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理 事長
年に は 女性 の 地位向 上 を目 指 す新 組織 ︵応Z
乏O∃g ︶ が設 立さ れまし た。
その ような 世界 的な流 れの中 、日本 にお いて
も 、新 たな法 制度﹁女性活 躍推 進法﹂ が成立し
まし た 。
■ 女性活 躍推進法の概 要
非正 規職員 を含め労 働者 が3 01人 以上 いる
企業は 、平 成28
年4 月1 日ま でに、
①自 社の女 性の活躍 状況の 把握・ 課題分析
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② 行動計画 の策定 ・届出
③情報公 表
な どを行うこ と が必要となり まし た。
﹁ うち の会 社は 労 働者 が30 0 人以 下 だ から
関 係な い﹂ と いうこ とでは なく、 法律上は 努力
義 務として 女性 の活 躍推進 に対す る取組み が求
め られて います。
こ こで 言う﹁女 性の活 躍状況﹂ とは 、以下 の
4 項目で す。
①採用 者に占 め る女性比 率
②勤続年 数 の男 女差
③労 働時間 の状況
④管 理職に占 め る女性 比率
こ れらの項 目を向上 させ るために求 めら れる
企業 側の対応とし て は次のよう なこと が考え ら
れま す。
①女 性の積 極採用 ︵国連で はと っくの昔 から
取 り組 んできて いる点で す が⋮⋮︶
② 女性 が長 く働 きやす い職場 づくり
③妊産婦へ の労 働時間・ 仕事 の割り振り の配
慮や 、男 女と もに過重 労働を 避け、 仕事 と
家庭 生活 の調 和を図 るこ と
④昇進 ・昇格 におけ る女 性差別 の撤廃と 、女
性 が管理職とし てイ キイキと活 躍で きる職
場環 境づくり 、経営 者や人事 部門の 理解促
進
以 上 のようなこ と が、 より重要 度を増 してく
るよう に思わ れます。そ の上で 、企業 側には 、
・ 24
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ober 201 5 HISHO
中 堅・中小 企 業 のマ ネ ジ メント 講 座 皿
新 たに 成 立し た女 性 活 躍 推 進 法
と 人 材マネ ジ メント
月 の 博 多 は ﹁ 中 洲 ま つ り ﹂ で 幕 を開 け る 。名 物
10
の ﹁中洲 國 廣 女 み こ し﹂ で は 、外 国 人 の 方 を含 む
多 くの 女 性 た ち が 絆 と 思 い を紡 ぎ合 う 。新 た に 女
性 活 躍 推 進 法 が成 立 し た 中 、 国際 都市 ・福 岡 の 各
戸村 智憲
キャン ペーン が継続さ れて きまし たし 、2010
企 業 が担 う社 会 的 役 割 は大 きい もの が あ る だ ろ う 。
女 性と人 権・地位 ・仕事
について
1945 年 に国連 が創設 されてか ら、男女平
等、女 性の権利 獲得 、あら ゆる形 態 の差別 や暴
力の 撤廃に 関する取 組みは 、特に重要 な課題 の
1つとし て扱 われて きまし た。
私 か国連 に在職し て いた頃 、私の 上官は 女性
でし たし、 産休・育 休への周 囲の理 解・対 応・
人事 制度な ども整備 されて いまし た。2008
年か ら2015 年に かけて 、女性へ の暴力 撤廃
日 本マ ネ ジ メン ト 総 合 研 究所
合同 会 社
…… ……
…………│ …
未来を拓く戦略
■
際 的 に女 性 の 活 躍 推 進 が 図 ら れ る よ う 、 次 の よ
お題目とし て掲 げ るだけでは なく、 具体的 ・実
せ かね ませ ん。
性活 躍 推進法 の理念に逆行 す る副作用 を生じ さ
手段 とし て女性 を利用 す ると いったよ うな、女
男 性 の 役 職 員 が押 し 付 け る 制 度 や 体 制 で は な
体 制の立 案・構 築・運用・ 改善
く 、男 女 の 役 職 員 が 一 緒 に な っ て 、 お 互 い に 働
うな 対応が求 められま す。
②都 道府県労 働局 への届出
んで 対応し な い限り は、管 理職 登用 さ れた女性
に ついて も、女性 の役員構 成比 率にまで 踏み込
の 活 用 を検 討 し て み る
︻そ の 2 ︼ お 手 頃 ・ お 手 軽 な 秘 書 代 行 サ ー ビ ス
こと が大切 です。
き や す い職 場 づ く り を 立 案 段 階 か ら 進 め て い く
③ 労 働 者 へ の周 知
が、画 一 的なま まの経営陣 の下 で 苦し む結果に
