きずな

KSKR(きずな)第三種郵便物承認通巻6681号 2015年 7月23日発行 ( )
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KSKR
№204
2015
Jul.
7
奈良県自閉症協会 NEWS
発行人:
関西障害者定期刊行物協会 き ずな
http://www.eonet.ne.jp/~asn/
The Kizuna
編集人:奈良県自閉症協会
支部長&事務局:河村舟二 〒 639-1005 大和郡山市矢田山町 84-10
購読料1部 100円
会員は会費に含まれています。
一九九六年五月一日発行第三種郵便物承認 毎月(1・2・3・4・5・6・7・8の日)発行
永健太さん死亡事件の真相を
安
す。また、国では今各省庁が差別解
のとき警察官が健太さんに馬乗りに
考える関西集会~健太さん事
消法に関連して要領や指針づくりが
なり、うしろ手に手錠をかけ、全身
件はどこにでも起こりうる問題~が
進められており、そのヒヤリングに
に 100 ヵ所以上の傷を負わせていま
2015 年 7 月 11 日(土)神戸市勤労
参加するので、聴覚障害者が手話を
す。直後に、安永健太さんは痙攣・
会館大ホールで開催されました。健
当然とするように知的障害者や発達
呼吸困難等の症状を示し、救急搬送
太さんのお父さん安永孝行氏と弟さ
障害者への配慮が必要であることを
先の病院で死亡しました。このこと
んの安永浩太氏も参加されました。 主張していきたい。ちょっとおかし
を、佐賀県警は、「停止命令に従わ
第一部では全国手をつなぐ育成会連
いなと思ったり、障害かどうかよく
なかった」ため、「精神錯乱者とし
合会会長の久保厚子さん、安永健太
わからなかったら、まず関係者と連
て保護した」と説明しています。
さん死亡事件を考える会福岡事務所
絡を取る。コミニケーションを取る
安永健太さん死亡事件裁判支援
の古賀知夫さんの挨拶に続き全国弁
ため第三者を入れるなど警察の合理 「警察官らは、安永健太さんが知的
護団の辻川圭乃弁護士の裁判の内容
的配慮を求めたい。私たちが泣き寝
障がいや自閉症といったコミュニ
についての講演があり、第二部とし
入りしないでいいような仕組み作り
ケーションに困難や障がいを抱えた
てきょうされん理事長の西村直氏を
たい。そのために安永健太さん死亡
市民であるとの可能性などつゆほど
コーディネーターとするシンポジウ
事件を教訓にしたいという内容が心
も思いもせず、ゆっくりで、かつ穏
ムが
に残りました。 (河村)
やかに話しかけ、近くで見守るなど
あり、河村もパネラーとして
参加してきました。刑事裁判として
といった適切な対応をしませんでし
は最高裁で警察官の無罪判決が確定
安永健太さん死亡事件とは
た。警察官のうちの一人でも、この
していますが、現在民事裁判が行わ
2007 年( 平 成 19 年 )9 月 25 日 夕
ことに思い至っていれば、健太さん
れており、今年 9 月 14 日結審とな
方、佐賀県佐賀市内の授産施設(作
が亡くなる事件は起きなかったはず
るようです。刑事裁判の時と違って
業所)に通う安永健太(当時 25 歳) です。想像してみてください。言葉
民事では昨年の署名運動をはじめ、 が、自宅に帰るため佐賀市南佐賀の
のまったく通じない外国で、いきな
全国的な障害者団体の協力、この事
国道 208 号を走行中、「車道を蛇行
り大声で追いかけられたら、いった
件に対する国民の関心が高まってき
運転していた(警察発表)」のを佐
い何事かと不安になることは当然で
たこと、障害者の権利条約と障害者
賀県警佐賀警察署所属のパトカーが
す。その上、よってたかって押さえ
差別解消法制定等の動きで、少し裁
発見し、警察官は「酩酊状態と判断」 つけられたら、何が起こったか分か
判の流れが良いように変わってきた
したため、パトカーにより追跡。そ
らず、どんなに恐ろしいか。驚いて
ようです。久保さんのお話では、警
の後、安永健太さんは信号停車中の
必死に抵抗することは、精神錯乱者
察の無理解でいろんな不当な扱いが
バイクに衝突・転倒した。この際
なのでしょうか」…安永健太さん死
されないよう育成会では以前の警察
に、警察官が保護しようとして肩に
亡事件裁判で弁護団が主張した意見
プロジェクトが全国の警察署に配っ
手を触れたところ、安永健太さんが (2014 年 12 月 15 日、福岡高裁)
