様式(1) 平成26年度 備前市教育研修所研修のまとめ 部会名(人権教育

様式(1)
平成26年度 備前市教育研修所研修のまとめ
部会名(人権教育部会)
部長名( 延堂 浩一 )
1 研究テ-マ
人権教育の総合的な推進について
2 研修計画と研修経過
4月30日 備前市教育研修所人権教育部会総会
(伊里中学校)
昨年度の経過報告,役員選出,今年度事業計画等について
備前市人権教育研究会 第1回理事会
(伊里中学校)
昨年度の経過報告,役員選出,今年度の研究組織,事業計画等について
6月 3日 備前市人権教育研究会 第2回理事会
(吉永地域公民館)
研修会、実践研修会の打合せ、各担当の報告と連絡
7月25日 三石中学校区研修会
(三石中学校)
「学力向上について」~取り組みの情報交換~
研究協議
8月 1日 伊里中学校区研修会
(伊里中学校)
「ケータイ・スマホの人間関係」 講話と協議 環太平洋大学 筒井愛知先生
8月 7日 備前市人権教育研究会 第2回全体会 第3回理事会
(市民センター)
総会の準備 研修会の準備
8月 8日 備前市教育研修所人権教育部会・人権教育研修会
(市民センター)
「同和問題に向き合う私たち」
石井真澄・千晶 ご夫妻
10月 17日 備前市人権教育研究会 第3回理事会
(市民センター)
10月 28日 日生中学校区研修会
(日生東小学校)
「子どもの自己肯定感を育むために」講演会
NPO 子どもたちの環境を考えるひこうせん 赤迫康代 先生
12月 9日 備前中学校区研修会
(備前中学校)
「人権週間の取り組みについて」情報交換・研究協議
11月 6日 県小教研人権教育部会県大会
(まなび広場にいみ)
・講話「子どもと暴力」~いじめ・体罰・虐待など子どもの視点で考える~
NPO 子どもセンター「パオ」理事長 弁護士 多田元 先生
・実践発表、研究協議
11月 4日 吉永中学校区研修会
(吉永中学校)
「ケータイ教室安心安全講座」講演会 KDDI 中国総支社 松尾恭志 先生
1月27日 県小教研人権教育部会備前ブロック大会研修会 (吉備中央町農業振興セ)
「人権教育を基盤とした学校づくり」和気・藤野小 石田 原作 先生
「つながりを求めて」
和気・佐伯小 乗安雄一郎 先生
指導助言 吉備中央町教育委員会教育総務班
中山博文 先生
その他
総会反省,アンケート集約,実践研修会,中学校別研修会について一年間
の反省,今後の課題について
3 研修内容及び成果と課題
(1)備前市教育研修所人権教育部会・人権教育研修会
広く人権問題について取り組むようになって久しいが、
これまでの研修会内容について、
「同和問題」について立ち返ってみてはどうかというご意見があり、今年度の講師として、
「石井真澄さん・千晶さん」ご夫妻をお迎えし、
『同和問題に向き合う私たち』という演題
で講演を頂いた。これまでの経験による差別および被差別の立場からの具体的なお話であ
り、差別解消に向けての思いや悩み、葛藤等を聞くことができた。参加者からは、
「久しぶ
りに部落問題の研修であったのでよかった」
「かつての研修会の原点に立ち返る大切さを感
じさせられた」等々の感想が多数聞くことができた。
しかし、最近の幅広い人権問題の研修会傾向(?)からか、同和問題についてあまり知ら
ないという現状が感じられ、今後の在り方に一考を要すると感じた。
(2)各中学校区別研修会について
○三石中学校区
・日時:7月25日(金)
・場所:三石中学校
・内容:認定こども園、小学校、中学校職員が一堂に会し、
「学力向上」という視点で、そ
れぞれの取り組みを報告しあった。その後グループに分かれて協議することを
通して共通理解を図った。
・成果:関係職員が情報交換等を通して連携し、地域や家庭等実態に即した取り組みが
子どもたちのよりよい向上につながると確信できた。
・課題:今後ともこの会を継続させ、人権尊重の視点に立ち、連携した取り組みが子ど
もたちを育む力を明確にし、実践共有していくことが大切である。
○伊里中学校区
・日時:8月 1日(金)
・場所:伊里中学校
・内容:講演会「ケータイ・スマホの人間関係」~トラブルや危機を避ける「思いやり」と「人間力」~
環太平洋大学
筒井愛知 先生
・成果:ケータイ・スマホの危険性だけでなく、
児童生徒を取り巻く社会の人権的な問題
という幅広い内容であったので、大いに参考になった。
・課題:夜間の開催であったため、参加者数が少なかった。
○日生中学校区
・日時:10月28日(火)
・場所:日生東小学校
・内容:講演会「子どもの自己肯定感を育むために」
NPO 子どもたちの環境を考えるひこうせん 赤迫康代 先生
・成果:学区内の学校間でのよい情報交換の場となった。
・課題:少ない学校数ではあるが、地理的条件が大きく異なる(島を含む)ため、日程調
整が難しい。
○吉永中学校区
・日時:11月4日(火)
・場所:吉永小学校
・内容:講演会「ケータイ教室安心安全講座」KDDI 中国総支社 松尾恭志 先生
・成果:ケータイやスマホに関する事件やトラブル、ルールやマナー、正しい使い方に
ついての内容であったので、家庭でのルール作り使い方について話すきっかけ
となった。
・課題:使い方によっては、大きな人権侵害につながっていくという認識をしっかりと
もたせる必要がある。また、研修会への参加意欲を向上させる手立てや在り方
を再考する必要がある。
○備前中学校区
・日時:12月9日(火)
・場所:備前中学校
・内容:研究協議・情報交換(人権週間における取り組みについて) ※中学校区教職員
・成果:それぞれの取り組みについて情報交換する中で、現状を理解できた。
・課題:人権感覚育成のためには、家庭環境が大切であるとともに、自分は大切にして
もらっているという積み重ねが大切であると感じる。
4 まとめ(反省と課題)
(1) これまで課題となっていた全教職員研修会の期日を水泳記録会終了後に設定したことで、
行事等とのブッキングはなかった。来年度以降は、しばらくこの問題は解消される期日設定
である。
(2) 全体研修会で望む内容や講師についてアンケート等をとっているが、要求課題と必要
課題そして喫緊の課題を鑑みながら内容と講師の選定が必要である。
(3) 各中学校ブロックにおける研修では、昨年度と同様に協議内容と人権との関わりにつ
いて、十分な整合性をもたせる必用があると思われる。