「安心な中古住宅取引普及促進事業」実施者選定結果について 平成27

「安心な中古住宅取引普及促進事業」実施者選定結果について
平成27年7月6日
この度、上記募集に対し応募のあった提案について、審査した結果、13件の
提案を選定しました。
(1)応募件数
(2)選定件数
13件
13件
なお、選定された事業者及び提案事業の目的・テーマは別紙のとおりです。
【別紙】選定された事業者及び提案タイプと提案内容
(応募事業者名、事業の名称、提案タイプ、事業内容)
No
1
応募事業者名
(連携体名称)
事業の名称
北海道既存住宅 北海道版住宅ファイル等
流通促進協議会 周知・啓発事業
東北地区中古住
中古住宅流通におけるイ
2 宅流通促進協議
ンスペクション普及事業
会
3
4
提案タイプ
①
○
○
首都圏既存住宅 既存住宅流通時における
流通推進協議会 適正情報伝達事業
②
○
1)中古住宅の流通におけるインスペクション普及事業:リフォーム事業者、中古住宅
の買主又は売主を対象とした公開インスペクションを実施し、中古住宅を安心して取
引きするためのインスペクションの必要性、その結果に基づいてリフォーム等を行う安
心について啓発する。参加者へは受講後にアンケートを実施、その後のインスペク
ションの実施等について追跡し、その効果を検証する。
○
2)「認定リフォーム事業者」登録制度によるデータ蓄積:認定リフォーム事業者につ
いて、インスペクションやリフォームの問合せ件数やその内容、実務へのつながりに
ついてアンケートを実施し、事例結果の報告をさせる。
このほか、首都圏協議会と連携し、3)「かし保険案内宣言店」登録店 推進、4)既存
住宅アドバイザー・既存住宅現況検査技術者講習会、についても進めていく。
○
良質中古住宅推 付加価値提案による中古
進協議会
住宅流通促進啓発事業
良品R住宅推進
協議会
インスペクション等の既存
制度活用による安心中古
住宅流通促進事業
「中古住宅あんしんパッ
静岡不動産流通
ク!」を利用した既存住宅
活性化協議会
取引のすすめ
・「かし保険案内宣言店」の促進(登録店舗の増加、宣言店を通じた消費者への瑕疵
保険に関する情報伝達や流通時の瑕疵保険現況検査の利用促進、登録店のイン
ターネット情報公開等)
・「かし保険案内宣言店」における瑕疵保険検査済みマークの利用促進
・東北地区中古住宅流通促進協議会が運営する「リフォーム事業者登録制度」の促
進
○
平成26年度に構築したワンストップサービスや付加価値住宅流通制度(インスペクト
ハウス)を、東京西部の消費者に周知するためのセミナーを開催する。また、昨年度
○ 構築した仕組みを水平展開するための実証実験を信州中古住宅流通ネットワークと
協力して行う。(具体的には、信州中古住宅流通ネットワークの会員事業者への制度
説明、知識・ノウハウの伝達、体験講習会、長野地域の消費者向けセミナー開催)
○
消費者が安心して購入頂
富山県中古住宅
ける「安全な中古住宅」の
6
流通促進協議会
流通促進とPR活動
8
○
昨年度作成した北海道版住宅ファイルの周知啓発を図るため、構成団体が行う不動
産無料相談会で相談対応時に北海道版住宅ファイルを作成する意義等を説明する
ほか、北海道版住宅ファイルの普及促進にはインスペクションや既存住宅かし保証保
○ 険の普及が重要な意味を持つことから、これらの仕組み等を分かり易く解説したパン
フレットを作成し配布する。また、宅建協会及び全日本不動産協会が主催する法定義
務研修会において、北海道版住宅ファイルやインスペクション、かし保証保険の仕組
み等を説明し宅建業者への周知啓発を図る。
平成26年度事業における付加価値情報の提供による早期売却・高値取引の実現の
実績を踏まえ、売主から売却相談があった物件に「付加価値情報」をつけて「早期売
○ 却・高値取引」を実現する方法を、宅建業者に「インスペクション・住宅履歴情報等体
験講習」を通して紹介するとともに、体験講習に参加した宅建業者が「付加価値物件」
を売却するまでのサポートを行う。
ウェスト東京不動
産流通ネットワー WES-Tインスペクトハウ
○
5 ク(+信州中古住 ス・ワンストップ普及モデ
宅流通ネットワー ル
ク)
7
④
○
○
提案内容
③
○
○
既存制度およびワンストップサービスの周知徹底のため、県内5会場でセミナーを実
施する。
流通市場にのってこない旧耐震物件を流通させる制度を策定し流通させる。
○
「とやま安心住宅」のブランド強化の一環として、認定物件を新聞広告に掲載し消費者
への周知拡大を図る。また、その経過及び結果の情報を収集して物件の流れと問題
点・内容を確認し次の展開に活かす。
○
当協議会は、中古住宅市場において売買時に係るインスペクション、瑕疵保険、住宅
履歴情報等の既存の制度を活用し、市場に付加価値のある当協議会が認定する良
品R住宅を消費者に提供することとしている。しかしながら、現状では、良品R住宅倶
楽部員を含め、宅建業者や住宅関係事業者、消費者ともに既存制度の認識が不足し
ており、利活用に関しての理解が十分な状況に至っていない。このことから、本事業
○
では「安心な中古住宅取引普及促進事業」の対象事業のうち、インスペクション、瑕疵
保険、住宅履歴等の安心な中古住宅取引につながる既存制度の活用促進のための
周知・啓発に関する事業、インスペクション、瑕疵保険、住宅履歴等の付加価値の付
いた物件の流通促進を図るための周知・啓発に関する事業を基本的に実施すること