た冊子「知的障害のある人を理解す
激しく抵抗したため、応援に駆けつ
知的障がいのある安永健太さんが 5
るために」(2001 年)の内容を新し
けた警察官を含む 5 名により、うつ
人の警察官に取り押さえられ、うつ
くした冊子を作り配られるようで
ぶせの状態で取りおさえられた。こ
伏せで後ろ手錠までかけられ、その
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2 直後に亡くなったこの事件は、2007
帳を持っていました。もし警察官が
平成 27 年 6 月 27 日
年 9 月に佐賀県佐賀市で起きまし
健太さんのコミュニケーションの困
一般社団法人 日本自閉症協会
た。14 年 2 月、佐賀地方裁判所は、 難さに気付き、健太さんと一緒に所
理事 各位
健太さんの死亡原因を明らかにせ
持品を確認していたら、痛ましい事
一般社団法人
ず、警察官の取り押さえは「適正な
件は起こらなかったはずです。健太
日本自閉症協会
保護だった」という判決を下しまし
さんの弁護団は、こうした点から「警
会長 山﨑晃資
た。この結論に承服できない遺族は、 察官の注意義務違反」を主張しまし
真実を明らかにするために福岡高裁
た。
事務局長の交代についてのお知らせ
に控訴しましたが、裁判の行方は不
障害者権利条約を日本政府が批准
時下ますますご清祥のこととお喜
透明でした。
して 1 年を経過しました。障害者差
び申し上げます。
ところが 12 月 15 日の裁判では、 別解消法も成立し、いよいよ地域社
平成 27 年 6 月 21 日に開催されまし
少し流れが変わり始めました。死亡
会のすみずみに、障がいについての
た第 4 回理事会および第 2 回総会を
事件が起こる 3 年前の 04 年、警察
理解を広げる取り組みが、国ならび
もって、北山輝幸氏は任期満了によ
庁は「障害をもつ方への接遇要項」 に全国各地の自治体で進められよう
り事務局長を退任致しました。
を全国の県警等に配布し、障がいが
としています。それだけに、安永健
応し、コミュニケーションが不十分
であったら、ゆっくり、分かりやす
次回は 9 月 14 日、結審となります。 します。
いよいよ民事高裁の大詰めとなりま なお、北山輝幸氏は、本年 8 月末ま
い対応をすること」を全国の警察官
す。さらなるご支援をよろしくお願
後任の新事務局長には、小林義則氏
あると思われる人には、「優しく、 太さん死亡事件の裁判の行方は、大 (前全国社会福祉協議会管理室室長)
かつ相手を尊重したことば遣いで対 きな社会的な意味を持っています。 を任命致しましたことをご報告いた
に指示していました。また事件当日、 いいたします。
健太さんは障害児学校時代の生徒手
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で、事務局において残務整理と事務
引き継ぎ業務を行います。 (集会資料封筒の記事より) 以上
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平成 27 年 7 月
日
精神・知的障害に係る障害年金の認定の地域差に関する
専門家検討会 座長 安西 信雄 様
一般社団法人 日本自閉症協会
会 長
山崎 晃資
一般社団法人 日本発達障害ネットワーク
理事長
市川 宏伸
全国手をつなぐ育成会連合会
会 長
久保 厚子
精神・知的障害に係る障害年金の認定の地域間格差を是正するための
等級判定のガイドラインの作成に関する意見書
平素より発達や知的に障害のある人たちとその家族の福祉についてご尽力を賜り、厚く
御礼申し上げます。
さてこの度の「精神・知的障害に係る障害年金の認定の地域格差に関する専門家検討会」
で検討されていますガイドラインにつきまして下記のとおり意見書を提出いたします。
今後の検討会の議論にあたりご検討いただきますようお願いいたします。
1.総合評価について、知的・発達障害のある人の場合、「現在の病状又は病態像」の項
目は実質的に年金の診断書を取る時だけの受診になるケースも多く、知的障害・発達障
害とだけ診断されていなくても日常の行動から両方を併せ持っている人も多く存在し
ているため、2つ目の〇の『診断書の⑩「ア現在の病状又は状態像」Ⅶ知的障害等また
はⅧ発達障害関連症状と合致する具体的記載があれば、それを考慮する。』項目だけで
は実態像は反映されにくいことになります。本人や家族、関係者からの資料提出から読
