KRIにおける熱 における熱ソリューションツールのご紹介 における熱ソリューションツールのご紹介 熱伝導異方性、熱伝導斑等の測定が可能な新規評価装置のご紹介 熱伝導材料への応用に関して研究開発のスピードアップを支援 背景・目的 熱マネジメントの重要性は年々増大しており、そのような中、絶縁性と熱伝導性の両立や熱伝導異方性の 制御などが課題となっている。しかしながら、代表的な熱伝導測定法であるレーザーフラッシュ法では熱伝導 異方性を把握することは困難である他、絶縁且つ高い熱伝導性を有するフィラー材は限定される。そこで、こ れまで蓄積したフィラー分散技術、ポリマーアロイ技術、新規有機フィラー材料をベースに本分野における技 術開発を加速、またサポートすることを目的に下記のような新規熱伝導評価装置を導入したのでご紹介する。 課題 1)導電グレード(熱伝導率:50W/m・K)に対し、絶縁グレー <主な測定機能> ドの熱伝導材料は大きく劣る • XYZ方向の熱拡散率 XYZ方向の熱拡散率 2)熱伝導異方性制御に関する検討は年々増大するもの • マッピング の、報告はまだまだ少ない • 温度可変 市場展望 放熱部材の世界市場は、10年で2倍に! (3000億円相当) サーモウェーブアナライザー (㈱べテル) 新規熱伝導性測定装置を利用した応用分析例 1.マッピング測定による熱伝導欠陥分析 熱拡散率のマッピング測定により、積層体の剥離や 2.繊維の熱伝導率測定 25μmと非常に細い繊維の熱拡散率測定も可能 空隙などの欠陥情報を把握できるほか、フィラーの配 10本程度の束 向による熱伝導斑などを把握可能 1.89Wm-1K-1 1.14Wm-1K-1 100μm Y (mm) ・X線CT ・TEM 等を併用すること で何が斑に起因 するかを明確化 することが可能! 25μm程度の繊維 繊維の熱伝導率評価結果 サンプル 熱拡散率 [m2s-1] 熱伝導率 [Wm-1K-1] 繊維A 1.9×10-6 3.6 繊維A-処理品 2.6×10-6 4.9 X (mm) 熱伝導シートの熱伝導分布の測定例 繊維のセット法 比熱を1.26×103J/(kg・K)、密度を1.5×103kg/m3として計算 KRIからのご提案 ● 新規熱伝導評価装置を用いた開発支援 (異方性分析、欠陥解析等の総合的な分析及び開発) ● KRIシーズ(フィラー分散技術や新規フィラー技術)の熱マネジメント技術への応用提案 株式会社 KRI 新機能性材料研究部 tel:075-322-6832 メールでのお問い合わせはこちらから
© Copyright 2024 ExpyDoc