により、安心・安全な良品R住宅を流通させていく。
平成25年度より取扱いを始めた「中古住宅あんしんパック!」の更なる普及のため、
これまで実施してきた「モデル物件検査・調査見学会」を継続して開催する。また、付
加価値物件情報の提供についても、これまで通り、検査・調査を実施した物件を「付
加価値物件」として不動産物件情報サイト「静岡不動産取引所」に結果報告書ととも
○ に掲載し、一般に提供する。
見学会の実施は今回で4年目となるが、中古住宅取引の当事者が、検査・調査の
現場を直接見ることのできる機会を継続して設けることで、ワンストップサービスの周
知・啓発のみならず、取引に関連する者の「それぞれの責任」についての認識と理解
にも繋げていきたい。
【別紙】選定された事業者及び提案タイプと提案内容(続き)
No
応募事業者名
(連携体名称)
事業の名称
提案タイプ
①
②
ホームインスペクションや
瑕疵保険を活用した中古
既存住宅品質サ
9
住宅のブランド化「あいち・
ポートセンター
あんしん中古住宅(仮
称)」と流通促進
10
11
「住宅ファイル制度」の周
近畿不動産活性
知・啓発並びに活用促進
化協議会
に関する事業
○
中古住宅の建物調査サー
兵庫既存住宅活
ビス・フェニーチェパックの ○
性協議会
普及支援事業
○
④
○
昨年度までに作成したツールをセンターの構成員である宅建業者に取引現場で活用
してもらい、インスペクション済み・瑕疵保険付保物件を「あんしん中古住宅(仮称)」
の取引事例を創出する。なお取引事例のうち10件については、取引事例をまとめた報
○
告書として検査結果等公表することを条件に検査費用を負担する。
上記の報告書やツール類を不動産関連団体およびその会員事業者に提供し説明会
を開催し、広く周知して賛同事業者を募り水平展開を図る。
○
平成26年度試行を実施してきた「住宅ファイル制度」について、実証実験によって得ら
れた「住宅ファイル制度」の必要性やメリットを、宅建業者のみならず、消費者に紹介
することによって、住宅ファイル制度の具体的なイメージを普及させる。また、実証実
験により取引事例を増やすことにより問題点を深堀し、住宅ファイル制度の真の普及
を目指す。また、本事業を実施するにあたり、取引事例に関して情報公開を行う。情
報公開に向け、消費者や宅建業者へのアンケートを実施する。
フェニーチェパック(FP)の普及啓発のため、1)連携業者への普及啓蒙、2)消費者へ
の普及啓蒙を行う。
1)既存住宅アドバイザー講習会への出席を促しFP取扱店の登録を増やしていく。取
扱店登録済み宅建業者に対してのぼりやポスター等を配布し、消費者への認知を高
め、FPをスムーズに提案できる環境を提供する。また、インスペクターに対しては、兵
庫県内全域で同様のサービスが提供できるよう養成を図り、スムーズな検査事業の
普及に繋げる。
2)建物調査に関する消費者アンケートを実施し、建物調査に対する意識を把握す
る。調査結果は宅建業者に提示し、さらに新聞紙上にFP対応売却物件を掲載、FPの
情報を広報し、建物調査で差別化されている物件という認知を植え付ける。また、建
物調査物件の取引と通常の取引との違いを体験した宅建業者からアンケートを取り、
次の普及促進策への検討につなげる。
○
・協議会が推奨するインスペクションを実施した物件を「ハトマークR住宅」として、協
議会HPで物件紹介していることから、中国5県でハトマークR住宅の普及を図るた
○ め、インスペクションや瑕疵保険、ハトマークR住宅等の説明が記載されたパンフレッ
トを製作し、宅建業者及び関連事業者へ配布する。
・ハトマークR住宅取次店に対して、ステッカー・のぼりを製作、配布する。
ハトマークR住宅物件及
不動産コンシェル
び取次店の普及促進と関
12 ジュ中国地区協
係事業者との連携強化に
議会
関する事業
13
住宅管理・ストッ
ク推進協会
安心な中古住宅取引講習
事業
提案内容
③
○
安心な中古住宅取引を実現するにあたって、平成26年度「中古不動産取引における
情報提供促進モデル事業」で明らかになった成果も踏まえ、住宅管理・ストック推進
協会の会員及び地域の宅建業者等に対して講習とインスペクション体験会を実施し、
周知・啓蒙活動を行う。講習会では昨年度作成した「住宅購入フローチャート12ステッ
プ」のほか、OKINAWA型中古住宅流通研究会が作成した「おうちクリニック住まいカ
ルテ」の活用事例、ウエスト東京不動産流通ネットワークでの宅建業者と関連業者の
連携事例、インスペクション活用方法等を紹介する。
提 案 タ イ プ ① : 既 に 開 発 さ れ た インスペクションや 瑕 疵 保 険 等 の パッケージサービスな ど 、 ワンストップサービスの 消 費 者 へ
の周知・啓発に関する事業
提 案 タ イ プ ② : 既 に 開 発 さ れ た インスペクションや 瑕 疵 保 険 等 の パッケージサービスな ど 、 ワンストップサービスの 宅 建 業 者
や関連事業者への周知・啓発に関する事業
提 案 タ イ プ ③ : インスペクション、 瑕 疵 保 険 、 住 宅 履 歴 等 の 安 心 な 中 古 住 宅 取 引 に つ な が る 既 存 制 度 の 活 用 促
進のための周知・啓発に関する事業
提 案 タ イ プ ④ : インスペクション、 瑕 疵 保 険 、 住 宅 履 歴 等 の 付 加 価 値 の 付 い た 物 件 の 流 通 促 進 を 図 る た め の 周
知・啓発に関する事業