関西医科大学皮膚科専門医養成コース コースの全体像 関西医科大学附属枚方病院、滝井病院皮膚科にて、外来、病棟診療を通じて一般皮膚科 学の基本事項を学び、光線治療、光線関連疾患、皮膚腫瘍に関する知識・技術を習得する。 次に、関西医科大学香里病院あるいは洛西ニュータウン病院、河内総合病院にて、頻度の 多い皮膚疾患を中心とした外来診療の中で指導医の下、皮膚疾患全般について多くの症例 を経験して診断力・治療技術の向上を図り、症例に応じた治療法を習得する。そして、関 西医科大学附属枚方病院、滝井病院皮膚科に戻り、後進の指導をする立場から一般皮膚科 学の知識・技術を充実させ、光線が関連する皮膚免疫アレルギー疾患と皮膚腫瘍の診断・ 治療と長波長、中波長紫外線、可視光線を利用した光線治療に関する専門性を高める。更 に、大阪医科大学附属病院にて腫瘍病理、光発癌など皮膚腫瘍に関する研修を積み、皮膚 免疫、発癌、光医学などの基礎・臨床皮膚科領域を習得し、光医学を基礎として皮膚免疫 アレルギー疾患と皮膚腫瘍の専門性をもった皮膚科専門医を養成する。 26 コースの概要 コース名:関西医科大学皮膚科専門医養成コース 大学病院・ 診療科名 専門分野名 医療機関名 関西医科大学 皮膚科 目 指導者 的 10 期 間 入)人数 数 皮膚科 養成(受 一般皮膚科学の基礎と 3 3年間 光皮膚科学の専門性 附属枚方病院 滝井病院 関西医科大学 皮膚科 皮膚科 1 一般皮膚科学の基礎 3 1年間 皮膚科 3 皮膚腫瘍の診断と光発 3 1年間 香里病院 済生会野江病 院 河内総合病院 洛西ニュータ ウン病院 大阪医科大学 皮膚科 癌の基礎 附属病院 受入人数 3 コースの実績 関西医科大学附属枚方病院の平成22年度診療実績は、病理組織検査約1650件、蛍 光抗体法約110件、細菌・真菌検査約2000件、アレルギー生体検査約200件、光 線テスト約50件、光線治療約8000件、冷凍凝固術約3000件、局所免疫療法約3 50件、外来外科療法約800件、入院外科療法約270件である。 また、関西医科大学附属滝井病院の平成22年度診療実績は、病理組織検査約1100件、 蛍光抗体法約100件、細菌・真菌検査約800件、アレルギー生体検査約300件、光 線テスト約200件、光線治療約5200件、冷凍凝固術約1200件、局所免疫療法約 20件、外来外科療法約250件、入院外科療法約90件であり、症例数の確保には十分 である。 コースの指導状況 関西医科大学附属枚方病院、滝井病院では、皮膚科専門医資格取得に沿ったプログラム の下に研修・行動目標をたて、臨床研修と学会発表を指導する体制にある。総論的知識は 研修会を通じて再確認させ、各論については、経験する多数の疾患の病態を理解し、診断 法と種々の治療法を習得するよう指導する。更に光線治療の中核施設として、光と皮膚に 関する専門性を獲得しうる臨床指導を行う状況にある。 27 専門医の取得等 学会等名 日本皮膚科学会 資格名 皮膚科専門医 資格要件 1. 申請期限の日を含め5年以上継続して本会正会員である者。 2. 初期研修病院を含む本会の指定する日本皮膚科学会認定専門医 研修施設(以下「研修施設」という)において、5年以上皮膚科の臨 床研修を行った者、並びにこれと同等以上の研修(初期研修を含む) を行ったと認められる者。 3. 別に定める認定前研修実績(以下「前実績」という)において、 所定の単位を取得した者。 4. 現在、皮膚科の診療に携わっている者。 学会の連携等の概要 特記事項なし 28
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