み取っていただくことが必要です。
なお「療養状態」の項目についても同様の理由から実態像は反映されにくいことになり
ます。本人や家族。関係者からの資料提出から読み取っていただくことが必要です。
2.「生活環境」の項目では、同居で家族等の支援が期待できる場合には福祉サービスの
利用が低減する傾向にあることを踏まえ、家族同居で援助もある場合には、福祉サービ
スの利用が少なくても「重度」の判定基準になるように検討してください。
3.「就労状況」の項目では、まず「勤務先」が就労支援施設等だった場合には、働く
うえで一定以上の支援を要することが明確なため一般企業での就労よりも重度扱いと
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なる判定が適当と思われます。これは、「雇用体系」において障害者雇用に該当する場
合も同様と考えます。
次に、「仕事の内容」や「仕事場での援助の状況や意思疎通の状況」については、その
時点におけるものだけではなく、いわゆる調子が悪いときの状況も加味して評価するこ
とが実態に合った判定になると思います。
4.「仕事場での意思疎通の状況を考慮する」ことは重要ですが、このことは発達障害の
ある人だけではなく、知的障害のある人にも難しい言葉や比喩表現などの回避や会話の
迎合性など、該当する人は多数存在します。知的障害の項目の考慮すべき点にも入れる
ことが必要です。また「意思疎通の状況」は仕事上だけではなく、生活全般に関わるこ
ととして「現在の病状又は病態像」の項目の考慮すべき点にも入れることが重要です。
5.その他として、発達障害や知的障害は生来の障害であり、原則として 20 歳を過ぎた
人の知能指数等が変動することはありません。(環境や経験を積むことで生活力が高ま
ることはあります)他方、精神障害については精神保健福祉手帳も必ず2年に1度の更
新があり、これは病状の変動があることを前提としていることを示しています。
医学分類上、精神障害の中に発達障害や知的障害が含まれる規定になっていることは事
実ですが、障害基礎年金の認定に関しては、病状の変動を前提とした精神障害とは異な
る認定基準を検討してください。
6.診断書作成医や判定医、年金機構の担当者はもとより、本人や家族・関係者にも「単
身で生活する場合を想定する」ことの周知徹底が重要です。更に、再判定の場合診断書
だけでは、判断出来ない事柄も多くあるため、本人や家族・関係者からの資料提供で診
断書を補い判定にしっかりと反映することが重要です。
7.現在の障害者サービスの施策では、障害の支援区分を医療モデルから社会モデルに改
正されています。障害年金においても判定の基本となっている障害の概念を、医療モデ
ルから社会モデルに改正することで、障害者の支援の度合いと年金の等級が整合性のと
れたものとなります。したがいまして、障害年金においても判定の基本となっている障
害の概念を、医療モデルから社会モデルに改正していただく必要があると思います。
8.判定医、年金機構の担当者、市町村の窓口担当者へは研修会などの実施を通して、厚
生労働省からの指示等がダイレクトに通じ、全国的に公平な認定基準が標準化され実施
されるような仕組みが必要です。
なお、今回の検討会における判定基準の見直しにより、判定基準が低い方に標準化され
ることの無いように、また現在障害年金を受けている人が打ち切りになることの無いよ
うに検討していただき、地域での暮らしが成り立つように標準化されることが重要です。
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2015 年 7 月 14 日
各位
グループホームについての懇談会についてのご案内
障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会
㻌 特定非営利活動法人㻌 全国精神障害者地域生活支援協議会[あみ]
特定非営利活動法人㻌 DPI日本会議
きょうされん
㻌 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
㻌 障害者権利条約が批准され、すでに1年半が経過しました。政府も来年の報告レポート作成に向けて障
害分野の各福祉制度の見直しの議論にかかっております。障害のある人が地域で「他の者との平等」を基
