ケータイ・スマホの使い方について考えよう! ケータイ・スマホの使い方

94
滋 賀 県 P T A 連 絡 協 議 会 広 報 紙
発行者
滋賀県PTA連絡協議会
滋賀県PTA安全会
会 長 松 浦 洋 子
制 作 広報委員会
印 刷 竹田謄写堂
ケータイ・スマホの使い方について考えよう!
∼ PTA 会長等代表者研修会から∼
子どもたちを取り巻く「ケータイ・スマホ」の問題は日々変化し様々な問題が生じています。
そこで、県 PTA 連協では、この問題に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
昨年度、県教委と連携して、竹内和雄先生の指導の元、県内の小中高生が集まり、
「子どもの
インターネット利用状況調査実行委員会」(略称スマホ子ども委員会)を開催いたしました。子
どもたちの側からこの問題について考えてもらおうと取り組みました。今年度も引き続き親と子
で考えていこうと思っています。そんな折、4 月に開催された県教委主催の PTA 会長等代表者
等研修会も、「ケータイ・スマホ」を中心とした研修会でしたので、一部ご紹介いたします。
講演
「スマホ時代の到来 親として
子どもと一緒に考えたいこと」
講師:兵庫県立大学准教授 竹内 和雄 氏
日本は青少年ネット問題先
進国であり、世界が注目して
いること、日本の現状などを
話されました。
ネットの危険については、
個人情報をいとも簡単に SNS
にあげてしまい、何年もたった後にそのことが問題になったり、
軽い気持ちであげた写真が炎上し、個人が特定され進学や就職が
取り消されたなどの実例が紹介されました。
「スマホ子ども委員会」がとったアンケートの結果では、
①スマホ所持者は寝るのが遅い。
②ついついスマホをし過ぎて勉強に自信がない。
③ 1 日に 3 時間以上触っている。
④スマホ所持者は、8 割以上が面倒と思っているなど…
わかっていても自制できない子どもたちの実態が見え隠れしました。
登壇した子ども委員からも「LINE で 3 日間徹夜した」ことや
またかなりの金額を課金に使っている友達の話などが出てきて、
会場からも驚きの声が上がっていました。
『子どもたちも、「少しは大人に止めてほしい」という部分を持
ち、大人もそれぞれの立場で何ができるか、共に考えていく必要
がある。』とまとめられました。
日野町PTA連絡協議会の事例発表の紹介
昨年度の同代表者研修会にて、今年度と同じ竹内先生
の講演に衝撃を受け、大人が現状を知り子どもと共に学
習の必要性を強く認識されました。町ぐるみで、
「スマホ・
ケータイ」について研修をはじめ以下のような様々な取
り組みをされました。
① PTA 地区別懇談会で「携帯電話等の問題から子ども
を守ろう」を共通のテーマとしてとり上げる。
②中学生自らが学習に取り組む「インターネットと人権」
③入学説明会にて「インターネットと人権」の講座
④夏休み前に「安全・安心ケータイ教室」参加者は、先
生、スクールガード、民生委員、少年センター警察等
⑤子どもの将来にとって今何が必要・・町全体としての
約束やルールづくり
「家庭教育 7 か条」ができ我が家の 1 か条を加える。
そして日野町独自のリーフレットが出来上がった。
再度、日野町の子育てに関わる人たちで、
「子育て
フォーラム」竹内先生を講師に招いて「子育て講演会」
を開催。
このような取り組みの中で、子どもたちを守ることを
町全体の大きな流れにし、このスマホ・ケータイの問題
を契機に子どもを地域の宝として育んでいきたい。そし
て、この問題は子どものために継続した取り組みが必要
で、全国的な広がりになることを期待して、発表を終え
られました。
家庭で実践されている『ルール』をご紹介!
!