効 率 的 に 生 産 性 の 高 い 仕 事 を こ なせ る 仕 組 み
また 、女性 の管 理職比率 を高 めると いう狙 い
④外 部への公 表
なる、つ まり法 制度対応 のし わ 寄せを女 性に押
① 女 性 の活 躍 推 進 に 向 け た行 動 計 画 の 策 定
さら に、① の行動計画 に おいては 、
生 産 性 の低 い 調 べも の や雑 務 に つ い て は 秘 書
があ っ て 、 は じ め て 女 性 も 男 性 も 一 層 の 活 躍 が
女 性 が自 ら活 躍し た いと思え る職場 環境をつ
代 行 サー ビスを利用し 、より重 要 な企業の競 争
し付 け る形 に なってし まう恐 れも あり得 るので
く るため には、女性 視点で 立案 され、実 際に役
力 を 高 め る活 動 に 専 念 で き る 体 制 を つ く るこ と
③計画 期間
立 つ人事 制度 や効果 的で効率 的 な業務支 援体制
も大切 です。
で き る 上 に 、 企 業 の収 益 力 ・活 力 も 高 ま り ま す 。
な どが 必要 です。し かし 、女 性活 躍推進 法への
︻そ の 3 ︼ 家 庭 で の 労 力 軽 減 の た め 家 事 代 行 サ
は ないかと 私は感 じて いま す。
対応 を急 ぐあまり 、会社側 が男性 視点で 女性に
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︲ ビス の 活 用 ・ 提 供 を 検 討 し て み る
○取組内 容
都 道 府 県 労 働 局 に 申 請 し て厚 生 労 働 大 臣 の 認 定
押し付 け るよう な形 で制度 設計 や職場 環境整備
た だ 、 良 い取 組 み を し て い る 企 業 に と っ て は 、
を盛り込 むこと が求め られます 。
⑥取組 の実施 時期
を 受 け れ ば 、 優 良 企 業 の 認 定 マ ー ク が活 用 可 能
私 も1年間 の育児休 暇の中で 育児 や家事 に奔
走し て苦労し まし たが、職場復 帰して 長く 働き
続け るため にも、家事代 行サ ー ビスを利用 する、
あ るいは社 員に提供す るのも 一案でし ょう。
だ け 家 事 代 行 サ ー ビ ス を 利 用 で き たり 、 ギ フ ト
最 近 は 回 数 券 方 式 な ど で 必要 な 時 に 必 要 な 分
長 時間労 働の是正 など働 き方 の改革も 、女性
さ れますこと を祈って おりま す。
性 と と も に 検 討 ・ 導 入 し て 、 女 性 の活 躍 が推 進
そ の 他 、 い ろ い ろと 便 利 な サ ー ビ ス な ど を 女
のも良 さそう です。
や 女 性 の 活 躍 推 進 策 と し て 活 用 を 検 討し て み る
券 と し て プレ ゼ ン ト で き た り し ま す 。 福 利 厚 生
最 後 に 、女 性 活 躍 推 進 法 へ の 対 応 に お い て 大
境 づくり﹂ が重要で す。
女 性 に と っ て も 男 性 に と って も ﹁ 幸 せ な 職 場 環
活 躍推進 の一環とし て対応 が求 められて います。
女 性 活 躍 推 進 法 の対 応で
大 切 な3 つの ポ イン ト
げてし ま いかね ませ ん。
を進 めてし ま って は、女性 の活 躍をかえ って妨
⑥数値 目標
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で 、 企 業 イ メ ー ジ向 上 に 役 立 つ か も し れ ま せ ん。
女 性 活 躍 推 進 法で 危 惧 さ れ る
﹁副作用﹂
法制度へ の対応 を形 式 的に行 っても 、果たし
て 本当 の意 味で女 性の活 躍 が推 進さ れるかどう
か、私は かなり疑問 を抱 いて います。
本人 が望まな いのに無理 やり女 性の 職員を管
理 職に 登用し たり 、とに かく頭 数をそ ろえ るた
めに機械 的に女性 の採用数 を増 やし たり す ると
切 なポイ ントを3 つご紹介し ます 。
﹁そ の 1 ﹂ 女 性 の 視 点 を 交 え た 制 度 設 計 や 支 援
October 201 5
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25
いったよう な安易 な行為 は、男性へ の逆 差別を
引 き起こし たり 、優良な 企業経営 を装う ための
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