礎に暮らしていくための、ひとつの選択肢としてグループホームの果たすべき役割はますます大きくなって
おります。
㻌 また、平成 27 年度障害福祉サービス等報酬改定が行なわれましたが、暮らしの場を支えるために報酬
単価がどうあるべきかについて、また今後、議論を進めていくことが必要です。
㻌 上記のような昨今の状況を鑑み、昨年に引き続いての、団体間でのグループホームに関するとりくみの
共有や情報交換・交流などを目的に懇談会を行えたらと、以下のとおり企画いたしました。
㻌 つきましては、本懇談会の主旨をご理解いただき、グループホームについての懇談会に参加いただきま
すようよろしくお願いいたします。
記
日時:2015 年 8 月 7 日(金)午後 2 時~4 時
会場:公益財団法人㻌 日本知的障害者福祉協会㻌 事務局内㻌 会議室
〒105-0013㻌 東京都港区浜松町2‐7‐19 㻌 KDX 浜松町ビル6階
JR「浜松町」駅(金杉橋口)より徒歩約3分
都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅(A3・A1 出口)より徒歩約3分
都営地下鉄三田線「芝公園」駅(A3 出口)より徒歩約6分
内容:●消防法・建築基準法改正問題をめぐって
●今年度の報酬単価の変更内容の確認とその影響、今後の改定をめぐって
●GHのあり方をめぐって
※各団体で検討して整理した資料があれば、持ち寄る。また、事前に意見交換の項目について事前に案内
しておいて、準備してもらったうえ意見交換する。
●各団体からの情報交換
●他の議題(GH設置反対運動、夜間支援体制問題など)
●その他
参加対象:障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(平成 27 年度報酬改定)の団体ヒアリングにおいて、
グループホームに関係した要望をおこなった団体役員のみなさま
【当企画事務局、ご出欠返信先】
きょうされん事務局㻌 担当:堀井 愛加
〒169‐0074㻌 東京都新宿区北新宿4‐8‐16㻌 北新宿君嶋ビル9F
TEL:03-5937-2444 / FAX:03-5937-4888
E-Mail:[email protected]
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グループホームについての懇談会
ご出席送信用紙(7月 㻟㻝 日(金)期限)
○出席者
1 氏 名: 団体名: 団体役職: 2 氏 名: 団体名: 団体役職: 3 氏 名: 団体名: 団体役職: 㻌
■開催場所の地図㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌
■㻌 日㻌 時:2015 年 8 月 7 日(金)
午後 2 時~4 時
■㻌 場㻌 所:公益財団法人㻌 日本知的
障害者福祉協会㻌 事務局内㻌 会議室
〒105-0013㻌 東京都港区浜松町 2‐7‐19
㻌 KDX 浜松町ビル6階
・JR「浜松町」駅(金杉橋口)より徒歩3分
・都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅
(A1・3 口)より徒歩約3分
・都営地下鉄三田線「芝公園」駅(A3 口)より
徒歩約6分
【当企画事務局、ご出欠返信先】
きょうされん事務局㻌 担当:堀井愛加
〒169‐0074㻌 東京都新宿区北新宿 4-8-16‐9F
TEL:03-5937-2444 / FAX:03-5937-4888
E-Mail:[email protected]
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NHK ハートフォーラム「自閉症・発達障害のある子どもの自立をめざして」
2015 年 6 月 6 日大阪ドーンセンターのアンケート結果
主な感想・意見
(第1部・基調講演)
「満足」と答えた方の意見
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井上先生の話はとても分かりやすく、ビデオでの事例の紹介もあり大変充実していた。(教諭、ほか同様意見多数)
事例をまじえてのお話しはとても分かりやすかった。現場でも一工夫して困り感を減らしてあげたい。(小学校教諭)
本人が出しているサインを見つける、いいところを見つける。しっかり「見る」ことの大切さがよくわかった。(行政関係者)