1 使用場所の制限 子供部屋(寝室)は使用禁止、リビングのみ使用
2 使用時間の制限 食事中・21時以降は使用禁止・ゲームは 20 時まで
3 課金を禁止 Wi-Fi 環境のみ使用、課金が必要な機能の使用禁止
4 使用条件を決める やるべきこと(宿題など)を先にするまで使用禁止
5 家族で決めたルールを友だちにも知らせる
6 ロックをかけない 親がいつも見られるようにする
7 親が預かる・置き場所を決める 家では充電器に乗せておく
アンケートから
この研修会に参加された皆さんにアンケートをお願い
しました。そのアンケート結果から、各家庭で実践され
ているルールを左面に紹介します。
家庭で話し合ってルールを作っているところは、ま
だまだ少ないこともわかりました。また研修会に参加
して、ケータイ・スマホの使い方について子どもと一
緒に考えていくことが大事なことだと改めて痛感しま
した。
どうかみなさん、未来ある子どもたちのために、家庭、
単 P、市町連 P でともに話し合いましょう。
ホームページ http://www.shiga-pta.jp
滋賀県 PTA 広報紙コンクール
入賞おめでとう
■第37回 全国PTA小・中学校PTA広報紙コンクール
■第12回 滋賀県PTA連絡協議会幼稚園広報紙コンクール
幼
稚
園
の
部
◎優秀賞
光星学園水戸幼稚園 PTA
光星学園三雲幼稚園 PTA
光星学園ひかり幼稚園 PTA
湖南市立石部南幼稚園 PTA
滋賀大学附属幼稚園 PTA
近江八幡市立八幡幼稚園 PTA
◎企画賞
米原市立山東幼稚園 PTA
◎奨励賞
竜王町立竜王幼稚園 PTA
小
学
校
の
部
◎優秀賞
甲賀市立伴谷小学校 PTA
彦根市立城西小学校 PTA
守山市立河西小学校 PTA
大津市立平野小学校 PTA
高島市立今津北小学校 PTA
東近江市立蒲生西小学校 PTA
◎企画賞
大津市立日吉台小学校 PTA
◎写真賞
高島市立新旭北小学校 PTA
◎レイアウト賞
大津市立和邇小学校 PTA
◎なごみ賞
草津市立笠縫小学校 PTA
◎地域連携賞
東近江市立湖東第二小学校 PTA
◎奨励賞
大津市立膳所小学校 PTA
中
学
校
の
部
◎優秀賞
滋賀大学附属中学校 PTA
守山市立守山中学校 PTA
大津市立瀬田北中学校 PTA
高島市立今津中学校 PTA
◎企画賞
愛荘町立秦荘中学校 PTA
高島市立マキノ中学校 PTA
◎見やすいレイアウト賞
守山市立守山北中学校 PTA
◎奨励賞
大津市立瀬田中学校 PTA
星の子
光の子
みどりの子
New Smily
ふよう
すまいる
げんきっこ
あゆみ
第17回 滋賀県PTA広報研修会
5 月 9 日(土)
滋賀県立男女共同参画センタ̶にて、広報研修会が開
催されました。会場には、入賞した広報紙が展示されていて、
手に取っ
て見れば本当に生き生きとした力作ぞろいでした。当日、講師にお招
きしたデザイナーの河原久美子さんのコメントも添えられ、普段、見
ることのない他校の広報紙は新鮮で感動しました。はじめに広報紙コ
ンクール表彰式があり、続いての講演でしたが、河原さんは昨年の研
修会でも講演してくださり、今年度からは、本研修にてご指導、助言
をお願いすることになりました。今年は楽しく挑戦『PTA 新聞づくり』
と題して分かりやすくお話ししてくださいました。例年どおりの内容
でも、ひと工夫して「おっ!」という変化を出すとか、新しいメンバー
で、楽しくて面白い広報紙にチャレンジしてみるとか、いろいろな目
標があっていい!!広報紙づくり、ちょっと頑張ってみようかなと、
やる気にさせてくれる講演でした。
やまがら
いしがき
広報かわにし
ひらの
はこだて
あさかげ
ひよしだい
大師山
和邇の里
かさぬい 和協
心と心
ぜぜ
湖光
湖風
瀬田北
学窓
きずな
鳰
薫風
勢多
親育ち支援事業
「いじめ」等研修会開催補助事業が、今年度から親育ち支援事業に
かわりました。
県 PTA の具体目標を具現化していくとともに、スローガン「楽し
もう!夢と希望を育む子育てを 語り合おう! 親育ちのために」に
