「九州栄養福祉大学 農園便り」

平成27年度学内農園年間活動計画
日程
「九州栄養福祉大学
内容
第8号
4・5月
種まき祭の準備
毎週水曜
夏野菜の種まき・苗付け、草むしり等
5月1日
附属幼稚園での柏餅作り
5月8日(木)
附属幼稚園での夏野菜の苗付け
5月30日(土)
種まき祭 さつまいもの苗植え、夏野菜の植え付け
6月
附属幼稚園で収穫したじゃがいもで冷製スープ作り
6月27日(土)
農園実習 農園の整地、草取り、野菜の水やりや収穫の体験
7月2週目
附属幼稚園での夏野菜の収穫
平成27年5月30日
収穫感謝祭の準備
冬野菜の種まき・苗付け・草むしり等
10月17日(土)
収穫感謝祭
さつまいもの収穫をして、みんなで食べよう!
10月31日(土)
子育て支援
紅あずまの収穫して、さつまいもドーナツを作ろう!
11月3日4日
農園でできた農作物を調理し、販売しよう!
食物感謝祭 七草粥をみんなで食べて無病息災をお祈りしよう!
2月
附属幼稚園での桜餅作り
以上が今年の農園での計画になっています!
畑を耕す体験を通して、一緒に心の畑を耕してみませんか。
学内農園で、建学の精神である筑紫の心“勇気”“親和”“愛”“知性”を育みましょう!!
本学ホームページにも農園の様子を更新していますのでご覧ください。
農園体験を希望したい学生・教員は、学内農園担当まで連絡ください。(佐野・室井)
裏面には、浅川幼稚園の福原洋子園長との対談インタビューを入れております。福原園長は、幼稚園で玄米菜
食をされたり、自家製の納豆作りや園児の料理教室などの食育活動を活発に行っているとても素敵な先生です。
ぜひ、機会がありましたら、浅川幼稚園にも行かれてみてください。
○「農園便り」編集後記
第8号をおくります。本紙が、建学の精神と農園実習意義の修得のために少しでも役にたっていただければと思います。
本年、3月に東筑紫学園オリーブ園の整備をして頂き、眺めがよくなり非常にうれしい思いでいっぱいです。本当にありが
とうございました。オリーブ園の整備にあたり、益森前南区事務長を始め、色々な方々に、ご尽力頂き素敵なオリーブ園が
無事に完成しました。また、農園の整地そして、種まき祭にあたるまでの準備に、ご指導を賜りました坂口先生、佐野先
生、宮﨑助手、安永助手、二木さん並びに、当日、ご協力頂きました九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学教職員・学生の
方々、心より感謝いたします。 「九州栄養福祉大学
発行
発行日
農園便り」
九州栄養福祉大学
第8号
農園長
編集
春季号
学内農園 2015年6月8日
発行責任者
春季号
さて、5月30日に学内農園で種まき祭を実施しましたので報告します。今年は、今にも雨が降り出しそうでし
たがみなさんの気持ちが通じたおかげでなんとか少しの雨でおさまり、金時いもの苗を75苗、紅あずまの苗を75
苗、さつまいもの苗を600苗植えることができました。また、今年も、4月に種をまいた夏野菜の苗が育ってくれ
たので、夏野菜の苗の植え付けも行い、無事に終わりました。さつまいもは、今年は、去年より多く植えている
ので収穫がとても楽しみです。今年度の種まき祭は、園児と学生が一緒にお参りをしたり、苗植えをすること
で、学生から『かわいい~♡♡』の歓声そして、『2人で1人の園児の手をひいていってください』と言われると、
『まじぃ~うれしい♡めっちゃかわいい♡』の学生の声に、思わず小島先生の『連れて帰らないでください♡』と
いう声がとび、附属幼稚園のおかげで、終始和やかな種まき祭になりました。
大学祭
1月7日
種まき祭
もうすぐ、梅雨の時期に入り、雨が続き少し過ごしにくい時期になり
ますが、南区農園の野菜や木々は雨にぬれ、新緑がより美しい時期にな
ろうとしています。オリーブの木は2年目に入り、たくさんの新芽をつ
け成長しており、今年の3月には木の周りを白い砂利で囲んで頂いたた
め、とても素晴らしい眺めのオリーブ園になっております。ぜひ、お弁
当を持って、南区オリーブ園にピクニックにでもきてください。そし
て、今年は、北区の1号館前や附属幼稚園にも、南区と同じ野菜を少し
ですが植えております。トマトに、きゅうりになすび、それから九栄大
1年生の『栄養士のための農園演習』を受講している学生たちが1人1
バケツ『バケツ稲』を育てていますのでぜひ、通りかかったらご覧くだ
さい。バケツ稲は、学生自身が種もみから発芽させ1人1人が愛情を込めて育てているところです。また、5月の
子供の日には、附属幼稚園にスマートダイエットクラブ(SDC)の学生があんこから手作りで、345個の園児用柏餅
に、36個の大人用柏餅作り、仕上げの柏の葉をまく作業を一緒に行うという食育活動を行いました。学生は、自
分たちで作った柏餅を園児が食べてくれるといううれしさもあり、園児の前では、普段みせないようなキラキラ
笑顔でした。このような機会を作って頂いた附属幼稚園に感謝です。学生のキラキラ笑顔を大学の中いっぱいに
するには、まず土台となる土の役目となる大学(設備)、種となる学生、そして教員が肥料や水の役目を果た
し、その連携が上手くいった時に実学・実践のステキな花の開花へとつながってくれるのではないかと思いま
す。
収穫した野菜の栄養を一緒に学び、給食を食べよう!
