受託研究・共同研究・学術指導等

外部資金 Q&A(受託・共同・学術指導その他事業等)
Q1.受託研究・共同研究・学術指導等どれに該当するかわかりません。また、違いはなんですか。
受託研究とは、
個人が自発的に行う研究とは異なり、企業等からの委託により大学が研究経費又は設備を
受け入れて、特定の課題について大学の業務として行う研究です。その研究成果は、委託し
た企業等に報告することになります。 受入れの原則は、教育研究上有意義で、かつ、本来の
教育研究に支障をきたすおそれがないと認められる場合です。
共同研究とは、
大学と企業等が対等の立場で共同して研究を行うもので、次の研究形態があります。 ①企
業等から研究経費等及び研究者を受け入れて本学で行う。 ②企業等から研究経費等及び研究
者を受け入れ、本学と企業等で分担して行う。
学術指導とは、
既存の共同研究や受託研究では困難であった技術指導、監修、各種コンサルティングなど
の産学連携案件について従来の時間外兼業(大学の職務外)で対応してきたものを教員の本
務(大学の職務)としても行えるよう産学連携推進環境を整備したものです。 企業等から特
定な課題について委託を受け、教員が教育、研究及び技術上の専門的知識に基づき指導、助
言などを行うものです。
その他 受託研究員、受託事業、共同事業については産学連携課にお問い合わせ下さい。
Q2. 受託研究・共同研究・学術指導等の担当はどこでしょうか。
A. 先生の全ての窓口は所属する支援室等となります。収入支出を伴う契約締結における企業等契
約相手方との窓口は産学連携課です。
Q3. 企業等と研究の受入について事前協議をしたので、事務に連絡をしたいのですが。
A. 所属する支援室等の研究支援担当へご連絡のうえ、企業等から産学連携課へ申込の連絡をお願
いします。
Q4. 申込書等の様式はどこにありますか。
A. 国際産学連携本部のホームページをご欄下さい。
(http://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/form/)
Q5. 契約締結までの流れを教えてください。
A. 国際産学連携本部のホームページをご欄下さい。
(http://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/for_company/research/)
Q6. 複数年契約は可能ですか。
A. 受託研究、共同研究とも可能です。
Q7. 共同研究をするにあたり、まず秘密保持契約(NDA)からとなったのですが、どういう手順で
進めればいいですか。
A. 国立大学法人筑波大学秘密保持に関する指針(産学連携本部長裁定)により定められた者によ
り締結してください。指針には参考様式もございます。
Q8.研究経費はいつから使えますか。
A.国等(国、独立行政法人、国立大学法人、地方公共団体)からの委託の場合、委託研究契約の
締結後、7日程度で執行できます。国等以外の法人については、研究経費の入金完了後に執行で
きます。
Q9. 入金はまだですが、研究費を使いたいのですが(消耗品等の購入など)
A. 国等からの委託であれば大学のルールにより大学が立替えて研究費の使用が行える場合が有り
ますので、採択通知の写しや受託研究込書、交付前使用立替申込書等の必要書類を支援室(研究
支援)へご提出し、支援室等の研究支援担当へご相談下さい。なお、立替後に内定取り消し等で
交付されなかった場合は立替により使用した研究費を申請した教員(研究者)自らの負担(運営交
付金等縛りの無い研究費等)となることからご留意頂き申請下さい。また、民間企業等からの委託
の場合は入金があるまで使用する事は出来ません。
Q10. 経費の執行を行うルールは何処にありますか
A. 国等が契約相手方である場合は制度毎にホームページが設けられ、掲載されているものもあり
ます。それ以外には産学連携課及び支援室の研究支援担当が契約相手方から提供を受けている場合
もありますので、お手元にない場合は支援室研究支援担当へお問合せください。企業等との契約の
場合は特に決まりの無い場合もありますので、企業へ確認する必要がございます。
Q11.備品に該当するものはどの様なものでしょうか
A.制度毎に違いはありますが、本学では10万円以上は全て備品(50万以上は資産)となります。
詳しくは制度毎の事務処理説明書等を参照下さい。
Q12.経費執行は何時までに行えば良いのでしょうか。
A.原則契約期限までに成果を出せるように執行してください。
Q13. 委託費による研究員の雇用を予定していたが契約の締結が間に合いません。雇用は諦めるし
かないですか。
A. 国等による委託研究の場合、人件費の支出等、やむを得ない事情がある案件について立替の申
請ができます。なお、立替によるリスクはQ9を参照ください。
Q14.直接経費で一般事務用品(トナー、鉛筆、机等)を購入できますか。
A.当該用品を他の業務と共用で使用する場合は直接経費で支出することができませんが、研究に
直接必要であり、当該委託研究でのみ使用する、または台帳等で管理し研究に直接使用した部分
を特定できる場合等は直接経費での支出を認めている事業があります。※事務処理要領等にてご
確認ください。
Q15. 受託、共同研究の研究期間中に期間延長や経費を追加したいのですが、可能でしょうか。
A. 変更契約は可能ですので、変更内容を委託元と協議のうえ委託元から産学連携課へ連絡するよ
うにお伝え下さい。
Q16. 間接経費は必要ですか。
A. 国立大学法人筑波大学受託研究取扱規程第3条、国立大学法人筑波大学共同研究取扱規程大1
1条(1)ウにおいて間接経費の負担を頂くこととしています。
間接経費の率は、
受託研究:直接経費の30%を間接経費として計上することを標準としています。ただし、競
争的資金等及び公募型委託研究について、
(間接経費の率について)公募要領の記載に
指定が有るときはこの限りでは有りません。
(国立大学法人筑波大学受託研究取扱規程
第3条2項)
(例)直接経費 769,231 円の場合、間接経費は
769,231 円 × 30% = 230,769.3 ≈ 230,769 円(端数切捨)
(総額は 769,231 円 + 230,769 円 = 1,000,000 円)
共同研究:直接経費の10%を間接経費(産学連携関連経費)として計上することを標準とし
ています。ただし、企業等がこれを超える率を定めている場合はこの限りでは有りま
せん。(国立大学法人筑波大学共同研究取扱規程第11条2項)
(例)直接経費 909,091 円の場合、間接経費は
909,091 円 × 10% = 90,909.1 ≈ 90,909 円(端数切捨)
(総額は 909,091 円 + 90,909 円 = 1,000,000 円)
Q17. 間接経費はどのように使われるのですか。
A. 受託研究費:本学の機能の向上に活用するために必要となる経費に充当されます。具体的に
は競争的資金の間接経費の執行に係る共通指針(競争的資金に関する関係府省連絡
会申し合わせ)別表1を参照下さい。
共同研究費:産学連携推進活動(知的財産の管理等)に使用されています。