あげている親育ちを支援する事業でもあります。今年度は、幼稚園
33 園 小学校 20 校 中学校 7 校から申請がありました。具体目標
3 にかかわる研修内容が最も多く、次に具体目標 2、具体目標 1 の順
になっています。この活動を通して、親が語りつながり合い、子ども
たちが安心して過ごせることを願っております。
笑顔につながる活動を
平素よりPTA活動にご理解とご協力を賜り、厚く
お礼を申しあげます。
「つながる」をキーワードに、今秋滋賀県で開催す
る近畿ブロックPTA研究大会において、近畿各地か
会長 松浦 洋子
ら参加される皆さんとともに、子どもたちの笑顔につ
ながる活動を模索したいと思います。また、県PTAが掲げている具体
目標を軸にした活動の取り組みが、子どもと向き合い、自分自身を見つ
め直す機会になればと考えております。子どもや大人の笑顔につながる
活動に、一緒に参加しましょう!
平成27年度
第1回通常総会・連P会長会議開催
5 月 23 日(土)滋賀県立男女共同参画センターにおいて実施されまし
た。大津市の宮口 正和さんを議長に選出し、議事の審議を行いました。
新年度役員等の議案のすべてが承認されました。活動目標(スローガン・
具体目標)については、「スマホに限らずインターネットなど、子ども
たちが取り巻く環境についてもっと幅広く取り組んでほしい」と貴重な
ご意見もいただき、スマホに関しては、昨年度よりも掘り下げて活動し
ていく方針であることを会長より説明がありました。また、今年度は近
畿ブロック PTA 研究大会が滋賀県にて開催されるため、実行委員長よ
り大会開催に向けての意気込
みなど、話しました。
閉会後、第 1 回連 P 会長会
議が行われました。市町間の情
報交換の場としてこの会議
(意
見交換会)を今後も開催してい
くことを確認されました。
スローガン
楽しもう! 夢と希望を育む子育てを
語り合おう! 親育ちのために
具体目標
1 . スマホによる問題点を把握し、家庭内における適切なルール作りに取り組もう。
2 .「早寝・早起き・朝ごはん」を合言葉に、食育と基本的な生活習慣の確立をめ
ざそう。
3 . 虐待やいじめの防止に努めるとともに、自他の生命や人権を大切にする活動を
推奨しよう。
4 . 地域・関係団体との連携を密にして、子どもの安全確保に努めよう。
5 . 豊かな自然に恵まれた郷土を愛する心を培おう。
6 . 単位 PTA の充実・発展を図るために、市町 P 連を支援しながら、情報の提供
と研修に努めよう。
平成27年度
滋賀県PTA連絡協議会役員
よろしくお願いします!!
役職名
会 長
副会長:会計担当
副会長:会計担当
副会長:総務担当
副会長:総務担当
副会長:広報担当
副会長:広報担当
副会長:研修担当
副会長:研修担当
専務理事
総務委員長
総務副委員長
総務副委員長
総務委員
総務委員
総務委員
総務委員
総務委員
総務委員
総務委員
広報委員長
広報副委員長
広報副委員長
研修委員長
研修副委員長
研修副委員長
監 事
監 事
監 事
顧 問
相 談 役
氏 名
松 浦 洋 子
北 川 豊
北 島 泰 雄
大 橋 義 男
港 富士子
大 辻 典 子
小 林 典 子
山 中 学
佐 伯 智 和
安 田 清 明
浅 野 勇
中 村 千 恵
中 村 泰 秀
脇 坂 恵 子
青 木 豊
岡 村 良 太
西 田 順 二
山 名 賢 司
新 庄 証
若 林 幹 也
橘
円
石 田 絢 子
平 島 俊 彦
江 川 真 理
小 林 幸 子
曽 我 謙 成
目 片 信 悟
永 峰 美 佳
服 部 正 子
和 田 光 生
小 巻 おさみ
市町名
草津市
多賀町
草津市
東近江市
草津市
東近江市
彦根市
大津市
近江八幡市
大津市
湖南市
彦根市
東近江市
長浜市
栗東市
甲賀市
東近江市
米原市
竜王町
甲良町
野洲市
高島市
湖南市
大津市
守山市
長浜市
大津市
近江八幡市
守山市
大津市
大津市
第41回
日本PTA近畿ブロック研究大会
みなさん一緒に盛りあげましょう!
