H26.進路のしおり発刊に当たって 八重山高等学校 校長 本成 浩 自分とは何か? 自分は何をしたいか? 自分には何が向いているのか? だれでもどこかでは悩み、考えたことがあるのではないでしょうか。 校長である私も、今でも自分にこの仕事が向いているか?本当にこれが したかった仕事だったかと悩むときがあります。でも、その時々に色々あ りましたが、私の教師としての仕事から、良きにつけ悪しきにつけ、劇的 に成長していく生徒に接することができ、これが自分の仕事なんだという 認識を得ることができました。校長となってもそれは同じで、教師の時よ りは少し広い視野で見ることができるようになったと思いますが、やはり、 劇的に変わる君たちのサポートが出来ることへのやり甲斐を感じ続けてい るのが今の現状ではあります。 皆さんは、これから自分の進路について色々と考え決定していくわけで すが、間違いなくこれまでの小学校や中学校より強い気持ちで、そのこと に向かう時期にさしかかっています。特に学年が上がるにつれて、もっと 強くなってきていることでしょう。この「進路のしおり」の冊子は、そう いう皆さんの進路決定のための基礎資料として、本校生徒のこれまでの実 情・実態を元に、皆さんに対応できることを念頭に作成されました。 自分の将来像をしっかり描いて、それに向けて取り組んでいる生徒もい ることでしょう。が、まだどうしようかと悩んでいる生徒もいると思いま す。今現在、まだ、自分のことではなく他人ごとになっている人はいませ んか?高校生という今は、本当に自分のこととしてしっかり見つめる時期 なのです。そのために今やるべきことは、友達の状況を聞いたり、親や学 級担任、教科担任等の身近な先生方に自分の気持ちや考えを話したり相談 したりして、自分の考えを確立していくことです。その基礎資料が本誌で す。本校にしかないものです。相談する前に、そして相談した後に有効に 活用して欲しいと切に願っています。 日々変化していく社会情勢の中、特に2年前の東日本大震災等、予測も できない厳しい状況も存在する中、自分は何をしないといけないか、何が できるかをしっかり考えることが大事になります。ものごとは悩み考えた 分だけ自分のもになるものです。八重山高校にきて、出会った皆さんが、 本校でしかできないことを学び、成長して行くことを心から願い、本巻発 刊に当たっての言葉といたします。是非、有効活用を! 平成25年4月
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