仕組みをつくる。 (7) 防災委員会 「不老閣消防計画」に基づく防火管理業務並びに地震防災対策に取り組むとともに、十日 町市防災計画に基づく福祉避難所としての機能点検等を実施する。 (8) 褥瘡対策委員会 ※個別のケアカンファレンス(施設サービス担当者会議)時に検討する。 ご利用者に対し良質なサービスを提供する取り組みのひとつとして、「褥瘡対策指針」に 基づき、褥瘡が発生しないよう適切な介護に努める。 (9) 感染症対策委員会(運営ケア会議内) ・「感染症・食中毒の予防・まん延防止に関する指針」及び「特別養護老人ホーム不老閣に おける感染対策マニュアル」に基づき、平常時の対策並びに感染症発生時における対応にあ たるとともに、定期的なマニュアルの見直しを行う。 ・感染が広がりやすい集団生活の場であると全職員が認識するとともに、感染症・食中毒の 予防の徹底の為、これらについての研修会を年 2 回行う。 (10) 事故対策委員会(運営ケア会議内) ・「事故発生防止に関する指針」に基づき介護事故等の検討を行い、再発防止に努めるとと もに、ヒヤリハット事例の検討によりその発生を抑制しつつ、事故防止マニュアルの充実に 努める。 ・事故及びヒヤリハット事例の検討結果を、年 2 回の研修会で全職員に周知し、事故防止に 努める。 (11) たんの吸引等安全管理委員会(運営ケア会議内) たんの吸引等の業務報告書に基づき、介護職員等によるたんの吸引及び経管栄養のケアを 安全に実施する事が出来る体制作りに努める。 (12) リハビリも兼ねたクラブ活動(5 クラブ) お楽しみクラブ 担当職員が中心となって、園外散歩、外出など、ご利用者の皆さんが 楽しめることを企画、実施する。 書道クラブ ボランティア(池田氏)の指導 作品は地域の文化祭及び施設の 絵画クラブ ボランティア(草村氏)の指導 文化祭に出展する。 音楽クラブ 担当職員の指導 レクリハクラブ 月 1 回来ていただく PT(理学療法士)及び OT(作業療法士)の指導 内容を職員に周知し、その内容を実践することにより、ご利用者の ADL (日常生活動作)低下を予防する。 (13) 夢を叶える誕生日 各ご利用者の担当職員の計画により、原則各ご利用者の誕生日を、ご利用者の希望を叶え る特別な日とする。(例:買物、外食、外出など) (14) 苦情処理 苦情は財産であるとの認識の下、「苦情解決実施要領」に従って苦情解決処理を行う。
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