9月・10月
農園便り」
農作業の後に
佐野幹剛
1人1品持ち寄りで
室井由起子(助教) 行う弁当の日を実施
聞き書き
浅川幼稚園
第7回
福原 洋子園長から学ぶ
~広げよう素敵な食育活動を~
今回の「聞き書き」(平成27年5月12日)は、浅川幼稚園の福原洋子園長の貴重な話です。ページの関係で、園長のお話の一部しか
紹介できていないことが残念です。園長先生の考え方・思いが少しでも多くの人に理解して頂けることを心より願っています。 編者:「先生の園は、玄米菜食を園児にされていますが、どうして先生は始めようと思われたのですか。」
園長:「子育てで失敗したからです。 私も大学時代洗脳されましてね、九大の医学部の先生に、肉や卵、牛乳がい
いと言われせっせと、10年間子供に与えた結果、アレルギー鼻炎から喘息にしました。それから勉強しました。
そしたら、森下先生に出会いました。御存じ?」
お参りもしっかりできました♡
元気に育ちますように!!!
編者:「すみません、存じ上げておりません。」
園長:「今はお茶の水クリニックにいらっしゃって、そこで、スクーリングを受けてレポート書いて、森下フード
コンサルタントNFC等そんな資格をとりました。」
園長:「考えてみてください、あの象があれだけ筋肉もって、骨格がしっかりしているのに、動物性の食事をして
ないでしょ? 」
編者:「そうですよね!!!」
園長:「それだけでいいんですよ。難しい勉強はいらないんです。私は、3人子どもがいて、体質の違いが歴然、
上の子がアレルギー鼻炎になって、それから森下先生に出会って、次の子は症状がでない。」
編者:「やっぱり、食事の変化で、体質まで変わってくるんですね。」
園長:「上の子が、小学校2、3年生ぐらいの時に、お母さんたちの友達の間で初潮が始まっている子どもがいるっ
ていう話がでてね、森下フードコンサルタントで勉強したことがピンときました。肉食動物の早熟は早死なんです
よ。 そこから気がついて、だから一番下の子はあんまり肉食させてないんです。」
園長:「そしたら、上の子と下の子とでは、体質が全然変わって、食べ物の違いでこんなに違うっていうのを見ま
した。食べ物を変えて何年?40年、毎日立派な味噌汁。これがね、一番だったよ。気が付きました。私は便秘体質
だったから、子供も便秘体質で、薬剤師なので、すぐ病院に連れて行ってマイシンを飲ませることを平気で上の子
はやりましたけれども、今は熱が出たらありがたいと思う。 自然治癒力を出しているわけでしょ。体から。病
気ってありがたい、教えてくれるんですよ。やっとわかりました。それが40年前かな。そんなきっかけです。」
雨にも負けず、がんばりました♡
編者:「身体の声を聴くこと、そして自然治癒力を高めるための食事が大切なんですね。」
編者:「今ですね、本学で農作物を学生と園児が一緒になって作る取り組みをしていますが、それについてどう思
われますか」
《種まき祭の流れ》
≪学生≫
食物栄養学部:37名
11:00
開会式
開会のことば・学長あいさつ・種まき祭祝詞奏上
諸注意
佐野農園長
リハビリテーション学部:60名
11:10
畑の整地・苗植え
11:55
閉会式
附属幼稚園園児:75名
総括
喜多学部長
園長:「学生もあんまり土いじりしてないでしょ。大学生にもいいし、ぜひ裸足で、土をほじくって、みみずが出
てくるとか、土が生きていることをわかってほしいね。そして、腸内細菌の勉強せんといけんね。腸内細菌イコー
ル土壌細菌なんですよ。それを化学薬品や農薬使ったら全部死んじゃうわけね。だから、添加物なんかは科学薬品
と同じ。そういう勉強をぜひね、ただ、農業するだけじゃなくてね。」
≪学生引率≫
編者:「農業をただするだけでなく、そういう視点とても、勉強になります。」
学長:室井 廣一 編者:「最後に、栄養学部、リハ学部学生に何か伝えたいことがあればお願いします。」
食物栄養学科:喜多大三、木守正幸、大澤得二、吉田正史、楠瀬千春、松本明夫、南育子、千草友美 園長:「自分の身体を通して、本当に自分が健康体になれる確信をもってから指導してほしいですね。右から左に
知識の丸投げ?受け売り?ダメね。すべて自分の身体を通してやってほし
いなです。それから、いっぺん身体を壊してみてそれもひとつかもです
よ。そこで散々な目にあって、じゃあ、食事を見直してみようかという
きっかけになるからね。あと、リハ学部の学生さんには、機能訓練を行う
のもいいですが、身体の中に入れる物が変われば、グッと変わることを気
づいてほしいね。すべての人のベースが食であるってことをね。」
理学療法学科:橋元隆、髙橋精一郎、大峯三郎、田原弘幸、廣滋恵一、中藤佳絵、吉田遊子、吉田大輔、國吉光 作業療法学科:大丸幸、奥村チカ子、塩田光重、深町晃次、平澤勉 附属幼稚園:小島久須美、吉田千津子、柴尾侑子、椋毛麻実、池部千尋、村田早苗、田中麻由奈、中野かすみ、
松崎加恵 北区キャンパス:藤本公輝、萩原勇人、北嶋季之、石井正三 南区キャンパス:藤健次、河端健司、室井廣大、髙橋麻衣、髙城佳江、原口紗季 薦田尚子、伊集春華、大下有紀子 農園担当:佐野幹剛、室井由起子、宮﨑明日香、安永正則、二木翼 編者:「先生、今日は、貴重なお話をどうもありがとうございました。
また、浅川幼稚園の食育を学生の目でぜひ見せて頂ければうれしいです。
今後ともよろしくお願いします。」