【 平 成 26 年 度 国 土 交 通 省「 中 古 不 動 産 取 引 に お け る 情 報 提 供 の 促 進 に 係 る 調 査 検 討 業 務 」】 中古不動産取引における情報提供促進モデル事業 実施者選定結果について 平成26年7月15日 この度、上記募集に対し応募のあった提案について、審査した結果、17件の 提案を選定しました。 (1)応募件数 (2)選定件数 17件 17件 なお、選定された事業者及び提案事業の目的・テーマは別紙のとおりです。 【別紙】選定された事業者及び提案事業の目的・テーマ No 応募事業者名 (連携体名称) 事業の名称 提案内容 住宅の購入に係る各種資料や住宅所有者によるリフォーム履歴等、住 北海道既存住宅流通促 北海道既存住宅流通市 宅に関する情報を集めた「北海道版住宅ファイル(仮称)」を作成する。 1 また消費者向けの説明書類、宅建業者・工務店向けのマニュアルを併 進協議会 場活性化事業 せて作成する。 既存住宅アドバイザー と認定リフォーム事業 者の適切な役割分担の もと、インスペクション、 東北地区中古住宅流通 瑕疵保険、リフォーム 2 等のサービスを活用し、 促進協議会 物件に関する情報を明 らかにした上で中古住 宅取引を円滑に進める ための先進的取組 認定リフォーム事業者の要件や既存住宅アドバイザーとの役割分担に ついて検討し、認定リフォーム事業者向けの研修マニュアル(案)を作成 する。 「既存住宅アドバイザー宅建事業者」と「認定リフォーム事業者」による 事業者間連携ビジネスモデルの事例を蓄積・検証し、そのデータを活用 した取引の段階における「既存住宅アドバイザー宅建事業者」 と「認定リ フォーム事業者」の役割がわかる「消費者向け中古住宅取引マニュアル 」を作成する。 消費者へ伝達する情報の精査や提供のタイミング、事業者に求められ る能力などを検証し、消費者に正確な情報提供が行われる仕組みや ルールを構築し、その要件を満たす不動産事業者を「かし保険案内宣言 首都圏既存住宅流通推 既存住宅流通時におけ 店」とする。 3 進協議会 る適正情報伝達事業 また、不動産購入にあたって消費者が把握するべき情報の内容や、不 動産事業者が消費者へ情報を伝達するタイミングや方法等について検 討を行い、具体的なツール・資料など作成する。 消費者が安心して購入できる物件であると協議会が認定した物件を「認 中古住宅のブランド化 定物件」とするための要件や認定物件を協議会ホームページに掲載す 富山県中古住宅流通促 4 による流通推進に向け るときのルール等について検討する。 進協議会 また消費者に対して、金融機関との提携商品や各自治体の補助制度・ て 助成制度まで含めた情報提供を行うためのマニュアルを作成する。 売主から提供される情報とその物件を媒介する宅建業者等が調査する 良品R住宅制度を活用 ことにより得られる情報を、宅建業者が住宅履歴情報として登録する仕 5 良品R住宅推進協議会 した情報の収集・公開 組みを構築する。また、収集蓄積された情報を公開可能とするシステム 連携システムの整備 についても検討する。 静岡不動産流通活性化 情報ツールを活用した 協議会 中古住宅流通促進 建物検査やシロアリ検査等を行うためには売主の協力が必要であること から、建物検査・シロアリ検査を行うことのメリット・デメリットや取引の中 での実施のタイミング等を説明するための資料を作成する。 売主の協力が得られ、建物検査等ができる物件を「付加価値物件」と し、付加価値物件の情報を購入希望者にわかりやすく伝える情報提供 ツールも作成する。 また、売主・買主向けの情報提供ツールの使い方や付加価値物件を静 岡不動産取引所に掲載するルール等、宅建業者向けのマニュアルを作 成する。 『中古住宅調査書』の作 既存住宅品質サポート 成環境の構築とユー 7 ザー向け情報開示サイ センター ト『クラシロー』の拡充 重要事項説明書以外の、消費者(売主・買主)にとって必要な情報を盛 り込んだ「中古住宅調査書」を作成し、特に必要な項目については詳細 な説明資料を作成する。 また、宅建事業者が中古住宅情報ボックス「クラシロー」を用いて中古住 宅調査書を作成するためのマニュアルを作成し、併せてクラシローの充 実を図る。 6 「住宅ファイル制度」を用いた場合に、取引過程において、どの時点でど のような情報を消費者に提供することが望ましいかを検討し、マニュアル 「住宅ファイル」を用い として整理する。 近畿不動産活性化協議 た住宅流通における消 また、取引において使用する契約書を、弁護士によるチェックを受けて作 8 費者への情報提供の促 会 成する。 