井上先生の豊かな実践の経験から多くの示唆をいただいた。大変学びの多い内容だった。(相談員)
A君の事例をもとに、その親への支援のしかたを知り、すごいと思った。(10代学生)
井上先生のやさしい語り口で障害のあるこどもの自立への道を開くことができた。(医療関係者)
ペアレントメンターに興味がある。支援スキルアップしたいと強く思った。連携の大切さを感じた。(放課後デイ勤務者)
ペアトレが興味深かった。17歳の次男に特性があるので、事例のA君のビデオを参考に目標提示していこうと思う。(主婦)
発達障害の方との関わり方のポイントをつかめた気がした。ありがとうございました。(支援施設職員)
とてもわかりやすく、幅広い内容をコンパクトに理解させていただくことができた。(通級指導教室教諭)
親の支援(具体的な方策も、気持ちに寄り添うことも)の大切さがよくわかった。(小学校特別支援学級担任)
テーマと違うが過敏症について対処方法など聞けてよかった。(当事者)
今の私の状況にとってとても参考になるお話し・事例で為になった。(主婦・ADHD当事者)
当事者の成長事例の紹介があり大変よくわかった。ペアレントメンターの養成講座があればぜひ参加したい。(当事者)
A君の成長過程、そして現在の状況を伺い、子どもの将来に少し明るい希望を持てた。(家族が発達障害)
実際の事例がとても参考になった。鳥取県の幼稚園の映像も非常に興味深かった。(当事者)
今やれることがよくわかった。理解のない主人にも今の時期(5歳)の支援の大切さを伝える。(主婦・家族が発達障害)
年代によっての支援法の大切さ、弱点を工夫するなど勉強になった。(主婦・家族が発達障害)
親の理解・支援と、その家族を支えるまわりの支援など連携が大切だということが参考になった。(家族が発達障害)
勇気・気力が出た。ほんとうにありがとう。(主婦・家族が発達障害)
一人一人にあった支援の大切さを痛感した。きょうの話を参考に一つでも多く実践していこうと思った。(高校支援施設職員)
井上先生の当事者・保護者に対する視線が優しい。本人・親の気持ちに寄り添い、代弁している。(家族が発達障害)
学校で行っている視覚支援や見通しが持てるような支援はやはり有効なのだと改めてわかった。(特別支援学校教員)
本人が苦しいというのは理解していたが、親御さん苦しさや親御さんへの支援の大切さがわかった。(無職)
発達障害者の生きやすい社会は、万人にも生きやすい社会であるということがよくわかった。(主婦)
24歳の自閉症の息子の接し方を改めて見直す機会になった。(主婦・家族が発達障害)
親・病院・学校の連携の大切さがわかった。A君の事例はまるでわが子のようだった。(主婦・家族が発達障害)
サポートブックにとても興味を持った。帰ったら息子と相談して頑張って行きたい。(主婦・家族が発達障害)
ペアレントメンターについて勉強している私には大変勉強になった。(主婦・家族が発達障害)
今自分が苦手なこと、やりたくないことをするのにペアレントトレーニングの要素を使ってみようと思った。(40代当事者)
大人までに身につけるこべきことが今後の当事者会に役立てそう。(当事者・家族会運営)
子どもが幼いときにペアレントトレーニングがあればよかったと思った。(60代主婦・家族が発達障害)
毎日の業務で思うことなど、井上先生に改めて言ってもらえて日々の振り返りになった。(20代支援施設職員)
もう少し時間が欲しかった。(自身が軽度アスペルガー)
鳥取の幼稚園の話から、個々に合った環境を整えることで特性をコントロールできると学んだ。(家族が発達障害)
井上先生のいる鳥取県に引っ越したいと思った。(主婦・家族が発達障害)
井上先生の熱心な取り組みと温かいまなざしが伝わってきた。身近にこういう先生がいれば・・・。(家族が発達障害)
地域・人によって差が大きいと、アスぺの息子の環境を思うと悲しみを持って感じた。(家族が発達障害)
「普通」と答えた方・満足度未記入だった方の意見
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井上先生のお話しや質問への回答がゆっくり丁寧でわかりやすかった。(保育園教師)
子どもが小さいうちにお聞きしたかった。すでに成人(26歳)なので。(家族が発達障害)
1回の講義とすればボリュームがあり過ぎた。何回かに分けて聞きたいと思った。(70代・家族が自閉症)
もう少し青年期に入っていくときに何をしておいたらよいか、具体例を話して欲しかった。(50代主婦・家族が発達障害者)