滋 賀 県 大 会
平成27年11月6日
(金)
全 体 会
全体会
アトラクション
(実行委員)
場所
びわ湖ホール
「けいおん」
けいおんの素敵な演奏をお楽しみください!
曲目は当日までのお楽しみです!
全体会
記念講演
講師 武田 双雲氏
演題
「文字の力 言葉の力 生きる力」
経歴
1975 年熊本県生まれ
東京理科大学を卒業後、NTT に就職。
その 3 年後に書道家として独立。
NHK ドラマ「天地人」や世界遺産「平泉」
世界一のスパコン「京」等の数々の題字を手がける。
また、独自の世界観で全国で個展や講演活動を行っている。
分 科 会
場所
大津プリンスホテル
第1分科会(組織・運営)
彦根市PTA連絡協議会
PTA活動をより活性化するために
組織間での情報の交換化共有の機
会を増やすことが必要です。市町
PTA、園校 PTAどうしのつながり
を大切にしたサポートや連携のあり
方組織運営を考えます。
特別分科会 県独自の特色ある
第5分科会(広報活動)
取り組みとして
大津市立晴嵐小学校PTA
PTA 情報は会員のみならず地域社
会へ発信することで、地域からの認
知度を高める必要があります。情報
伝達の手段が多様化する中で、情
報をタイムリーに、かつ確実に共
有できる広報のあり方を考えます。
「子どもたちの笑顔あふれる社会」を実現する
ために、子どもたちの自己肯定感を高め、
笑顔
あふれる子どもたちを増やすために一番そば
にいる大人ができることは何かをグループ
セッション形式で考えます。
みなさん是非お越しください!
実行委員長 北川 豊
来る 11 月 6 日に開催される第 41 回日本 PTA
近畿ブロック研究大会の実行委員長を仰せつかった
北川(多賀町)です。この実行委員会は、前回の
滋賀県開催より 8 年ぶりに約 2 年前から 33 名のメ
ンバーで組織されています。「つながろう 今、つ
なげよう 未来へ ∼すべては子どもたちの笑顔の
ために∼」を大会スローガンとしています。これを
機会に、子どもたちの笑顔をいっぱい集める PTA
活動が近畿各地で実践されることを願っております。
大会は全体会と分科会に分かれ、びわ湖ホール
での全体会は記念講演に書道家の武田双雲氏から
「文字の力 言葉の力 生きる力」 について語っ
て頂きます。書を通じてエネルギーを存分に感じて
下さい。 午後の分科会は大津プリンスホテルで 6
つの研究課題を話し合います。PTA 活動のスキル
アップと情報交換の一助となればと考えています。
子どもたちの笑顔のために勉強する絶好の機会
です。また、近畿の仲間と出逢える数少ないチャン
スです。 大津の会場でお会いすることを楽しみに、
皆さんのご参加をお待ちしています。
編 集 後 記
昨年の夏ごろから、「もっと見やすい紙面を」という声が広報委員会の
中であがり、
「それなら、横書きにしてみてはどうか?」となったのですが、
実際に横書きにするまでにはいろいろ検討を重ねなければならず、やっと
94 号から実施することができました。レイアウトの自由度もあり、わず
かですが、文字の大きさや書体なども変わっております。初めての試みな
ので、ぜひともお読みいただいたご感想をお聞かせいただければと思いま
す。今後も見やすい紙面作りを目ざしてがんばります。