進策の検討 さらに、各事業者の役割分担を検討し、協議会と事業者(団体)間の規 約を作成する。 【別紙】選定された事業者及び提案事業の目的・テーマ(続き) No 応募事業者名 (連携体名称) 事業の名称 提案内容 インスペクションを利用して建物情報を提供することに慣れていない宅 建業者に対し、売主・買主に情報提供する内容・説明方法を記載した インスペクション、査定 「(仮称)中古住宅あんしん取引マニュアル」を作成する。 兵庫既存住宅活性協議 評価等の情報提供の円 9 また、不動産鑑定士協会連合会で検討されている「住宅ファイル制度」 会 滑化事業 を活用することを想定し、建築士・不動産鑑定士が一緒に建物調査を行 い、新しい価格査定書についての検討を行う。 10 不動産コンシェルジュ 中国地区協議会 中古住宅流通市場整 備・活性化事業 中古住宅の売買やリフォームに関する相談窓口(不動産コンシェル ジュ)を設置し、市町や関連事業者(宅建業者、当協議会賛助会員)と連 携しながら、消費者に適切なアドバイスが行える仕組みを構築する。 また、宅建業者向けに、消費者への対応マニュアルや、シミュレーション 用の資料、中古住宅の査定に特化した物件調査レポートを作成する。 昨年度開発した「四国連携パッケージ商品」を取扱ったことがある宅建 四国中古住宅流通促進 四国中古不動産取引情 業者を中心に、パッケージ商品活用の成功体験・失敗体験についての 11 事業協議会 報提供促進モデル事業 意見交換を行い、その情報を基に宅建業者向けの「四国連携パッケー ジ商品の使い方」を作成する。 情報インフラ(仮称:ハ ウスマーケット)を共有 する事業者連携(エリア ユニット)による消費者 への購入判断情報の提 供事業 擬似MLSであるハウスマーケットシステムを構築し、システムを利用する 事業者向けの規約などについて検討する。 売主には登録事業者がセーラーズエージェントとなって、買主には登録 事業者がバイヤーズエージェントとなって、それぞれ必須情報の提供と 解説を行う方法について整理する。 使用価値に基づいた建 一般社団法人住宅管 物査定の実施と時間軸 13 理・ストック活用推進協 連携による消費者への 情報提供体制の適正 議会連合会 化・強化推進事業 インスペクションや住宅履歴情報等のサービスについて、宅建業者が消 費者に適切に説明するための資料や消費者に渡す資料を作成し、「中 古戸建て住宅に係る建物評価の改善に向けた指針」に沿った住宅査定 サービスを提供する。 また、消費者が宅建業者との打合せ内容を確認するための「打合せ内 容共有フォーム」を用いた試行実験を行う。 12 ハウスマーケット検討 協議会 売主に対して、インスペクション・住宅履歴・瑕疵保険・告知書の各種 サービスについて、情報を開示することのメリットを紹介するための項 売却時情報開示の促進 目・内容、ホームページでの情報公開の方法について検討する。 良質中古住宅推進協議 14 及び循環型宅建業務推 売却依頼を受けた宅建業者が売主に提供する各種サービスの手続きフ 会 進事業 ロー及びタイムスケジュール、築年数や状態に対応した維持管理プログ ラム等、宅建業者向けのマニュアルを作成する。 15 ウェスト東京不動産流 通ネットワーク 大阪不動産コンサル 16 ティング事業協同組合 17 OKINAWA型中古住宅 流通研究会 ウェスト東京不動産流 通ネットワーク・インス ペクトハウス流通モデ ル 建物・瑕疵保険検査に適合し、定期的な点検を受け、住宅に関する情報 を住宅履歴として蓄積した物件を「インスペクトハウス」とするシステムを 構築する。 消費者に対して的確な情報提供ができるよう、事業者向けマニュアル、 及び消費者向けの各種説明資料を作成する。 中古マンションの流通 中古マンションの管理情報は、物件購入の大事な要素であるにもかか 促進のためのマンショ わらず情報の入手が困難であることから、消費者が必要とするマンショ ン管理情報活用システ ン情報の項目について検討し、その情報の見せ方について検討する。 ム整備事業 宅建業者、設計事務所、建築会社、瑕疵保険会社、金融の各社が連携 中古流通ネットワーク し、ワンストップで消費者にサービスを提供する仕組みを構築する。 「沖縄不動産コンシェル 連携体間の円滑な活動を支援するための「お客様対応マニュアル」を作 成し、消費者等の意見を踏まえて改善を図っていく。また、消費者向け ジュ(仮)」の開設 に「物件チェックリスト」を作成し、その活用方法について伝達する。
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