「大人になったときに」のポイントを教えていただき、親としての考え方の幅が広がった。(主婦・3人の息子の親)
ペアトレに参加しているが、話を聞いて自分のしていることが子どものためになっていると感じた。(家族が発達障害)
「包み込める文化を創る」という言葉が深く残った。(60代主婦)
障害を持つ子どもを持つ親の気持ちや苦悩がよく分かった。事例を見て私も負けられないと思った。(保育園教師)
思春期の課題(性の問題)について、もっと具体的に聞きたかった。(60代・無職)
ユニバーサルな環境作りなど、支援の在り方について新たな発覚があり実り多い講演だった。(20代学生)
寝屋川に住んでいるが地域でどこに相談に行けばよいかわからない。鳥取に引っ越したい。(60代・孫が発達障害)
「自立」と名打っていたので、就労に向けてのヒントになるかと思っていたが幼児期の話が多かった。(家族が発達障害)
A君の成長を見せていただいて、自分も前向きに頑張ろうと思うことができた。(主婦・家族が発達障害)
ペアレントメンターのことを始めて知った。もう少し早く知っていればと思った。(家族が発達障害)
分かりやすい講演で、将来就職に向けての支援の仕方のヒントになった。(会社員・家族が発達障害)
学校に来れない子、教室に入れない子がいるのでとても参考になった。(50代・学校教員)
ユニバーサルの環境が、他の障害や高齢者も全てが生きやすい社会だとよく理解できた。(70代主婦)
「不満」と答えた方(2人)の意見
・ Aくんのお母さんの苦労が、自分の家族と重ねながらよく伝わった。井上先生の話をもっと聞きたかった。(40代主婦)
・ もう少し進路の選択の仕方や、就職に向けてやっておくこと、自立に向けてのサポート体制など聞きたかった。(30代主婦)
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主な感想・意見
(第2部・シンポジウム)
「満足」と答えた方の意見
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井上先生のアドバイスが分かりすく明確でとても参考になった。(40代教員)
支援は工夫であることがよく分かった。(40代行政関係者)
3つの支援センターについて話していただいてとても参考になった。(支援センター職員)
どの先生も情熱・愛情をもってていねいに質問に答えてくださったことに感動(50代男性)
いろいろなサポート機関があり、連携の必要性を感じた。(特別支援学級担任)
府や政令市の状況がわかったことはプラスになった。政令市以外の園では療育までは困難。(幼保職員)
書くところがなくなるくらいたくさんの言葉をいただいた。大変参考になった。(50代主婦)
具体的な質問に答えていただき勉強になった。(特別支援学級担任)
会場からの質問がどれも「心にしみる」「身にしみる」「わかりやすい」「役立つ」ものだった。(当事者)
皆さんのより身近な質問により学ぶことが多かった。(医療関係)
入場券を送ってもらうときに質問カードを同封してほしかった。その方がゆっくり記入できる。(ADHD当事者)
質問の答は実生活にすぐ活かせることが多く勉強になった。(家族が発達障害)
わが子に役立つことが多く、どんな機関があるのか知ることができて良かった。(家族が発達障害者)
発達障害者支援センターがどういった機関であるか詳しく知ることができてよかった。(20代学生)
大阪府内に発達障害者支援センターがあるのを知らなかった。本人の自己理解が進んだら利用したい。(家族が発達障害)
質問に対して答えてもらえる形式はとてもよかった。子どもの未来の時期の話をきけて参考になった。(家族が発達障害)
支援者のコミュニケーションについて向上すべき課題があると感じた。(支援施設職員)
相談窓口の説明を具体的にしてほしかった。(60代・孫が発達障害)
「余暇支援」、目からウロコだった。(30代公務員)
2部もレジュメがほしかった。(医療関係)
就労期に壁にあたる人、またもっと歳をとって二次障害をおこした人、その年齢での支援を知りたい。(就労支援施設職員)
制度の説明より、発達障害の人がどのように自立できているのか具体例を聞きたかった。(支援学級担任)
大阪以外の在住だが、支援センター各所のお話しは参考になった。(特別支援学校教員)
地域のサポートシステムの実態がわかり、以前より支援が手厚くなっている現状が嬉しい。(60代無職)
本人のニーズに合った支援が必要という井上先生のお話しが納得できた。(50代療育施設職員・息子が不登校)
ペアレントサポート支援の重要性を知った。堺市の取り組みが興味深かった。(50代主婦)
質疑の時間がゆっくりとられていてよかった。パネリストの先生のレジュメがあるとよかった。(40代パート)
シンポジウムは個々の質問に答えるより、テーマを決めて意見交換する方法がよかったのでは。(学校教員)
就労支援について、関係機関と連携されている現状を知って頼もしく感じた。(主婦・家族が発達障害)
ライフステージを通した事例を挙げてコメントを聞けたので、将来にむけて参考になった。(会社員・家族が発達障害)
府・市の取り組みを始めて知った。質問コーナーでもすごく勉強になった。(家族が発達障害)
大人の発達障害についてもっと取り上げてほしかった。(主婦・家族が発達障害)
3つの支援センターの特色がもう少しでればよかった。ただ支援は「ワン大阪」で進めてほしい。(当事者)
パネリストが4人いるのに井上先生ばかりに聞いて、堺市の先生にぜんぜんあてないのが残念だった。(家族が発達障害)
支援をつなげるしくみが広がっている事と「かけこみ寺」的な所があることを知り、気持ちにゆとりができた。(家族が発達障害)
今まで知らなかった大阪府内の障害福祉の施策を知ることができて良かった。
大阪府・大阪市・堺市は人口が多いためいろんなことに時間がかかる。結局親が動かないといけない。(家族が発達障害)
「普通」と答えた方・満足度未記入だった方の意見
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具体的な質問を通じての議論は興味深かった。(支援施設職員)
もう少し具体的な事例の話を聞きたかった。(学校教員)
各支援センターの働きや違いがよく分かった。悩んでいる人が救われるシステムが必要と思った。(家族が発達障害者)
タイトルの内容を期待したのに、その施設がどんなことをやっているかばかりだった。(主婦・家族が発達障害)
堺市の取り組みに好感がもてた。大阪市の弱点を早く解決してほしい。(会社員・家族が発達障害)
3つのセンターの紹介の時間が長すぎた。それはネットで調べられるので。(主婦・家族が発達障害)
センターの説明より、支援内容をもっと聞きたかった。(主婦・家族が発達障害)
障害者支援への公的な制度について理解できた。(自閉症者の移動支援)
互いの頑張りをほめながら、良いネットワークを作り上げていきたいという言葉が良かった。(親の会代表)
4月から支援施設で働き始めたばかりなので、いろんな事例が参考になった。(支援施設職員)
支援センターの役割を詳しく知れてよかった。健常の子にも当てはまることが多く勉強になった。(保育園教員)
余暇支援、依存から多方向への興味へ、等々よくわかる説明をいただきありがとうございました。(障害者ホーム世話人)
大阪府・大阪市・堺市の連携ができていないなあと感じた。(30代堺市民)
行政からの支援を活用しながら、環境の整備と障害への理解をすすめていくことが必要と感じた。(20代学生)
余暇のグレードアップのお話しは良いアイデアだと思った。(主婦・家族が発達障害者)
質問に応えていただき自分の中のもやもやが少しすっきりした。有意義な時間だった。(主婦・家族が発達障害)
大阪市に住んでいるが、このようなサポートがあることを知りよかった。(会社員・家族が発達障害)
4人の先生のいろんな場所でのいろんな話が聞けて、テレビみたいで面白かった。(発達障害当事者)
さまざまな質問の回答が聞けてよかった。井上先生の話がわかりやすくて勉強になった。(主婦・家族が発達障害)
支援システムの届いてない地域では当事者たちががんばらないといけないのかなと思った。(家族が発達障害)
質問時間を多くとってありよかった。質問時間の少ない講演会が多いので。(パート・家族が発達障害)
それぞれのセンターの役割や事業内容がよくわかった。これからの支援体制に期待している。(家族が発達障害)
「不満」と答えた方(2人)の意見
・ 大阪の話に特化しすぎて、兵庫(伊丹)からきた自分には??だった。(主婦・家族が発達障害)
・ アクト大阪やエルム大阪はちゃんとやっているのか。私はアテにしていない、(主婦・家族が発達障害)
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KSKR(きずな)第三種郵便物承認通巻6681号 2015年 7月23日発行 ( )
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茶話会報告 大淀二階堂地区から
6月25日木曜日に大淀二階堂地区の茶話会が奈良県心身障害者福祉センターでありました。6名参加でした。
子供たちの日頃の生活の様子について、お互いに遠慮なく話し合うことができました。次回は秋頃に地区活動
を計画しています。鞠山の息子たちはグループホームに入居して今年で4年目です。秋の茶話会では鞠山のぶっ
ちゃけトーク(?)があるかもしれません。グループホームに興味のある方は是非ご参加下さいね。 茶話会
世話人 鞠山 和枝
次回 大淀二階堂地区 茶話会
日時 9 月 9 日(水) 10:00~12:30
場所 奈良県心身障害者福祉センター(田原本)会議室 ~~双子君のグループホームぶっちゃけトーク・他~~
奈良東・西地区茶話会報告
6月28日(日)に奈良市福祉センターで奈良東・西地区の茶話会を行いました。
当日は7名の参加がありました。
近況報告や情報交換をしているうちにあっという間に終了時間がきてしまうほど、楽しい時間を過ごすこと
ができました。
奈良東・西地区では茶話会を定期的に開催し、会員同士の交流を深めていきたいと考えていますので、多く
の皆様の参加をお待ちしています。
奈良東・西地区世話係 野仲
茶話会報告~西和地区
西和地区の茶話会は、7月2日木曜日、河合町まほろばホール研修室で開催しました。参加人数は、学齢
期2名・成人2名の4人の母たちでちょっぴりお部屋が広く感じられましたが、とても新鮮で、あっという
間の2時間でした。
学校・作業所での日常の様子から、余暇の過ごし方や習い事、メディカル・チェックはどうしている?など
の話題は、親にとって子供の年代それぞれに悩みは尽きないもの。思春期、学校卒業後、そしてその先…と、
気になる金銭面のことへと話は進み、近く、ファイナンシャルプランについて知識ある方を招いて会を持ち
たいな、という話で締めくくりました。
また、お子様と一緒にできる活動についても、企画をしていきたいですので、次回は皆様、お誘いあわせの上、
いらしてくださいね!
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夏だ!手帳をもって出かけよう!
皆様、この夏のお出かけの予定はお決まりですか?療育手帳をお持ちなら、お出
かけ先の情報の下調べと一緒に、訪問地域のサービス状況も調べてみては?下記
の検索サイトで全国の無料〜減免の施設・交通機関等を調べられます。科学館・
美術館、駐車場代無料箇所はたくさんあるんですね!侮れませんよ!(例・あべの
ハルカス展望台料金も、手帳提示で同伴者も半額♪)
療育手帳 割引
検索
全国の身体障害者手帳・精神保健福祉手帳・療育手帳(愛の手帳)が使える施設や割引情報
をご案内します。
施設利用のサービスだけでなく、下記の情報もまとめて掲載されています。ぜひ一度チェ
ックしてみてください。
特定贈与信託(障害者の贈与税の非課税)/ 所得税の障害者控除 / 住⺠税の障害者控除/
自動車取得税・自動車税の障害者減免/市営住宅募集における障害者優先枠 /生活保護の
障害者加算/NHK の放送受信料の免除/携帯電話の障害者割引サービス/タクシーの障害者
割引とタクシー券/JR の旅客運賃割引/高速道路の障害者割引/利子等の非課税 /JAL の
身体・知的障害者割引/WILLER EXPRESS の身体・知的障がい者割引/UQ WiMAX の障害者
割引/NTT ふれあい案内/ゴルフ場利用税の免除/日本フィルハーモニー交響楽団の講演優
待、などなど
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KSKR(きずな)第三種郵便物承認通巻6681号 2015年 7月23日発行 ( )
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一九九六年五月一日発行第三種郵便物承認 毎月(1・2・3・4・5・6・7・8の日)発行
発行人:関西障害者定期刊行物協会
住 所:〒543-0015
大阪市天王寺区真田山2-2 東興ビル4F
編集人:河村 舟二
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定 価:100円